ほしさんの映画レビュー・感想・評価

ほし

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映画(1831)
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ある機関助士(1963年製作の映画)

4.5

帰宅ラッシュまであと僅かというころ、ダイヤに約8分の乱れが生じる。機関車は水戸。機関士は、何とか取手までに遅れを取り戻し、上野までの運行を順調に進めようと努める。走る鉄塊、響く爆音、燃える石炭、昇る黒>>続きを読む

デジレ(1937年製作の映画)

3.5

奥様のパン屑にときめいたり無視されてキュンキュンしたりするマゾっ気ギトリが素敵。相変わらず会話シーンでは彼ばかり映る。

真珠湾攻撃(1943年製作の映画)

3.0

キャプラには劣るが奇襲後の米兵追悼シーンは胸に迫るものがある。『ニッポン国vs泉南石綿村』の故人/個人の写真はここからか?

2/デュオ(1997年製作の映画)

3.5

撮影:たむらまさき

この頃の西島は格別だ。執拗に反復される「金くれ」と沈黙を一閃する「知らねえよ」から成る脆い恐怖はこの人だからこそだろう。

モリのいる場所(2018年製作の映画)

2.5

撮影:月永雄太
美術:安宅紀史
音楽:牛尾憲輔

よもや「山﨑努の昆虫すごいぜ!」で終わるまいとは思っていたが天皇meets精霊は予想外。ただスタンスも虚構も半端で困る。その点いや増す『団地』の凄み。

風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

3.5

夏の訪れを避けるように北上したらラスト・ミニッツ・レスキューin相米が待っている奇跡。たまたま遺作になっただけ。

ユキとニナ(2009年製作の映画)

4.0

相米的な通過儀礼としての夏を経てフランスと日本の森が接続する。堅牢なフィクションを達成する映画は恐ろしい。

アデルの恋の物語(1975年製作の映画)

4.5

動きまくりのトリュフォーは好き。常にカメラを先導していたのがアジャーニの狂熱だったからこそ最後のブロンソンの歩みが活きる。恋に落ちる瞬間は隠し、渇きだけで押し切る100分弱。
余談。『接吻』で小池栄子
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

窒息気味に吸った息を、飲み終わったコップに吐く。最大瞬間風速は母親を沈める場面か(『トゥー・ラバーズ』で死に損なったホアキンが!)。弛緩しきった身体を持て余しズンズン歩く姿も新鮮。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

ずっと少年の側にいたカメラが停電後は青年にも寄り添い、カットは長くなる(よって前半のブツ切りが悪目立ち)。だが成就してから葛藤がないので赤いワンピースの「彼女」が良いところをさらう。愛する人を乗せた列>>続きを読む

女の座(1962年製作の映画)

4.5

少年の自殺疑惑が持ち込まれる正月映画という時点で異常。他者たる高峰の霊的身体が敷居の向こうからやってきたとき、切り返しとは阻害だと気付く。黒澤4Kばっかやってんじゃねえぞ東宝。

曳き船(1941年製作の映画)

4.5

『曳き船』について濱口竜介はこう述べる。「ジャン・ギャバンが、どうしてこんな事をしたのか分からないんだ、と言ったのを覚えています。突き詰めると、これはあらゆるアクションの動機かもしれません。」
理由と
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