Soheyさんの映画レビュー・感想・評価

Sohey

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赦し(2022年製作の映画)

3.4

アンシュル・チョウハンは前作『コントラ』がモノクロで抽象的な作品だったので、今回は割と真逆な印象。

決して視線をあわせない加害者と被害者の揺れる心情を表していたと感じた。

ただこれは自分が悪いのだ
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Winny(2023年製作の映画)

3.7

法廷シーンの駆け引きや愛媛県警の不正とのつながりが巧みで引き込まれた。

東出は背中を丸めて手に首を当ててしゃべる本人の仕草をうまく真似してたけど、ちょっとひとりだけキャラが浮いてしまっていたような気
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.6

過去のニコケイ映画をうまく切り貼りして引用して面白かった!
ペドロ・パスカルはコメディもうまい。

アイム・スティル・ア・バージン(2022年製作の映画)

3.5

レナ・ダナムはやっぱり、ちょっと“普通”から外れた女の子を描くのがうまい。

大好きジョン・バーンサルがダナムと夫婦を演じていて、クズっぷりが最高。

歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

3.6

「時間に縛られたくない」とオケから抜けさまざまなところに繰り出す主人公が結局一番時間に生き急いで時間に囚われていて、あっけなく最期を迎えるのが悲しいやら可笑しいやら。

ハンサン ―龍の出現―(2022年製作の映画)

3.1

イ・スンシン役のパク・ヘイルにアクションのイメージがなく、最初から最後まであまりのれなかった。

豊臣軍側も韓国人俳優が演じているのだが、日本公開用に吹き替えられていて、でも口元を見ると役者本人が日本
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マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン(2021年製作の映画)

3.0

マイヤ・イソラの人生の変化とともに移り変わるデザインが興味深い。
見せ方がスライドショー的で少し退屈だったのが残念。

マリメッコ関連だと創業者アルミ・ラティアの半生を映画化した『ファブリックの女王』
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プレイ(2011年製作の映画)

3.4

実際の事件を基にしているらしいが、社会問題を皮肉りあざ笑ういまのリューベン・オストルンドとはまた異なる演出で引きつけられた。

固定カメラでそんなとこまで映さなくても…という起きたことをありのままに、
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蝶採り(1992年製作の映画)

3.4

まるでアテレコする気のない感じはイオセリアーニっぽくもあって笑っちゃう。

古城に住む人々たちの日常にノスタルジーを感じさせながら、それをお金と理不尽な暴力であっさりひっくり返す終盤の展開が寂しい。

マジック・マイク ラストダンス(2023年製作の映画)

3.8

なんて優しすぎるやつなんだ、マイク……

セクシーで情熱的なダンスを通して、女性たちへのエンパワーメント、SEXをきちんと表現していて本当に美しかった!

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

だいぶハードル下げて観たからか面白かった!
SW丸パクリ!? でしかない世界観には笑ったし、よく分からない増殖演出に思わず感動してしまった。

フリーランス(2015年製作の映画)

3.4

常に時間とリスクを背負っているフリーランスデザイナーの受難。

恋、仕事、健康…すべてを両立させるのは難しい。。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

何回観ても新しい気付きがあり、どうしようもなく好きになってしまった1本。

ヘジュンがソレのそばに居たいという気持ちをそのまま画として表現していたり、死体からの目線やターコイズブルーの壁紙や服など意味
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.2

扱う銃が軽そうで一見おもちゃにしか見えないんだけど、時折音や編集で本物に見えるからやっぱり阪元裕吾のアクション演出はすごい(まだ半信半疑)のか!?

月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)

3.5

「ちょっと毎日退屈だからヴェニス行こ!」なんて自分も思ってみたい人生だった。

「遅かったわね」となんでもなかったように迎え入れてくれる家族が温かい。

映画はアリスから始まった(2018年製作の映画)

3.7

映画で普通に使われている数々の技法を生み出したアリス・ギイなのに、映画の歴史から消された存在になっているのはなんて理不尽。

ハリウッドの映画会社の話は劇映画やドキュメンタリーでよく出てくるけど、ゴー
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

2.8

巧いティルダ・スウィントンとイドリス・エルバの掛け合いは魅力的だったけど…。

「物語の力」というテーマなのは分かるのだけど、劇中語られる物語がそんなに面白くない。
2人が急接近する展開もよく理解でき
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

殺し屋たちのキャラも立ってて、阪元裕吾作品をやっとおもしろく観ることができた!

