アラバンさんの映画レビュー・感想・評価

アラバン

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アオラレ(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

さすがにあんな態度を取られたら腹立つでしょ。

確信犯的とはいえ女性があまりにも酷いキャラ設定のため感情移入が全く出来ず、大きな声では言えませんが、やっちゃえラッセルクロウという、フェミニストから目に
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

この監督はラストシーンの天才ですか。
「ある画家の数奇な運命」も非常に素晴らしかったが、このラストはオールタイムベスト級。

反体制劇作家ドライマンのアパートを盗聴し続けるヴィースラーが、ある事件をき
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.6

全然面白くなさそうですが意外な面白さでした。

30年後の自分が、悲劇的な未来を変えようとして現代に現れ、現代に生きる自分はその30年後の自分を殺さなくてはならないという面倒臭い状況に陥るタイムトラベ
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ブラックブック(2006年製作の映画)

3.9

ナチスをプロトタイプの悪役として描くというよりも、ナチス政権下という極めて抑圧されたギリギリの極限状態の中で、人間の強さや弱さや醜さが濃厚に描かれており見応えたっぷり。

レジスタンスとしてナチスの中
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.4

同じタイプの「2012」は派手なVFXが主役で、ジョンキューザック一家の家族の物語は付け合わせのブロッコリー程度なものでしたが、こちらは、どちらかというとディザスターを背景とした壊れかけた家族の物語。>>続きを読む

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.3

フィンランドの田舎町の小さな食堂にやって来た中国人チェンが実は一流シェフで、美味しい中華料理が評判になってお店が大繁盛。
おまけに毎日食べ続けた老人たちがどんどん健康に。

まさに医食同源。
毎日食べ
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シティーコップ 余命30日?!のヒーロー(2020年製作の映画)

3.7

余命宣告を受けたダメ刑事が主人公のコメディ。

フランスのコメディー映画といえば、気の利いたユーモアで笑いを誘い、最後はちょっといい話っぽく締める、、みたいな雑なイメージを持ってましたが、これは大ボケ
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

少年院から出てきた、聖職者に憧れるチンピラ少年が、小さな村で司教になりすまし、まるで別人のように立派な聖職者として振る舞い、村人たちの心を掴んでいきます。

一年前に起こった悲劇的事件に突っ込んでいき
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ファイアー・ブレイク 炎の大救出(2020年製作の映画)

3.6

森林大火災の中、村人たちを助け出そうとする6人の消防士たちの命懸けの感動救出劇。

薄い人間ドラマと派手なVFXとツッコミ所という三拍子揃ったロシアンエンタメの王道に、ストレスフルなイカれたヒロインが
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

一つの事象を当事者3者のそれぞれの視点から見せるところは、やや長尺になってしまったとはいえ面白かったし、決闘シーンも最高に見応えがありましたが、露骨過ぎるフェミメッセージが鼻に付いて台無し。

コンテ
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グッド・ヴァイブレーションズ(2012年製作の映画)

3.9

70年代ベルファスト、パンク、レコード店、アンダートーンズ。、
これはもう観るしかありません。

70年代のベルファストでパンクロックを仕掛けたテリーフーリーの自伝的映画。

彼の、損得勘定一切なしで
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.8

これは緊迫感溢れるトロッコ問題。

暴走トロッコから5人の人間を救うために、レバーを引いて進路を変え、無関係な1人だけを犠牲にするかどうかは議論の分かれるところですが、目の前にいる1人の人間を線路に突
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ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

4.2

ベトナム戦争で英雄的な働きをした、ピッツという男に名誉勲章を与えて欲しいと、30年間も嘆願を続ける男が発端。

仕方なく官僚が調査を始めますが、彼に救われた人たちの証言を聞いていくことで、ピッツが何を
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再会の夏(2018年製作の映画)

3.2

1919年のフランスの田舎町。
何かをしでかして勾留されている戦争帰りの男と、その建物に向かって鳴き続ける健気な愛犬。
やって来た軍判事に対して、男が語る戦争への激しい怒り。

途中までは、静かながら
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まなざしの長さをはかって/正しい距離(2007年製作の映画)

3.8

なんだかよく分からないけど、なんとなくいい感じの邦題。

小さな村に突然美女がやってきて、鼻の下を伸ばして振り回される、というか勝手に振り回っていくイタリアン野郎たち。

彼女を中心に、特になんてこと
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ベルファスト71(2014年製作の映画)

3.9

1971年。ベルファストの暴動を制圧に来たイギリス兵士ゲイリーが孤立し、カトリック地域でIRAに追い詰められ、負傷して逃げまどいます。

まずもって、制圧側視点での暴動の迫力と、向けられる強烈な敵意が
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.6

宙ぶらりんだった全ての謎が、最後に一気に繋がって、感心するしかない見事な着地を決める良質なサスペンス。
なによりトリックの質が非常に高い。
そこにホラーテイストひとつまみ。

ただ、あくまでもパズルと
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.5

観終わって、なんか拍子抜けというか混乱のまま終わったので、何箇所か確認しようと思って再度観始めたところ、今度は面白くて一気に全部見てしまいました。史上初の連続フル鑑賞。

