tunicさんの映画レビュー・感想・評価

tunic

tunic

映画(617)
ドラマ(1)
アニメ(0)

女子大生 三日三晩汗だらけ(1979年製作の映画)

5.0

シャネ!
出てる人たちはもちろん映っている何もかもががいい。
適当に流れる中華ポップスもご機嫌だし晋也監督のズーム使いも冴えてる。
頭に花がぶっ刺さった偽スヌーピーの花瓶がここにも。
ほんといいシーン
>>続きを読む

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985年製作の映画)

5.0

高校生のとき以来?いやー最高でしょ!エキストラもたっぷり血のりもふんだんに。効率とは真逆の贅沢さにため息でちゃう。新作とかみてる場合じゃない。セレモニーにはじまりセレモニーにおわる。ごちゃごちゃした人>>続きを読む

追いつめられて(1987年製作の映画)

5.0

オープニングのペンタゴン空撮からわくわくが止まらない。硬派な軍事サスペンスものかと思ったけどそれは勝手な勘違いだった。退屈なパーティ抜け出してからのリムジンでのカーセックス。嫉妬で愛人手にかけちゃう国>>続きを読む

大幹部 無頼(1968年製作の映画)

5.0

続編とはいえ前作とおなじ話?もうすでに何がどっちのエピソードだったか混乱気味。智恵子と嘉代を追って弘前へ。踊り子の姉さんたちに絡むヤクザをさくっと退治。いずみちゃんからお礼に貰った赤いスカーフ、東京へ>>続きを読む

イタズ 熊(1987年製作の映画)

4.0

ゴン太🐻 ゴン助🐕 熊も犬も可愛くて声が漏れそうになったし実際に漏れてるお客さん何人かいた。撮影の過程で動物がひどい目にあってるんじゃないかと思うと胸が苦しくなる。ほんと見た感じ怪しいので…。母を失っ>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.5

やさぐれてるわけでもなく、悲観に暮れるわけでもなく、なんというか…虚無?夢も希望もなさすぎて、ショボンとした気持ちでイメフォを後に。こんなだらしないヒロインあんまりみたことないかも。パンツに穴あいてた>>続きを読む

花を喰う蟲(1967年製作の映画)

4.5

昭五郎先生のマイフェアレディ?ヒギンズ二谷の手によって女工からファッションモデルにトランスフォームした太地喜和子が政財界の重鎮に枕営業を仕掛ける。「買ったものをすぐに身につけるのは、卑しい人間がするこ>>続きを読む

七人の野獣 血の宣言(1967年製作の映画)

5.0

黄金の七人がやりたかったのかな?音楽は山本直純&坂田晃一によるお洒落スキャット、六本木WAVEにアナログ盤買いにいかなくっちゃ。三億円奪ってから拾得物として届けて謝礼金一割をもらうという丹波のアイディ>>続きを読む

マシンガン・パニック(1973年製作の映画)

4.0

70年代のサンフランシスコの風景いっぱいみれるってだけで嬉しい。ウォルターマッソーはじめ捜査チームがなんだか終始イラついてるのが気になる。笑う警官って誰のこと?もうちょっとアクションがんばってもよかっ>>続きを読む

刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

5.0

ゾッとするようなゴア描写にやたら力はいった銃撃戦をみせる一方、警察チームのとぼけた風情のバランスがいいんだか悪いんだか、よくわからないけどけっこう好み。ドラマ未然の地味~な家族描写もいい。マルティンベ>>続きを読む

いちどは行きたい女風呂(1970年製作の映画)

4.0

超くだらない内容だし今の感覚では怒られる要素しかないけど最初から最後まで楽しかった。時は1970年。さすがの浜やんも昭和元禄カルチャーに影響されてしまったのかお馴染みの光夫刈りを捨てて長髪に。いったい>>続きを読む

無頼非情(1968年製作の映画)

5.0

葉山良二のタマ取りにいったはずが病気の扇千景をよろしくと頼まれる渡哲也。押しかけ舎弟の郷鍈治とともに入院費稼ぎに波止場でニコヨン。ふたりが働くシーンもっとみたかった。可愛いから。山下公園でヤクザに絡ま>>続きを読む

「無頼」より 大幹部(1968年製作の映画)

5.0

文句なしの大傑作!原作つきとはいえ渡哲也の過剰なおしゃべりキャラは紅の流れ星の延長線上にあるのかしら。脚本はおなじく池上金男。そういえばどっちも名は五郎。ギンギラ復讐に燃える男でありながら栗ぜんざいに>>続きを読む

花ひらく娘たち(1969年製作の映画)

4.5

婚前交渉ってなに?そんな風にキョトン顔するタマじゃないだろう小百合…性の好奇心モンスターキャラはマコへとバトンタッチ。くすぐったがりの女は感度が高いだの週刊誌から得たエロ情報を家族に開陳。弟のひとり万>>続きを読む

花の恋人たち(1968年製作の映画)

