ふじおさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.5

前作と比べると新鮮味やストーリーの重みが足りないものの、あの家族に対してより愛着を持って観ることができた。

暖かい映画

ブレイド3(2004年製作の映画)

3.6

紹介されたガジェットを活かしたアクションの少なさやラスボスの魅力のなさが気になるけど、ちょうど良い面白さがあり、ブレイドの厨二病アクションを楽しむ分には全然クソ映画ではなかった。

終盤の大勢のモブキ
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フィンチ(2021年製作の映画)

2.3

終末世界を舞台にしたサスペンスとしても、人間とAIの感動ものとしても、サバイバルものとしても全てが中途半端。

目的地にたどり着くまでは、映画全体に特に影響を及ぼさないしょぼいイベントが並べられただけ
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チェリー(2021年製作の映画)

3.0

意外性のない出来事しか起こらない前半は無個性で面白くなく、トム・ホランドがラリって銀行強盗する後半からそこそこ良くなった印象…だったけど麻薬の怖さを軽視して無理やりハッピーエンドにしたエピローグが酷か>>続きを読む

クライモリ デッド・エンド(2007年製作の映画)

2.8

ヘンリー・ロリンズ以外のキャラクターが全員無個性でしょうもないからなのか、キャラクターたちが経験することに関心も湧かなければ本来必要なはずの不快感もあまりなかった(奇形の殺人鬼同士の野外近親相姦が見れ>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

2.5

とにかく編集が微妙。

何人ものキャラクターと情報量の多さが整理されていなくてどこに集中すれば良いか分からない上に、シリアスとコミカルのバランスが悪い。

最初20分くらいは途中から再生したかのような
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テリファー(2016年製作の映画)

3.2

ピエロが人を殺しまくるだけの内容に84分の長さがぴったり。

今では逆に珍しい80~90年代のホラー映画の雰囲気が漂っている。

銃撃と真っ二つがお気に入り。

ブレイド2(2002年製作の映画)

4.0

ブレイドのモノローグから始まるオープニングクレジットからかっこよさ全開。

前作よりも怪物であることの哀しさが増している所がデル・トロらしい。

アクションシーンの時の縦横無尽に動き回るカメラワークで
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ブレイド(1998年製作の映画)

4.0

ダークヒーローの厨二病アクションを楽しむ映画

クラブでのアクションシーンから心を掴まれた。
ショットガンで顎を打つところがかっこよすぎる。

本作を観ると、同じくヴァンパイアものの『モービウス』で血
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セッション9(2001年製作の映画)

3.0

緊迫した状況の中、なぜか1人だけ録音テープを聞きに行くシーンが1番面白かった。

『マシニスト』もそうだったけど、真相が明かされるまでの過程の盛り上げ方も真相そのものも物足りない。

雰囲気は嫌いじゃ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.2

大勢のキャラクターの面白い死に方が見れて満足。

スーサイド・スクワッドに命令する司令部のキャラクターまで面白い。

1作目の100倍良くなっていると感じたと同時に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.4

1作目同様、アクションシーン以外の印象が薄いが、アクションの迫力が増していたのは良かった(死体だらけのカーチェイスはどうかしてるとしか思えない、最高)。

ドアに空いた傷をすり抜けるカメラワークも結構
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.3

良いエンタメと悪いエンタメの違いがハッキリ分かる。

基本的には何も考えずに楽しめるファンタジーアクションだけど、複数の魅力的なキャラクターに均等に与えられる出番、面白いギャグ(脳みそのシーンがお気に
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.7

丁寧な人間ドラマと素晴らしいアクションで140分があっという間。

マイルズとグウェンの関係が可愛い。

前作の時点ですごかった映像がさらに進化していて、映像の種類が多いという物量作戦はウェス・アンダ
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デアデビル ディレクターズ・カット版(2003年製作の映画)

4.0

地味でダークなマーベル映画

1人で世の中を変えようとするデアデビルが、結局変えられないまま映画が終わるというどうしようもなさは、主人公が何も成し遂げていないと捉えることもできるけど、個人的にはダーク
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.3

派手なアクションシーン以外の内容をあまり覚えてない。

つまらなくはないけど、キャラクター同士の関係性の変化を描くわけでもキャラクターが絶体絶命のピンチに陥るわけでも魅力的な悪役がいるわけでもないから
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.4

ライカート特有の何も起こらない虚無感が、誰を信じて良いか分からない状況と全然目的地にたどり着かない不安感とマッチしていて良かった。

007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

3.3

ロジャー・ムーア版前2作よりはシリアスとコミカルのバランスがそこそこ良くなり、アクションシーンも増えて確実に面白くなっているけど、ボンドとボンドガールの対立を予感させておいてあのエンディングは酷い。>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.3

