いやぁ、古き良きハリウッド映画のパターンなんだけど、やっぱり感動するなぁ。エンターテイメント映画として完璧です!
途中でソンガンホが口ずさむ歌がナフナの「ソクラテス兄さん」で笑った。
映画的な表現が素晴らしい。救いのないエンディングは、ゾラのリアリズムそのものだろう。
かなり面白い。そして史実に忠実に作られてある。ユダヤ人蔑視、反ユダヤ主義がこの事件にどう関係していたかというところは特に良く描かれていた。
映画としてはまずまずの出来であるが、ドレフュス事件に関してユダヤ人問題が全く言及されていない(というかむしろ避けられている)ことに失望。
参謀本部がなぜドレフュスを槍玉にあげたのか、それはもちろん、彼>>続きを読む
ポンジュノ映画の基本骨格はすでにこの映画に現れている。圧倒的なエンターテイメント性に隠された社会風刺と人間の悲哀。全体はサスペンス、ミステリー、コメディの全てが入り混じった感覚。描かれているのは「弱者>>続きを読む