スティーブさんの映画レビュー・感想・評価

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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

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平成ガメラ3作目。ガメラを憎む少女と、ガメラのカウンターとして生み出されたイリスの戦いを描いた物語。

本作が異色なのは、序盤のガメラが少女の目から見て悪役として描かれる点であり、それがそのまま怪獣と
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

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ギャオスとの戦いから数年後、北海道に襲来した宇宙生物レギオンとのガメラの戦いを描いた作品。

なるほど、こいつは傑作。前作以上に自衛隊回り、さらには怪獣回りのディティールが細かく、見ていて楽しい。外星
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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別宇宙の自分とリンクして特技を吸収し、宇宙そのものを崩壊させようとする敵と戦うカンフーアクションムービー。

わりと独特な画作りと展開も相まって、ストーリーが混沌方面に踏み出しそうになるぎりぎりを踏み
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

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平成ガメラ三部作の第一作。

たしか公開時に見たきりのはずだけど、意外と内容を憶えていてびっくり。むしろ当時はまるで気づかなかった(何しろ子供だったので)ディティールの異様な細かさにこそ驚かされる。自
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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世界一のジャズプレーヤーを目指す青年の物語。

傑作でしょう。
原作の第一部を劇場版一本に収められるんだろうか?という心配を杞憂に終わらせてくれた、それどころか、よくまとめたなあ、と思わせてくれた仕事
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

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AIの研究が盛んな地方都市にて、強いAIを搭載した人型ロボットが高校に溶け込めるかどうかという実験が行われる。その中でAIの少女を中心に紡がれる高校生たちの青春映画。

というのは実のところ建前で、の
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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第一次大戦を背景にしたキングスマン発足の物語。

以下ネタバレ。
扱う素材がガチの戦争だからか、恒例のドぎついブリティッシュジョークはなりをひそめ、戦争終結の裏で活躍するスパイたちがわりと真面目に描か
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キングスマン(2015年製作の映画)

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英国に本部を置く謎のスパイ組織「キングスマン」の活躍を描くスパイムービー。

ファーストエージェント視聴に向けて久しぶりに再視聴してみたけど、相変わらずの傑作。かつての007に代表される古き良きスパイ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

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騎士の誓いを破り、泥棒に身をやつした男が、仲間たちとともに娘と死んだ妻を取り戻そうとするファンタジー。

知人が絶賛していたのでちとハードルを上げ過ぎたけど、充分に楽しめた。やはりハードルなんて上げて
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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刑期を終えて社会復帰を目指す元暴力団員を描く物語。

以下ややネタバレ。
すばらしき世界、すばらしき作品。見終わったあとで監督が西川美和だと知り、なるほどなあ、と思わされた。西川作品は『ゆれる』しか見
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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朝井リョウ原作小説の映画。桐島が部活を辞めたことによって巻き起こる、その周辺の群像劇。

以下ネタバレ。
「あれ?原作ってこんなだったっけ?」と思いながらの視聴だったけど(読んだのがはるか昔なのでもう
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

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「ナッシュ均衡」を発表した天才数学者、ジョン・ナッシュの物語。

数学者って心を病む人がわりと多くて、ナッシュもその一人だったというのは知っていたけど、そんな彼の栄光と挫折、苦しみがすばらしい演出で描
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映画 けいおん!(2011年製作の映画)

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『けいおん』劇場版。

もう何度目の視聴かよくわからないのだけど、そのたびに結構発見があって驚く。作画のクオリティ、演出の細やかさが語られがちだけど、監督含めたスタッフも触れている通り、「ロンドンで女
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

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マトリックス続編。

これも国際線の中で見たものなので、内容はかなりうろ覚え。ただまあ一作目の焼き直しにしか思えなかったかなあ……というのが正直なところ。かといって、じゃあどんなものを見せてくれれば満
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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敏腕映画プロデューサーと新人監督を中心に、映画製作の悲喜こもごもを描く映画。

以下、ややネタバレ。
とにかく演出とテンポがいい。原作に相当する部分は尺の半分近くで終わり、そこからはオリジナルの展開に
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トーマス・クラウン・アフェアー(1999年製作の映画)

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投資ファンドの社長にして泥棒が美術館から絵画を盗み、その調査にやってきた保険調査員と対決する話。

以下ネタバレ。
あらすじからして騙し合いと出し抜き合いのコンゲームになるのかと思いきや(実際途中まで
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最後まで行く(2023年製作の映画)

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母の訃報を受けて病院に向かう途中、人を轢いてしまった刑事のノンストップサスペンス。

頭から尻まで餡子の詰まった鯛焼きのごとく、イベントがとにかくぎっしり。定期的に挟まれる笑いのテンポもよく、プロット
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

