レクさんの映画レビュー・感想・評価

レク

レク

アラサー京都住みのおっさ…お兄さん。
評価とか数値化するのは苦手なので10段階評価です。
好みはサスペンス、ミステリ、ホラー、スリラーですが基本、映画は何でも観ます。
鑑賞記録用。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

描かれるのは光と闇、善と悪、世の中に対する不満や苛立ち。
時代に翻弄される大人たちが子供たちに与える影響。

不安定な時期である思春期に外部環境の闇に飲み込まれ沈んでいく少年のありのままの姿とその状況
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.0

各登場人物の境遇を、人生に失意を抱いた自分自身を見つめ直すことで見えてくる新たな人生。
卓球を通して努力し、成長していく姿を描いたラブコメディ。

これぞ王道と言える作品ではないでしょうか。
キャスト
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

猥雑な映像と相俟って醸し出される悲愴感と哀愁。
退廃的な近未来の街並みと遺伝子工学の発達によるレプリカントの存在。
全てを言及すること無く映像で伝え、鑑賞者側の解釈で如何様にも変化する想像の果てに見え
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.5

本作はアナベル人形の誕生が主なわけで、過去作に繋がる終わり方なのは言わずもがな。
内容としては過去作の中でもギャグ要素は少なく王道ホラーと言える。

多少のグロ要素もあり黒い嘔吐物もあったので個人的に
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

正直なところ、日本で平凡に暮らす我々にとっては分からない世界です。
そんな業界の一部をのぞき込めるような、良くも悪くもアメリカの政治の実態が見えてくる。
銃規制法案という物議を醸す題材もまた知らぬ間に
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

マーキュリー計画はアポロ計画へ繋げる人類にとって大きな一歩。
そして彼女らの功績は差別をなくす大きな一歩となった。
差別は完全に無くならない。人類は月へ辿り着いてない。
そんな中で差別に屈することのな
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

シャーリーズ・セロン姐さんは昔から好きですが、更に好きになる作品でした。
勿論、彼女の美しさや仕事に対する姿勢もそうですが、苦労した下積み時代の話や過去の家族のことを知った時に応援しようと思ったんです
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

バスの運転手パターソンの何気ない一週間。
しかし彼にとっては毎日が、新しいんです。
些細な変化に見える小さな幸せは面白いというよりも心地良い。

語られるものよりも感じるものの方が多い。
不思議な魅力
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel I. presage flower(2017年製作の映画)

3.5

ufotableの作画最高かよ…映像、音響、演出、脚本、全てにおいて素晴らしい!
勿論期待はしてたが更にその上を来た。
ファンにとっては超傑作。
嗚呼、麻婆豆腐食べたい(笑)

‪三部作なのでこれだけ
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

4.0

思春期に感じた煩わしさや大人になることへの憧れ。
いつの間にか忘れてしまったどこか懐かしい記憶や感情を呼び覚ましてくれる。
そして、喧嘩や失恋。
失って初めて知る家族や友人の大切さ。
楽しい時間だけで
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π(1997年製作の映画)

3.5

荒いモノクロ画面と刺激的な音響、サイケデリックな演出はセンスの塊。
そこに映し出される216桁の数字に取り憑かれた数学者が行き着く先の狂気。
天才でしか知りえない悦びと苦悩をサイバーパンクに描いたダー
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.0

人生とは選択の連続であり、その一つの選択肢からその後の人生は無数に枝分かれしていく。
人生における選択の重要性や可能性"if"を詰め込み、パラレルワールドで壮大な世界観を魅せるSFドラマ。

2092
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TIME CRIMES タイム クライムス(2007年製作の映画)

4.0

ごく普通のハゲたおっさんが異常な事件に巻き込まれて90分前にタイムスリップする。

殆どの特殊効果はなく、捻りの効いた脚本で魅せるキャスト4人の超低予算SFスリラー。
おっさんを追うおっさんを追うおっ
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.5

死者543人もの犠牲者を出したフェリー爆破事件の現場に駆けつけたデンゼル・ワシントン演じる捜査官ダグが過去の情報から事件解決に挑む。
既視感がとても上手く使われたSFミステリー。

ネタバレなし映画評
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キラーコンドーム(1996年製作の映画)

2.5

32㌢の巨根を持つゲイの刑事はコンドームがナニを食うという奇妙な事件の調査の為に現場へ向かうが、コトに及んだ際に片方の睾丸を食いちぎられ…。

あらすじだけでもバカ(褒めてる)なのに、中身はやっぱりバ
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.5

夢とも現実とも区別がつかないヴァーチャル・リアリティの世界。
果たして今見ているのは夢なのか現実なのか?
ある種のゲームに没入するような、或いは映画の世界に浸るような幻想世界にイク。
グロ汚いヘンテコ
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.5

最先端技術で連続殺人鬼の精神世界へ潜入。
漂白した被害者女性の屍を見ながらの吊り下げ自慰はド変態領域で、そんな彼のインナースペースは残酷と稚拙な快楽が入り乱れる。
正直、物語としては薄味だが、この圧倒
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

3人が惨殺された家屋の地下から裸の身元不明の女性が見つかった。
検死を依頼された親子は解剖を進めていくが、その遺体に隠された戦慄の事実を知ることとなる。


ブログから抜粋、引用です。



まず、タ
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.5

色々ずるいわ、この映画。

犬生で犬目線で見た人生とは何か?
出会いは偶然か?それとも必然か?
運命論はあまり好きな方ではないが、これは心にグッとくるものがある。

一匹の犬が繋げた大切な人の人生。
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メランコリア(2011年製作の映画)

4.0

巨大惑星メランコリアの地球衝突で冷静さを失う周りの人々とは逆に落ち着きを取り戻す花嫁。
この"メランコリア"を精神状態のメタファーとして、終焉に向かう世界を美しい映像で詩的に描く。

鬼才ラース・フォ
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.0

心を満たすものは何か?

