スープ大臣さんの映画レビュー・感想・評価

スープ大臣

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暗いところで待ち合わせ(2006年製作の映画)

3.5

温かいのに少し怖い。電車の音が、怖いときと温かいときがある。友達もそう。食パンもそう。犯人もそうなのかもしれない。説明しない部分を想像できてしんみりできるが、あのタイミングで犯人があの行動に出るという>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.1

思っていたよりも海は出てこず、街も出てこず、長澤まさみのスタイルの良さが出てきて姉妹四人のひとつ屋根の下の群像劇というものに終始するのだが、広瀬すず以外の三人は性格的に絶対一人暮らしするタイプだろうと>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.9

騙し合いバトル!というような頭脳戦の様相を呈しているが、ドタバタ肩肘張り合いバトル!といった具合でライアーゲーム的なのを期待していると下手をこく。私、下手こいたね。ドラマ化されてないけどドラマっぽい作>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.1

不思議なことが牧場に巻き起こるが、馬ガッポカッポシーンと妹のシャツのおしゃれな柄がやけに印象深い。空から降り来る謎の物体はその次。超常現象ドキュメンタルとしても通用しそうな演出力なのだが、面白かったか>>続きを読む

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

2.6

リアリティ満載の表情で、おそらく著名な俳優の方々が僕の私の「ペガサス」とかいうことに違和感満載で、覚えているシーンはなぜか石と岩の中間くらいの物体を殴るシーン。

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.0

こんなこというとお下劣お原作厨の烙印を押されそうだが、原作の小説も読んだんですけども〜舞台が海外と日本の違いはあるにせよ、お設定と湖にひっそりと佇む大屋敷というノスタルジアはどちらにも共通しており、主>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

2.6

緊迫感を出したいのか臨終間際の男のノスタルジアを出したいのかわからない作品でまぁ別にどっちかに寄っていないといけないという断りもないのだが如何せん中途半端でどちらかの作用がもう一つの作用を妨害してるよ>>続きを読む

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

3.0

7月4日という一見なんでもない日が重要な日なようでそれは冷やし中華始めましたドンッと軒先に張り紙ゴシゴシすることではなく、人生を通じて意味を帯びていく。戦争で何かを失い、だが何かを得、人は何かを失うこ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

設定の勝利とも言えるくらい繰り返しますが設定が素晴らしく四人家族で唯一耳が聴こえて喋ることができる少女が自分のやりたいことを見つけるもその道に進めば家族の通訳役の自分がいなくなってはた迷惑で困っちゃう>>続きを読む

ドラえもん のび太の日本誕生(1989年製作の映画)

2.7

このタイムトラベルムービー内での水先案内人でもあり裏主人公とでもいえそうな重要人物が時間を刻むごとに存在感がなくなっていき、過去にタイムスリピカルし「自分の居場所が欲しい」と言ったのび太軍団の思いは畑>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

2.8

トミーとジミーがごちゃ混ぜになったまま気づけば終わっていた。悪役は悪役でも共感できるかどうかがあってでもジョーカーやスカーフェイスみたいに共感できるかどうかが軸である必要はないタイプの俗に言う「ギャン>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.6

映画に共感などというものが大した意味を持たないのではないか、という思いを芽生えさせてくれるような非道っぷりを我突き進む主人公。印象液なシーンや光景、台詞。台詞で言えば、主人公の側近の二枚目が「手本を見>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

悪役のようなカリスマ溢れる味方のいない今作、代わりに変わり果てた主人公。渋みよりモンチッチ感が拭えないが、その変容は必然性を持っているのだが少しアネゴ肌的な役の演技の薄みが気になりながらも残虐無道な男>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

石川五右衛門風味のサスライロン毛男が田舎港町に現れる絵の違和感はおいといて、前半は小刻みな展開の多発で期待できないと思っていたが、後半の捲し立て壮大展開と、親と子といういつの日だって普遍の感動ポイント>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

2.7

おPCで鑑賞させていただきましたが、3時間弱のその最後のおラブなシーンが終わり画面が暗転したとき死神が映っていると思っていたら私であった。おラブは私にはまだ早かった。もしくは遅すぎた。

ガール・イン・ザ・ベースメント(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

深夜に部屋で一人で観なければ良かったと思いつつも、時間が経てば経つほど感情移入がすすむ救いのない監禁20年ものだが、その要因は頭をトンファーでおかち割りしたいと思えるほど憎い憎い父親、憎さを通り越して>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.1

