ジョンさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.9

乱痴気映画。とにかく女とクスリがいっぱい出てきて、アメリカらしいな、と感じた。
ディカプリオめっちゃ嫌なヤツやけど、格好いいから許せる。薬でイカれる演技が天才的。あと、マイクパフォーマンスも強烈。
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.5

ホラー映画の定番。これを観なきゃ10個ぐらいある続編を観れないので観賞。
いやー、ラストは予想外やった。これ裏切られない人いないんとちゃうかな。
基本王道の展開をいきつつ笑いを忘れない精神は流石の一言
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.7

パッケージ通り、結構いかつい世界観。ファッション業界なんて絶対関わりたくないなー。
前半は少し退屈やったけど丁度半分過ぎた辺りから追い上げが凄い!終盤なんてもう鬼狂ってた。
ネオンの毒々しい光や影絵の
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

ずっと気になってたけど長さと4.3という圧倒的ハードルの高さが邪魔してた。でもこれらの不安要素を余裕で潰していく、さすがインド映画。笑いあり涙あり、あっという間の170分。
スクーターに乗っているシー
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オープニングがこれまで観てきた映画で五本の指に入るカッコよさ。
狭いバスタブに三人で入るほど打ち解ける彼らやけど、双子の世界に完全には入っていけないマシューが切ない。そして社会には溶け込めず依存し合う
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食人族(1981年製作の映画)

3.8

続けてカニバリズム映画。こっちはひたすら野蛮でグロい。でも、「真の野蛮人は?」という最後の台詞にあるように、野蛮なのは高度な文明にいる方なのかもしれない。野生に生きるが故の残酷さと都市に生きるが故の残>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ぶっ刺さった!
カニバリズムと言うと『グリーン・インフェルノ』や『食人族』での未開人の野蛮な風習ってイメージやったけど、この映画は食人を美しく描いているのが特徴的。グロテスクではあるけど、ある種の芸術
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.8

パッケージがめっちゃ好み。パッケージだけで何杯でも飯食える。
ハリウッドにあるシルバーレイクの闇を無職の青年が暴こうとするお話で、『マルホランドドライブ』っぽいと聞いて観たけど、リンチ信者の自分には物
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

序盤から結構びびらされて、「あれ、ホラーなのか?」と思いきや、どこか既視感のある展開。「はいはい、この手のやつね」と高をくくるとまんまとやられた。
この映画が描くのはホラーでもミステリーでもなく、一家
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パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

3.7

ひっさしぶりのサメ映画。今回はサメが降ってきたりタコと合体したりせず、割と真面目。
洪水でスーパーマーケットが浸水してしまうお話。店内と駐車場にサメがおるという大ピンチ。この2つの場所で戦いが繰り広げ
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.3

遂に、遂に、遂に観た!!大好きな監督デヴィッド・リンチの原点にして頂点。期待通りのヤバさ。リンチの頭の中、もう本当に意味不明。悪夢以上に悪夢。
あの不安を煽るノイズ、光と陰のバランス、家具の配置や道具
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

もー、疲れるわ。フィンチャー監督の作品は毎度疲れさせられる。ただ、150分があっという間やった。
サイコパス、度が過ぎてる。多少構えてたけど、予想の上をいかれた。自分の顔どつく所とかえげつない。

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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.1

この日四本目の観賞ということで、頭がほとんど回ってなかったことはまず反省点。ややおざなりな態度で観てしまった。一日三本までにしとこ。
評判通りのイザベル・ユペールの怪演。危ないオバハンやらせたら右に出
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タンポポ(1985年製作の映画)

4.1

ラーメンウエスタンとは聞いていたけど、本当にラーメン食べたくなるな~。翌日、無意識にラーメン屋行ってたもん。

山崎努が渋すぎる。これは男でも惚れてしまう。日本人俳優でNo.1にカッコいい。宮本信子も
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LOOK HYPER(2010年製作の映画)

3.2

三作目。観るのがだんだん作業になってきてるけど、まあそこそこ楽しめる。
感想は前回とほぼ一緒。次ラスト!

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.5

『美しき冒険旅行』か...。素敵なタイトルに惹かれて観たけど、なんとも皮肉なタイトル。

最初は姉弟のサバイバルかと思って観ていたけど、WALKABOUT(アボリジニの通過儀礼)中の青年と出会ってから
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スプライス(2008年製作の映画)

3.9

気持ち悪い!これがみんなの共通の感想やろうな。あの質感のキモさは究極に気持ち悪い。
生命倫理を扱う作品多いけど、これは他とは違ったアプローチな気がした。展開も結構「おっ!」となったし、最後の方はドタバ
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.6

水上学校に赴任したソーイは毎日悪戦苦闘。そんな日々の中で、前任の女性教師が残した日記だけが心の頼り。やがて会ったこともない彼女のことが好きになっていく...。

設定が好み!ロマンティック!
日記に綴
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後にどっと疲れるというか、頭空になるというか、凄まじい破壊力。日本人の監督、キャストによってここまでパワフルな作品を作れるなんて...。誇らしいよ。
どうでもいいシーンがなかった。いや、正確
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ベッカムに恋して(2002年製作の映画)

