eigayarowさんの映画レビュー・感想・評価

eigayarow

eigayarow

映画(311)
ドラマ(0)
アニメ(0)

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

知り合い周りでは「リアリティに欠ける」とか「ドン引きした」とかあまり評判良くなかったりしますが、自分としてはすごく面白かった。
面白かったと言うのも不謹慎に思える、とことん衝撃的でエグすぎる内容ではあ
>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

バンブルビーの仕草の可愛らしさにいちいちキュンキュンしましたが、ファミリー映画感の強さにややがっかり。
ただ女の子主人公の青春モノとしての完成度は高いし、トランスフォーマーシリーズらしいロボットバトル
>>続きを読む

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

2.0

公開を決断した東映の心意気を感じて見に行きましたよ! 注目のピエール瀧の出演シーンなんて微々たるもので、べつに犯罪者役でもないからこの劇場公開の判断は妥当じゃないですかね。
キャラとしては安定の怪演ぶ
>>続きを読む

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

2.0

なかなかネタバレなしで語るのが難しい映画。終盤にけっこう大きな仕掛けが待ち構えている内容でそれまではまあまあ我慢が必要。ぶっちゃけサスペンス的な所で話がなかなか動いていかない。いつになったら怖いものが>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.0

リアルな恐怖を見る者に追体験させるための、主人公視点でのワンカットという狙いはわかるんだけども、70分以上をこれで押し通すのはやはりダレる部分が多く、見ていて飽きる。
実際に起こったテロ事件を題材にし
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

たいへんな力作で面白かったというのを前提にするんだけども。
米国における人種差別問題を非常に色濃く描いており、さらにオスカー繋がり、かつコメディというのもあり、どうしても今年見たばかりの『グリーンブッ
>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.0

ハリウッド大作としては手堅くまとまっているとは思うんだけども、最近のアメコミものは総じていろんな面でレベル高いから、どうしてもハードルが上がっちゃうところがある。そうなるとそんなに新しさや驚きを感じる>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

黒人のスパイダーマン登場! 人種差別テーマについてはさすがに最近は食傷ぎみなので響かないけど、やはり各方面で絶賛されているのがうなずけるほどクオリティは高い。
コミックブック風の見せ方とか、アニメでし
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

90歳という老人になって犯罪に手を染め、晩節を汚してしまった主人公のダメぶりを味わうダメ男映画として見るのが味わい深い。

ただ、犯罪映画として見るとドライブ部分がけっこう呑気でスリルに乏しいし、さら
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

埼玉を震源にムーブメントになった『翔んで埼玉』もいいけど、コメディといえばファレリー兄弟、その兄貴のピーター・ファレリーがいつもの毒っけをちょっと薄めて男2人のロードムービーを撮ったら見事にオスカーの>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

小規模公開だったので後追いでDVDで見たが、面白いよ! 展開がゆったりしたところはアクション好きとしては気になるけど、前半の主人公の青春描写の面白さもあってダレることはなく最後までワクワクして見られた>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.0

『ロブスター』『聖なる鹿殺し』のヨルゴス・ランティモス監督作品なので期待したが、思ったよりもマトモな映画だった印象で、個人的にはかなり肩すかし。
メインキャストの女3人のドロドロなドラマやどんよりした
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

部屋での電話のやりとりのみで展開する超限定シチュエーションのシンプルな会話劇で、見ている間はほとんど朗読劇に近い感覚。
事前の心構えとしてそんな超低予算映画だということを最初からかなり割り引いて見たわ
>>続きを読む

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.0

ネットのレビューなどで「絶望映画」的な内容らしいというのがあってそこらへんを期待したが、思ったほど絶望映画でもなかった。
無慈悲なショッキングシーンもあるにはあるけど、痛快な悪漢ものというか口八丁男の
>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

コレは面白いわ。原作未読で、見る前は、メインキャストのGACKTと二階堂ふみが2人とも沖縄県出身なのはいかがなものか!? と思ったりしたけどそんなことはどうでもよくなるくだらなさ。

日本のコメディ史
>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

5.0

『銃夢』の映画化権をキャメロンが買ったというのを聞いてから何十年待ったかという待望作。90年代当時『銃夢』を愛読していた世代としては、あのエンタメ2大巨頭のキャメロンとロドリゲス監督がここまで原作への>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

素直に面白いよ! 5点に近い4点。イマジネーション高い映像の圧倒的物量、そしてアクションの見せ場もクオリティ高く、2019年現在の最高のハリウッド大作! ってものを見せてくれた。
映画館の大スクリーン
>>続きを読む

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.0

先に見ていた知人から「デス・ゲーム映画ではないですよ」と言われていたにもかかわらず、どうしてもデス・ゲーム映画的な期待を持って見てしまって大失敗!

