角砂糖子さんの映画レビュー・感想・評価

角砂糖子

角砂糖子

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野球少女(2019年製作の映画)

3.0

「梨泰院クラス」でマ・ヒョニを演じたイ・ジュヨンが主演。天才野球少女と言われているチュ・スインはプロ野球選手になりたいが女性だからという理由で周囲から無理だと言われあきらめるように言われるがそんな声を>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

現代の社会において一度誤ちを起こし道を踏み外してしまったらなかなか戻れない現状をこれでもかと心を抉かれる内容の映画でした。
役所広司さん演じる元殺人犯の三上が刑期を終えて社会復帰を目指そうとするがすぐ
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.5

仕事一筋の映画PDのチャンシルさんある日突然仕事を失い自分の人生の大半を捧げてきた誇りのある仕事も周囲からは認めてもくれないし振り返ったら青春も結婚も出産なにもない現状のなかで悩み立ち止まったりしなが>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

傑作韓国ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の4年後の世界を描いた本作。前作も映画館で鑑賞し主演のカン・ドンウォンが好きなので期待は高めだったが
前回のゾンビ対人みたいなのを期待していたので
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.4

自分にとって「ジョゼと虎と魚たち」は邦画のなかでも特別な作品でもあり初めてDVDやサントラを買い原作小説も読み込むくらい大事な作品だったのでアニメ映画になると知ったときは実写版とは別物なのはわかってい>>続きを読む

NETFLIX 世界征服の野望(2019年製作の映画)

3.3

自粛期間をキッカケに入会した1人の人間としてNetflix作品が世界中の映画賞でも沢山の結果を残しドラマもブームを巻き起こしたりしている会社の歴史をしることができたのは面白かったです。特に物語のメイン>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.5

傑作映画「バッド・ジーニアス」の主演と制作スタジオがタッグを組んだとならば面白いに決まってるとハードル高くしながら鑑賞したがリフォームをするために過去の物を断捨離していくが最初はなに振り構わず断捨離を>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

令和版スタイリッシュにした「横道世之介」と鑑賞していて思ったが本当に荒削りさもあるけどいい作品でした。4人組の男子高校生の中心的な人物でもある佐々木を軸に主人公でもある悠二の生き方に影響を与え燻ってい>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

これから好きな数字はと聞かれたら絶対に「28」と言いたいくらいこの映画に心も体も侵食されました。安い言葉になってしまうが本当に好きな映画です。

詩人の恋(2017年製作の映画)

3.3

チェジュ島を舞台にしているが韓国だけどなんか異国の地みたいな土地に良くも悪くも小さな街での人間関係に居心地が悪くなる気持ちになったがヤン・イクチュンさん演じる冴えないが心優しい売れない詩人の愛せずには>>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.8

ハラハラさせられる物語展開と鑑賞していて胃が痛くなりました。これで長編デビュー作という監督の才能も恐いが同じくらいチョン・ジョンソはもう演技をこえもう怪演といってもいいくらいで大袈裟にいうが「ジョーカ>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

ジョナ・ヒルの長編監督デビュー作。最初のA24をスケートボードで作って壊すところからやられたという気持ちになったのに90年代のカルチャーだったりフィルムの映像に自分も90年代にいる気持ちになりました。>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

黒沢清監督の新作というだけでも嬉しいのに脚本を黒沢監督と教え子でもある濱口監督と野原位さんそして音楽を長岡亮介さん主演に蒼井優ともう自分の好きな人達の贅沢使いまるで海鮮丼みたいな最強のメンバー。鑑賞前>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.8

ベトナム戦争に反対のデモを起こしていた首謀者達が起訴をされ権力者たちから理不尽な目にあいながらもそれでも自分達の信念を曲げない姿にはこの作品が実際にあった話であり実際の人物がいることそして作品を観るま>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.2

上映を楽しみにしていた作品だったのでやっと鑑賞できました。おばあちゃんが余命宣告をうけ残り少ないとわかった離れて暮らしている家族が結婚式を口実に集まっているが病状を知らないおばあちゃんに余命を告げるか>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.6

予告ですごく惹かれた作品でもあり初めて映画館でドキュメンタリー映画を観ました。スケートボードを通して知り合った3人の少年の姿を12年を通して描いているがスケートボードのシーンは本当に圧巻で辛い空気にな>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.5

アメリカ青春映画の王道でもある卒業前のパーティーが大好きなのでそれだけでも観賞前からテンション上がっているのに主人公でもある真面目でガリ勉なモリーとエイミーが自分のなかで好きを通り越して愛すべき最高な>>続きを読む

LETO -レト-(2018年製作の映画)

3.8

80年代のロシアで表現の規制が厳しいなかロックを奏で自由に生きたいと願う人間の姿を描いた作品だったがモノクロの映像でありながらところどころカラーの映像になったりワンシーンごと写真のような構図でありなが>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.3