般若のセリフ聞き取れなすぎて、なに言ってるかわかりません。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.5

ストーリーにはいまいち自分の中でしっくりこなかったが、ロジャー・ディーキンスの映し出す花火や映写室の影の陰影の美しさにうっとり。

映画讃歌を描くという意味では『バビロン』よりも好き。でも『銀平町ブル
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

本当にこの監督意地悪い。
男女の社会的役割やそれに期待される行動、環境問題やフェミニズムをファッションとして扱うこと、貧富の差をあざ笑う。

レストランとホテルでのヤヤとカールの口論は監督と妻との間の
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

-

リアルとフィクションの境目が雑。振り切るなら振り切ってほしい。

撮影も監督やってるけど見にくい。悪ふざけにしか見えない。。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

漫画が動いてる!と感じた『THE FIRST SLAMDANK』の衝撃と同じような感覚。
音が聴こえるように感じる!と言われてる原作の良さを余すことなく詰め込んで、最上級のアニメになってる。

原作の
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素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

3.6

監督自身が家族や個人的な友達と一緒に出演してるからか、楽しさが画面からも伝わってきた。

あの舟は閉ざされた空間から異世界に行くためのツールのようにも感じて、自由を手に入れたようなラストになんとも言え
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.4

すごくショッキングな描写がたくさんあるけど、2人の愛の行為と捉えて観るとすごく美しい。

マーク・ライランスキモすぎる!すごい!!

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.6

フィンランドつながりで🇫🇮

牧歌的すぎる雰囲気に終始顔がにやにやしてしまった。
ビール飲んでるときの幸せすぎる顔が好きだ。
急に出てきたいとこの「Born to Be Wild」がかっこいい!

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

第一印象から最悪で絶対ソリが合わないと思っていたリョーハが、実はラウラと同じ孤独で不器用で。列車の狭い個室の中で雪解けのように2人が友情を育んでいく姿が愛おしい。もう一度会える日が来たらいいな。

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スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.3

「他人は地獄だ」『非常宣言』とだんだんと気持ち悪さが板についてきたイム・シワン。

北川景子という飛び道具があった日本版と比べると真っ当なサスペンスになっていた。チョン・ウヒやっぱりすごく演技がうまい
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スロータージャップ(2017年製作の映画)

2.8

低予算でも撮影と編集次第で面白く見せることができると改めて思い知らされた。

食人グルメ映画って発想は面白いのだが……。IHで人肉あんなに煮込めないだろ!

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.2

下品で猥雑なヴァーホーベン節は健在。

「神のお告げ」と言えば、嘘でも通じてしまうのは「言ったもん勝ち」な現代にも通じる。
セックスシーンに出てくるあの道具は悪ふざけが過ぎます……。

夜明け(2020年製作の映画)

3.3

初めからやばい雰囲気がしてたけどやっぱりヘンな映画だった!
このくらい肩抜ける感じで作れるのすごい。

ippo断然見たくなった。

機械仕掛けの君(2020年製作の映画)

3.1

観客に委ねる演出(にしてもヒントが少なくて混乱)は映画好きの磯村勇斗だからできるのかな。
今度は自分で書いた脚本で撮ってみてほしい。

美しき結婚(1981年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『すべてうまくいきますように』のアンドレ・デュソリエが出てるロメール作品だったので鑑賞。

結婚相手を見つける!と意気込むサビーヌがクラリスやデズモン(デュソリエ)の前では自信なさげで大人しくなってし
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.1

尊厳死を選んだ当事者とその家族、両方の気持ちがわかる。
もし病気で自分の意思通りに体を動かせなくなったら…。
父アンドレと同じような言葉を祖母が言っていたのを思い出して涙が止まらなかった。

かつてN
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

3.8

全てのキャラクターが愛おしく、特に吹越満と宇野祥平すばらしい!

主人公の映画監督と小出恵介の状況が重なるものがあり、小栗旬のコメントが泣ける。

中島歩の奇声に笑った。

BTS: Yet To Come in Cinemas(2023年製作の映画)

3.9

ホソクめっちゃかっこいい🥺

上半身揺らしながら観てたけど、DOPE→FIREでテンション上がりすぎて勝手に脚でビートを刻んでしまい、ポップコーンをぶちまけちゃってフロアスタッフの人すいません。

ボーイズ・ステイト(2020年製作の映画)

4.1

共和党派のイメージが強いテキサスの男子高校による模擬選挙。

やっぱりまだ高校生だから、「僕が当選して知事になったら宇宙人からの襲撃に備えた基地を作ります!」って言ってるおふざけくんもいれば、 真面目
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