レクさんの映画レビュー・感想・評価

レク

レク

評価とか数値化するのは苦手なので10段階評価です。
好みはサスペンス、ミステリ、ホラー、スリラーですが基本、映画は何でも観ます。
鑑賞記録用。

映画(707)
ドラマ(0)

22年目の記憶(2014年製作の映画)

4.0

初の南北首脳会談に向け行われた金日成代役オーディションに受かったことから翻弄されていく売れない役者。
軍事独裁政権、民主化への弾圧を痛烈に批判すると共に、その社会の孕む危険性が溝を深めていく父子関係に
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ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.0

伊坂幸太郎原作、堺雅人主演で公開された映画のリメイク。
宅配ドライバーが大統領候補の暗殺の陰謀に巻き込まれる逃走劇。

主人公の性格を含む人間味に焦点が当てられ、且つアクションは派手に脚色されていた。
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2018年製作の映画)

4.0

HF(間桐桜ルート)では聖杯戦争を描いた上記ルートとは異なり、"聖杯"とは何か?の核心の部分を描いたもの。
劇中の台詞ひとつひとつが重い。
愛と嫉妬、暖かな理想と蝕まれていく世界、光と影の錯綜で描かれ
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.0

劇伴の演出が力技で原作二作目がないこともありリスベットの過去を踏襲しつつ描いた今作。
前作の世界観の良さやキャラクター性は引き継げていなかった。
とはいえ、単品として楽しめる要素は大いにあり期待以上。
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それだけが、僕の世界(2017年製作の映画)

3.5

親子の愛憎劇と兄弟の再生、家族愛を描いた人間ドラマ。
落ちぶれた元プロボクサーの兄とサヴァン症候群で天才的なピアノの腕を持つ弟。
兄弟を取り巻く人々や環境、関係性を紡ぎながら展開される物語はベタすぎる
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.5

障がい者も健常者と同じように自宅で日常生活を送りたい。
幼少期に筋ジストロフィーを発症し、至極当たり前に出来ることが当たり前に出来ないからこそ、出来ないことは助けてもらうというスタンスのもと自分のした
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ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.5

48歳の若さで亡くなった歌姫ホイットニー・ヒューストンの半生について家族や友人などのインタビューを紡ぎ合わせて構成されたドキュメンタリー。
栄光と挫折、偉大な才能と重圧、苦悩や葛藤。
実に評価しにくい
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

‪目を背けたくなる現実とそうあって欲しいと願う幻想。‬
二人が創り出す美しい世界は互いの心を繋ぎ止め、残酷で受け入れ難い現実さえも超越する生きた証。
その幻想と対比するように突きつけられる理不尽な現実
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.5

死の行進から生き延びた老人がある目的を果たす為にポーランドを目指すロードムービー。

人の心の痛みは他人には理解出来ない。
あくまでも分かった気でいるだけで、その当人にしか分からないことは沢山あるだろ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.5

ブラッドリー・クーパーが監督・主演共にレディー・ガガの魅力を最大限に活かしていると同時にアリーではなくジャックの物語として構成されている。
大物歌手がスターを発掘、その階段を駆け上がる中で見せるストー
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.0

19世紀イギリス、齢18歳にして怪奇談『フランケンシュタイン』を執筆した女性作家メアリー・シェリー。
"異端の天才"に翻弄され、すれ違いに心をすり減らしていく中で、他人の思想や言葉ではなく孤独の中に置
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いつか家族に(2015年製作の映画)

3.0

ハ・ジョンウ監督主演、原作『血を売る男』。
売血を題材に血の繋がり、家族の在り方を見せる人間ドラマ。
血に囚われながらも血とは無縁の家族愛を描く。

韓国特有のコミカルな演出と泣かせにかかるシリアスな
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死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.5

安置所から消えた死体を巡るミステリーサスペンス。
オリオル・パウロ監督作『ロスト・ボディ』の韓国リメイク。
序盤にばら蒔かれた布石を回収する壮大な復讐劇とどんでん返しにこの手の映画が好きな人なら心を掴
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フィギュアなあなた(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

自暴自棄になったオタク青年が等身大の美少女フィギュアと出会ったことで男の妄想に取り込まれていく様をファンタジック且つエロティックバイオレンスを織り交ぜ綴られる。

内に秘めた欲情が爆発し、錯綜する現実
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

3.0

ローワン・アトキンソン主演の痛快スパイコメディ。
安定の緩さと笑いの畳み掛け。
スパイアクション要素や伏線回収もしっかりと成され、それでいてくだらなすぎる展開に終始クスクスと笑いながら最後まで楽しめる
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ネバーランド(2004年製作の映画)

2.5

劇作家ジェームズ・バリが『ピーターパン』のモデルとなった少年に出会い、物語を書き上げるまでを描いた実話を基に作られた作品。

少年ピーターの心の傷に向き合い、寄り添えたのも、バリ自身が子供の心を忘れて
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.0

プライドで着飾り、中身のない女性の美しくも脆い落ちぶれたキャラクターはケイト・ブランシェットあってのものだと思う。
嘘で塗り固められた人生は哀れというよりも虚しさが募る。

『ミッドナイト・イン・パリ
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彼が二度愛したS(2008年製作の映画)