裕福で豪邸にも住んで家族とも仲が良く絵に描いた優等生で恋人と車のりまわして海へ行ってイチャイチャしてもう嫉妬すら起きないような生活をしている兄のタイラーとその家族だが一晩の兄の行動で絵に描いた生活が一>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.3

80年代設定で音楽が重要なアイテムで友情と恋もある映画が好きなので映画鑑賞前から面白いと期待していたがやっぱり面白かった。主人公のジャベドはイギリスに移民してきたパキスタン人でもあり威圧的な父親と差別>>続きを読む

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.3

13歳の少年アメッドがイスラム指導者の思想に影響をうけていく姿を描いているが鑑賞中はずっと苦しい気持ちになりながら宗教という目に見えないものを崇拝し人格まで変わってしまい抜けれない怖さもかんじました。>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

5.0

韓国映画恐るべしとんでもない傑作な作品に出会えました。主人公でもある14歳のウニの視点からみた家庭や学校で居場所がなく窮屈で不安になりながら生きているウニの姿に自分はウニの様な威圧的な家庭の雰囲気で育>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.5

予定が潰れて観る予定はなかったが中村倫也さん主演だからいいかと前情報全然入っていないまま観賞したけど中村倫也さん演じる主人公が見た目は同じだけど曜日ごとで性格が違う人間を生きるという設定だけど中村さん>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

グレタ・ガーウィグ監督×主演シアーシャ・ローナンの傑作映画「レディ・バード」のコンビが再タッグだけでも嬉しかったが名作小説でもあり何度も映像化がされた「若草物語」をグレタ・ガーウィグ監督版の「若草物語>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

自粛解除後初の映画。好きな監督の1人でもあるジャームッシュ監督の最新作だけでも楽しみなのに出演者がビル・マーレイやアダム・ドライバーや ティルダ・スウィントン やイギー・ポップというジャームッシュ作品>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

いくらパワハラやセクハラに対して厳しくなったとはいえ日本含め世界中に日々セクハラは起こっている。この映画は、アメリカで実際にあった事件しかもFOXという有名な局でそして訴えた女性達も実在にいる人達をシ>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.4

名作「レ・ミゼラブル」の舞台になった街に住んでいる住人VS警察官の抗争を描いた作品だがフランスでも貧富の差が激しく物語の舞台でもある街には移民の人たちが多く住み犯罪多発の街に生きている人達の姿をまるで>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

4.3

三池崇史で題名が「初恋」物語が全然想像できなかったが個人的に三池崇史作品はあまり好きではないがまさか三池崇史最高という気持ちになってしまった。訳あり男女の逃避行中に事件に巻き込まれるというありがちな設>>続きを読む

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.3

中国の若手映画監督の代表の1人でもあるビー・ガン監督名前しか知らなかったが今回初めて作品を鑑賞しました。作品の雰囲気からウォン・カーウァイ監督を思わせる映像の濃密な雰囲気に一気に作品の世界に魅せられま>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.9

ポン・ジュノ大監督の「パラサイト」の快挙により映画好きじゃない人達からも韓国映画のクオリティーの高さが知られるようになったが、「サニー」のカン・ヒョンチョル監督×主演ギョンスの情報を知ったときギョンス>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

サム・メンデス監督が自身のおじいさんの戦時体験を基につくった作品らしいが内容は主人公が上司に指示され違う部隊に伝達をするという物語だが、この映画の1番の見所でもあるハリウッドを代表する撮影監督でもある>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.4

女を武器にストリッパーたちが生きていくために金持ち男たちからお金をふんだくる
犯罪映画だが、チームプレイで行う犯罪映画はやっぱり映画館で鑑賞する醍醐味があるなと思いました。ストリッパーの裸にしてもエロ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

古典的な推理物かと思っていたが社会問題を上手くとりいれ練りに練った脚本だったので鑑賞していてハラハラしたり笑ったりと翻弄されました。最初はトリック見破ってやると思いながら鑑賞していたが、見破れませんで>>続きを読む

静かな雨(2020年製作の映画)

3.6

「四月の永い夢」で心を掴まれた中川龍太郎監督最新作とても楽しみにしてました。
今回は小説原作の映画化だけど太陽や月だったり雨や晴れの自然や住んでいる街の風景や日常の生活の丁寧な模写は本当に綺麗だなと思
>>続きを読む

オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.5

最初はボクシングがテーマの映画だからスポ根映画なのかなと想像していたがモノクロの柔らかい映像と温かい気持ちになる物語でした。主人公でもあるオリ・マキがライヤに恋をしてそして世界戦を迎えるまでの日々を淡>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

鮮やかな映像やオシャレな衣装も魅力的だが歴史上の人物でも特に描き方を間違えれば確実に批判を浴びてしまうヒトラーをコミカルに皮肉に描きながらも戦争の悲劇と残酷さをしっかり描きそして主人公のジョジョの成長>>続きを読む

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