somalさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

ほぼ満席。
『ブリッジ・オブ・スパイ』を少しだけ思い出しましたがドラマ性はこちらの方が高いのではないかと。
終盤は涙腺を刺激されました。

あれよあれよとMI6のスパイに仕立てられる前半はコメディ感が
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.8

完売。
座席半分とはいえ、日比谷の集客力は凄いですね。

作品が発表されたとき、ジャック・スパロウを降ろされたから、お金が目当てで反日作品に出演するんだろとか、ジョニー・デップが散々言われていた記憶。
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.2

完売。(昨日も完売)
ようやく鑑賞出来ました。
ムビチケ無駄にするかと思った。

風刺が効いているし、残酷な映像表現を含めてディズニーでは絶対に作れない作品ですね。
極彩色な色彩設計はアメコミの世界そ
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.0

作中でも描かれますが、ボスニアヘルツェゴビナ内戦の嫌な面は、かつての隣人同士、知人同士が殺しあったという点。
ソ連が崩壊していなければこの様な悲劇も起きなかったのかな?なんて当時は考えました。

武力
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

旦那を真綿で首を絞めるような追い込みかたに恐怖を覚えつつ、終盤ではなんていい嫁なんだろう…なんて思いながら観ていました(笑)
自分は一人で観たのですが、観る相手次第では血の雨が降りそうな。

自分が想
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.2

午前十時の映画祭。
ほぼ満席。
劇場では初鑑賞。
上映後、二時間あたりで数分間のインターミッションがあります。

主演は三船敏郎ですが、加山雄三といっても良さそうな気も。
コロナ禍の今観ると、いろいろ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

面白かった。
少しだけ『トゥルーマン・ショー』を思い出した。
横の女の子が何回か涙ぐんでいたのが印象的。

明後日までかと思ったら、来週も上映するみたいなのでおかわりするかも。

最初、世界観に少しだ
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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.8

一日一回ですが、シャンテから日本橋に場所を移しての上映。
女性客多かった。

未婚の母というだけで淫売呼ばわりされてしまうイスラム社会での女性の生き辛らさ。
国は違いますが、米軍撤退後のアフガニスタン
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座頭市物語(1962年製作の映画)

4.5

劇場では初鑑賞。
映像が綺麗で驚きました。
ウルトラQのリマスターは滑らかすぎて嫌なのですが、映画のリマスターではそういったのは無いですね。

天知茂との奇妙な友情とその行く末、社会や組織に抗おうとす
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

トニー・レオンをスクリーンで観るのは本当に久しぶり。
心なしか声がしわがれているような…

アクションやアップのキメ顔など、カンフー映画のオマージュが散りばめられていましたが、今は無き香港映画の大スタ
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.0

スコア甘め。
久しぶりにアンジーを劇場で観た気がする。
エイダン・ギレンはこんな役が本当に良く似合う。

二人の暗殺者の胸糞な手口を含め、職責を全うするとはどういう事か考えさせられる作品でした。
カタ
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.8

サービスデーにムビチケでの鑑賞は負けた気分。
ロビーに『ドライブ・マイ・カー』のポスターの三人の衣装が展示してありました。

韓国は相変わらず時事ネタを元に作品作るのが上手いですね。
マ・ドンソクがア
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

スコア甘め。
冒頭、「劇場にお帰りなさい」と監督からのメッセージ。
ネタバレを踏まないうちに観られることをオススメします。

どんなことにも理屈を求める人にはあまり向かないと思いますが、監督の作品とし
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭。
劇場では初鑑賞。
町山氏解説付き。

完売でした。
アカデミー作品賞を獲れなかった理由やハリウッドの赤狩りと本作品の関係など、真偽は置いておいて、町山氏の解説は新たな発見がありとて
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

何らかの間違いで多感な年頃の娘さんと一緒に観られるお父さんは、確実に気まずい思いをする作品です。

原作既読。
50ページ足らずの短編が3時間弱の映画になるとは驚きました。
話の筋は同じだけれど文庫本
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

恐らく完売。
絶対にネタバレを踏まないことをオススメ。
ほとんど知らない出演者ばかりでした。

『カメラを止めるな!』と同様に映画愛がたくさん詰まった作品で、特に時代劇の知識がある程度ある人は楽しめる
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.0

DolbyATMOS字幕版
くだらないけど観客を楽しませようとするサービス精神に満ち溢れている作品でした。

ダッジチャージャーでわざわざ未舗装路に行くなよとか、死んでいたと思っていた人が実は生きてい
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.7

1950年代を舞台にした作品で、子離れ出来ない親と、親離れ子離れ出来ない家族の衝突が描かれています。
西部劇の趣きがある作品。

途中までは「まあ、こんなこともあるかな?」なんて思いながら観ていたので
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.8

てっきり灰谷健次郎の小説の映画化だと思っていたら違いました。
これから観られる方はご注意を。
食事前は避けた方が良いかも。

戦中、原子爆弾を研究していた京大の研究室と、そこで研究する柳楽優弥を中心に
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.7

本当は日曜日に観ようと思っていたのですが完売のため断念。
絶妙のタイミングでの公開ということもあるのでしょうが、今日も結構席が埋まっていました。(菅義偉大人気じゃん!)

