天之忍穂耳さんの映画レビュー・感想・評価

天之忍穂耳

天之忍穂耳

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心の中(1999年製作の映画)

3.5

何が行われてるのか全く分からない映像がずっと続くのだが、光と音の羅列を眺めていたら、なんだか壮大な作品を見終えた気分になった。

正欲(2023年製作の映画)

1.5

テーマである「特殊性癖」に真正面からぶつかってない。表層だけの超薄っぺらな作品。
あと、映画が下手クソすぎる。

ドキュメント サニーデイ・サービス(2023年製作の映画)

4.8

サニーデイ・サービスが大好きになりました。良い音楽とカッコいい男たちの記録。
鑑賞後、インタビューで出ていた杉浦さんのバンドエレクトリック グラス バルーンを聴いてみたら、これもまた良かった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

言葉にできない。言葉にすると、支離滅裂、意味不明、説明不足、とにかく凄い作品。

エクスタシーの涙 恥淫(1995年製作の映画)

3.9

1シーン1分1カット×60シーンの60分の作品で、自分たちを宇宙人だと思っている家族の話。ということは知っていた。
映画が始まると、各シーンの頭で「No.1」「scene No.2」と掛け声まで入って
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

とにかくすごい、完全無欠な映画。
見終わってからもずっと、この映画の事を考えている。

ダムライフ(2011年製作の映画)

4.2

前半、胸糞悪いのに見入ってしまった。後半、笑えない話なのに笑ってしまった。

丸木舟とUFO(2021年製作の映画)

5.0

ゆったりとしたドキュメンタリーで、劇的な展開があるわけでは無いのに、船造り、UFO、水道メンテナンス、など、映し出されるあらゆる映像が興味深く、見入ってしまった。
映画館で寝てしまうことの多い俺が、も
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.5

面白くはあったのだけれど、結局、想像の範囲内で、表面的にしか人物を描けてない気がしました。

焼け跡クロニクル(2022年製作の映画)

4.0

多くの場面で監督の妻である原まおりさんがスマホで撮影した映像が使われている。
あの状況で、家族を支えながら記録することも忘れなかったまおりさんに感動した。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何でない男女の別れから出会いまでを振り返る普遍的であるが故に響く日常リアリズムラブストーリーでとても良かった。のだけれども、一年ずつ戻っていくことにより、徐々に伏線が回収されていくというこのシステムが>>続きを読む

麻希のいる世界(2022年製作の映画)

4.7

突拍子もない展開やセリフ回しの随所に塩田監督のユーモアが散りばめられてて、辛い話な筈なのに何度も笑ってしまった。
日高麻鈴のフォトジェニックさにビビったのと、終始 妙なエロさがあって、なんかトンでもな
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なれのはて(2021年製作の映画)

3.2

登場人物たちの過去をもっと知りたかった。「元警察官」「元証券マン」「元暴力団」日本にいた当時はどんな生活だったのか、どういう経緯でなれのはれに行き着いたのか、1番知りたかった部分があやふやだったのが気>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

4.3

愛の辛さもわかるけど、美雪が可哀想で胸糞悪くてずっとドキドキしてて、絶対にハッピーエンドにはならない状態からギリギリ持ち直したのでちょっとホッとしたよ。
たとえ君モテモテで羨ましいな。

「2人って何
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

メチャクチャ面白かった!けど、メチャクチャ都合の良く行き過ぎ!
映像に不向きな内容をここまでエンターテインメント映画に仕上げた大八監督凄い!

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.5

松山ケンイチ、東出昌大、柄本時生、守谷周徒、全員にドラマがあって、感動した。
4人ともカッコ良かった。
感情移入しまくってるから、試合中に「おぉ!」とか声出しちゃってた。
楢崎(時生)が判定負けした時
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.2

好きなシーンはトヨエツとコロッケ食べながらキャベツをちょっと落としてしまったところ。
酒飲みあってトヨエツが笑ったところ。
沖田監督は、笑いと泣かせのセンスが凄い。(あざとくなく、さりげない)

さよならくちびる(2019年製作の映画)

4.6

映画館で観るべきだった!
塩田明彦監督の映画は1カットもこぼさずに集中して観たい。
2人組中学生がインタビュー中に歌い出すシーンは彼女のアドリブだったとか。(しかも映画初出演、撮影初日のファーストカッ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

2.5

展開が少ない。ほとんど時間がおっさんのオナニーを見せられているシーンに費やされる。
せっかく本人たちと会うところまで撮っているのに、それだけで終了。そこからの仕掛けが何も無い。
『水曜日のダウンタウン
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.5

江川達也の『BE FREE』みたいな設定。村西とおるを意識した造形の学園長。1週間のお話で、毎回曜日が表示される『台風クラブ』方式。友達同士のバトルシーンで『バトルロワイアル』のBGM。
ワクワクさせ
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東京自転車節(2021年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

完全にネタバレです。
好きなシーンを忘れないように備忘録として記してますので、観てない人は読まないで。

おばあちゃん手作りのマスクで東京に向かうという漫画的スタート。

『白THE WHITE』のオ
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

3.9

障害と癌とセックス。
セックスシーンが短過ぎ、もっと色々な体位や反応を見せて欲しかった(AV女優をキャスティングしてでも)、、、
見舞いに来てくれるという元カノのキャバ嬢も映して欲しかった、、、
映画
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ良かったです!
これは見た後で語り合いたくなりますねー!

中学生って、皆んなそれぞれいろんなこと考えながら、空気読みながら生活してるんだな、と。

大人になっても忘れたくない事が「アイス食べ
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あ、春(1998年製作の映画)

3.4

相米慎二的実験作だと思う。
いい話だし、笑いもあるんだけど、なんでこんなにちまっこい感じに収まってしまったんだろう、、、という印象。
身体的なもので映画を表現してきた相米監督が、敢えてストーリーで人間
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風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

4.0

居酒屋で殴られるカットが良かったです。
最後のカット(車を一旦バックさせてからカメラ前まで進んで止まって終わり)の意味がよく分からなかった。

台風クラブ(1985年製作の映画)

4.0

何度も見てるけど映画館で観れて良かったです。

ラブホテル(1985年製作の映画)

3.5

寺田農の視点で始まって、結局速水典子の視点で終わるというのがなんだか、、、
最初から最後まで速水典子の話として描いた方が良かったと思う。

翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

4.2

相米慎二はトリッキーで過剰な演出に目が行きがちだけど、ちゃんと感情の機微を描いてるんだよな。
恋愛感情というものがまだわからない微妙な年頃の男女の葛藤がすごくよかった。

それと、セリフ回しがいちいち
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らいか ろりん すとん -IDOL AUDiTiON-(2021年製作の映画)

3.0

せっかくのドラマをカッコつけた映像が台無しにしてる。

映画っぽいショット、カッコいい風なインサート、それっぽい編集で繋いでいるせいで、ドキュメンタリーに必要なグルーヴ感が無くなって「創りモノ」感だけ
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ある映画監督の生涯(1975年製作の映画)

3.9

溝口健二にまつわるエピソードトーク大会。

言う通りの演技ができない菅井一郎に「脳梅毒なんじゃないか?」
間に受けた菅井は検査を受けたが陰性だった。

撮影現場では休憩時もセットから出ることはなく、ト
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