soさんの映画レビュー・感想・評価

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2018/3/21〜
備忘録

映画(42)
ドラマ(0)

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

ナタリアの口から「真実」という言葉が出た途端、この映画のテーマは「真実」なのではないか、と頭をかすめた。
真実を求めながらも嘘に甘んじるナタリア
真実など信じていないマルコ
真実のために闘うクロ
それ
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.0

新文芸坐にてスタンディング爆音上映で初鑑賞。
素晴らしい音響で初ストップ・メイキング・センスを体験できて本当によかった。(家でDVDで観ないでよかった!)
終演後に主催の方が「トーキングヘッズ来日公演
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

学校の授業で使われそうな立派な映画が続いていたイーストウッド、ここにきて学校で使われないであろう皮肉で笑える映画を撮った!

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.5

モノクロの映像の美しさに惹かれて鑑賞。

派手な楽しみもなく、地味な暮らしであっても、
その自然をねじ曲げようとせずにただ受け入れる家政婦クレオ。
だからこそ子供達や動物からも慕われ、さらには煩悩だら
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.5

フェリーニ「道」が大好きなので、同じく評価の高いこの作品も期待して観たのだが、いい意味でも悪い意味でも期待は裏切られた。
「道」において人間の普遍を描いたフェリーニが、こんなにも個人的な、ほとんどの人
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.0

「こんな筋肉バカ軍人の中にも、本気で人を救おうと戦う若者はいるんだぞ。人間まだ捨てたもんじゃない!」

イーストウッドがそう言っているようだ。

(1954年製作の映画)

4.5

洗濯しながら口ずさんでいた女のように、テーマ曲を心の中で口ずさめば、いつでもジェルソミーナ・ザンパノ・綱渡り芸人3人の表情と一生が心にふっとよみがえってくる。
この先何度も繰り返し観たい映画。
人間・
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評決(1982年製作の映画)

3.0

「12人の怒れる男」シドニー・ルメット監督の裁判モノで主演がポール・ニューマンということで、これは面白いに違いないと期待して鑑賞。
率直な感想としては、「12人の怒れる男」のようなスカッとする面白さは
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

ファイヤーバードに美を感じる人がいるのと同じように、
舞い踊るビニール袋に美を感じる人がいて、
銃やナチスの皿に美を感じる人がいる。
そして彼らは隣近所や同じ屋根の下で生活を共にしている。

こんなこ
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.5

何度目かの鑑賞にして、初の劇場鑑賞。
とにかくこの映画の松田優作をスクリーンで観たかった。

本作での松田優作の演技には、たとえばクラシック音楽に感極まり宙を仰ぎ涙するような、他の俳優ならばきっと滑稽
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.5

言うならば「ライ麦畑でつかまえて」とセットで1つの作品だと思う。
この映画を観ることでホールデンへの理解がちょっと深まる。逆も然り。
自分は「ライ麦畑」は読んでいてもサリンジャーという人間に関しては何
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.0

震災直後に結婚したカップルや、ワールドカップを観戦するためにアンテナをたてようとする若者の言葉には、嫌というほど死の影がちらついている。
説教じみた演出も、感傷的な展開も、一切存在しない。すべてがとて
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

男の子の不安げな表情をよそに、飄々と立ち振る舞う町の人々(と動物たち)の様子が微笑ましい。

落ちた洗濯物を上へ投げているだけのあのカットが、なぜか何度も頭の中によみがえってくる。

月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)

3.5

オタール・イオセリアーニの映画は眠くなる。たぶん1本まるまるちゃんと目覚めた状態で観切ったことがない。それでも、何度も観てしまう。夢うつつ、とまではいかないが、ちょっとぼんやりした状態で流れるように観>>続きを読む

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.0

オープニングでテーマ曲が流れ出しただけでわくわく。
製作された50年代からするとアルペル夫妻のモダンな住宅も映画の見所の一つだったのだと思うけれど、2018年に生きる現代っ子からすると、ユロ伯父さんの
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パンダコパンダ&パンダコパンダ雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

3.0

パンダコパンダと一緒に観た。
2作目が「雨ふりサーカス」っていいよね。
ローズ(ウーリッツァー?)の音楽が雨に埋もれた街並みとよく合っていて、こういうところのセンスからして世の幾多のアニメとの差が決定
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パンダ・コパンダ(1972年製作の映画)

3.5

難しいことぬきに、とにかく笑える作品。シリーズでもっと作って欲しかった。

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)

4.0

10年ぶりの再見。今回は阿佐ヶ谷ユジクにてスクリーンで観れた。
自分は普段アニメを観ないが、この作品はいつまでも心に残っている大好きな作品。
童話って以外と突き放すような冷たさが描かれていることがあっ
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.5

ウディ・アレンの映画愛が溢れている。
老若男女が楽しめる、これぞエンターテインメント!
楽器屋でセッションするとこ最高。

モーリス(1987年製作の映画)

2.5

「君の名前で僕を呼んで」が素晴らしかったので、リマスターで上映されていたこちらも鑑賞。
個人的には「君の名前で〜」にあるような、いつまでも夢のように頭に残るようなシーンには出会えず、画は結構地味だった
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

映画館で何度もトレイラーを見ていてすごく期待値が高かったが、それを上回る素晴らしさだった。
トレイラーにも登場する印象的ないくつかのシーン。オリバーがいきなりプールへ落ちるシーンや、オリバーがエリオの
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ポルト(2016年製作の映画)

3.5

放蕩息子ジェイクの生き方をそのまま音にしたような、転げ落ちてゆくピアノの旋律が印象的。
この映画ではじめてアントン・イェルチンをみたが、ヴィンセント・ギャロのような高くかすれた声がセクシーだな。

心と体と(2017年製作の映画)

3.0

映像が良い。
物語よりも、ベッドシーンで肌の上で揺れるカーテンの影とか、描写を楽しむ映画だと思う。

さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物(2003年製作の映画)

3.0

ロックを認めないのはわかるとしても、40年代以降のジャズすらも一切聴かない堅物っぷり。
少年時代に自室で勝手にラジオ放送の電波とばしてたエピソードが最高。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.0

他の人がやったら普通のほっこり映画になりそうなところを、この二人がやると凄みが出る。

グッバイ・ファーストラブ(2010年製作の映画)

3.5

主人公カミーユのキャラクターが映える、静謐な映像。
ロケーションの素晴らしさ。

港町(2018年製作の映画)

3.0

「観察映画」と銘打っているくらいだから、人々の自然な営みが延々と映し出されている。牛窓へ行って数日間ぶらぶら過ごした気分になる。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.5

どこまでもはっきりと、善人は善人、悪人は悪人として描かれ、
正義は必ず報われる。
この時代の映画を観ると「世の中こんなシンプルじゃない!」と突っ込みたくなるけれども、当時の観客はこういった映画に人生の
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.5

本屋にセリーヌの姿がみえたとき、「あれ、、?」と思ったけど、外にでて二人で話出せば、ビフォアサンライズの頃と変わらぬチャーミングな話ぶりで安心。いや、大人になったからこそ、それがすごく魅力的で。
続編
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汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

2.0

タイトルにひかれて観たが、「こういう事件があったんですよ」という報道番組程度のものとしてしか受け止められなかった。
映画制作陣と映画の内容の二重構造にする意義がよくわからなかった。映画制作陣の会話シー
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.0

「娘をレイプによって殺された母親が、3枚のビルボードを購入して警察を批判する広告を出す」
1文で説明できる映画は間違いなく面白いのだと思う。

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