音楽を聴くのに映画館はすごく良い環境なのかもしれません。
IMAXでの鑑賞で、映像の綺麗さにも驚きましたが、音が凄まじく、最高の音楽体験をした気分です。
パンフレットに、現在のアーティストのライブ演出>>続きを読む
本来2019年の作品がようやく日本公開になり、見る機会を得ました。
と、書かざるを得ないのは、当時のアメリカはドナルド・トランプが大統領の時代であり、中国との貿易摩擦で関係性が悪化する最中だったからで>>続きを読む
意地悪なティモシー・ウォンカが見れると思って行ったら、想像以上の好青年ウォンカでびっくり!
労働者階級の立場に立って誠実にメッセージを届けてくれる作品。
大切に取っておいたお母さんのチョコレートのシー>>続きを読む
100周年!というものに囚われて、コンセプトやイースターエッグにがんじがらめの中捻り出した印象。
キャラクターのエモーションを優先する傑作をまたみたい。
もはや、突っ込む方が野暮かもと思えるほどの脚本のクオリティ。
何だかんだ、フェーズ4も楽しんできましたが、5になって、いよいよ苦しくなってきました。
とうとう彼らの世界観も入ってくる!
というのが、こ>>続きを読む
滑り込みで見る事ができました。
ディカプリオの演じた主人公のどうしようもなさ、中身の無さ、最後に見せる情けない表情が最高でした。
スコセッシの映画はあまり得意な方ではないのですが、「ウルフ・オブ・ウォ>>続きを読む
チケットが即完、高騰し、見たくても見れないテイラーのツアーが劇場で見れると言うことで、世界的に大ヒットを記録しているわけですが、日本では落ち着いていますね。
せっかくの祭りなので参加せねば!と軽い気持>>続きを読む
Netflix作品でありながら、劇場で見られることを前提に製作されている事がひしひしと伝わる。
特に音の演出は明らかにそうで、スマホやタブレットの鑑賞では感じることのできない素晴らしさがありました。>>続きを読む
ギャレス・エドワーズのベストヒッツ的な作品で、モンスターズっぽい所、ゴジラっぽい所、スター・ウォーズっぽい所にプラスしてAKIRA、エヴァ、ブレードランナーとSF作品のリファレンスオンパレードで目が楽>>続きを読む
新鮮なゴジラ描写がいくつかあって(ロストワールドやジョーズの引用ではあるが)楽しめた部分もあるが、気を抜いている時の機械的な動きをするCGのゴジラにテンションが下がるのと、リバタリアニズムと捉えること>>続きを読む
大好きな西村ツチカさんの漫画がアニメ映画になると知ってからずっと楽しみにしていました。
ツチカさんの絵が動いている!と感じるくらいのハイクオリティなアニメーションも感動的なのですが、脚本も原作を上手く>>続きを読む
中学生の頃からずっと聴いてきたバンドで、ライフミュージックとして鳴り続けているバンドの最新作のレコーディング風景を見れるという事で楽しんで見ました。
グッドフィーリングの中に潜む重要なメッセージの一つ>>続きを読む
リチャード・リンクレイターの新作が劇場で見られる!という状況はいつまで続くのでしょうか。
中規模、小規模の良い雰囲気を持った丁度良いアメリカ映画。
かつて2本立て上映があった頃に、期待していなかった>>続きを読む
映画史上最強と言っても過言でない程に強い。どちらが悪役なのか分からなくなる程思い知らせる。そんなロバート・マッコールさんの大ファンなので、イタリアでの惨状っぷりを大いに楽しみました。
特に今回は色彩を>>続きを読む
アメコミのアニメ映画のつもりで観にいきましたが、タートルズを題材にボンクラティーンムービーを作ってしまうとは、セス・ローゲン、恐るべし。
個人的な1番の感涙ポイントはスプリンター先生の“ジャッキー・ア>>続きを読む
ここ数年、フィル・ロード&クリス・ミラーのコンビに裏切られた記憶がありません。本作も不謹慎な笑いに大満足。
実際には動物がコカインを食べた跡と近くで熊が死んでいたそう。
ここまで不謹慎に話を広げられる>>続きを読む
殺し屋中心主義的な世界観が面白くてここまで見てしまっているが、長さが増すにつれ面白さも目減りしていくシリーズ。
今回も格闘シーンの最中にふと意識が途切れる瞬間が3回ありました。
監督がインタビューで「>>続きを読む
大友克洋の「童夢」に着想を…との事ですが、まんま童夢の映画化の様なカット多数。
だからこそ面白いとも言えるし、だからこそつまらないとも言える。
