Solaris8さんの映画レビュー・感想・評価

Solaris8

Solaris8

気が付くと31年間、勤務した事になる会社員です。現在の勤務先は東京ですが2018/1より富山ですのでレビューの投稿は減ると思います。観た映画の評価は3~5点の間の高めの得点で評価しようと思います。時々、映画から脱線するかもしれませんが、観た映画は出来るだけ肯定的に受け止めて感想を書いてみたいと思っています。

映画(58)
ドラマ(0)

ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.2

6/16 富山のほとり座と云うシネマ・カフェでローズの秘密の頁を観た。

映画は現代のアイルランドの精神病院で赤ん坊殺しの罪で収容されている老女を転院させるかどうかの再診の判断で精神科医が派遣され、主
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.1

富山では、最近まで上映されておらず、5/12 ロッテ新井リゾートの春スキーのバックカントリーで、大毛無山に登り、上越のJMAXシアターで「ウィンストン・チャーチル」を観てきた。

残雪が豊富な頚城山塊
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.5

野沢温泉で春スキーをして飯山で菜の花を観る。カナダの様な四季の自然が美しい長野を旅して、長野松竹相生座で「しあわせの絵の具」を観た。

カナダ出身で重いリューマチを患うモード・ルイスが自立しようとして
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はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

4.1

富山市のほとり座と云うシネマカフェで珈琲を飲みながら「はじめてのおもてなし」を観た。

ドイツで難民の受け入れを決めたホワイトカラーのある家族の物語で、重くなりがちな難民問題にドイツが抱える社会事情を
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.2

映画の撮影が在ったと云う富山県朝日町は実家から近く、青山シアターのオンライン試写会で映画を観た。

春霞の中、桜並木が続く菜の花の中で黒い礼服を着た若い女性が佇んで、後ろに振り返って歩みを止めている。
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.5

大晦日、実家に帰省する前に、名画座の早稲田松竹で、「この空の花、長岡花火物語」を観て来た。富山へ転勤するので、この映画が東京で観る最期の映画になった。

長崎の天草で新聞記者になった女性が、18年ぶり
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.5

今年は反戦を考えさせられる映画を何本か観た事もあって、
映画「ダンケルク」が戦争の娯楽大作のように思え、観る事に多少、躊躇いが有った。

年末に「ヒトラーに屈しなかった国王」「日の名残り」「否定と肯定
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ヒトラーに屈しなかった国王(2016年製作の映画)

4.2

12/16 シネスイッチ銀座で「ヒトラーに屈しなかった国王」を観てきた。

ノルウェーは1905年にスウェーデンから独立し国民投票でデンマークからカール王子を国王として迎え、新憲法の下、立憲君主制の新
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日の名残り(1993年製作の映画)

4.2

12/13 渋谷のル・シネマで「日の名残り」を観て来た。

嘗て、ダーリントン卿の友人だった米国のルイスが、英国のダーリントンホールの新しい家主となって、米国内でヴァカンスを過ごす事になり、執事のステ
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.2

12/10 有楽町のTOHOシネマズシャンテで「否定と肯定」を観てきた。

英国のホロコースト否定論者と言われるアーヴィング氏は、リップシュタット教授からホロコースト否認論者と蔑まれ、ホロコーストに対
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ルージュの手紙(2017年製作の映画)

4.3

12/10 シネスイッチ銀座で「ルージュの手紙」を観てきた。

6/22 有楽町のフランス映画祭で、オープニングを飾った作品で、英題は「助産婦」という映画になるが、映画の冒頭で、助産婦に捧げるという字
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

12/2 ユーロスペースで「希望のかなた」を観てきた。

この映画はシリア難民を題材にした映画だが、シリアの隣国はトルコで、東京国際映画祭でグランプリになった映画「グレイン」が、近未来のディストピア世
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最後の家族(2016年製作の映画)

4.2

12/2 ポーランド映画祭でフィクション映画「最後の家族」を観た後に、ドキュメンタリー作品「ベクシンスキー家の人々」を観てきた。

映画は画家である主人公が、ポーランド南東部の田舎町のサノクから、無機
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ミッドナイト・バス(2017年製作の映画)

3.9

過去ログになるが 、11/2 、東京国際映画祭でミッドナイトバスを観た。この日は監督や主演俳優の舞台挨拶が在った。新潟日報の140周年を記念して作られ、地域色が濃い映画でもある。

東京のIT系企業を
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はじまりの街(2016年製作の映画)

4.2

11/23 岩波ホールで「はじまりの街」を観てきた。映画は、夫のDVから逃れた母と息子が、母の親友を頼り、ローマからトリノへ移り住み、人生の再出発を始める。

トリノでの再出発を迎えるに当たり、住居は
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.2

11/19 新宿武蔵野館で人生シネマティックを観た。

第2次世界大戦中の英国で、戦意高揚の為、ダンケルク救出劇を描いたプロパガンダ映画を製作する事になるが、執筆経験が無い女性主人公が脚本チームに加わ
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

4.2

11/18 新宿シネマカリテでセブンシスターズを観てきた。

近未来の人口爆発対策として一家族につき子供は一人のみ認め、二人目以降の子供は地球の資源が回復する時まで冷凍保存しなければいけないという統制
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アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)(1969年製作の映画)

4.5

先日、ゴッホの最期の手紙を観て来たばかりだが、2017/5 アップリンク渋谷の2017年タルコフスキー特集で、自分が大学生の時以来、久しぶりに「アンドレイ・ルブリョフ」を観た。

