宗教こわい。コメディタッチではあったけど、議長さんの宗教へののめり込み方、またその悪用の仕方がこわかった。んで、所々笑った。特に終盤、あるモブキャラが思いがけず撃たれる所可哀想すぎて笑った。
でも、そ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
島に住む夫婦。誰もいない島で穏やかに暮らすはずが、夫が少しずつ狂気に蝕まれていく、という話。
まず、黒背景に白文字でキャスト名が流れる中の「準備はいいか!」「カメラ!」「アクション!」という声に続い>>続きを読む
夏までとっておこう、と観るのを我慢していたけど、とっても良かった。ロメール作品の中で現時点1位。エリック・ロメール様様です。
いつも通り、愛についての軽やかな会話劇。大人たちの滑稽かつ苦々しい三角関>>続きを読む
アマゾンで1000円台で買ったけれど、このレベルの作品がこの値段で?というくらいの作品だった。
一枚の贋札がもたらす悲劇。人の業が煮詰まっていて、ロベール・ブレッソンの作り上げる冷たい映像がそれをよ>>続きを読む
大学で授業の合間に観たけれど、ふんわり泣いてしまった。時を超えた母娘の交流の中に何層にも意味が重なっていて、しかも子役を主演にした1時間強のコンパクトな作品でそれを成し得ているのがとにかく天才的。>>続きを読む
仲の良い2人の男女が同じ男を好きになってしまう、三角関係の物語。
繊細なショットの数々と、それに対しての大胆で大袈裟な演出。このバランスが大好きなグザヴィエ・ドラン作品。音楽の使い方もマシュマロが降>>続きを読む
個人的に今年一番期待していた作品。期待値が高すぎた、けれどそれでも☆4.7。むっちゃ好き。
映画の世界に憧れを抱いていたが、厳格な母親と病身の父親、そして第一次大戦に出兵した夫のせいで、辺鄙な田舎の>>続きを読む
ルイ・マルの作品良いなーと思って最近集中的に観てるけど、これはイマイチやったかな...。売春宿が舞台で、その主人公が当時10代前半のブルック・シールズだったからかもしれない。いや、単に面白くなかったか>>続きを読む
まさに軽蔑。妻が夫に対してずっと軽蔑する映画。
観ながらずっと胸がザワザワしてた。こんな経験、男子諸君にはあるんじゃないかな。自分も昔、仲の良い女子が一時期急に態度を変えて焦った時があった。こちらに>>続きを読む
大好き!めちゃくちゃ面白かった。
各自がバカを招待してその様子を笑いものにする晩餐会の主催者と、招待された生粋のバカ・ピニョンさんのやり取りを描いたコメディ。
ピニョンさんの間抜けっぷりと愛おしさ>>続きを読む
スパイダーマン擦り過ぎ、三回も映画化してるのに今更アニメでやる必要あんのかいとか考えてた過去の自分を殴りたい。スパイダーマンシリーズで一番好き。
まず、映像表現の極北にあるんじゃないかなと言うほどの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分が坂元裕二脚本の作品に触れるのは意外と初めてやったけど素晴らしかった。数人の視点で物語が語り直されていく構成で、圧巻。物語にグイグイ引き込まれるし、伏線というか、散りばめられたアイテム全てが綺麗に>>続きを読む
大大大大大傑作!現時点で今年ベスト!アメコミ作品でもベスト!!めちゃくちゃ面白かった!
最近流行りのマルチバース理論を駆使してBTTF的なタイムスリップ物にしつつ、主人公バリーの悲しき過去とスーパー>>続きを読む
めちゃくちゃ良かった。のどかな田舎の風景が美しく、ブルジョワ達の遺産分割の争いは滑稽で、しかし一族が僅かな期間心を通わせる様は心温まる。政治的な香りがするなと思いつつ、突然エッチな展開になったりサヴァ>>続きを読む
フランスの二大スター女優ジャンヌ・モローとブリジット・バルドーの共演作。
話はかなり突飛で、中南米を舞台に旅一座の2人の女優マリア&マリアが革命を起こすというストーリーになっている。基本はコメディ調>>続きを読む
原作が何となく暗いお話というのは知っていたけど、映画はそこまで暗くはない。意外とコメディっぽい感じがあって、序盤の女同士の喧嘩は『ゼイリブ』並のしつこさがあったし、皆でルーブル美術館に行くシーンとか、>>続きを読む
文化会館を建設するという市長の意向と、それ対する住民の思惑が7つの章に分けて描かれる。
かなり政治的な内容やけど、そこは流石ロメール。小難しい感じはあまりなく、ウィットに富んだ楽しい会話劇となってい>>続きを読む
あら…やらしい…
音楽がブラームスということも後押しして、上品で美しい不倫作品だった。夜中、自然の中での二人の逢瀬。明暗のバランスが絶妙で幻想的。そしてエロチック。ジャンヌの着替えるときに服を放り投>>続きを読む
