Nanamiさんの映画レビュー・感想・評価

Nanami

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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

感情をどう処理していいかわからなくなる。えー!が感想…
原作未読、異人たちとの夏も未鑑賞だから比較はできないけど、本作で主人公アダムをゲイの設定にしたことは意味があるなぁと感じる。幼い頃に両親を失い孤
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

カズオ・イシグロによる脚本、脚色の解像度がとても高く、ここまでかと思うほど黒澤リスペクトを感じる。
舞台はイギリスに変わっても違和感なく原作の世界とストーリーが再現されているし、ビル・ナイの演技には感
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必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

3.8

真田広之演じるド派手な美形お奉行とその取り巻きたちが型破りでぶっ飛びすぎているが故に入り込めなかった部分もあるが面白かった。
相変わらず主水の戦いぶりは渋くて最高だな。あんな奇天烈集団相手に渋い立ち回
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バットマン(1989年製作の映画)

3.7

ジャック・ニコルソンの絶妙な口角の上がり具合から目が離せない。絵に描いたような悪役のそれ。もはやテンプレ。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.2

簡単に人を殺しすぎてギャグのように見える。殺すを「バラす」と表現する字幕もあいまって人命の扱いの軽さに笑ってしまう。ギャングってこんなもんか。

夫ヘンリーの行いについていけず度々ヒステリーを起こして
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

後半30分がとても面白い。
ターミネーターみたいな奴に主人公が殺されて笑ってしまった。
あの死に様100点満点だと思います。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ疲れた。長いしセリフ難しい。
広島と長崎での実被害にはあまり触れない代わりにオッペンハイマーがその手で行った実験だけはちゃんと描かれる。
実験成功後の原爆は軍と政府のもとに渡り、あとは何の
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

相変わらず難しくて長いけど前作より動きがあるのでまだ観やすいかな。
IMAX鑑賞をゴリ押しして通常の劇場では観る価値がないかのような宣伝の仕方はマズかったと思う。祝日だったのにあんまり客入りよくなった
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.8

リリー・ジェームズが好きだから眼福だった。
リチャード・マッデンの王子様はなんか悪役っぽく見える。
全体的には、みんなが観たいシンデレラになっているような気がする。

アラジン(2019年製作の映画)

4.2

ディズニーの実写映画にそれほど興味を持てなかったけどこれはガイ・リッチーらしさあって好き。
ジャスミンが可愛すぎる。金ローで放送してるのを観たあと、さや香の石井がジャスミンのコスプレしてる写真を見て、
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フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

4.0

ファンだったら知ってる情報ばかりだし、いつのインタビューだよ?っていう映像ばかりだけど
フレディのことを後世に伝えるための映像としてはよいのかもしれない。
ジョンが取り上げられる機会が少なすぎるのはB
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

5.0

言うことなし!!
何度も観た映像ではあるけど、IMAX鑑賞は格別ですな。
壁一面の大画面にフレディがいるんだぜ?
黙って座って観ているのがキツかった。
大好きだよフレディ。涙が出てきたよ。
IMAXで
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ブロークン・ポイント(2014年製作の映画)

3.0

元ネタのチェーホフの「かもめ」を読んだことがなく、登場人物が多いので誰と誰がどういう関係かいまいちわからず。
田舎・親族大集合という要素が不穏を招き、ろくなことがないのは万国共通のよう。
ベン・ウィシ
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

視点そこかよという感じだけど、極限状態になってもみんな尊厳を保っていて感心する。諦めて死を選ぶ人はいても発狂するやつとかいないし、こういう時の船長って大抵クソなのにめちゃくちゃまともだった。
生きるた
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

これがタランティーノの監督デビュー作とは恐ろしい。
何十年やってもこの境地に辿り着けない人が山ほどいるだろうに。もし同じ道を志していたら創作意欲失くしてる。
目を覆いたくなるほど血に染るシーンが多いけ
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.5

主人公の人生がとにかく波乱万丈でドタバタしまくりで疲れる。これチャールズ・ディケンズの半自伝なのか。
ポリコレを意識しすぎた感じがする配役は違和感があるけど、これも新しい映画の形なのかな。
アナイリン
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.2

最初から最後まで狂ってる。
主人公がやってることは猟奇的なのに、彼を責める気にはならないのはなぜ?ベン・ウィショーにしかできない、というかベン・ウィショーが演じることでしか成立しない。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新種の植物をめぐるスリラーとはいいつつ、それほど害があるとは思えない影響の出方でインパクトに欠ける。花粉を吸った人間の人格が変わるが、周りの人も吸ってしまえば変化に気付かなくなるし、むしろみんな素直に>>続きを読む

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.5

勝手に救われない系の話かと思ってたけどそうではなかった。清兵衛は清兵衛なりに幸せな人生を送ったんだろう。後からじわじわくる切なさ。
周りからバカにされてる地味で真面目な人が実は剣豪なのかっこよすぎる。
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.8

本物の矢で射られそうになる三船敏郎の迫真の表情が忘れられない。本物使ってよく怪我をしなかったものだな。
山田五十鈴の怪演が素晴らしかった。怖すぎ。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

2.9

ミュージカルはミュージカルでも台詞が全て歌なので挫折しそうになる。好みではなかった。カトリーヌ・ドヌーヴは超絶美しい。

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.5

絵本みたいな世界観。
ネズミを人間が演じていて可愛い。ファンタジーな演出で溢れているのに、話が悲しすぎる。

大学は出たけれど(1929年製作の映画)

3.8

「おれは毎日が日曜なんだ」
からの"サンデー毎日"を指差すシーンに笑った。今見てもめちゃ面白いよ。
1920年代に大学生が就活難だったなんて想像できなかったが、現代感覚に溢れていて驚く。
平成生まれか
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

5.0

何度くたばっても愛しの相棒のために蘇る、キザだけど繊細で健気でそれはそれはしつこいレスタトに感情移入してしまう。
お前には俺が必要、というスタンスながら逆だろ!っていう…

ストーリーは「ポーの一族」
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ベトナムでの戦場体験からくる不眠症を抱えるトラヴィスは、常に充血したような目をしていて、様々なシーンでその目が光り、印象に強く残る。ロバート・デ・ニーロの演技があまりにも素晴らしい。

ベトナムの帰還
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

自分だったら死ぬまでの残された時間で何ができるかと考えた。渡邊のように何かに尽くせるだろうか。そうありたい。渡邊の気付き、選択、不器用ながら熱意を持って行動に移す姿がいちいち尊く美しく涙を誘う。
それ
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

4.5

前評判の悪さから期待しないで観たけど超〜〜〜面白かった!好き!
10分に1回は笑えるし、見たいもん全部見せてもらえた。確かにCGはチープかもしれないけど、そんなのどうでもいいと思えるくらいには楽しかっ
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.8

除雪作業員として長年地域貢献してきた模範市民が、息子を殺され復讐の鬼と化す…!
…しかし、あっさりしすぎやしませんか?
淡々と人を殺しすぎ、死にすぎ。そうかこれはコメディなのか。悪役がマヌケで可愛い。
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