アニメーション映画でしか表現出来ないもの。この映画はそれだけで出来ている。
常に真正面から捉えたショットという制約がこれほどまでに今まで見たことのない世界を立ち上がらせるとは。アニメーションだからこ>>続きを読む
そもそも、20世紀を語る上で絶対に外すことの出来ない偉大すぎる原作との比較という、何をやっても成功するはずのないとんでもないハンディキャップがありながら、にもかかわらず、制作を引き受けたスタジオには最>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
印象的なショットも繋ぎも特にひとつも見当たらないという、あらかじめ映画を撮ることを拒否ったような映画。要は、取り立てて映画的な主題はないという、今の流行りの映画です。と、まず傲慢マックス。
役者的に>>続きを読む
やはり我々が暮らすリーマンショック以降の世界においては、格差社会をモチーフにしないと始まらない。で、そうした社会的な動乱の中で描かれるのはラヴ・アフェアでなければならない。てな今日的なフォーミュラがあ>>続きを読む
お話は近未来が云々とか、現代のカリカチュアで云々というよりは、紀元前から今もこれからもずっと起こっていくことを描いただけ。ありがちもありがち。しかも、プロットは降りてきて、東に移動して、西に戻ってきて>>続きを読む
エンディング・ロール直前に、アイルランドの至宝、究極のボーイズ・クラブ・ロックンロール・バンド、シン・リジィの永遠の名曲“ザ・ボーイズ・アー・バック・イン・タウン”が鳴り出した瞬間が最高にかっちょいい>>続きを読む