茗荷食べ太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

黒い雨(1989年製作の映画)

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奇跡の予兆さえ乞うような印象的な終わり。ここから理不尽な線引して手帳を交付してくれない未来に繋がるんだな

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

気力が満ちてから宵の明星を見上げるまで、坂本九の歌詞そのままの幸せ。梶芽衣子の漏れ出るような芝居も良かった

ディック・ジョンソンの死(2020年製作の映画)

3.5

老いらく週間⑪ 終

セラピーか、はたまた再生の儀式か。
天国に着いてまずチョコなめてるの面白い

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

老いらく週間⑩

家族としての関係と、介護者としての役割の狭間で削られ続ける。症状を自覚する事の難しさが視覚的に理解できる。アンはこの映画を観られないけど、いくつも感情を抱えて介護してる観客をちょっと
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近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)

3.8

老いらく週間⑨

ヤング利重剛への信頼がすごい。執拗におもちゃにされる殿山泰司のイノセント爺ぷり

胡同(フートン)の理髪師(2006年製作の映画)

3.8

老いらく週間⑧

朝グラスから入れ歯を取り出し、そのグラスの水で整髪するチンさん。間の詰め方が難しいと語る92歳の新人俳優

夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

3.8

老いらく週間⑤

終盤ナツイチ感が出てくるまで、かなり引き込まれて観た。一見無関係なカットばかりまぶたの裏に焼き付く

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.7

案山子といちゃついて「人妻よ!」が良かった。ミアゴスの影に隠れてるけど、強権お母さん役のタンディライトがいい仕事していた

瘋癲老人日記(1962年製作の映画)

3.5

老いらく週間④

若尾文子の人をいなす技術博覧だった

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

老いらく週間③

積み上げてきたマチズモを、自ら解体し続けるイーストウッド。次で引退とのこと。すんごい気力

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

学校の講堂で観せても何の問題もない良作。誤った前提に立ってジャッジする人間にはなりたくない

デンデラ(2011年製作の映画)

3.1

老いらく週間②

浅丘ルリ子と人喰い熊のマッチアップ。年齢を重ねた女優は仕事が回って来ない理不尽と姥捨山を重ね見る

精神0(2020年製作の映画)

3.9

老いらく週間①

公私分けずフル回転する先生の息遣い、思わず幸せを祈ってしまう

フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.6

Into the wildに続きエディヴェダーの音楽は良かったのだけど、あまりに救いのない寅さんで苦しい

13人の命(2022年製作の映画)

3.9

ちびまる子ちゃんで、寝てる間にコタツから布団へ運ばれて極楽みたいなエピソードがあったと思うが、さながらそれの地獄編

縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

3.2

デザインアレンジは禁忌だった説は、さもありなん。でも全国的な傾向なので、禁忌土器カチワリ衆みたいなのが各地にいたとしたら縄文がこわい

X エックス(2022年製作の映画)

3.8

ホラー以外の場面で、引いた見せ方をしてたのが印象的。気の利いた幕切れも好き

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

ジョーンズさんのアトラクティブさが脚本以上にサスペンスを呼び込んでる気がしてならない。そこは原作を確認してみたい

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヘレンスレイターをスクリーンで見た衝撃で脳に稲妻落ちた。DCEUの中では出色の出来かもしれない

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.7

くっきり80年代演出。ちょっとコマンドー感じた。渋谷の急発展を願った人間がいる

アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

海物語をラッセンに描かせたような軽薄なエグさあった。カメラがグリグリ動く快楽はある

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

事実というのは歪なものだな。その歪なピースが過去作品の隙間を埋めてくれたり、くれなかったり。ジョンフォードがリンチの磁場に飲み込まれる怪奇シーンも

太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.6

クリスチャンベールが山田隆夫に小突かれまくっていて次元が歪む