かよさんの映画レビュー・感想・評価

かよ

かよ

犬猿(2017年製作の映画)

3.5

最近は毒親を描いたものが多いけど、こちらは兄弟姉妹の犬猿の仲。縁を切りたくても切れないのが家族なんだなぁ。

私には姉も妹もいないから同性兄弟の関係性は我が事としてはわからないし、人のことを羨んだり妬
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

ゾンビ映画は観ないけど、一味違うと皆さんがおっしゃる通りだった。

まず、頭が秀逸。
車で鹿を轢く、という描写は映画でよく見るので、ああまたか、と思いかけるとゲッとなる。

要約してしまうと、ゾンビ(
>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.7

まず、元殺人犯のキャスティングがすごい。それぞれ、なぜ殺人を犯したかというのが言葉で語られるものの、過去の映像、あるいはイメージとして見せられることがないので、果たしてそれが本当なのか、本人によって歪>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

いやぁ面白かった。
救いのないデトロイトを観た後なので、でもこれフィクションだし、ね…と観てる間何度も思った。

世の中は善いことだけをする善人と悪いことだけをする悪人でできているわけではない、てごく
>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

50年前のデトロイトで実際に起きた、白人警官による黒人青年射殺事件を、関係者の証言や当時の記録を元に映画化した作品。(当時のデトロイトの状況は、見た後に町山さんのレビューで知った)
武器を持たない黒人
>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.3

レビューを書くまでちょっと寝かせている間に、週末のランキング2位に入ったこと、しかし酷評というか、怒っている人が多いということを知った。

怒っている人たちの中には、予告や宣伝から期待したものと違って
>>続きを読む

光をくれた人(2016年製作の映画)

3.7

この二人がとても好きで、実際にカップルになって結婚に至ったという現実と、予告編で見たあらすじから想像しながら観ていたら、予想しなかった展開に驚いた。えー!アリシア!えー!(←アリシアじゃない)

あと
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

原作は読んだもののほとんど記憶にない中、絶賛の声をやたら目にするので、これは観ておかないと!と足を運んだ。

うん、わかる。わかるんだけど、最近、二的な人から毎日来るメールに蕁麻疹を発症したばかりで、
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

20th century womanのタイトル通りにストレート過ぎるところがある嫌いもあるけれど、見終わった後にキューンとくる。
ジェイミーを取り巻く女たちが良い。アビーいいこと言うなぁと思ったけど、
>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.3

良い映画は、筋を知って観ても面白いと思うのだけど、ミステリーに限って言えばそのハードルはかなり上がってしまうな、というのが本作の感想。

ラストの画作りはある名画を想起させ、豪華キャストも相まって見応
>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.5

よくある女の足の引っ張り合いの話かな、と思っていると、とんでもない真相に衝撃を受ける。

冒頭のシーンが秀逸。
あれは原作にあるんだろうか?主人公のキャラを説明し、かつ、この作品自体のテーマがコンパク
>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.5

「あゝ、荒野」が好きだったので、岸監督の前作であるこちらを遅ればせながら鑑賞。

荒野を見て、やっと菅田将暉の世間的な評価に自分が追いついたのだけど、本作でようやく長谷川博己の魅力に開眼した。珠を追い
>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

天才と呼ばれる子どもにとって、大切なのは才能を伸ばすことか、あるいは友達と遊ぶことか。

両方手に入れることはできないのかしらねぇ、なんて思ってしまう。

裁判の結果、協議の末に叔父とも祖母とも暮らさ
>>続きを読む

ビジランテ(2017年製作の映画)

3.5

三兄弟が主演だけど、桐谷健太が狂言まわし的な役割で、一番心情がわかりやすいし、芝居が大変そうだった💦

東京に対してという意味での地方の閉塞感とか、男兄弟の感じとか、中国人コミュニティとの対立とかが、
>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

4.0

プレスリーが亡くなっているのと同様、ホロコーストはあったというのは自明なこと。でもそこに異議を唱え、攻撃してくる人がいる。しかも彼らは、都合の悪い真実だからこそ残されなかった証拠を、事実でない証拠とし>>続きを読む

祖谷物語 -おくのひと-(2013年製作の映画)