4.0

女子医大生たちの群像もの、グループみたいな世知辛いものとは真逆の健全さ。みんな落第しないし性格もいい。ちょっとまじめ過ぎるかな…という気もしないでもないけどこれはこれで。トランプの恋占いが好きな留学生>>続きを読む

有楽町で逢いましょう(1958年製作の映画)

5.0

キングオブガサツ人間・菅原謙二がまたやりよった。奴の無神経な侮辱に負けず職場にのりこむ京マチ子も鼻息荒くてサイコー。でている全員バカで可愛らしい島センセのゆる~いコメディみている今この瞬間がいちばん幸>>続きを読む

アンダーカヴァー(2007年製作の映画)

5.0

家族の話。血の話。大きな犠牲を払って覆される賢兄愚弟コンプ。夜の世界に馴染みきれないホアキンの異質さ。警官になってもなんか浮いている。ホアキンの心の動揺をそのまま写し取ったような撮影よかった。行く先が>>続きを読む

栄光への反逆(1970年製作の映画)

4.0

黒沢年男のリングネームがダッシュ柴というだけでもう調子狂う。みんな饒舌なわりに説明ベタ?たんにこっちの理解力が足りないのかも知れないけど…砂金掘りの百年亡者?幻のニシンを待つドテラ爺い?人間関係ややこ>>続きを読む

あゝ青春の胸の血は(1964年製作の映画)

4.0

賢ちゃんが通う東都大学どうみても早稲田大学。学校帰りはボート部の寮がある戸田へ。荒川で練習しているところを反対側の板橋の女工さんたちがみているというシチュエーションがいい。さらに大会前は利根川の水郷で>>続きを読む

上を向いて歩こう(1962年製作の映画)

4.5

ブレッソンも呆れそうな雑でスピーディな少年たちによる集団脱獄。病院からトンズラした浜やんはジャズ喫茶のバンドボーイに、保護司の芦田伸介に雇われた九ちゃんはトラックドライバーに。憧れのドラマーだった梅野>>続きを読む

ひとりぼっちの二人だが(1962年製作の映画)

5.0

舞台上で踊る小百合の顔に遠くからカメラが近づいていき、ズームアウトすると背景が楽屋に変わっていて、しかもそこに映っている小百合は鏡越しだったとわかる、という冒頭のワンカットがとにかくすごい。けっこう前>>続きを読む

やくざの詩(1960年製作の映画)

4.0

元医師のピアノ弾きで歌もうたえりゃ射撃の腕も天才的、おまけにダイスまで振れるというスーパーマンのアキラが、銃弾を頼りに過去に恋人を殺した犯人を追う。アキラから執拗に追われるうちに垂水さんがモンスター化>>続きを読む

殺人者を消せ(1964年製作の映画)

4.0

自分そっくりの御曹司に成り代わるうちに自分を狙う殺し屋たちが全員死んでしまうという、奇妙な味わいのミステリー。話は違うけど梅次先生の「夜の牙」と雰囲気似てる。どうしても若社長を消したい株主7人がいちい>>続きを読む

嵐の勇者たち(1969年製作の映画)

4.5

日活オールスターが雁首揃えてパーティ会場へ。東宝から招いた最強ビッチ浜美枝を巡るコンゲームものがやりたいのか、青春任侠ものがやりたいのか、それとも本当にやりたいのはミュージカル?さっぱり意図がわからな>>続きを読む

風と樹と空と(1964年製作の映画)

4.5

金の卵版「光る海」か。何度となくみているけどこっちも大好き。空気すぎて和田浩治が出ていることはすっかり忘れてた。上野着いてすぐ精養軒でご馳走したり、お休みの日にはお小遣いくれたりと、お手伝いさんに対し>>続きを読む

光る海(1963年製作の映画)

4.5

有吉佐和子モデル?すっぴんメガネの小百合は作家のたまご。口を開けばセクハラ発言が飛び出すのはいつも通りだけれど、率直に思うまま語ることを是とする作家ゆえの傲慢さが鼻につく。みんな付き合ってあげて優しい>>続きを読む

若い東京の屋根の下(1963年製作の映画)

4.0

出合い頭にぶつかったというだけで、下宿人の浜やんに対して陰険な態度をみせる小百合。家計の足しにするため死んだ兄の部屋に住まわせるという事態が気に入らないのだとは思うが、いつまでもひとり意地をはって辛く>>続きを読む

黒いダイスが俺を呼ぶ(1964年製作の映画)

4.0

和田浩治のドラ息子っぷりに終始イライラ。いいから落ち着いてちゃんと話をきいて!アキラに対してあんなに対抗意識バリバリみせてたのにいつのまにか一緒に戦ってるし、ヤクザたちが爆風で一網打尽のなかアキラと共>>続きを読む

女番長 野良猫ロック(1970年製作の映画)

4.0

和田浩治目当てでこの映画みる人そういないだろう。あきらかに時代に取り残された感ありで、藤竜也との力量の差みせつけられちょっと悲しいけど…そうこう言ってられない立場なもんで。梶さんたちガールズに守られな>>続きを読む

>|