個人的には、子供ながらの残酷性の一線をを超える瞬間の場面>>続きを読む
新作があると必ず見たくなるウェス・アンダーソン。
今回のメインは劇中劇として展開します。
スピルバーグやデ・パルマの引用等を通じて70sリファレンスを行いつつ、自身の箱庭的世界観はさらに強度が増したよ>>続きを読む
見る前は男性のダメな部分が論われて痛々しい実感と共に反省を促される映画なのかと思っていましたが、実は全方位的に毒を吐くシニカルなユーモアに溢れた作品で大変溜飲を下げました。
ブロックバスターでありなが>>続きを読む
子供の頃に楽しんでいたビーストウォーズがついに実写に!と期待していましたが、制作時のゴタつきもあったせいか、ビースト達の活躍は控えめ。
終盤のまさかの展開とヒップホップ満載の劇伴には盛り上がりました。>>続きを読む
現代のバスター・キートンとしてハリウッドと興行の救世主となりつつあるトム・クルーズの新作として大変に期待をしたのですが、兎に角長くて話が進まない。
最後の列車アクションは確かに凄いのですが、そこに至る>>続きを読む
冒頭の火事の場面の凄まじさ。
最後のカットの切れ味の良さ。
途中は過去の自作のリファレンスも入れつつ、かなりの蛇行運転を繰り返して迷路に入り込んでいきますが、最後の切れ味に持っていかれます。
冒頭30分のつまらなさがその後の良さを打ち消すくらいだった。
バスター・キートンの偉大さを感じる一作。
船上での視線が交錯するシーンは素晴らしいと思いました。
見終わった直後のインプレッションは良く、特に泥まみれの窓を必死に掻いているのを内側から捉えたショットが印象的だった。
しかし、前評判から色々とあった本作。
今までフィクションの中で、ゲイがどう扱われ>>続きを読む
予定通りスパイダーマンNWHより早く公開されていたら…と内容的にも興行的にも思わされる。
私はNWHがあまり好みでは無いのだが、この作品も同様で、ポストプロダクションの洪水にあまり面白さを見出せなかっ>>続きを読む
スマホやタブレット端末のメタファーとしてのミーガンは面白く見たが、どうやらマーケティングの上でゴア描写を減らしたとの事。一端が見れた耳ビヨーンシーンがお気に入り。
自由意志と決定論。無敵の人。性自認の隠喩が大量のポップアートと共に流れ込んでくる。前作を凌ぐ物量で目が楽しいし、複雑な設定を分かりやすく見せてくれるので、ストーリーに置いていかれる事もない。
個人的に>>続きを読む
モンタージュの連続に興奮。最後の最後まで揺さぶられるあの感覚が楽しい。
当時、真犯人が誰か論争になったと聞いて面食らった。
それだけ映画の力が強いと言うことか。
例のシーンも、当然4Kでしたよ。(あま>>続きを読む
公開前から話題にされていたことよりも、ここしばらくのロブ・マーシャルに対して全く信頼がなく、そちらを心配していたが、やはりその不安は的中した。
最後に出てくる父親のショットのなんと間抜けな事か。
これ>>続きを読む
そこにカメラを置いただけなのに凄い画が撮れてしまった!と言うのが映画だと、ある批評家が仰っているのを聞いたことがある。とするならば、カメラと撮影監督が居れば誰でもそれっぽく撮れてしまうのも映画かもしれ>>続きを読む
もはやプロットホールを指摘する方が野暮と思える程、力業で通してきたシリーズも残りわずか。
ある種のトレンドとしての多様性が叫ばれる以前から、多様性を体現してきたこのシリーズをこれからも見届けていきたい>>続きを読む
映画が得意とすることの一つに、他者の視点に立せてくれる、という性質があるかと思うが、ロバという生き物が、一般的には怠け者や愚か者の比喩として使われている事を念頭に置いて視点を体験すると面白い。
超然的でカリスマを持った人物が権力を持ったら、というトキシックな状況を見せていく…
だけでは終わらない。
Tarとは当然Artのアナグラム。キャンセルされた後の彼女の選択をどう捉えるのかが、見る人それ>>続きを読む
今回の彼らは自分たちの為の戦いに終始し、その結果大量虐殺に加担してしまった。全く乗れない行動動機や描写の連続で、一体なぜこんな事になってしまったのか残念でならない。
この作品の凄さを感じるのは内容よりも製作の部分で、宮本茂さんへのインタビューにある様に、イルミネーションへの外注で作られた作品では無く、任天堂がきっちりと製作に関わっている事。
つまり任天堂が世界の映>>続きを読む