3.2

最近外国人観光客が増えているという祖谷。
あの人間みたいなかかしみたいな人形のみならず、自然がとても美しいところだとこの映画を観て知った。

ご自身も農業をしていらっしゃる田中泯さんは、鹿を狩るのも木
>>続きを読む

火花(2017年製作の映画)

3.3

主演の二人が歌う「浅草キッド」がすごくいいし、あゝ荒野ですっかり菅田将暉ファンになってしまったので、結構期待して観に行った。

原作からして、難しいなぁと思っていたけど、映画化も難しかったな。余白が多
>>続きを読む

(2016年製作の映画)

3.3

ジェフ・ミルズの音楽が意外だけど、それが効を奏したかは疑問。
毒母を扱うドラマは最近多いけど、こちらでは、「あゝ荒野」に続き毒父が登場して、デジャブ⁉となった。平田さんの長い長いお尻カットにどんな意味
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

沁みる。
取り返しのつかないこと、というものがある。許されるとか許されないとかでは済まないもの。一生背負っていかなければならないもの。

それでも、人生は100か0かではない。100になることは望めな
>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.5

前情報はゼロで、ただ、やたら評判が良いようなので鑑賞。
時間の都合で吹替版を観たせいもあってか、日本のアニメを観ているような感覚に陥った。あんまりアニメを観ないのに言うのはなんだけど。

クボの武器が
>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.5

前作はTVでなんとなく見たかな~くらいで、ゆるめのキャラものかと思っていたらいきなり冒頭で事件が起きてビビる。意外とハードボイルドなのか…でも大泉洋だぞ?とか思いつつ見てたら、まんまそういう感じ、ハー>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.8

もう映画はやめる!って言ったソダーバーグに、この脚本、誰に監督してもらったらいいかな?と持ち込まれ、俺が撮る!というわけで映画復帰作となったのもうなずける良くできた脚本。
レザボアとかロックストック~
>>続きを読む

MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.8

クレジットはイ・ビョンホンがトップになってるけど、実質カン・ドンウォンが主役。
イ・ビョンホンは純然たる悪人で、実は気の毒な過去が…的同情要素がないのが◎。もちろん魅力はある。
カン・ドンウォンが追い
>>続きを読む

ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)

3.3

音楽ものは音楽聞いてるだけでテンション上がるからあんまり外れないと思っているんだけど、まずそこでつまずく。

主人公もどうも愛せないぞ…?
志は共感するし応援したいことを言うんだけど、アグレッシブだけ
>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.5

情報はオゾンだけだったので、戦争の話で驚いた。

許されたい、という気持ちは理解するけど、この男ずるすぎやしませんか?とムカムカ。彼も被害者だけど、だからって被害者増やしちゃいかんでしょ。なんて理屈は
>>続きを読む

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.0

普段敬遠するタイプの作品だけど、瀬々監督、岡田恵和脚本、佐藤健主演に引っかかって試写会に応募してみたら当たったので観た。

序盤の出会いが、どこまで実話なのかわからないけどあざとく感じられて、お互い好
>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

エンドロールが流れ始めて、「え!終わり⁉」となってから、必死に劇中で引っ掛かったところをおさらい…

この映画のコピーに「復讐か愛か」とあるけど、その質問て実質一択だよね…とかいうのもヒントにしつつ。
>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.3

「全員クズです。共感度ゼロ。でもそれがラストに共感に変わる」というような宣伝文句を頭に鑑賞。
クズとはなんぞや?「凶悪」の白石監督だからという先入観のせいか、「え、これをクズって言う?」と思ってしまっ
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

低予算だけど全米で大ヒットという触れ込みの本作。トランプ大統領が誕生したからラストシーンを変えたというエピソードにもそそられ、映画館へ…。

黒人の主人公が白人のガールフレンドの実家に行く、というお話
>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

序盤はテンポ良く情報量の多いカット割りで、アーロンソーキンだったっけ⁉と思うくらいついていくのに必死。終盤、ふむ、そういう映画ねと思いかけると、頬をひっぱたかれる。これが気持ちいい。
もう一度観て復習
>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

3.3

生活のほとんどをクラウドに頼っているから、その気になれば私のすべてを奪うことなんて簡単だよな、と思うも、まぁいいか、となってしまう。

そんな私でも、こうして事実起きていたことを突き付けられると、何し
>>続きを読む

>|