ポパイさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ポパイ

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観察者(2021年製作の映画)

3.5

他人の生活を覗くことの愉悦や罪悪感。

大きな声では言えないけど、誰しも自分の中に思い当たる節はあったりするよね。
悪気なんかないんだけれども、目の前にあればついつい見てしまうのが人の性だよね。

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ビューティフル・レターズ 綴られた言葉(2011年製作の映画)

4.0

そのうちストーリーはおろか観たことさえも忘れてしまいそうなありきたりな内容の作品。

矛盾するようだけど、それでもとても良い作品だったと思う。泣けた。

手紙、老人、個人的どストライクなテーマだった。

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

4.0

米国の移民問題をテーマにした社会派ドラマ。
サスペンス要素もあり。

5、6本のオムニバス形式なんだけど、それらがうっすら繋がっていく展開。
密接ではないし、どんでん返しってほどではない。
でも何か絶
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シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.5

実話?嘘でしょ?
事実は小説よりとはいえ、限度ってあるだろうに。

『善人な個々人も集団化することにより、非倫理的になり得る』

かねてから私が興味深く思っているテーマのひとつ。
信じられないと思いな
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

2.5

ニューヨークの街中に出るから良かったのにな。

このシリーズと田舎との相性が個人的に好きになれなかった。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストで一気にガッカリ。

設定に興味を惹かれ鑑賞。

美しいブラピ。
流石のレクター博士、もといアンソニー・ホプキンス。
脇役もなかなか良かった。

恋愛要素よりも、父娘の話が良かった。
個人的には
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アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

2.5

漂流・遭難系サバイバル🎬って好きなんです。

それだけにちょっと期待外れな内容。

漂流中の現在と、イチャついてる数ヶ月前の回想が交互に流れる。
いや、むしろ回想多め。ダルい。

その分漂流の絶望感が
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アルゴンヌ戦の落としもの(2016年製作の映画)

3.5

戦争後遺症、いわゆるPTSDに苦しむフランス人兄弟の話。

気になって以前調べたが、第一次大戦当時はまだ『PTSD』等の概念はなかったらしい。
精神を病んだ彼等は病人扱いされないどころか、臆病風に吹か
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.5

恋愛映画は苦手だから避けがちなんだけど、先入観で勝手に選択肢を狭めるのは勿体ないなと痛感した。

ジャケットとカテゴリーで勝手にキラキラの恋愛ものかと思ってたら、良い意味で予想を裏切られた。

博士と
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ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

4.0

爺さん達がカッコいい映画は好き。

人をくったような軽口や、深みのあるセリフをさらっと言えるのがシニア役の魅力だな。
会話の応酬が心地よく笑えた。
『俺の弔辞は頼むぞ』
『今考えてるところだ』

顔に
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.5

毎年4月15日、メジャーリーグでは敵、味方問わずすべての選手が『42』の背番号をつける。
その番号は全球団で唯一の共通永久欠番。
メジャー初の黒人選手の偉業を讃えて。


野球は全く観ないので全然知ら
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笑う故郷(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとも絶妙な不快感😨

アルゼンチンの小さな田舎町に、『名誉市民』として帰郷した大作家を迎えたのは暖かな称賛と祝福、そして底無しの羨望と嫉妬だった。

コメディ作品らしいけど、笑えないです。
笑えな
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クーデター(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

クーデター・サバイバル。

東南アジア某国という舞台設定が良かった。
言葉がわからず土地勘もない土地に放り出されてのサバイバルという、絶望的状況がより際立って伝わった。

主人公がただの一般人というの
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クイーンズ・オブ・フィールド(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

たくましい女性達と、みみっちい男達。

ロッカールームで情けない旦那達をこき下ろしながら笑いあう女性達の姿が良かった。
男の私でも観ていて気持ちよくなるほど楽しそうな雰囲気でした。

一方で彼女達を待
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

北欧映画特有の陰鬱な雰囲気と哀愁漂うストーリー。
好きです。

ジャケットを見てほんわか系かなと期待して観たら、なかなかにしんどくて胸が重くなる話だった。
けれどもそれが良かった。

見向きもされない
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

宇宙モノって乗組員達がステーション内でフワフワ漂いながら軽口叩き合うイメージ。

本作ではそんな余裕はない。
重圧やしがらみ、そしてリスクが常に付きまとう緊張感の中でのフライト。

観てるこちらまで息
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.0

終始ブラック・ユーモアなやり取りでニヤニヤと笑えながら、それでいてストーリーは先が気になるしっかりしたサスペンス。
面白かった。これは好き。

なんだかんだで面倒見が良いラッセルと、わかりやすくダメな
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劔岳 点の記(2008年製作の映画)