ユリゴコロとはその人の心に内包する不安や恐怖を取り除いてくれるものとして表される心模様。
そんな不安や恐怖といった心模様と人の心に潜む殺人衝動との関係性、そして人を愛すること
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.5

戦場から離れた場所で戦争の犠牲となった人々が、尊厳を奪われる苦しい日々を強いられる。

なんとも言葉にできない、形容しがたい哀しみというか、訴えというか。
そんな辛さを修道院という閉鎖的な閑散とした風
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

戦場における便意への緊迫感と緊張感。
そこをリアルに描いた実写初のノーランに拍手を贈りたい。
鑑賞前には排泄しておこうという便意への警鐘を鳴らす映画であり、そして紙に感謝するべきだと訴える作品(違う)
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ウィッチ(2015年製作の映画)

4.5

アニヤ・テイラー=ジョイも然る事乍ら、ケイレブ役の男の子大好きですね(笑)

こういう作品、好みすぎてやばい。
今年ベスト1。
まじで途中で興奮してゲロ吐くかと思ったくらい。

魔女とサバトに関する考
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.5

SFとしてもホラーとしても良い意味でも悪い意味でも枠に囚われてた気がします。

ただ言えることはネオモーフは最高だった。
しかし貰いヨダレが半端ないから観てるこっちもジュルジュル。
これ、エイリアンに
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ディープ・インパクト2016(2015年製作の映画)

2.5

小惑星の地球衝突を描いたディザスターパニック。

惑星に対する危機感よりも人間ドラマが主体な低予算B級映画。
といっても人間ドラマは薄っぺらい。
隕石の降り注ぐ映像も安っぽい。
どちらも中途半端で、ど
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サドンデス(2013年製作の映画)

2.5

デス・プルーフ共演の囚われの巨乳女性たちがトーナメント方式で殺し合う。

全員に戦うべき理由があり、何よりも全員におっぱいがある!
ゾーイ・ベルという安定の強さとタンクトップに巨乳という正義。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

司法制度へ糾弾する作品でもあり、俳優陣が引き立てるシリアスな間が素晴らしい。

種田美術監督が魅せる雰囲気と是枝監督の魅せ方が相俟った光の使い方も巧みで、特に接見室での反射越しに重なる三隅と重盛の構図
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

侵略者である宇宙人たちは会話をした相手からその『概念』を奪っていく。
そして奪われた人からは、その『概念』が永遠に失われてしまう。
では何故、宇宙人は『概念』を集めるのか?

地球侵略、と言っても目的
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

制作がシャフトということで、祐介は阿良々木くんだったし、なずなはガハラさんだったのがなんとも大人びていて主人公の典道が幼く見えちゃったなあ。
かと言ってシャフトが全力出したった感もなく、まあ普通。
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

釜山はKTXの終点である。
韓国人にとって最も代表的な終着駅である釜山駅を、ゾンビを題材に終末へと向かってゆくストーリーと重ね合わせたもの。
登場人物それぞれの人生にも終わりがある。
そうした人生の比
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アイアン・メイデン 血の伯爵夫人バートリ(2010年製作の映画)

2.5

夫を待ち焦がれ美を追求するがあまり非行へと走った歴史に翻弄された孤独な女性の物語。

かの有名な拷問器具、鉄の処女。
若い女の生き血を取るためだけに作られたという伝説もある。
生き血を飲んだことから吸
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

流石は変態ヴァーホーヴェン監督、一筋縄ではいかない。

衝撃的な始まり方から単なるサスペンスに留まらないド変態映画。
女性がエロくもあり美しくもあり、男性を手のひらで泳がすように主導権を握る強かさや怖
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

家族を投げ打って得た成功とそれ故に失ったもの。
家族と自分、才能と努力、喜びと苦悩、期待と裏切り、光と影。
凝縮された様々な対比が成功した者しかわからない栄光と葛藤を見事に描いている。
心を満たすもの
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.0

女性監督ならではの視点で見た男尊女卑の偏見や先入観を、ダイアナという女性目線のフィルターを通してジェンダーレスな作品へと昇華させている。

純粋が故に愚直で人間の世間を知らないダイアナが、世界は簡単に
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RE:BORN(2015年製作の映画)

4.0

邦画アクションもここまで来たかってくらい凄いもん見た。
というか細部まで目が行き届かない程で全然把握しきれてないし、ソフト買ってスロー再生したいやつ。
ここまで突き抜けた邦画のアクション映画は初めてか
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