マーチさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

マーチ

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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.9

【レビュー】
お恥ずかしながら、私は「攻殻機動隊」について全く知りません! 名前を聞いたことがあるぐらいで、「難しそうだなぁ〜」という印象が先行してしまい、士郎さんの原作は基、押井さんが手掛けたアニメ
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ダークレイン(2015年製作の映画)

3.6

【レビュー】
モノクロに近い色彩に凄く意味を感じる作品。その色彩であるが故に狂気度合いが適度に割り増しされているし、それこそTSUTAYAの発掘良品コーナーにあってもおかしく無いほど古っぽさの醸し出し
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スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

3.9

【レビュー】
構成と流れがハッキリしているから割と失速することなく二転三転するストーリーを楽しむことができる。

フェイクにフェイクを重ねる様が観ていて痛快だし、ドッキリ番組を題材にしてホラージャンル
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.3

March comes in like a lion,
and goes out like a lamb.

🦁3月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかに終わる🐑
(※英国🇬🇧の
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.9

【レビュー】
「25年目のただいま」と副題にある様に、勿論そこが終着点となっている訳なのですが、そこに辿り着くまでの紆余曲折が凄まじい。

並行して映し出されるのは約30年前のインドが抱えていた様々な
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

2.8

【レビュー】
この作品、後半になっていくにつれて段々面白くなってくる。最後は伏線が回収されたりして上手く纏まった感があったけど、それほど凄い仕掛けだったとは思えなかった。

単純に映画を楽しみたい時に
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.4

【レビュー】
ソ連時代に製作された超脱力SF作品。

ゆる〜く、まった〜りと進行していくので、せっかちな人はイライラしてしまうかもしれませんが、この遅いテンポの進み具合はこの作品にピッタリで、このテン
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セル(2015年製作の映画)

3.2

【レビュー】
まさしく「世にも奇妙な物語」!!
今作はしっかりとしたオチ(終着点)があるので、ラストを深く読み解ければ、それなりに納得できるかもしれません。

携帯電話(セル)を使っていた人たちが突然
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.6

【レビュー】
ダニー・ボイルの御家芸ともいえるスピード演出が最も炸裂したといっても過言ではない今作、若者が走る姿はまだまだ続く人生を前進し続けるかの様であったり、若い故に抱く様々な困惑や迷いを振り切る
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.1

【レビュー】
日本ミステリー小説界の巨匠小野不由美先生の原作小説を、ホラー畑出身の中村監督が手掛けた一種の怪談の様な作品で、原作がルポ形式のドキュメンタリーホラーであるので、映画にする際にもその形式は
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Whiplash(原題)(2013年製作の映画)

3.5

【レビュー】
この作品が『セッション』の原型となった短編作品。既にフレッチャー役はJ.K.シモンズで、『セッション』の出演者もよく観ると結構出ています。

『セッション』を既に観てからだったので、この
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ファウンド(2012年製作の映画)

3.7

【レビュー】
8000ドルという低予算で製作された影響か、チープな画質だったり、キャスト陣の演技がイマイチだったり、生首の造形が粘土工作かの様だったりと、諸々不安要素があるので見劣りしてしまいますが、
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.8

【レビュー】
「脳内トリップ」「多次元バトル」など色々と言われていますが、何より現代映画の技術力の進歩を上手く活用したエンターテイメント作品として素晴らしいです👏!!

掴みは完璧、いきなり「うわぁ〜
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

【レビュー】
頓知の効いたホラー仕掛けの連続でありながら、しっかりとしたスリラー作品。

頓知が効いてるというのは、今作のホラー演出における新しさと、死んだと見せかけたり思わぬ所から登場させたりするフ
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新宿スワンII(2016年製作の映画)

2.6

【レビュー】
監督・キャストは引き継がれ、予算面などで前作よりグレードアップしているのは明らかなのですが、主要スタッフが若干変わっていたり、脚本から鈴木おさむさんが外れた影響か、今作では前作ほど纏まり
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新宿スワン(2015年製作の映画)

3.8

【レビュー】
日本のアンダーグラウンドな世界を描いた話が個人的に好みなので、重苦しくも現実味を帯びていて、ジットりとした気味の悪さが蔓延っている描写が強い程、好印象に感じるのですが、今作はそれが結構強
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沈黙/ある沈黙(2016年製作の映画)

4.0

【レビュー】
重く苦しいテーマを美しい映像で綴った非常にアーティスティックな作品でした。

女性で、しかも母親ともなれば、より一層共感出来たり、重くのしかかる感情があるのではないかと思います。

施設
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パニック・イン・ザ・ヴィレッジの新学期(2016年製作の映画)

3.6

【レビュー】
とにかく発想が面白いし秀逸で、多々驚かされました。「これぞエンターテイメントの極み!」って感じで、この作品を理屈で語るべきではないなと思います。

ストップモーションアニメとはやはり馬🐴
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ぼくたちのジュネーヴ条約(2016年製作の映画)