2.5

所謂ハニートラップもののだが、そこに惹かれる魅力が薄い。
途中からサスペンスへと転調していく物語も核となる脚本が粗く乗り切れず。
想像の範囲内で期待を裏切ってくれない。

ヒュー・ジャックマンとユアン
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われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.0

信用と信頼、権威に晒されながら描かれる虚無感の中でスリリングさを失わない。

逆に単調で盛り上がりに欠けるという点で映画的な面白さは薄く、小説のように淡々と流れるストーリーはシンプルで地味ながら、キャ
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来る(2018年製作の映画)

3.5

社会風刺をオカルトホラーとして魅せたエンターテインメント作品。
育児や虐待、親が抱く子供に対するストレスと現実逃避。
そして、人の嫉妬や欺瞞、心の脆さや弱さに焦点を当て、それらの"痛み"を突きつけるこ
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

4.0

作画は古き良きで子供の頃の懐かしさや高揚感を思い出してくれる。
戦闘民族サイヤ人を主軸に戦闘シーンメインの爽快感、これぞドラゴンボール。
TVスペシャル「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦」と劇
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

身障者との恋の中に人間らしさ、若さからくる行動力や葛藤、悲愴感、男女の心情の変容などが上手く練り込まれている。

誰かを必要とし、誰かに必要とされること、それは生きている実感なのか。
愛し合い、傷つけ
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.0

感情を持たない凶悪犯が記憶を移植され家族愛に目覚めるというベタな展開は面白みはあるものの、もう少し主人公の設定を活かした葛藤を見たかった。

この豪華なキャストの面々に期待値上がってしまった割にはスト
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ブロークン・アロー(1996年製作の映画)

3.0

ジョン・ウー監督によるノンストップアクション超大作(笑)
トラボルタの魅力も満載でアクション映画のお手本のような描かれ方。

核兵器紛失(ブロークン・アロー)から核弾頭を巡る争いに発展するというベタす
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ソムニア 悪夢の少年(2016年製作の映画)

3.0

愛する息子を失った夫婦が悲しみを乗り越えようと8歳の少年を養子に迎える。

夢の具現化、正夢に取り憑かれた悪夢。
ここを善しと取るのか忌みと取るのかで受け取り方は変わるだろうが、ホラーというよりもファ
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ラスト・シフト/最期の夜勤(2014年製作の映画)

2.0

新人の女性警官の任務は閉鎖が決まった警察署でのお留守番。
シチュエーションは良い雰囲気だが、内容はイマイチ。
しかし、幽霊たちのビジュアルは結構好みだったりする。

緩急なく畳み掛ける怒涛の脅かしが売
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黄色い星の子供たち(2010年製作の映画)

3.5

1942年にフランスのパリで行われたフランス政府によるユダヤ人一斉検挙、ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件を題材に作られた作品。

タイトルにもあるユダヤ人だと差別するためのバッジを付けられた子
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サラの鍵(2010年製作の映画)

3.5

1942年、ナチス・ドイツの占領下にあったフランスのパリでのフランス政府によるユダヤ人一斉検挙、ヴェロドローム・ディヴェール大量検挙事件を題材に作られた作品。

ユダヤ人迫害がドイツだけではなかったと
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灰の記憶(2001年製作の映画)

3.5

ユダヤ人医師の手記を元に映画化されたアウシュヴィッツ収容所で起こった蜂起を描いた作品。

毒ガスで殺害されたユダヤ人を死体処理するゾンダーコマンドを主軸に少女が生き延びることに希望を見出そうとする。
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

終戦後、ナチス・ドイツが残した地雷を撤去するために捕虜となったドイツの少年兵たちが駆り出される実話を基にした作品。

ドイツ兵たちに向けられる視線は怒りや憎しみを伴う。
言わば母国の断罪を彼らひとりひ
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.0

子供視点で描かれるホロコースト映画。
大人が子供に教え伝えることが全て正しいとは限らず、子供たち自身がその目で見たものから学ぶことも多い。
この作品は身をもって大人へとその残酷な事実を突きつけるもの。
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所でゾンダーコマンダーに焦点を当てたホロコースト疑似体験の衝撃作。

この手の映画では珍しいカメラワークで第三者視点から見せられる映像はサウルの置かれている状況、つまり
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.5

ヨアヒム・フェストによる研究書とヒトラーの秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの回想録を土台に、ナチス政権を描く多くの作品の中で"誰もが知っているが誰にも知られていない"ヒトラーの人間性を炙り出した一作。>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.5

‪予想以上のグロ描写と、加害者 被害者の間に垣間見える人間性の対比、雪の白と鮮血の赤の対比が良い。

悪趣味で時折チープさもあったりと穴は結構あるが、決して表立ってはいけない人間の醜い感情と救いがな
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(2018年製作の映画)

3.0

大学生が一丁の拳銃を手にしたことから歪み壊れゆく日常を描く。
銃は退屈な毎日から逸脱していく非日常的なものとして使われ、理性と感情入り乱れる人の脆さや不安定さと心の変容、その非日常的なものへの魅力が人
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斬、(2018年製作の映画)

4.5

動乱への流れに抗う浪人。
武士の本分と人を斬ることの間で葛藤する侍の姿を描く。
人を斬るために作られた刀を通して人を斬ることへの恐怖に心を揺さぶられる。
そして何よりも素晴らしいのが音。
抜刀や納刀、
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