結局カレーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

結局カレー

結局カレー

映画(409)
ドラマ(1)
アニメ(0)

ひらいて(2021年製作の映画)

3.1

可愛くて、勉強もできて、友達もいて、モテる愛。学校じゃ優等生で大学の推薦だってとれそうで、同世代の子たちが欲しいものを全部持っている。なのに、ただひとつ好きな男の子だけが自分のものにならない。たとえ君>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

あのマリオが映画に!?という驚きからあれよあれよと世界での興行収入がとんでもないことになっているときいて今更ようやく鑑賞。普段映画館でポップコーンとか買わない派なのに、なんか童心にかえったのか買っちゃ>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.7

父親になることがどういうことか。何不自由なく暮らせるように休日返上で働いて躾をきちんとすることか、子どもたちの遊びに全力で付き合ってあげることか。でも本当に大事なのは「子どもに何をしてあげるか」じゃな>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.6

菅田将暉と小松菜奈。どちらも今や映画界を引っ張る若手の筆頭格。2016年といえば壁ドン顎クイ等で少女漫画の実写化ラッシュだったときに毛色の違う「伝説的少女コミックの実写化」としてリリースされた本作。2>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.0

コナン劇場版22作目。当時「安室透を100億の男にする」運動が巻き起こったほどの安室ヲタク大歓喜回。劇場版のコナンを1作目から見てきてるけどどんどん時代がアップデートされた作品になってきてるのがわかる>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.8

「怪物だーれだ」怪物は、だれ、なのか。そのミスリードに運ばれて誰が、誰が、と話を追ってしまう。その思考こそまさに怪物。

脚本・坂元裕二が語った着想のルーツ。青信号になっても動き出さない前の車にクラク
>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.2

「そんなに簡単になりたい大人になれると思ったら大間違いだぞ」高校生脅して金を巻き上げておきながら、未だプライドを捨てきれていない悲しい男。喉から手が出るほど金が欲しいのに自分のプライドが許さない仕事は>>続きを読む

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.3

コナン劇場版21作目。漫画「ちはやふる」がヒットしたことで注目度が高まっていた競技かるたを題材に京都の舞台で平次と和葉の恋模様を描くクロスロードを彷彿とさせるシチュエーション。みんなお待ちかねの脱出劇>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.4

ボクシングって鍛錬の上に実力があるのは大前提だけど、1人で出る試合において声援は大きな活力であり、監督の声は勝利への道筋だと思う。それが聞こえない闘いってどれほど孤独だろう、と最初は思っていた。でもそ>>続きを読む

SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる(2023年製作の映画)

2.2

?!??これは一体どう受け止めたらいい話なんだ?自分が魂削って描いた作品が画一的な悲劇にされてしまうことに抵抗していたはずなのに、本筋のラブストーリーでは定番の御涙頂戴演出全開で逆にこれすごい皮肉映画>>続きを読む

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.8

コナン劇場版20作目。コナン映画史上最高のゲスト声優(私調べ)となった天海祐希が演ずるキュラソー。黒の組織の一員としては隙のない強かさをみせていたけど、元太たちと過ごす時間では柔らかな優しさをみせてい>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.3

Twitterで「異世界RTAだ!」とバズってた作品。みてみたらまんまでやっぱTwitterおもれー。

民俗学専攻の大学生が都市伝説「きさらぎ駅」の投稿者はすみ(葉山純子)から話を聞き、自身もきさら
>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

2.8

自殺した息子の保険金をもらいにくる菰田夫婦。2人はどこか不気味で人間の心が通っていない、つまりは常識や倫理観が通用しない怖さを持っている。「人間じゃない感」と言うべきか。正面から対応していたはずが違和>>続きを読む

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.0

今から30年前のディズニーの名作、金ローにて初鑑賞。海の世界を彩る音楽は名曲揃いでまともに映画を観てなかった私でも知ってる曲ばかり。

アリエルのエリックへの恋心はハンサムとかそんだけなんだけど、知ら
>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.3

すべてが異質なのに飲まれてしまう恐怖。冷静になってる暇もなくあっという間に村田の堕ちてる世界に引きずり込まれる。社本に恩を着せ、娘を雇い、妻を寝取り、殺人遺棄に巻き込み逃げられなくする一連の流れは手慣>>続きを読む

ビリギャル(2015年製作の映画)

3.9

どんなに無謀と言われる挑戦もはなから「できない」なんてそう簡単に言えなくなるウソみたいなホントの話。 エンディングはサンボマスター以外あり得ないよね。

受験という地味で孤独で長い戦いに挑む姿はどんな
>>続きを読む

名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

2.1

コナン劇場版19作目。怪盗キッド回。
宝石しか盗まないはずのキッドが狙う人類の至宝・ゴッホの向日葵の物語であり、じろきちおじさまがガチモンのお金持ちだということがわかる回。本編自体は芸術的ミステリーと
>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.1

騙し合いエンターテイメントというなんともキャッチーな見出しにつられて鑑賞。しかし「騙し合いバトル」「ウソを見破り、ウラを暴け」みたいな煽りほどピンとはこない。登場人物全員ウソをついているってのも間違い>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.8