「餌を買う金がないなら犬は飼うな」というセリフが印象的で、ケリー・ライカートらしい静かで寂しい雰囲気も良いけど面白くはない。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.4

寂しげな雰囲気があり、友情の終わりを描いた映画と聞いて納得できるも特に大きな出来事が起こらないから退屈ではあるけど、それに見合った尺の短さだと思う。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

退屈には感じないが、とりあえず映画としての個性がない。

以前のような楽しさも気持ち悪さも本作にはない。

アクションシーンの撮影も予告編ほどは良いと思えず、特に記憶に残らなかった。

取ってつけたよ
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.5

初ケリー・ライカート

主人公のモノローグにある「高速道路はどこまで続いているんだろう」「知り合い全員をパーティに呼んだらどうなるのか」みたいなセリフに対して、車で行って帰ってくるだけの内容、窮屈さを
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007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

2.5

前作と同じような感じで、コミカルにもシリアスにもなってない中途半端さで、全体的にパッとしない。

特に印象的なシーンがないのも致命的。

ロジャー・ムーアのボンドは嫌いじゃないけど、ムーアの007映画
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キサラギ(2007年製作の映画)

2.8

専門学校の授業で観た。

コミカルな会話の中で次々と面白おかしい真実が明かされていくストーリーは面白かったが、終盤が蛇足すぎて台無しになってしまった。

終盤がなければ中々好きな映画。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

初アキ・カウリスマキだったけど、シリアスになり過ぎない独特な雰囲気が結構好き。

追われる側の主人公と追う側の殺し屋両方に死の気配を感じるのが面白い。

展開の早さに違和感があるシーンはあるものの、8
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.3

ロマン・ポランスキーの集大成的な気持ち悪さと居心地の悪さと怖さ。

頼りになる味方が1人も存在せず、気づいた時にはもう逃げ場がない嫌さ。

『マザー!』『ヘレディタリー 継承』に影響与えてそう。

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.0

ブラッドムーンは出てきません。

タイトル、ポスター、音楽はインパクトあるけど、それ以外はあまりインパクトない。

キャラクター同士が知らない間に仲良くなっているという違和感、超能力がなくても成り立っ
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吸血鬼(1967年製作の映画)

3.3

ポランスキーの最初の3本から作風が変わり、ユルいドタバタホラーコメディに。

まぬけなバディものとしてそこそこ面白い。

不良少女モニカ(1952年製作の映画)

3.0

ベルイマンは『第七の封印』しか観てなかった私としては、ここまでシンプルな人間ドラマ映画を撮っていたことが驚き。

本作に対して何か特別なものを感じることはなかったが、ガキ2人の短い恋愛を追っただけとい
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

2.9

良くも悪くもめちゃくちゃなコメディ映画で意味不明。

ザジが周りの大人より大人びていたこと以外記憶に残らない。

ストライキが映画の内容にどこまで関係しているのか分からない。

袋小路(1965年製作の映画)

3.5

『水の中のナイフ』に似ているけど、あれよりも変な映画。

犯罪者の言いなりになる男が、最終的に自分のやるべきことを果たしても何も残らないドライさ。

反撥(1964年製作の映画)

4.4

ロマン・ポランスキーだからこそ描ける男性恐怖症と自分の家が安全じゃない絶望。

サイコスリラーからホラーへの切り替えも上手い。

SONNY ソニー(2002年製作の映画)

3.9

ジェームズ・フランコの人間性は嫌いだけど、映画への熱心さは伝わる。

映画出演のために飛行機の操縦免許取得や多数の監督作、そして『スパイダーマン』と同時期に本作で男娼役を演じたことは中々挑戦的。

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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.1

監督、脚本、主演を担当したエドワード・ノートンの執念は伝わってきたものの、あちこち行ったり来たりでストーリーを追うのが難しい。

そもそも政治系の話は頭に入ってこない。

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

3.2

あまりにシンプルすぎるストーリーにしょぼさすら感じてしまったけど、映像は美しい。

ロマン・ポランスキーが描く男女の密室劇という点で、3作目の『袋小路』や『おとなのけんか』を連想し、本作がデビュー作と
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バットマン(1989年製作の映画)

3.4

他の要素と比べてバットマンの存在感が薄く、特に大きな盛り上がりもない。

素晴らしい映画だとは思わないけど、ジャック・ニコルソンが演じた狂気とコミカルが混ざったジョーカー、『ダークナイト』3部作と『ザ
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