ホーム・アローンの監督が闇落ちしてつくったサイコアローンならぬホラーアローン的なお母さん役の方がこちらに鼻息が吹き付けるほどの臨場感たっぷりの好演が光る、音で驚かせそうとしないタイプのホラーなおうちじ>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.4

逆説的に真実が語られていく恋愛版「メメント」で脛に傷もなく入れ墨も入っていないがたまに荒っぽい伊藤沙莉さん演じる勝負の日にモヒカン頭にすることもないタクシードライバーと髪型を束ねてもおろしてもオールバ>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

2.9

アニマルプラネットの異国風景そよそよよ版といった雰囲気でそれに見合わないように主人公は常にいらいらしている顔でかといって中堅女性ほんのり太った事務社員というわけでもなく。田舎に住みたい。その思いを芽生>>続きを読む

嘘八百(2017年製作の映画)

2.4

アクセル全開でタイヤが空転していく感じ。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

首都高でモスキート片手にモスキート音をエアポッジングしてドラムンベースムンムンくらいのカッコ良さがあるのだが、あのインセプションを観たときのような置いてけぼりにされていく感覚を味わっていく。夢か?現実>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.1

このまるでスペインのミッドフィールダーのような男が主役なのだが、渋い。そして物語も渋く、戦地に取り残された同国人を知恵を絞って勇気を決して救出するという銃撃戦はほぼ皆無の一切合切激渋救出アドベンチャー>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

2.7

人生で初めて観た映画がトイ・ストーリー2で、大人になってからトイ・ストーリー3を見て集大成を感じ、観るかどうか迷い(比喩的に言うとおもちゃ箱になおそうか)結局見たのがこれなのだが、後悔というより途中で>>続きを読む

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.0

伏線とかラストの伏線シュルシュルシュルというメジャーを巻き付けていくときのような爽快感とか諸々あるのだが、最後に残ったのは「僕の心は〜♪」という主題曲の一小節であり魚の小骨のような物語が積み重なって最>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ビビアン・スーに似てるなぁと思っていたらキャスト流星群で本当にビビアン・スーだったとわかったことが本当の意味でのどんでん返しで前作ロマンス編に比べると爽快感は減少し「他人事感」が増えた。何より最後の見>>続きを読む

完全なる報復(2009年製作の映画)

2.8

序盤はサスペンシャルな意外性もあって惹きつけられたが、復讐側の主人公が牢屋の中で無敵マリオになっているようなあまりにも都合のよすぎるノーマークの時間帯が想像できそれはロスタイムまたの名をアディショナル>>続きを読む

レイディオ(2020年製作の映画)

1.3

何か違和感があると思っていたら、主人公とヒロインの会話劇が大学紹介のCMっぽいどこか自然な演技なのにわざとらしく感じる絶妙な下手さ加減でむしろ中核の二人が(特にヒロインの方)これじゃ駄目だろ駄目だろと>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

2.7

1を観た記憶が完全になくなった状態にて鑑賞したがそもそも現在この感想をFilmarksさんで書いてるのも私がこの2を観てからかなり経ってるので、ではなぜ今この2の感想をFilmarksさんで書いている>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

2.8

真っ暗な夜のドイツのゲルマンシティーに光る一筋の光、スーパーマーケットにて在庫管理をする無口な主人公を取り巻く静かで趣深い和室のお香のようなストーリーだけどそれはジャポネーゼ的なのでドイツ風に言うと焦>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

2.8

家族の人生を二宮和也さん扮する次男が写真を撮ることで切り取っていくホームコメディ風ヒューマンドラマでありスマホでのデータ写真が主流の今となっては実際の写真というのはもしかしたらナノックスよろしく「はい>>続きを読む

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

2.6

アドバンスドどこでもドアのような扉から主人公がおこんばんはするとそこは5年後の未来になっておりタイムスリピカルサスペンスというよもやドラえもんの映画版ではないかというような設定ではあるが観終わったあと>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.1

タイトルやパッケージからは想像つかなかったが、意外と青春映画していたし、風立ちぬヨーロピアン風〜おナチスの風に乗せて〜といった印象もあるし実際、頑固な主人公と無秩序に彼に惹かれるヒロイン、モブキャラに>>続きを読む

大脱出(2013年製作の映画)

2.9

パッケージより、2体の青ダルマが脱出する話かとそうではなくよく見るとあのレジェンド二人だがシュワ様のほうは最初布施明様かと思い君は薔薇よりホニャラララAhかと思いきや薔薇なんて出てくるはずもなく、だが>>続きを読む

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