3.7

スポーツものに外れ無し!
シンプルなサッカーものやと思ってたら違った。主人公のインド系の女の子が、サッカー選手を目指す過程で性別や人種など様々な障害を乗り越えていく物語。
20年前は今ほど女子サッカー
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

『籠の中の乙女』が良かったので、同じ監督の、中でもたくさん賞を獲っているこちらの作品に挑戦。
世界史をちょっとかじっていたものの、中々取っ付きにくかった。この時代、エリザベス一世とヴィクトリア女王の間
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.0

コメディをやりつつ、シリアスもしっかり見応えがあって、さすが宮藤官九郎やなと感じた。
それぞれキャラが立っていて良かった。配役もばっちし。中村獅童の土佐犬感だけで笑えるし、荒川良々は相変わらずいいキャ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

面白かったし、良かった。でも、正直ハマらなかった。うん、好みじゃない。

もちろん良いシーンはたくさんあって、MV撮影のシーンは全部好き。中でも、体育館でBTTF風のMV撮るところはかなり良かった。理
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

お口直しの大名作。めっちゃ良い。四時間はさすがに長いと感じたけど、その時間が割に合ってる。
スカーレット・オハラの激動の人生。激動ではあるけど、彼女は乗り越えていく。正直、周りにあんな人がいたら大変や
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NAKED ネイキッド(2007年製作の映画)

2.8

TSUTAYAのホラーコーナーで異彩を放っていた『NAKED』シリーズに遂に手を出してしまった...。
ある意味期待通りの出来やった。素っ裸・持ち物無しで野に放たれて狩人から逃げる話。割と設定は好きや
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.8

こんなニキビ臭い映画初めて!でも、邦画史に残る、正真正銘の傑作やと思う。

部活を辞めたエース、片思いの女の子の秘め事、集会で笑い物にされる文化部、教室を出てから背中に聞こえる女子の笑い声...。ある
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バタフライ・エフェクト3/最後の選択(2009年製作の映画)

3.3

あまり期待してなかった分、それなりに楽しめた。1には到底及ばないけど、サスペンスとしては悪くない出来やと思う。エログロ要素も強めで、そういう系が好きな人にはオススメ。
ただ、やはり安っぽ過ぎる。黒人の
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蝋人形の館(2005年製作の映画)

4.4

これは過小評価されてるわ...。
男4女2でキャンプに行くというオーソドックスな設定を守りつつ、古びた町という広い場所でのサバイバルは斬新。かの傑作『エスター』の監督やから、ちゃんと要所要所でビビらさ
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ワンダラーズ(1979年製作の映画)

3.8

めっちゃくちゃな青春。お馬鹿な奴ら。お揃いのジャージ。パイタッチゲーム。乱闘。逃走。日本じゃ中々あり得ん話やけど、正直憧れるな~。
オープニングがカッコよかった。『トレインスポッティング』はこれの影響
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

4.1

さっすがフランス映画!オシャレやー。
このパッケージがまず良い。赤青白のトリコロールの配色で、シンプルやのにとてもオシャレでかわいくて印象的。
ちょくちょくかかるフレンチポップがこれまた好み。正直、あ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

想像よりも遥か遥かに凄い作品やった。Gyao!やるやん!
ジェレミー・レナーの渋い演技が光ってた。最初は、「あ、鬼ごっこ得意なおっちゃんや!」とかふざけた目で見てたけど、最後の方は彼の内なる怒りの炎が
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.1

暗い・汚い・グロい・醜い・痛い、と負の形容詞が頭の中で渋滞していて、観ているのがかなり苦痛だった。でも、途中で観るのを止めることもできなかった。
あまり理解できんかったけど、これは自分の知識量、理解力
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.8

もうベタベタのベタで、THE・コメディのスパイ映画。ゆるーいから、テストの良い息抜きになった。

アン・ハサウェイってこういうのにも出るんや!と驚いた。しかもプラダよりも後やし。
アン・ハサウェイはも
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

ノーラン作品制覇へ向けて、恐らく苦手であろうマジシャン系映画に挑戦。
マジックをお互いに掛け合う展開がまず面白い。テイストこそノーランらしく暗い感じやけど、エンタメ性がとても高くて流石。
『TENET
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二十日鼠と人間(1992年製作の映画)

4.3

評判通り、紛うことなき名作やった。
究極の友情。二人で夢を語るシーンは一生心に残り続けそうなほどの名シーンやった。
ゲイリー・シニーズは相変わらずカッコいいし、責任感や苦悩がクールな表情の中に垣間見え
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.4

こういうストーリーって王道中の王道のような気がするけど、役者やカメラなど映画全体のアマチュア感や楽曲の良さが、この映画の純度を一気に高めていて、その純度こそがこの映画を特別なものにしていると感じる。>>続きを読む