父の死をきっかけに鎌倉に住む三姉妹が腹違いの妹と共に生活を送る話。四季がすごく綺麗に撮られていてそこにある空気自体がとても愛おしい作品。三姉妹と妹、改め四姉妹たちもまるで四季のようにバラバラ。責任感が>>続きを読む

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

3.1

コナン劇場版18作目。ラスト5秒のために100分の前フリをみる作品。出来ることなら公開初日に観に行ってコナンオタクたちのリアクションを肌で感じたかったなぁ。笑 私自身ちょうどこの作品の前後くらいからコ>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.6

中華統一までの道のりを描くキングダム。はじまりの物語である1作目から信が戦場に赴く初陣を描いた2作目。原作読んでないけどネットで調べたら前作・本作で描かれてるのはコミック7巻ぐらいまでらしい。(現在既>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.7

原作未読。監督は「GANTZ」「図書館戦争」の佐藤信介氏。少年漫画・少女漫画の実写化界の帝王(勝手につけた)・山崎賢人を主演に迎え、全日本美形部門1位と思われる(私調べ)吉沢亮・橋本環奈も参戦、さらに>>続きを読む

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)(2013年製作の映画)

2.8

コナン劇場版17作目。
水平線、ジョリーロジャーに次ぐ海×コナン。イージス艦を舞台にしているだけあって国防の危機に迫るサスペンス色強めの作品。「あの国」のスパイから機密情報を守る。コナンくんついにそこ
>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.2

久しぶりにみた反吐が出る映画。2010年大阪で起きた2児の餓死事件を基に描いた作品。子どもたちの目線に近いローアングルで撮られていることで子どもが母親の変化を漠然とでも認識していることが伝わるし、定点>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

3.4

政治につきものの派閥や票取り争いを学園に落とし込んだコメディ作。総理大臣になる夢の足がけとして命を賭けても勝ち取りたい名門・海帝高校の生徒会長の座。親に言われたその日から自分を奮い立たせトップを目指す>>続きを読む

名探偵コナン 11人目のストライカー(2012年製作の映画)

2.2

コナン劇場版16作目。
ここまでみてきて思うこと、コナンくん将来的には探偵より爆弾処理斑に従事したほうがいいのでは?さらにはこの作品を通じて見せつけられるプロ並みのサッカー技術。圧倒的敗北です。コナン
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

低予算ながら口コミで広がり大ヒットした話題作。かなり高いハードルで見始めたため前半30分は一体何が起きるんだ!?という「待ち」の状態でソワソワ。なんか変な違和感もあるし微妙な間もあってやや退屈にも思っ>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.2

レジェンド&バタフライ、信長の生涯にフォーカスするのではなくタイトルの通りこの2人の夫婦の運命を綴った物語。思った通りキムタク色全開の信長だけど観客はこれを観にきてるし期待を裏切らずおもしろい。こんな>>続きを読む

名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)(2011年製作の映画)

2.7

コナン劇場版15作目。
久々にキッドも黒の組織も絡まないコナンくんお出かけ編。今回は名探偵コナン冬休みSP。記憶喪失のまま眠り続けた少年の登場や都知事を乗せた電車を狙った首都高爆破、そして雪山の人命救
>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

あの頃はバカやって青春だったな〜と嘆いてる社会人は五万と見たけど、突き抜けて青春のように生きた人はどれだけいたか。「佐々木、青春に似た男。」太陽のように光を放ちつつ誰も踏み入れられない影を潜ませていた>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.0

曜日ごとに変わる人格。多重人格?みたいなことかと思いきやどこか違うくて1人の身体に7人が住んでいるようなルームシェアならぬボディシェア的なシステム。厄介だけど7人がバランスをとりながら生きている様が絶>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

3.8

これまた久しぶりの金ロー鑑賞。宮崎駿初監督作品にしてこの完成度。泥棒の逃走劇を描くアクション作品であり、姫を救い出すロマンチックなドラマであり、ルパンの魅力が全部詰まった原点にして頂点。ナウシカやラピ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

向き合うことから逃げてしまった男の話。愛している妻は他の男とも時間を過ごしていて自分にはそれがショッキングだったけれど、妻を愛しているのは変わらないし何かが変化してしまうことの方がずっと怖い。だから目>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

コロナ禍に入ってから恋人との別れを描いた作品のヒットが増えた気がする。J-POPだと香水、ドライフラワー、シンデレラボーイとか。邦画の筆頭がこの作品。他にも別れた恋人との回顧録を描いた「ちょっと思い出>>続きを読む

ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.0

いつの金曜ロードショーで観たか忘れたけど初見はきっと小学生の頃。内容はうろ覚えだったけど、今まで自分が見たことのない世界観に触れた衝撃だけは覚えてる。

不老不死を渇望しクローン技術によって生き永らえ
>>続きを読む

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

2.8

田舎のラブホテルを舞台に、訪れる人、働く人の人間模様を描いた作品。

年頃の女の子からしたらラブホの娘って揶揄われるのは嫌だろうし忌み嫌うのもわかるなー。雅代は進学に失敗して就職もできずホテルローヤル
>>続きを読む