さおりーちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

さおりーち

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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.0

性同一性障害を持つロランスが女性に転身して
彼女がびっくりして
受け入れて拒絶を繰り返す美しい映画。

序盤のテンポ感の遅さは何故なんでしょう。。
すごいキレイなのにもったいない。
印象的なシーンもた
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変態だ(2015年製作の映画)

3.5

大学で成り行きでロック研究会に入り、
そのまま売れないミュージシャンになって運よく結婚し子供も出来たものの、
結婚前から続く女王様とのSMがやめられない男の映画。

ここまでなかなか「どーしてそうなっ
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幼獣マメシバ(2009年製作の映画)

3.2

マメシバを突如残して失踪した
母を訪ねて2万キロ、の映画。

マメシバちゃんが最高に可愛くて、
二郎くんもとてもかわいい。
かわいい子には旅をさせよ、を地で行くタイプで、
35になるまで気づかなかった
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犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

3.0

庭に迷い込んできたわんこと共に
成長する少女の映画。

2つの親子の話が軸になっていて、それ自体とてもよかったし、
わんこもかわいかったんだけど、
やはりこういう動物絡めた映画だと
「普通やな」という
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希望の国(2012年製作の映画)

3.0

福島の原発事故をモチーフにした
少し未来の映画。

福島原発事故ってこんなにSFっぽかったんだ、と気付かされた。
SFならいずみの行動も自然だし、
お父さんのエピソードも普通に出てきそう。
本質的には
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ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.4

アンドロイドの鈴木洋子が
レトロな宇宙船で銀河を旅しながら
人々に宅配便を届ける映画。

最近Youtubeでも流行っているという
「音」のアップをひと足先にやってる辺りさすが。
ずっと流していられる
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ねこタクシー(2010年製作の映画)

3.0

うだつの上がらない元教師が
御子神というネコに出会って
前向きに生きていけるようになる話。

想定外のことは何一つ起きないけれど、
主役の御子神さんがとにかく可愛くって演技派で
それだけで十分ごちそう
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猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

4.0

イスタンブールの街に住む9匹の野良猫ちゃんたちの
ドキュメンタリー映画。

「街に住む」という言い方がとても合っていて、
ネコは神様を信じていて人間が神の使いだと知っている、
というセリフがあったけれ
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ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

小さなバーで売春や殺人幇助をやらされている娘が
便利屋に自分の人生を辿らせて助けを求めるも
便利屋が応えた時には彼女は狂ってしまっていた、という映画。

話が進めば進むほど、びっくりするほどつまらなく
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植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

3.2

ちょっとさえないOLが、
家の前に座っていた子犬系男子にメロメロになる映画。

女子のツボをきちんと抑えていて展開に何一つ驚きはないけれど、
その優しい世界は非常に貴重だなと思いました。
ある意味飯テ
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パンダフルライフ(2008年製作の映画)

3.0

日本の双子のパンダの成長を軸に、
様々なパンダの現場を切り取ったパンダ映画。

菅野美穂のやさしいナレーションが心地よく、
パンダ一体一体の個性も特徴的で面白かった。
でも絶対人間いなくなったらまっさ
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51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれたパンダ(2012年製作の映画)

3.0

世界で一番小さく生まれたパンダのドキュメンタリー映画。

パンダって人間がいなかったら
森の大きさとか以前にとっくに絶滅してただろうに、
その可愛さと人懐こさから人間にここまでヘルプをされて
なんとか
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河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

3.4

江戸時代に生き埋めになった河童ちゃんが
現代で生きていく映画。

奇をてらわないながらも刺激を失わない
緩やかなテンポで、
『夏休み』の良さをぎっしり詰めた良作。
河童のクゥが思った以上に動くと可愛い
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.2

冬季休業中のホテルの管理人を任された悩める作家が
頭が狂って大暴れする映画。

どういう映画なんだろとずっと思いつつ、
怖いやつだから観ないと決めてたのですが、
今回意を決して観てみました。
話の内容
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15歳、アルマの恋愛妄想(2011年製作の映画)

3.0

思春期ど真ん中のアルマが、性長する映画。

いい感じにエロポップに始まって、事件が起きて、
お、どうなる!?と思ったところからの展開がちょっと物足りなかった。
反抗期の感じはいいな、と思ったけれど
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

ゾンビ番組を撮る映画。

一番重要なファクトはこれが『ENBUゼミナール』が作った映画ということで、
これから演技をやっていきたい俳優たちに経験させたいドラマが
ふんだんに入っていると感じた。
演技し
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青い春(2001年製作の映画)

4.0

不良高校の代替わりで番長になった九條と、
その友達の青木の映画。

ミッシェルが好き、というプラス点がかなり大きいものの、
こんなにうるさい爆音が流れているのに静かな不良映画ってあんまりないと思う。
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

足にボルトを入れた男が車にはねられて特殊能力に目覚め、
自分を轢いた男を仲間に引き込んで世界征服を目指す映画。

初めに見た時は途中寝ちゃって全く意味がわからなかったけれども、
今見返すとこのクオリテ
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

