kaitomoさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

カン・フューリー(2015年製作の映画)

4.2

おもしろ!
無敵のヒーローがロボットやカンフーナチをばっさばっさとなぎ倒す。豪快すぎる体術が炸裂し、人体は豆腐のように簡単に千切れていく。そして事あるごとに爆発する怒濤の三十分。ヘッポコレトロ感も良い
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8 Mile(2002年製作の映画)

2.9

せっかくのエミネム主演のヒップホップ映画なのに、母子家庭でお母さんがクズ男に依存しちゃって、家を追い出されそう…ってコテコテすぎる貧乏話に時間を割きすぎでは。他にも恋愛したり、嫌なやつらと喧嘩したり、>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

2.8

宗教上の理由で村から離れ、家族だけで暮らすことにした一家の苦難話。
子供が神隠しにあったことを発端に暗いムードが覆う。ナチュラルに不快な双子も、一家の雰囲気を悪くするのに一役買っている。
しかし、展開
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.9

新劇場版の記憶しかない状態で見てみたら最初から状況がわからなかったので一旦停止。
本作はテレビ版の最後の二話の差し替えみたいな位置づけという情報を入手し、テレビ版の終盤を観てから鑑賞。
自慰から始まり
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.9

冒頭から何やってるかわからない…!
しかし映像に迫力があってテンポも良いのでサクッと観られるのがよくて、すぐまた見直したくなる。
目覚めたら嫌われてて、何も教えてもらえなくて、ふてくされて、優しくされ
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.8

貧乏球団が誰も注目しないデータをもとにメンバーを構成し、チームを強くしていく。GMであるビリーの、横暴だがぶれない物言いは魅力的。
本来は情をしっかりもっている人間だからこそ、選手とは距離をとっていた
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

どん詰まりすぎて辛い。兄貴がなりふり構わなくなって卑屈な表情でゲスな営業するのが辛い。売春をしてからの方が明らかに二人が幸せそうなところが辛い。でも、やっぱり束の間の幸せも続かないことが辛い。ずっと目>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

3.4

序盤はかったるすぎて見るのを止めようかと迷ったぐらいだったが、劇場での勤務が始まるくらいから、芸達者な役者達が出てくるので、なんとか持ち直した。
しかし、ストーリーはコメディというには笑いどころはなく
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.7

キャラクターデザインや世界観にはまれない上、前半のテンポの悪さから、ピクサー稀に見る低評価になりそうな予感もあったが、後半はしっかり盛り上がった。
ラストバトルでこれまでの経験を生かして戦うところが熱
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.8

一貫性をもって無罪を主張し続けるテッド。彼が犯行を犯した場面は映されないので、こちらも確証が得られない。
陰惨なシーンはほぼないし、彼がサイコな本性を明らかにすることもない。
彼を信じた女性の視点に近
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シライサン(2020年製作の映画)

3.0

テンポはまあまあ良く、シライサン等のビジュアルは良かった。キャストも安定してる。
大きなマイナスポイントはないが、内容はよくある話で意外性・面白味薄。
小説版はもうちょい深味あったんだけど、あっちが後
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.1

勉強ばかりやってきた女子2名。パリピ達は、将来に展望もなく遊んでばかりいるのかと思いきや、実はそうでもなかった事が発覚!これはキツイ。ということで最後の1日で青春を取り戻そうとする話。
猥談したり、褒
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グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

選挙活動に暗躍するFacebookと選挙コンサル会社のドキュメンタリー。もともとの思想を強化するために広告で誘導していくんだと思っていたら、まだ意見の定まっていない人を、性格診断をもとに誘導していく、>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

唐揚げデカ。
陽気でノリ良し、アクション良し。
序盤の軽いシーンで車をガンガン壊す所は、バブリーな頃の邦画のよう。
最後、キマってた!

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.8

アンチ多めイメージ悪めの西野亮廣氏。わたしはその著書「革命のファンファーレ」を読んだあたりから、センスとビジョンのある賢いビジネスマンという印象に変わっていて注目すべき人物になっている。自信のあるふる>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.8

もう一人の自分「A」との会話に馴染めなかった。本人が自分であると認識しているにも拘わらず別人格があるかのように描かれるので、イマジナリーフレンドなのか、独り言を誇張しているだけなのか掴みづらい。主人公>>続きを読む

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.3

引っ越し先の隣人は、騒音オバサンだった!コミカルなタイトルからもコメディだと思ってたら、なかなかヘヴィーだった。誰にでも起こりうる他人事でない騒動を、ドラマチックかつ多面的に描いた良作。これ以上はネタ>>続きを読む

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.3

再見だが、面白!
前半は、自分の欲と保身のため、人を裏切り、殺す、ドクズの伊右衛門に不快指数全開(唆されやすいにも程がある)。
そのストレスを一気に開放するかのように、終盤は悪い奴等が、ガシガシとびび
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怪談(1965年製作の映画)

