レクさんの映画レビュー・感想・評価

レク

レク

アラサー京都住みのおっさ…お兄さん。
評価とか数値化するのは苦手なので10段階評価です。
好みはサスペンス、ミステリ、ホラー、スリラーですが基本、映画は何でも観ます。
鑑賞記録用。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

中学生の頃からずっと片想いのイチ。
同僚で自分のことを好きになってくれたニ。
二人の間で揺れ動くヨシカの恋愛模様が面白いんですが、絶滅種であるアンモナイトはヨシカの比喩なんですよね。

一見、外見は普
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悪と仮面のルール(2017年製作の映画)

2.5

例えばハッピーエンドで終わる物語があるとする。
それは幸せで終わる人生の中の一端であり、その後も人生は続いていく。
善悪ではなく"生きる"とは何か?をテーマに顔を変え文字通り仮面を被った一人の男の半生
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず特筆すべきは主演の佐藤健さんと土屋太鳳さんの演技ですね。

尚志を演じる佐藤健さんはどこか気弱で、それでも心に一本芯の通った好青年を演じきり、頼りない感じに見えてもしっかりと相手のことを考えること
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

設定では作中の鎌倉は人間と魔物や妖怪が共存。
幽霊、死神、三途の川、黄泉の国、地獄と神仏混淆の独特な世界観をファンタジックに魅せてくれます。
そんな中で、オカルトサスペンスな殺人事件と家族愛、夫婦愛を
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『秒でアガる。』
キャッチフレーズにも使われたこのワード。
皆さん、どうでしたか?
自分はですね…
掴みのアクションシーンではアガりました(笑)

細かいところもツッコミ始めてしまえばキリがないんです
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ズバリ言うと"脱却""払拭"が今回のテーマではないか。
各々のキャラも勿論そうではあるが、何よりもSW新旧三部作からの脱却作品とも言える。
そして最も評価する点はレイが名も出てこない両親に捨てられ
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

個人的にDCEUはダークでシリアスな雰囲気が好きなんですが割と好きな感じに纏まってました。

ザック・スナイダー監督が途中離脱し、ジョス・ウェドンが追加撮影を行うことになりました。
無理矢理型に収めた
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.0

英国裁判では原告側でなく被告側に証明責任がある。
※現在は法改正により、原告側へと移ったそうですが…。


周知された事実を改めて証明する難しさ。
そして裁判においての正義と良心に訴える主張の難しさ。
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ人を救った人物として最も有名なのはシンドラーではないかと思います。
また、ユダヤ人を救った日本人としては杉原千畝が有名ですね。

そして、もうひとりユダヤ人を救った一人の女性がいました。
今回は
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サンタクロースになった少年(2007年製作の映画)

3.5

これぞXmasという作品。

凍てつく寒さの白銀世界で物悲しくも心温まる優しい物語。
御伽噺のようではありますが、ファンタジー色はほとんど無くヒューマンドラマとして描かれるサンタクロースの誕生秘話(笑
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.0

東欧組織による人身売買とロンドンを起点とした裏社会を巡る闇。
哀れな少女の希望と絶望、突きつけられる悲惨な現実。
痛みを感じるからこそ生きている実感を得る。

正直、クローネンバーグらしい血なまぐさい
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

心を満たすものは何か?
自分らしく生きることがテーマでもあるが、自分は何方かと言えば愛情によって揺るがされる心模様がテーマのように感じました。

映し出される映像は繊細で、その映像の些細な演出の中に垣
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.5

ダーク・ユニバース第一弾としてスタートしたこのプロジェクトですが、不安の残る結果でしたね。
期待値はマイナスから入りましたがその検針がプラスに振れることはなく…そのまま終わっちゃいました。
唯一褒める
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スモーク(1995年製作の映画)

4.0

作家ポール・オースターの短編『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』が原作。

ブルックリンで小さな煙草屋を営むオーギーは14年間、毎日同じ場所、同じ時間から写真を撮り続けている。
そのアルバムには
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5

本作品における最大のテーマは善と悪。
オリエント急行に乗る前にポアロは
人は善と悪の二種類しかいないと語りました。
オリエント急行殺人事件はポアロにとっても人生観、価値観を変えた大きな事件の一つなんで
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.5

たとえ他人がくだらないと思うことでも、生きる目的を見つけた時に人は強く生きることが出来る。
命を燃やすものを見つけた時に人は輝くことが出来る。
決して善とは言えないけれど最後の彼女の笑顔で全てが救われ
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子供の才能を伸ばすことが本当にその子の人生における幸せなのか?
親権争いは所詮大人のエゴであり、子供の意見は尊重されない。
そこに親子ではなくても親子のように愛情を築き上げた二人の物語を被せることで深
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.0

コメディチックに描いたクライムサスペンスという印象が強い。

登場人物は各々良い味を出してたけど、前半のテンポが悪くて非常に勿体無いですね。
その前半のテンポの悪さを差し引いても、爽快感や痛快さはない
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