3.7

【レビュー】
壮絶でくだらないことに執着する青春時代特有のいざこざを主軸にしつつ、道徳的な観点からのアプローチもこなすという短編であることを上手く利用した個人的に好きな作品。

敢えて滑稽に仕上げた
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ダーン・ディール(2015年製作の映画)

1.7

【レビュー】
早く始末してしまいたい男とスタートレックに固執する男。

映画好きなら確かに爺さんが繰り出すお惚け映画認識にイライラするかも…始めは笑ってやり過ごしていたレーも、早くコトを済ませたい焦り
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ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版(2009年製作の映画)

2.8

【レビュー】
この作品に評価をつけろと言われても中々難しいですよね。

まず第一に、各々が導き出した裏真実が、本当に正解なのかがわからないこと。確かめる術が他に観た人の推理しかないこと。まあでもそれを
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ハングマン(2015年製作の映画)

1.5

【レビュー】
うん、うん、怖い……自分の家の屋根裏に見ず知らずの気持ち悪い男がいて、ずっと監視し続けられてるなんて怖過ぎる!
確かにそんな異常な状況が続いてはいるんだけど、それだけ…異常な状況が延々
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.4

【レビュー】
バイオレンス作品とクラシックミュージックとの融合は今や常套演出になりつつあるけど、当時は前衛的で、この作品が現在のこの流れを作った先駆的作品だったんだろうなと思う。

「今日は皆さんにち
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

【レビュー】
青春音楽映画って何でこんなに面白いんだろう…

愛くるしい登場人物たちに、80年代を代表する名曲の数々、衣装・メイクにまで徹底して作り込まれているので、当時の雰囲気そのままにスッと物語に
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.7

【レビュー】
クリント・イーストウッド作品は自信に満ち溢れていて、一作一作に強い信念がみっちりと詰まっている。彼の本当に伝えたいことや感情が映像を通して直に鑑賞者側に投げかけられる…そしてそれにもれな
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

2.5

【レビュー】
個人的にこの手の作品には衝撃のラストとか、途轍もないドンデン返しとかを期待してしまうんだけど、案の定ラストのオチで驚愕することは無く、今作も青春ロードムービーのエンディングとして常套な終
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.1

【レビュー】
SFホラーを地で行き、ハラハラドキドキを存分に体感できる、リドリー・スコットが贈る元祖エイリアン作品。

シットリと始めて後半で爆発させるという元祖特有の面白さを持ち合わせていて、トリロ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

【レビュー】
ジェイク・ギレンホールがサイコパスを怪演する姿を拝めるだけでも観る価値のある今作。

とにかく最低なんだけど自分を正当化することに恐ろしく長けている主人公の「ルー」は歳上好きで、圧迫交渉
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ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

3.5

【レビュー】
今作はヤクザに憲法は適用されているのかが1つの大きな課題として提示されるという興味深くも珍しい内容のドキュメンタリー作品。

勿論ヤクザである前に「人」で、憲法が定めるところによれば人権
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孤独のススメ(2013年製作の映画)

4.3

【レビュー】
最近の作品だと『LIFE!』とか『おみおくりの作法』の様な、孤独な男奮闘記が大好物の自分としては、とても良い要素が揃っていたなという感じ。

やはり一番凄いのはストーリーの構成で、ハチャ
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.6

【レビュー】
「原作2冊分の物語=国岡鐡造の人生」を大きな出来事を抑えつつ、145分の尺でダイジェスト映像として観た様な感じ。

やはり1人の人間を描くには各年代それぞれの描写が少な過ぎる感じがして残
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RANMARU 神の舌を持つ男(2016年製作の映画)

3.0

【レビュー】
堤ワールド大全開!
堤さんが世に送り出してきた作品の中で最も楽しんで作られたことが伺える、いい意味でも悪い意味でもドラマの時の雰囲気そのままに、冒頭の振り返り段階からエンドロールのクレ
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

【レビュー】
タランティーノ節が全開な中で、西部劇を堪能できるというこの素晴らしさ。

目配せ、台詞、感情表現全てにドキドキさせられます。

圧倒的な演出力で幕を開け、何もかも破壊し尽くすかの様な展開
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.2

【レビュー】
とにかく小栗さんと妻夫木さんの演技が割と効果的で、其々のキャラクターとして輪郭がしっかりと浮かび上がっていたところが勝因。

前半の刑連発の展開と、映画オリジナルのクライマックス演出は意
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.9

【レビュー】
イーライロス×キアヌリーブスという意外な組み合わせでの、全体的に胸糞悪い作品。

前半のキアヌの良いパパ振りが上手く作用しているお陰で、美女2人のわちゃわちゃ振りが際立っていて、理不尽物
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