soukenさんの映画レビュー・感想・評価

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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.0


若年性アルツハイマーと診断されて5年が過ぎた。

自覚したのは6年前。
それまで得意だった暗算ができなくなってきたのだ。歳のせいかな、と思ってやり過ごしていたけれど、日に日に計算ができなくなる。数字
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河童(1994年製作の映画)

4.0

初めて映画館で観たアニメ以外の映画だった。
ずっと記憶に残っていた。何十年も、不思議に。

20年以上過ぎたある日、近所のGEOでレンタルして、当時好きだった女性と一緒に観た。
細部はあまり記憶してい
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5


海外から帰ってくる、
すごく好きな女性を、
空港まで迎えにいった。
空港まで誰かを迎えにいくなんて、
残りの人生、
もう二度としないんだろうなあ。

そんな淡い恋のドライブの記憶に浸りながら、
この
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0


別にそこまで遠くじゃないけれど、付き合いたての2人には遠くに感じるような、そんな場所を目指した。

たぶん、新宿とかそこらへんで電車に乗って、行く場所を決めず、といっても想定内の場所に着く前提の、ど
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雪の華(2018年製作の映画)

2.0


明日は大雪か。

地面に散らばる降りたての雪を見ていると、思い出す記憶がある。


その日、大事な仕事の連絡が急きょ入って、デート中の彼女にその大事さをうまく伝えられず、適当な理由をつけて帰ろうとし
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.0

交差点で信号待ちしていた時のこと。
カップラーメンを食べながら歩く女子高生がいた。
凝視していると、その子は僕の視線に気づき、腕を上げてカップラーメンを隠した。

別にギャルギャルしくはない。
むしろ
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

意識朦朧のなかで鑑賞。だから内容が所々飛んでいる気がする。それでも映画が終わるまでの2時間、タイトルの意味は何だろうかと必死に考え続けた。鳩は何を指しているのだろうか。
たとえば大衆だろうかと仮説を立
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.5

 
 「テロリズムとは、政治的目的を達成するために、暗殺・暴行・粛清・破壊活動など直接的な暴力やその脅威に訴える主義」――辞書にはこう書いてあった。

 政治が「理由」であっても、政治的「目的」がない
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

4.0

 先日、御殿場のアウトレットにいったとき、その日は見事なまでの晴天に恵まれ、まさに富士山日和だった。
 雲のない空だったから、静止画を3Dで見ている感じ。とくに山肌の白さは圧巻で、たまたま友達がスノボ
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

4.0

1月2日2時51分。

録画した朝生を見ている。コロナの話をしている。今年は右も左も政治家が小物すぎる。とくに左。これでよく代表戦でたなって思う。

映画を観終わってからの朝生。スマホを片手にこの文章
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モンガに散る(2010年製作の映画)

4.0



1980年代後半を時代背景にしているところをみると、韓国の同時代を背景にした「チング」という映画が思い浮かぶ。

どちらも極道社会の変化と、それに巻き込まれる青年達の物語になっていて、この時期、こ
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目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

3.5


つい先日、財布を落とし、ほんの数時間の間にクレジットカードが不正に利用されていた。
海外サイトで複数回に分けて15万円分。
このことがきっかけで、僕のなかにあった性悪説がよりリアルになってきたんだけ
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ラストレター(2020年製作の映画)

2.5


色んな人が色んな手紙を書いて、返事を心待ちにして、またその返事の返事を書く姿を見ながらふと思ったのは、
世代や時代や年齢に関係なく、
返事が来ようが来なかろうが、
手紙を送れる相手がいるっていうのは
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

2.5

別にまあそうだな、という感じ。
論理的に進むから、そんなに衝撃とかは無かったかも。

ただ、話は少しそれるけど、
青くて痛い、というのは、生きていく上で結構大事な要素じゃないかなあと思う。

世界を変
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日本沈没(2006年製作の映画)

2.5

日本がもう間も無く沈没する事実、田所博士、総理大臣の3つが揃えば成立する以上、大事なのは主人公の物語で、そういう意味ではもう少し草彅を掘り下げてほしかったかな。欲を言えばアルマゲドンのブルースウイルス>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.3


中学生になったときとか高校生になったときとか大学生になったときとか働き始めたときとか最近では会社作りたてのときとか、何かが始まる時のあのどうしようもない孤独に苛まされるとき、アホみたいに淋しくなって
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ソウ(2004年製作の映画)

3.5

20年前に劇場にみて、10人もいなかったけど、衝撃的だったなあ

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