次々とサプライズが連打される展開は面白いし、12人
>>続きを読む

告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.0

後追いDVDで。公開時の世評が微妙だったのでかなりハードル下げて見たんだけども、それでもやっぱり微妙な印象。
それなりにサスペンス映画らしい恐怖演出を期待してしまったせいでその部分はおとなしめで肩すか
>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

3.0

アルジェント版に特に思い入れもない立場ながら評価は微妙。クライマックスのトンデモ具合などつまらなくはなく、かなり練習を積んだと思われる舞踏シーンも面白いけど、独特な難解さにハマれず。ホラー映画にもカル>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.0

面白かった。確かに映画っぽくはないというか、いかにもなフジテレビ映画だけど、キャストは豪華でちゃんとしたミステリーだし、どんでん返しもあって娯楽作として申し分ない。ミステリー系だとジャニーズ映画でも安>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

5.0

面白かった。ジャニーズ映画らしからぬ硬派作。あとで思い返すとケレン味の部分や、脇の人物の動きの強引さなどにアラも感じられるが、テンポの良さでグイグイ引き込まれ、見ている間のハラハラ感は格別。原田監督ら>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あの傑作『シックス・センス』以降、リアルタイムでシャマラン監督にはあの手この手でこれまで楽しませてもらっているので必修の監督なわけですが。
見終わった当初は、作品単体としては3点くらいかな……と思いつ
>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.0

キャスト総とっかえなんだねえ。ミステリーというよりサスペンス・アクションになって、スパイ映画を見るような面白さはあったけどもうーん。
長く別れた姉妹の過去のドラマの掘り下げが興味深かったりするんだけど
>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.0

実は前作未見。主演が『ブラックパンサー』で印象深かったマイケル・B・ジョーダンだし、スタローンも出るし、ネット界隈の評判も悪くなかったので見てみたんだけど、正直ピンと来ず。
ストーリーがベタすぎっての
>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

夫婦関係の冷え切った絶望感、身勝手な両親にただただ翻弄されるだけの一人息子。ロシアだけでなくどの国でもありそうな可哀想すぎるこの境遇。
同じように両親が離婚した母子家庭で育った自分としてはシンパシーを
>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

面白い。なかなかクオリティの高いリベンジ映画であり、絶望映画でもある。三部構成にしているそのコントラストもいい。
ダイアン・クルーガーが主人公で、女性映画的な宣伝だったのもあり封切り時にはうっかり見逃
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.0

昔のゲームキャラがネット世界で右往左往するっていう設定、いいじゃないですか。
ネットサーフィンや、ゲームでもオンラインゲームが主流になってきている時代の流れをしっかり取り入れた現代性、そしてネットの中
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

主人公をやっているレディー・ガガがちょっとうちのヨメに似ているので、彼女が脱いだりする度にそれが非常に複雑な感じで正当な評価を下しにくい。それはともかく、歌が上手いのはわかるし音楽部分のクオリティも高>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

2.0

塚本監督らしい演出の時代劇ではあるんだけども、うーん。事前情報で、いわゆるチャンバラ映画ではないというのは知っていたが、それでもなかなか見たいものを見せてくれない欲求不満がたまる映画。(最近こんな感想>>続きを読む

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

2.0

ややネタバレかもしれないが絶望映画だっていう事前情報があったので見たけど、かなり少女純愛ドラマ寄りの作りで期待していたレベルの絶望感は弱かった。
あの少年目線で見れば絶望映画なんだけど、少女側になると
>>続きを読む

暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.0

見るからに男くささがプンプン漂う、ど真ん中の野郎向け作品。見た後に実話モノだと知った。
ほぼ刑務所内での出来事が描かれる、タイ版『刑務所の中』であり、『網走番外地』ならぬ『タイ番外地』。薬物依存のボン
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

一応ホラーとして見たけど、そうなるとあの流れで具体的な化物が出てこないのが期待はずれで、超常現象だけで終わるのって肩すかし感があってあまり面白いと思えなかった。
まあ自分って、ホラーは好きだけどオカル
>>続きを読む

ポリス・ストーリー/REBORN(2017年製作の映画)

4.0

SFに足突っ込んでいることは情報として得ていたが、いつものジャッキーアクションがそもそも荒唐無稽なので意外とSFとの相性は悪くない。
どんなジャンルでも「ジャッキー映画」にしてしまう伝統芸能感は否めな
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

全体にスラッシャー系ではなく、不穏さで引っ張ってじわじわ恐怖を与える系のホラーだが、展開がホラーらしいホラーとは違い、かなり個性的。ジャンルクロスオーバー感が魅力でもあるが、ハマらない人はハマらないだ>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

近年の韓国ノワールにも劣らない、骨太なメキシコ国境ノワールというか。
無慈悲に人が殺される衝撃性もしっかりあるし誰が正義か悪かもうわからなくなるくらいの闇もある、素晴らしくハードでど真ん中な野郎向け作
>>続きを読む

>|