今回のカンヌでパルム・ドールを獲得した監督の過去作が観れるということで早速。
話としてはお仕事映画っぽくもあったし、男性との距離感や付き合い方の面では女性のあり方を肯定する作品とも言えるのかな。女性>>続きを読む
皮肉っちゃ皮肉なんやろうけど、そこまで良く出来てるとも感じなかった。B級の短編やから仕方はないけど。あと、やはり自分はクリーチャーが得意ではないな。
恋人の帰りを待つ女と芸術家の男の四日間の物語。
他の方のレビューで「ロメールよりしっとりしてる」というのがあったけど、僕もそう感じた。ウェットすぎる気がして、その点でロメールほどは好きじゃないな、と>>続きを読む
少しずつ、少しずつグザヴィエ・ドラン作品に慣れていっている感じがする。
ドラン監督によるサイコ・サスペンス。亡くなった恋人の葬儀に出るため彼の故郷へ向かう主人公。そこで彼を待ち受ける運命とは…
お>>続きを読む
直前に『ウィークエンド』を観たというのもあって、そのわかりやすさにビックリ。一人の女と二人の男。女の叔母の家にある大金を奪取する計画。
ダンスのシーンはやはり最高!その前の沈黙のシーンも凄く好きやけ>>続きを読む
なーんか圧倒されちゃったなあ…。食らった。良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか、そういう物差しで測れない魅力があった。
何と言ってもあの渋滞のシーンに尽きる。車の列を主人公の車がどんどん追い抜いていく>>続きを読む
これは評価高すぎるんじゃないか?他の人も結構困惑してるし。前半の母娘の遺跡巡りはまだ楽しめた。子どもの無邪気な眼差しと歴史的建造物のオーラが良い対比となっていて良かった。が、後半、おば様たちの船上での>>続きを読む
高校の同級生で、「子供が調子乗って失敗したり大人に迷惑かける映画無理やわ〜『レオン』とかまじ無理〜」って暴論吐くヤツがいたけれど、本作はアイツの嫌いそうな映画やった。
僕は勿論好き。ひたすら可愛い。>>続きを読む
『勝手にしやがれ』が正直あまり刺さらなくて、以来ゴダールに対する苦手意識みたいなのがあったけど、本作で克服!これは良かった!すごい魔力!
カッコいいショットの何と多いことか。カラー作品というのもある>>続きを読む
本作での、夜更けにカフェで初対面の画家と話すシーンのような、映画のマジカルな瞬間が大好き。マジで何てことのない一瞬なのに意外と記憶に残ったり或いは残らなかったり。でもこういう瞬間の蓄積こそが人生と思う>>続きを読む
年上女性への恋心から暴走してしまう主人公。初めは、おい美少年やないか!と僻んで観てたけど、美貌じゃ挽回できないくらい行動がキモ過ぎて、今では信頼を置いてる。同士よ。
編集のテンポだとか、ファッション>>続きを読む
せっかくこんなファミリー層向けの映画観るならと思い、GW真っ只中真っ昼間、ほぼ満席の回に観に行った。
子供向けやから、キャラのノリとか世間で言われている深みのなさに関しては当然ちょっとツラい部分があっ>>続きを読む
評価不能
と言ってしまいたくなるほどの、未だかつて見たことのない圧倒的なスケールと熱量。なんせ300分ある。テレビ放映用ではあるけれど、これぞ映画だと思うし、こんな凄い映画はないと、断言できる。このD>>続きを読む
空いた時間を縫ってドラえもん。
ワクワク度の高さで言うとトップクラス。子どもの時にこれを観て、寝台特急に憧れたなあなんて思い出した。
この映画で一番カッコいいのはジャイアン。ガンマンに挑もうとする心>>続きを読む
最近就活や勉強が忙しくて、映画を観る時間がほとんど無い。そんな中で時間をつくり、観る映画を一本選んだ訳やけど、、、これじゃなかったかな、、、。頑張ったご褒美の映画としては、ちょっと変すぎる。
人が全>>続きを読む
恥ずかしながら、頭抱えるぐらい難解だった。"沈黙"というタイトルから、言葉の通じない異国における"沈黙"、姉妹の間の"沈黙"のことを表しているのだろうとは思うけど、それ以外のこと、もっと様々なテーマが>>続きを読む
イマイチやったかな…。『シン・ゴジラ』も『シン・仮面ライダー』も、「良かった!」やったけど、今回は「嫌いじゃないけど、どうなん?」みたいなテンション。
本郷猛の成長物語としてドラマ性は大いにあったし>>続きを読む
記憶を消してもう一度観たい。奴隷制度をこの切り口で描くのか!と大興奮した。
正直、前半の奴隷制時代の描写は長いし酷やしでしんどかったけど、でも中盤から一気に面白くなる。それに、その前半で感じた体感を伏>>続きを読む