げんきげんきばいばいさんの映画レビュー・感想・評価

げんきげんきばいばい

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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.9

低予算で作られたっていうのが信じられないほど画面が格好いい
赤い光で照らされた伊右衛門が、川岸でお岩の幽霊に惑わされる場面とか、そこだけ切り取っても絵になる場面が多かった。
最後昇天するお岩さんがグレ
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バンデットQ(1981年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジー、御伽話の世界では(少なくともテリーギリアムの作品では)空想の世界の悪は、悪であって悪ではなくて、それさえも夢みる世界のスパイスとして機能しているって事を感じた。
だから最後親が爆発して消
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.1

パシフィックリムが先の鑑賞だったのでギレルモ・デル・トロの守備範囲の広さに驚いた。
こんな作品を創ることもできるのかと思った。確かにパンズラビリンスにも漫画めいた所があり、プロットの構成がとても美しい
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.8

主演の男の人がドニ・ラヴァンに似てるのが気になった。
これ実はSF作品だと思うんだけど、「アメリ」の監督の作品なだけあって、小ネタやイタズラのアイディアが冴え渡ってる

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)

3.9

暗殺者達が依頼を受けて、噂が広まる所でマルチスクリーンでどんどん枝葉のように映像がわかれていくシーンがMVのミシェル・ゴンドリーお得意のもので、ワクワクする気持ちになった。

美女と液体人間(1958年製作の映画)

3.7

ヒキガエルも人間も多分ネズミも全ての生物が意識を残しつつ液体になるとしたら超気持ち悪い。

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

-

昔、タイに住んでいた時に母に「ひとりで外出すると、売られて、内臓とられちゃうよ」と言われていたのを思い出した。その時、私は何と無くその言葉に現実味を感じず、例えば「寝ないとお化けが来るよ」とかそういっ>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画が恋の春、夏、秋、冬、と4部構成になっているように感じたのはロランスが恋人に向かって「AtoZへ」という書き出しで小説を出版しているという劇中のインタヴューの言葉から連想したせいかもしれない。>>続きを読む

フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.8

ティムロスのあざとい動きが気になって最初は集中出来なかったけど、大晦日+ホテルという素敵な舞台設定なだけあって面白かった。最後のオチに「ワッハッハ」と笑えたので、お正月っぽくて良かったです。もうお正月>>続きを読む

プール(2009年製作の映画)

4.0

最初に涅槃仏をまつったお寺に行って最後のお坊さんの行列と、もたいまさこの寝そべるシーンで、命の終わりが訪れることの尊さをしんみりと感じさせる。タイの死生観と、自然と生きる感覚が映画に反映されてる。
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

ディカプリオの顔がなんかいつもと違う気がする。
暴力に支配される瞬間って、人の内側をひっくり返した状態のようにみえる。ネズミがうじゃうじゃ湧いてくるシーンとか木がバタバタ落ちたり、稲妻が光ったりするシ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.2

大人の綺麗な女の人をみると、爪がキラキラしていたり、背中が物凄く綺麗だったり髪がツヤツヤしていてキチンと整っていて感動することがある。そういう女の人はとにかく全てが完璧で、何もかもが一寸の無駄もなく調>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.7

序盤で描かれるデニーロ扮するボクサーがストイックに試合にむけて全神経を研ぎ澄ませているのが、彼の演技からわかる。
まあ、わかるのは当たり前だけど、見ているとそれがどのくらい神経がピリピリすることなのか
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

説明的でなく、子供の視点で物語がどんどん進んでいくのが良い。「小さな泥棒」を先にみたので、二つはやはり対になった作品なのだな、と思った。
真面目な場面でも、人々がどこか滑稽で、ユーモアを感じる。しかし
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料理長(シェフ)殿、ご用心(1978年製作の映画)

3.6

ウォレスとグルミットのBGMみたいなのがずっと流れてるのが気になった。

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

トム・クルーズが当てもなく街をグルグル歩いてる様子が情けなく感じられて面白かった。
キューブリックの、おかしさと怖さのギリギリ中間ラインに場面を設定する独特の作品世界が全開だった。
途中訪れる謎の仮面
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.5

生活に疲れた三十路のニューヨーカーの女性が、旅にでるよくある話。
それってお金持ちだから出来ることでしょ?とツッコミたくなる場面が沢山あった。
ただ、皮肉な気持ちでみたわりにそれなりに楽しめて、主人公
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