3.3

古典芸術作品。舞台セットは全編通じて惚れ惚れする。30分×4ぐらいだったらもっと観やすかったのにな。
黒髪…廃墟かっこよすぎる!コンパクトにまとまってる良作。引き込まれた。(星4)
雪女…吹雪凄い!村
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.9

POVによる犬鳴村潜入から、タイトル出るまでの流れからして、結構好き。手を緩めることなく、あちこちに色んなパターンで出てくる亡霊は飽きさせない。密。
ホラーとしてもなかなか楽しいがストーリーも悪くない
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.3

説明がほぼないので、設定を飲み込むのに時間がかかるし、いちいち何が起こってるのか分からずキョトンとしてしまう。
しかし、こういう風に育てても人間は自由を求めるようになるのだろうか。人間は生まれながらに
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シー・ユー・イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.5

悲劇を回避するためにタイムトラベル!という王道のフォーマットを使いつつ、酷く裏切ってくる。
製作者は、タイムトラベルを餌に人種問題を訴えたいだけで、観客を楽しませる気持ちに欠けているのではないか。
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

4.1

シンプルにずっと面白い、動きまくる冒険活劇ストップモーションアニメ。安心のライカ作品。
価値観のアップデートを恐れるだけで、主人公を殺すために殺し屋を雇うという雑な悪役が、現代的で皮肉が効いてた。
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.1

新興宗教の広報映画みたいな題名だけど、違うよ!ごった煮の韓国産超エンタメファンタジーアクション人情ドラマだ。
死んでしまった善人の罪の有無を七つの地獄を巡りながらジャッジしていくというストーリーがテン
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.7

後半に効いてくるわけでもないかったるい前半をホラー映画のお約束として我慢すれば、後半はサービス全開の阿鼻叫喚が待っている。韓国版グレイヴ・エンカウンターズ。
画面が暗いのとPOV多様のせいで、見づらく
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

豪腕マ・ドンソクさんが、警察と手を組み殺人鬼を殺しに行く!っていうだけで面白いが、本作はドンソクさんとタメを張れる役者が足りてない。
面白かったけど、もっと滅茶苦茶なやつを期待してしまった。犯罪都市の
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RE:BORN(2015年製作の映画)

3.0

VSいしだ壱成、VS篠田麻里子は面白かった。坂口拓の動きはキレキレで見応えあるが、主役やるならセリフにもっと重みが欲しい。
後半のゲリラ戦はワンパターンで飽きる。銃弾までサクサク避けちゃうし、敵の攻撃
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

3.8

久しぶりのキートン作品観賞。
相変わらずの芸術的なズッコケっぷり(バナナの皮!)。
幽体離脱して映画に入ったり、カーチェイス(?)も面白いが、ストーリーは浅め、スタントも控え目な方かな。
活弁つきで観
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.9

キラキラな若者たちが夢破れたり挫折して追い詰められる様が、そこそこリアルに描かれ続ける。青春映画見るつもりだったのに、安らげるシーンなさすぎで、しんどかった…。
藤井監督の『7s』も、二度観るのが辛い
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インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

3.2

インビジブル・ゲストのリメイクだったなんて!目立たない作品を目立たないリメイクしないでください。
原作あんまり覚えてなかったが、途中で気づいた。ほぼ一緒な感じだったが、大オチが原作に較べて分かりやすか
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罪の声(2020年製作の映画)

3.6

淡々としているし、インタビューばかりなので退屈しそうなのに、そうでもない。テンポよく少しずつ着実に真相に近づいていく感じは良い。
しかし過去の事件を深堀るだけの二人には、真相にたどりつくモチベーション
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誰も眠らない森(2020年製作の映画)

2.4

巨大でイボイボの殺人鬼がスマホ依存症のティーン達をぶち殺すお話。
作品に深みをもたらす訳でもない人物描写や怪物誕生秘話に時間を使わなくても良かったのでは。
そのせいか対決シーンもゴアシーンがあっさりし
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デストラップ・死の罠(1982年製作の映画)

2.9

売れなくなった脚本家が才能溢れる若者の脚本を奪おうと画策するところから話は始まり、意外な方向に話が転がっていく…。
どんでん返しが盛り込まれていれば、それだけで面白くなるというものでもない。
そこに至
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

ちょっとオーバーな男女の会話のやりとりなんかが、白黒時代のハリウッド映画のよう。
たくましい蒼井優、本音を見せない高橋一生、冷酷な東出昌大と、役者の持ち味は存分に発揮されている。それに黒澤清の不穏演出
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.0

プロレス一家の娘が、WWEに出るため奮闘する。ロック様は本人役で脇役。
軽めのコメディかと思いきや、努力・根性・挫折・葛藤等がしっかり描かれていて、満足度の高い王道スポコンムービーだった。
こういう映
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