3.0

自然の美しさはその厳しさに宿る。

何人も登ることを許さない、最後の山の頂きに挑んだ男達の物語。

ストーリーは正直物足りなかったです。
人間たちの掘り下げはそこそこといったところで中途半端。

しか
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キル・チーム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

軍曹が登場して5分もせずに伝わる『あ、こいつはヤバい💦』感。

クレバーにイカれた悪役って好き。
多くの戦場を経験して死線を潜り抜けたのであろう軍曹の、何ともいえない凄みと恐さ。
悪役キャラクターとし
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ウォークラフト(2016年製作の映画)

3.0

ジャケットに偽りなしのスペクタクル・ファンタジー。

ヒューマン、ドワーフ、エルフのヒューマン同盟が、異世界から侵略してきたオークの軍勢と剣や魔法で闘う。

『ロードオブザリング』、『ハリー・ポッター
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デス・レース(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

激増する犯罪者で刑務所がパンクしてしまい、今では民間企業が営利目的で刑務所経営。
金を産むのは囚人達が繰り広げるマシンガン🔫、ミサイル🚀、何でもありありのデス・レース世界中継🏁

無実の罪で収監された
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BAD DADDY 史上最悪のツアーガイド(2011年製作の映画)

3.0

もっとダメなオヤジを想像してたら、むしろイカしたちょい悪オヤジでした。

生意気な子どもたちを一発で黙らせるところはスカッとする。

意外性とかはないけど、頭使わずぼんやり観れて良かった。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

あ~気持ちいい。

スカッとする。

おじいちゃんカッコいい。

『この面を敵に向けて』
初めてみる殺し方。

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

因縁の対決。

定番だけどいいね。
前作での対戦はとってつけたような相手だったことに物足りなさを感じていた。

本作はこの上無い因縁の相手。
しかも互いにとって。
主人公はもちろんだけど、相手も良かっ
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロッキーシリーズは全く観たことなし。

公式?の90秒あらすじ紹介動画だけで同シリーズを予習しての本作鑑賞。

闘いが熱いのなんの🔥
終盤のいいところでロッキーお馴染みのあのテーマソングが流れてきたと
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ3作目にしてはやくも『世代交代』がテーマ。驚いた。
ボンドやMの引き際に関する部分は人間ドラマとして楽しめた。

敵の狙いが同系統作品に比べてかなりスケールが小さい。
でも悪くはなかった。
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マスター・プラン(2014年製作の映画)

3.5

計画立案、鍵開け、詐欺、爆破、各分野のプロフェッショナルが急造チームを組んで金庫破りに挑む話。

どうしても『オーシャンズ・シリーズ』が脳裏にチラついてしまう内容。
とはいえあの豪華キャストと比べるの
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

残念です。
前作の存在が大きすぎていろんな部分が劣ってみえてしまった。

主演二人は素晴らしかったと思うけど。
幸太役の人も良かった。

全体的にヤクザ連中の迫力不足が否めない。
斎藤工の撃たれた時の
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

ありそうで無かったのかな?
光でも匂いでもなく、『音』一本に焦点を絞ったモンスター・ホラー🎬

設定ゆえに全てが死亡フラグに思えて、緊張しっぱなしの90分。
でも怖さはマイルド。
ホラー苦手な私にはと
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

ハラハラ感が凄かった‼️
実話で結末もわかっているのに、それでもラストは手汗びちゃびちゃ💦

息を呑むほどに緊迫した状況なのに、それに対して打たれた作戦が鼻で笑いたくなるような無茶苦茶な内容。

~映
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デンジャラス・ビューティー2(2005年製作の映画)

3.5

頭使わず気楽に観れる🎬

ドタバタ、わちゃわちゃ、コメディ。
脳みその休憩に。

ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.5

何が良いかって、まずジャケット。
主人公の顔ほぼ隠れちゃってるのよ😂
作品のテイストを見事に表してる👍

スパイ・コメディのテンプレートって言ったら失礼かも知れないけど、まさにそんな印象だった。

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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

好きすぎる✨
世界観、ビジュアル、ストーリーすべて大好き。

だからこそ、この世界をもっと観たい。
マリガンの開発・反乱の経緯や、本編のその後など、もっともっと掘り下げてほしいくらい魅力いっぱい。
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろいんだけど、何かモヤモヤするな~と思い解説サイトを見ると、『なるほど‼️』と唸ってしまうほどに綿密な設定だったことが判明。

SFって緻密で複雑な設定が見応えを与えてくれるけど、それがいきすぎ
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ツォツィ(2005年製作の映画)

3.5

『拳銃を持つその手で、小さな命を拾った』

自らを《ツォツィ(不良)》と名乗る主人公は年端もいかない少年。
南アフリカのスラムで強盗傷害、殺しさえも平気で犯すチンピラ。
ある時、拳銃片手に奪った車から
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