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廃刊濃厚な雑誌の編集長と編集者が生き残りをかけて名門出版社内で周囲を出し抜こうとあれやこれやと画策するストーリー。

以下ややネタバレ。
演者の芝居とストーリーの展開がよく、演出も練られているため、最
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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

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任務に失敗し、敵地で収監された教え子スパイを救う奪還作戦を実行させるため、キャリア最終日を迎えたCIAエージェントが本部内で暗躍する、スパイもの。

いやあ、文句なしの傑作。
以下ネタバレ。
教え子の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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五感シェア型のネットワークが築かれた現代で、謎の歌姫として世界的人気となった女子高生と、同じくネットワークを荒らしまくる謎の「竜」の出会いを描いた物語。

うーん、つまらないとまでは言わないものの、さ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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「目玉」になる前の目玉の親父と復員後の「水木」青年が、因習のはびこる村で殺人事件に巻き込まれるサスペンス。

以下ネタバレ。
戦後日本を舞台にしたバディアニメとして評判に違わぬ出来だったと思う。すでに
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東京物語(1953年製作の映画)

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尾道に暮らす老夫婦が、東京に住む子供たちの元へ会いに行く。子供たちが敬遠する中、二人は戦争で亡くなった息子の嫁の元に身を寄せ……という話。

『ドライブ・マイ・カー』のときにも同じようなことを感じたけ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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任務に失敗した殺し屋が、依頼主に家族を狙われ、どんどんドツボにはまっていく話。

なんかこう全体的に渇いたドライな手触りの話ながら、そういうところがむしろおかしみに通じていくというなかなか興味深い作品
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

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『SSSSグリッドマン』×『SSSSダイナゼノン』の劇場版。

「宇宙の危機」という二作品合体の劇場版に違わぬスケール感と、「文化祭の準備中に好きな彼女に告白する」という等身大感を結び付けていて、この
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犬王(2021年製作の映画)

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室町時代、平家の呪いによって失明した琵琶法師と、猿楽の家に生まれた鬼子が手を組み、前衛的な舞台を繰り広げる話。

という概略で何一つ説明し切れていないのだけど、ざっくり言ってしまえば、「化け物を殺すの
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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ブラック企業で一週間のタイムループを繰り返す社員たちが、なんとかループから抜け出そうと奮闘するコメディ。

設定はよくあるものだけど、演出がよく、80分ちょいという尺の短さもあって、最後まで大いに楽し
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フォーカス(2015年製作の映画)

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ウィル・スミス主演のコンゲーム映画。

国際線の中で見たので正直うろ覚え(え)。普通におもしろかったな、という記憶はあるんだけど、内容のほうはもはやブロウウィン・イン・ザ・ウィンドである。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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ご存知マリオの劇場版。

想像以上にウェルメイドに作ってあって、しかしこれはこれで一つの正解だと思う。マリオにメッセージ性とかテーマとか、そんなの要らんよね。ただただテンポのいいアクションとキャラクタ
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地球外少年少女 後編「はじまりの物語」(2022年製作の映画)

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日本製宇宙ステーション「あんしん」に集まった、月と地球生まれの子供たち。しかし突如ステーションに非常事態が。子供たちは生き残ることができるのか、という作品。

いわゆるステーションを舞台にしたサバイバ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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『トップガン』続編。マーヴェリックが超難関のミッションに挑む人材を教育するべく、トップガンに帰ってくる空戦アクション。

噂に違わぬ出来栄えに舌を巻いた。ぶっちゃけストーリー的にはさほど際立ったものは
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AIR/エア(2023年製作の映画)

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NIKE『エア・ジョーダン』の開発秘話物語。

マット・デイモンとベン・アフレックのタッグだからどうせ外れはないだろうと思っていたけど、まあ間違いなし。この題材を見つけて映画化するという嗅覚、それをき
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

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何に対しても「ノー」と答えていた男が、セミナーをきっかけに「イエス」と答え始めたことで人生が好転していくコメディ。

しょっぱなのカールが飲みの誘いを断るシーンで、「お前は俺か!?」と思わされ、ここだ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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ありし日のハリウッドを舞台に、落ち目の役者とスタントマンを描いた映画。

傑作。実のところタランティーノがずっと苦手だった。『パルプ・フィクション』『レザボアドッグス』あたりを初めて観たときの感想は、
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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伊坂幸太郎『マリアビートル』を原作にしたドンパチ群像劇。

脚本と演出はかなり大胆に原作から脚色されているけど、これはこれで悪くないと思えるそんな映画だった。なんだか現実よりサイバーパンキッシュな日本
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

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大学を理不尽にクビになり、日々の生活資金にも事欠く教授が、同じく不遇の教授や研究者たちを集めて脱法ドラッグを合成し、大儲けしようとするサスペンスコメディ。

以下ネタバレ。
イタリア映画はほとんど見た
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