仙台に越してきた椎名の下宿先に既に起きていた事件の映画。

伊坂節全開。
映画としては椎名主人公なのに存在感どうなん、と
ツッコミもしたくなっちゃうけれども
瑛太の圧倒的演技力と大好きな松田龍平が死ぬ
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空中庭園(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

トラウマから家族の間で隠し事をつくらない、と決めている主婦が
もう一度ちゃんと生まれる映画。

主人公がなんでここまでトラウマを負ったのかが
ちょっと不明確だったけれども、
あえてここをぼかすことで、
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

4.0

昭和初期だか大正だかの、男尊女卑が著しい時代背景を下敷きにしつつ、
すべてが夢か幻か、ストーリーなんてものはあるのかどうか、
でもそれもまた映画なのではないか、と問いかけてくるような映画。

カットや
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美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

3.3

美術館にとても精度の高い贋作を寄贈し
たくさんの美術館が本物だと思って展示したという
アメリカで起きた事件の当事者の映画。

寄贈だから犯罪じゃなく、
しかも本人は悪意もない、という
事実は小説よりも
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

戦争の時代の若い男女の恋愛を三部構成にしたミュージカル映画。

いやーこれあんまり実は響かなかった記憶があったのですが
見直してみてとても感動。
多分年取ったからだな。
ミュージカル映画最近流行ってま
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.6

隣の人がサイコパスだったら、という映画。

いやーこれ本当は全然ネタバレしないでPRして
実はサイコパスでしかもこんな怖い、っていう方が
絶対おもしろいのに、一番いいセリフを宣伝に持ってかれた結果
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.2

サイコパスが催眠術師だったら…みたいな映画。

萩原さんの透明感がとにかく素晴らしくて儚くて
こんな人に操られて殺されるなら本望!くらい思ってしまいそうだけど
それにかなり助けられた映画なのではと、
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

不思議な箱にとりつかれた男が
たくさんの人を殺して再生を試みるも
地獄からの死者に捕まって八つ裂きにされ、
箱は回収されまた新たな獲物を狙う…という映画。

描写はいちいち素晴らしいホラー表現で
そも
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.2

911首謀者のウサマ・ビン・ラディンを追いかけるCIAの女性の映画。

序盤サスペンス調で進むも、
クライマックスのシーンはリアル感優先で本当に真っ暗で
思わず画面に釘付けになる緊張感。
あと達成した
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.5

悪魔に取り憑かれた女の子と神父さんの映画。

CGない時代にどーやって撮ったのっていう超常現象の連続で
でもいちばん怖いのは主演の女の子の演技っていう素晴らしさ。
取り憑かれてる間の女の子の人格はどん
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

生まれる前からカメラに撮られているという
壮絶な運命を背負った男の映画。

この前観たザ・サークルは自発的に『配信』だったけど、
これは無自覚に『番組』だったからその差は大きい。
結構絶望しちゃいそう
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ライターの明日香が精神病院で
いろいろありつつ自分の過去と向き合い立ち直る映画。

思った以上によくて、
ギャグとシリアスのバランスなどはさすが松尾スズキ様。
役者陣も豪華で、緩急のある素晴らしい映画
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ヒミズ(2011年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

震災や家庭崩壊で追い詰められた中学生が
頑張って生きていこうと思う映画。

他の園子温作品のようなエログロはなく、
主人公の等身大の不幸が描かれている。
ただレビューもあるように、他の園作品ほど深みは
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.5

夢を追う二人のミュージカル映画。

騒がれまくってたときに見なくて今更見たのですが、
どうもストーリーではなく歌や踊りや視覚に訴える映画が
流行る傾向にありますね。
個人的にはそんなに好きじゃないけれ
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ゾンビデオ(2011年製作の映画)

2.5

超絶B級ゾンビ映画。

ここまでBにできるか!っていうくらいツッコミどころ満載で、
下手したら何箇所かスタッフ映ってんじゃないかと思う。
もちろんわざとで、ゾンビ映画に対する愛はあふれているんだけど
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

2.3

ある若い映画監督が、自身に4つのルールを定めて、
人間はどこまでモノがあれば生きていけるのかの実験をしたドキュメンタリー映画。

なんだけど、何故か私はこれを
「フェイクドキュメンタリー」と勘違いして
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

荒廃した地球の管理人をつとめる主人公が、
実は侵略してくる宇宙人に操られた大量のクローンだったという映画。

SF=アクション!勧善懲悪!勝利!という風潮に対して、
おとぎ話的な『サイエンスフィクショ
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トキワ荘の青春(1995年製作の映画)

2.4

手塚治虫、藤子不二雄、石森章太郎、赤塚不二夫・・・
みんな知ってる漫画家たちがいっしょに暮らすアパートに住む
彼らよりは売れていない漫画が主人公の映画。

あまりに私の中でのトキワ荘へのあこがれが強す
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