あなごちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あなごちゃん

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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

取り憑かれてる。
寝る前、歩いている時、咀嚼している時、AKIRAを思い出している。「カランコンコン、カランコンコン、カランコンコン、、」が耳から離れない。ネオ東京が頭から離れられない。AKIRAにつ
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女は女である(1961年製作の映画)

3.7

女「子どもを作りましょう」
男「卑猥なことを言うなよ」
女「悲しいことを言わないで」

はなればなれに(1964年製作の映画)

4.9

映画を見ながら、この話はどう終わるのだろうと思った。
あとでインタビューを見ると、撮りながら結末を考えたそうだ。だからか、予定調和のない話で、妙にリアリティーがあるように思えた

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.7

すべての会話が日本語字幕に翻訳されているわけではないので途中から日本語音声も併用させてみた。併用したほうがたぶん分かりやすい

世紀の光(2006年製作の映画)

5.0

素晴らしかった。
彼と同じ種類の信仰心を私も持っていると感じた。

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

5.0

非論理的な感覚世界を素直に撮る感性に身震いした。私もこの感覚知ってる、確かに知っていると、映像から記憶が甦る快感を味わった。無意識に非論理的なことは組み立てられずに私自身忘れていたが、フィルムの中で見>>続きを読む

光りの墓(2015年製作の映画)

5.0

「天国を欲するな 欲すれば天国は地獄になる」セリフの中で一番好だった言葉。映像も飛躍的で詩人のような映画監督だと思った。
SF要素やタイ批判も含まれておりわりと取っつきやすいだろう。

木靴の樹(1978年製作の映画)

4.7

豚が劇中殺される。豚の鳴き声、死に怯える声、耳にまとわりつく。
宴のためには豚の死は免れなく、悲劇と喜劇が相いれず共存する、カーニバル映画だった。
関係ないけど、今日一緒にオールナイトを観た友達にパン
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

4.0

自分と他人の「ディスタンス(距離)」がテーマで、自分と他者は分かり合えない別物であることが空気の中で伝わってくるのが良かった。

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.2

passionの続編かつ男女逆バージョン。passionよりセリフ回しが大袈裟だった。その分コミカルになっているが、passionで語ったことをショートバージョンで撮る必要性はあっただろうか?

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.0

「ファイトクラブ」のオチを逆手に取って、映像的トリックを、トリックなのかリアルなのか分からなくさせるために使ったのは面白かった。
幻覚なのか現実なのか曖昧ままま進行させるところは、疑いを持ってカメラを
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.7

誰もいない部屋で鳴り続ける電話。引っ掻くかのような電話音に触発されて孤立に向かう運動。
人間は分かり合えない存在なんだと、相互理解を否定しながら、電話による偶発的なコミュニケーションを描く。
ディスコ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

ホラー系・グロ系は苦手なんですが、これは見れました!
ホラーではなくサイコスリラーであるし、グロさは僅かで、また予兆があるので目を伏せられます!
登場人物も少ないので混同することなく、予備知識なしでい
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PASSION(2008年製作の映画)

5.0

映画が普段考えていることそのもので自分の生きし写のようだった。

極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)

4.5

【映画】
世界初のハメ撮りシーンと無修正の出産シーンで有名な映画。別れた妻に未練があるために、妻を映画の被写体として撮ることで関係を保とうとする。。

【1妻に対して】
芯があるようなセリフを吐きなが
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お葬式(1984年製作の映画)

4.2

他人のお葬式を俯瞰してる気分。
死人を人間としてではなくどこか物として扱っているようなブラックユーモアが面白かった。通夜が宴会場のように盛り上がったり、葬式場の準備完了の際に思わず拍手をしたり、通夜の
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.2

エンディングをもって初めて福山雅治が父になった、ということか。福山雅治が父になるまでの話。

ゆれる(2006年製作の映画)

2.9

オダギリジョーが最高にかっこいい映画。私にとってオダギリジョーは真夜中に急に存在を思い出してしまったポテトチップスみたいなもの。オダギリジョーを見ると、いきなりスイッチを押されたかのように全身が栗肌立>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

2日間の親元への帰省期間という、空間的にも時間的にも制限が課せられたシナリオの中で、親子問題を余すことなく描き出す。

叙情的でさらっと観ていたらいつの間にか引き込まれた感覚。おそらく樹木希林がモンシ
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ティーン映画という企画の趣旨を踏まえながら自分の撮りたいことも上手く撮ったなぁと脱帽。
「おとぎ話みたい」「あの娘は海辺で踊っている」でも通じるテーマ、「踊るということは自分を晒すということで本来はい
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あの娘が海辺で踊ってる(2012年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

処女革命!を起こしたらしい映画。うーん好き!
女の子が「私可愛い!私は絶対可愛い!」とオマジナイのように毒を吐いて力に変えている姿は力強い。大森靖子、根元宗子らと同じパワフルさを感じられる。
そうして
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ラブホテル(1985年製作の映画)

4.0

蛇足で生きてる時の身体の重たさ。重たさに引きづられるように、惰性で身体が動く。生きにくくてでも死にたくなくて。
理性ではどうしようもない生き辛さがあった。

HYSTERIC(2000年製作の映画)

2.9

オシャレではなく、オシャレに撮ろうとしてるなーって感じる映画。誰かの真似っこをしているような二流の雰囲気がプンプンだった。脚本も演出もどこかで見たことがあるものだったからか。