映画はイコン画家の
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.6

11/12 六本木ヒルズのTOHOシネマで観てきた。人の記憶と云うのは勝手なもので、意味が不明で咀嚼出来なかったタルコフスキーのような映画は覚えているが、好感を持った「ブレードランナー」の映画の事は、>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.2

11/12にNHKでゴッホの番組を観て「最期の手紙」を観て来た。ゴッホの最期の手紙の中には、我々は自分達が描いた絵画に語らせる事しか出来ないと書いてあったと云われる。

この言葉をヒントにゴッホの自殺
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キセキの葉書(2017年製作の映画)

3.8

11/11 池袋のシネマ・ロサで映画「ゆらり」(二回目)を観た後、イオンシネマのシアタス調布で「キセキの葉書」を観た。

キセキの葉書の映画を見終わった後に、キセキの葉書のプログラムを買ってきたが、プ
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ゆらり(2017年製作の映画)

4.0

石川県の能登島で民宿を営む女主人と、その母、その娘の3世代が紡ぐ家族の絆を現在、過去、未来を交錯させながら時間を超えて描くヒューマンファンタジー。

11/8は上映終了後、監督と渡辺いっけいさんの舞台
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.3

話は脱線するが、11/4 富山に帰郷して、黒部市の吉田科学館で「剣の山」という映画を観た。山岳警備隊で剣岳で遭難死した父を持ち科学部に所属する高校生が科学部顧問や部員と剣岳目の前の剣沢に登山しキャンプ>>続きを読む

(1974年製作の映画)

4.9


映画「鏡」はアンドレイ・タルコフスキー監督の自伝的映画と云われるが、タルコフスキー監督の映画の中でも最も難解で、よく解らない。自分も初めて「鏡」を観てから、長い歳月が経つが、今でもタルコフスキーの話
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路(みち)(1982年製作の映画)

4.9

東京国際映画祭で近未来のディストピアを描くグレインという映画を観たがトルコの不毛の大地を観て、故ギュネイ監督の路(YOL)を想い出した。

路(YOL)が作られた時代のトルコは、長らく軍事政権が続き、
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木靴の樹(1978年製作の映画)

4.9

東京国際映画祭で「ガーディアンズ」という映画を観たのだが、オルミ監督の映画「木靴の樹」を想い出した。「ガーディアンズ」の映画の時代的背景が第一次世界大戦という事でイタリアのオルミ監督の「緑はよみがえる>>続きを読む

ガーディアンズ(2017年製作の映画)

4.2

10/30 東京国際映画祭で「ガーディアンズ」を観た。第一次世界大戦のフランスで男性が不在の農場を女性達が守っていく様子を描いた映画になる。小麦の収穫で人手が足りなくなった女主人は孤児だった若い女性を>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

-

10/28 東京国際映画祭で花筐を観てきた。地方を舞台に映画を作ってきた監督が、佐賀の唐津を舞台に、戦争の足音が迫る時代を生きる若者達の青春群像を描く。自分自身、大林監督の映画は殆ど観た事が無く、激し>>続きを読む

泉の少女ナーメ(2017年製作の映画)

4.0

10/29 東京国際映画祭で「泉の少女ナーメ」を観た。ジョージア(旧ソ連のグルジア)の山岳地帯で村に伝わる癒しの泉を守る父と娘の話で、三人の息子たちは独立し、父は泉の管理人の跡継ぎを娘のナーメに託そう>>続きを読む

グレイン(2017年製作の映画)

4.2

10/28 東京国際映画祭でグレインを観た。近未来のディストピアの都市で遺伝子組み換え技術を駆使した農地の穀物が原因不明の病いで死滅する。ディストピアとはユートピアの反対語で統制された社会を指す。シリ>>続きを読む

写真甲子園 0.5秒の夏(2017年製作の映画)

3.8

10/26 東京国際映画祭で映画「写真甲子園 0.5秒の夏」を観てきた。「全国高等学校写真選手権大会」を題材にした青春ドラマで、予選を勝ち上がった高校生達が北海道東川町で開催される写真甲子園で優勝を競>>続きを読む

旅芸人の記録(1975年製作の映画)

4.9

DVDをレンタルして、久しぶりに「旅芸人の記録」を観た。アンゲロプロス監督の作品は2014年に早稲田松竹で監督の遺作になったエレニの帰郷を見て以来、映画館で観た事が無い。

映画は、1952年の秋のエ
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ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年製作の映画)

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10/1 渋谷ル・シネマでブルーム・オブ・イエスタデイを観た。

ナチス親衛隊だった祖父を持ち、ホロコースト研究に人生を捧げる男性研究者の後を追いかけて、ホロコースト犠牲者となったユダヤ人の祖母を持つ
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望郷(2017年製作の映画)

4.0

10/1 新宿武蔵野館で望郷を観た。瀬戸内の小さな島で産まれた二人の幼なじみの、それぞれの親子の物語で「夢の国」では姑に縛られた母と娘の確執からの絆の再生を描き、「光の航路」では、船の進水式をきっかけ>>続きを読む

笑う故郷(2016年製作の映画)

4.2

9/24 岩波ホールで「笑う故郷」を観た。アルゼンチンのサラス出身の作家がヨーロッパで成功を収めノーベル文学賞作家となり、世界的な名声を得て、世界中から多くの仕事が舞い込むが、その中に故郷サラスの名誉>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.2

9/22 会社の帰りにアップリンク渋谷で「サーミの血」を観てきた。

彫りの深い白髪の老女が息子が運転する車で孫娘と3人で、亡くなった妹の葬儀に向かう。眼光鋭い老女は妹の葬儀に行く事には乗り気でなかっ
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