スパイ映画=スタイリッシュア
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デーヴ(1993年製作の映画)

3.9

脳卒中で倒れた大統領に成り代わり、ソックリさんのデーヴが替え玉となって大活躍する絶品ハートフルコメディ。   

クソ野郎だった大統領とは真逆で、弱者を思いやり彼らを助ける善意の政策を打ち出していくデ
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魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち(2017年製作の映画)

2.8

酷い邦題に相応しいロークオリティ。

おまけにコンプリート困難な試練の3部作。
子供が喜びそうな題材なのにR指定。

とはいえ、レビュー見てるとこれから面白くなるような気がしないでもないので、気が向い
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グローリー 消えた腕時計(2016年製作の映画)

4.1

これはかなりの掘り出し物。

低賃金の鉄道労働者ツァンコが、線路に落ちていた大金をくすねずに警察に連絡したことで、ヒーローとして祭り上げられますが、これが悲劇の始まり。

立派な行いをした社会的弱者で
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.4

タイムラインにつられて初の007。

なんといっても最初の追跡劇が圧巻。
予算をふんだんに使ったと思しき贅沢三昧な映像は超絶級で、これはもう超大作ならではの凄まじいクオリティ。

ただ、気取った会話で
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

戦争捕虜から英国のプロサッカーチームに入団して大活躍し、英独両国から勲章を授与された、偉大すぎるドイツ人サッカー選手トラウトマンの伝記的作品。  

観たかった内容からすると終盤ぼやけてしまった感じ。
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.5

どこかファンタジーめいた雰囲気で描かれるニューヨークのどん底群像劇。
居場所を失くした弱者や追い詰められた人たちが、善意に出会い、小さな親切に助けられてドツボの人生から這い出していきます。

ツラい境
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導火線 FLASH POINT(2007年製作の映画)

3.3

イップマンシリーズを観るまでは、カンフーアクション映画なんて、おバカ映画扱いで(失礼)、何の興味もなかったんですが、格闘シーンの面白さと技の説得力が想像以上だったので吃驚しました。

この映画は、イッ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.7

これは凄まじい発想。
原作は1958年のハインラインの短編小説で、ハインラインと言えば「夏への扉」が超有名で、それ以外は読んだことがないのですが、さすが巨匠です。

バーにやってきた優男がバーテンダー
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.8

ドイツの現代芸術家リヒターの半生をモデルとした作品。
1937年ドレスデンでの少年時代から、独自の表現方法に辿り着くまでを描いていますが、ヒトラーのポーランド侵攻直前から、終戦、東西分断、ベルリンの壁
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.9

これは侮ってた。
そんなに怖くない感じのホラー程度に思っていたら、そんな低い予想の遥か上。

前半は、背後から迫るカメラワークと不気味な音響のホラー仕立てで、スーパーナチュラルな現象が起こりまくるもの
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.9

自分の恩人を殺害した容疑者コリーニの弁護を担当する若き弁護士カスパーライネン。
何も語らないコリーニが面会の最後に話した一言から、意外な真相にたどり着きます。

被害者と加害者を繋ぐ過去の惨事が明らか
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.8

ベイビードライバー、ショーンオブデッドに続いて3作目のエドガーライト。

どれも甲乙つけがたい面白さ。

ショーンオブデッドを先に見ていたので、サイモンペッグが真面目なスーパーポリスマンを演じてるだけ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ハードル上げすぎたのかも。
ビビリでホラーが苦手なのに全然怖くなかった。グロは予想以上にグロかったですが。。

プリミティヴな宗教を信仰する閉鎖的コミュニティの中に部外者がやってきて、一見穏やかな信者
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.9

偶然モーテルに集まった見ず知らずの人たちが1人ずつ殺されていくという、フーダニットミステリーの王道のような設定ですが、途中からガラッと様相が変わってホラーテイストの説明不可能な怪奇現象が起こり始めます>>続きを読む

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.0

母親が癌で入院したために養護施設送りになった兄弟が、酷い苛めと虐待にさらされます。

クソ校長とクズ職員たちが、無力で無抵抗な子供たちをひたすら虐待。当たり前のように全力平手打ち。絶対服従でメンタルを
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

スターリン死後のソ連の権力争いなんて聞くと、ドロドログログロでとんでもない権謀術数からの粛清の嵐が吹き荒れそうですが、そんな極めつけのヤバい状況をおバカテイストで描いていてます。

処刑が国技のような
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

2.9

中国資本の入ったミッドウェイ海戦の映画なんて、ろくでもないに決まっていると思ってましたが、懸念していた極悪日本的な描写はあまりなくて、強引にねじ込んできたチャイナ不時着シーン以外は特に問題なしでした。>>続きを読む

レッド・リーコン1942 ナチス侵攻阻止作戦(2015年製作の映画)

3.7

この手の戦争映画は駄作にしか見えないものが多いですが意外と良作も多く、これもかなりの掘り出し物。

コリンファレルっぽい曹長に率いられた5人の女性兵士たちが、16人のナチス相手に森の中で決死のゲリラ戦
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