菅義偉という人物の分析半分、
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.7

恐らく完売。
ヒスパニック系のこういった作品の物珍しさで評価に下駄を履かされている気がしました。

悪くはないのだけれど、説明すると三分くらいで終わってしまう内容なので約2時間半という尺がかなり長く感
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白蛇:縁起(2019年製作の映画)

4.0

吹替版
中国の3DCGアニメ映画。
クオリティ高いです。
若い女性多めでしたが、吹替のジャニーズの人目当なのでしょうか?
パンフレットや物販は全て売り切れていました。

女性キャラクターのメイクがうさ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

先行上映。
原作未読。
中村梅雀の刑事役は『赤かぶ検事シリーズ』感が。

自分だけかもしれませんがちょっと詰め込み過ぎで散漫な印象を受けました。
加えてちょっとやり過ぎで、現実味が感じられなかった。
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.2

朝イチでしたがほぼ完売。
メッセージ性が強い作品で、『美女と野獣』に天童荒太の小説を足した感じ。
映像も綺麗で説明過多でないところが凄く良かったです。
おかわりするかも。

小さい子供連れの方もちらほ
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.7

珍しく邦題の方が良い作品。
『正直な盗人』って絵本みたいでしょ。

いくら物語を盛り上げるためとはいえ、FBI捜査官側に著しく節操がなく倫理観に欠ける人物がいるために何度か笑ってしまいました。
お前は
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

『ライトハウス』が好評らしく、初日から地下に追いやられていました。
ムビチケの類いも無いし仕方ないのかと思う反面、旧スタジオシャンテに1900円払うのはどうなのかなと。(自分はポイント)

親の同意無
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

5部構成の意地悪な復讐劇。
倫理的にはかなり問題がありますが大好き。
おかわりするかも。
カップルにはあまりオススメしません。

いいとこのお嬢様的な役柄ばかり演じてきたキャリー・マリガンの新境地。
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唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

3.0

日本人俳優目当てで鑑賞。
コメディ調の作品で、正直この内容で笑えるのは中学生くらいまでだと思うのですが、種明かしが結構重くて、一体どういう層をターゲットにした作品なのかと考えてしまいました。

中国人
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

全編モノクロ。
スクリーンのアスペクト比がスタンダードという、非常に癖が強く、A24らしく低予算ながらこだわりを感じられる作品でした。
サスペンスというよりホラーですね。

ウィレム・デフォーとロバー
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.7

ムビチケが無駄にならずに済みました。

都合の良い設定やストーリー展開は置いておいて、真田広之を愛でるための作品。
HBOの『ウエストワールド』以来の彼の殺陣を楽しむことが出来ました。

作品はゲーム
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭
町山智浩解説付き
最後に、「解説はインタビューを元に作成されたものではありますが、当人の意見とは限りません」みたいな但し書きが付け加えられていてちょっと笑った。
『ノマドランド』と本
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.8

主演二人の濃厚な絡みがあったらどうしようなんて、ドキドキしながら観ていました。

男女の差はあれ、こういった事は誰にでも起こりうるので、取り立てて思うところは無いけれど、主演二人の演技がとにかく素晴ら
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.6

字幕版。
延期が続いたとは言え、前売りが一切無いという殿様商売には賛同しかねるのでポイント鑑賞。

子役とコングのやりとりはそれなりに感動するのだけれど、どうしてこうなるとか、深く考えてはいけない作品
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

招待券が無駄になりそうだったので仕方なく新宿に行ったのですが、期限が延長されましたなんて言われてちょっと脱力。

緩めのタイムパラドックス?映画で、殺伐とした世の中の清涼剤みたいな作品でした。
畦道の
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭
原作は英文で高校生の授業と日本語の小説で既読。
劇場では初鑑賞。

とにかくディカプリオの美しさが神々しくて、当時、レオ様フィーバーが起きていたのも納得。
クレア・デインズがかなり嫉
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.0

何で無理矢理、別行動をさせるのかと思っていたらそういう事かと。
あの描写に説得力持たすのは難易度高いよね。

前作は母親の成長に重きを置いた感がありましたが、本作では子供たちの成長が描かれていました。
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