MCUの中でもギャグ要素が強く、ソー前2作と比べても大きく作風が異なる。
個人的にソー3作中トップの面白さ。
邦題で少し炎上してましたが、主軸はバトルロイヤルではなく、あくまでもラグナロクなんですよね
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.5

ソウの原点回帰と言いますか、前評判通りグロさは控えめでしたがその分ミステリー要素は強く、またレガシーを受け継ぎつつもソウシリーズを観ていなくても楽しめるという利点もあります。

寧ろ今作を観たらシリー
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

原作小説はイヤミスと言われていますが、自分が受けた印象では意外な結末の純愛映画でした。
愛と憎しみは表裏一体…なんて言葉もありますが、まさにその言葉そのものなんですよね。
何より素晴らしいのが二段階落
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.5

ダメウーマンの役を演じるアン・ハサウェイを見る為の映画。
そこまで派手な演出は無いものの、アン・ハサウェイの可愛さだけでも十分に楽しめる。

劣等感や妬み嫉みのスケールの小さい痴話話をスケールを大きく
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

本作の本筋はスーザンの元へと届けられた一冊の小説。
元夫であるエドワードが書き上げ、スーザンへと捧げられたものです。
そこに書かれていた内容は暴力的且つ静寂で淡々としているが故に扇情的なもので、読むも
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.5

調理シーンや料理そのものは美しく描かれ、空腹で観た自分としては苦痛でもありましたが(笑)
内容としては良かったです。

料理という創作の奥ゆかしさ、そして人と人の繋がりの大切さを実感できました。
そん
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

自分はあまり予備知識等を入れずにまっさらな状態で映画と向き合いたいので、基本的に予告やあらすじすら見ないことが多いです。
特にこの手の作品は出来るだけ予備知識をシャットアウトして観た方が楽しめると思う
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

端的に言って、ホラーとしての評価は個人的には低めです。
しかし、恐怖を媒体に少年少女たちが手を取り合って立ち向かう冒険譚として観ると非常に盛り上がる作品かと。
オリジナルのペニーワイズと比べると見劣り
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氷菓(2017年製作の映画)

2.5

オチがどうのこうのってのは原作の問題なのでそこは言及しませんが、やはりダメでしたね(笑)
映画よりアニメ、アニメより原作が面白いので、まあ予想通りと言いますか。

実写化という意味ではちゃんと実写化さ
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ドリームスケープ(1984年製作の映画)

3.5

他者の夢の中へと潜入し悪夢の根源を断つ実験に駆り出された超能力者が、その夢の中である陰謀を知り巻き込まれる。
夢の中へ潜入するというまるで夢のような話と夢の中での攻防は当時としては胸熱で斬新なもの。
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彼女はパートタイムトラベラー(2012年製作の映画)

3.5

タイムマシンで過去にタイムトラベルしたがるのはどんな人間か?について考察した思索劇のヒューマンドラマ。

製作陣の導き出した答えは「過去に囚われる人間は現在の自分を変えるためにタイムトラベルしたがる」
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

描かれるのは光と闇、善と悪、世の中に対する不満や苛立ち。
時代に翻弄される大人たちが子供たちに与える影響。

不安定な時期である思春期に外部環境の闇に飲み込まれ沈んでいく少年のありのままの姿とその状況
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.0

各登場人物の境遇を、人生に失意を抱いた自分自身を見つめ直すことで見えてくる新たな人生。
卓球を通して努力し、成長していく姿を描いたラブコメディ。

これぞ王道と言える作品ではないでしょうか。
キャスト
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

猥雑な映像と相俟って醸し出される悲愴感と哀愁。
退廃的な近未来の街並みと遺伝子工学の発達によるレプリカントの存在。
全てを言及すること無く映像で伝え、鑑賞者側の解釈で如何様にも変化する想像の果てに見え
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.5

本作はアナベル人形の誕生が主なわけで、過去作に繋がる終わり方なのは言わずもがな。
内容としては過去作の中でもギャグ要素は少なく王道ホラーと言える。

多少のグロ要素もあり黒い嘔吐物もあったので個人的に
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

正直なところ、日本で平凡に暮らす我々にとっては分からない世界です。
そんな業界の一部をのぞき込めるような、良くも悪くもアメリカの政治の実態が見えてくる。
銃規制法案という物議を醸す題材もまた知らぬ間に
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

マーキュリー計画はアポロ計画へ繋げる人類にとって大きな一歩。
そして彼女らの功績は差別をなくす大きな一歩となった。
差別は完全に無くならない。人類は月へ辿り着いてない。
そんな中で差別に屈することのな
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

シャーリーズ・セロン姐さんは昔から好きですが、更に好きになる作品でした。
勿論、彼女の美しさや仕事に対する姿勢もそうですが、苦労した下積み時代の話や過去の家族のことを知った時に応援しようと思ったんです
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