白瀬青さんの映画レビュー・感想・評価

白瀬青

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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

東京松濤生まれお嬢様学校出身の華子は、同級生でたったふたりの独身のうちのひとりだ。焦って婚活に奔走するも、お嬢様の華はどこかぼんやりしていて相手の嫌な面ばかりが目についてしまう。
もうやる気もなくなり
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.3

豪奢で先鋭的なパンクロックドレスが画面にあふれでるヴィヴィッドな映画。そしてそのドレスはまさしく心を支配する武器になる。


衣装デザイナーは「マッドマックス 怒りのデスロード」などを手がけたジェニー
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

アメリカのノマドとは、家を捨てて車上生活をする人々のこと。
今作はそのノマドの拠点となるキャンプ地を中心に季節労働のあるところへ車で移動して生活をしている元教職の女性の生活風景と仲間へのインタビューで
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天空の結婚式(2018年製作の映画)

3.5

思わず頭の中にヤバTの歌も流れ出すハイテンションご結婚ラブコメディ(キッス! キッス! からの入籍入籍入籍入籍入籍入籍ィ!!)
美しくも保守的な断崖の孤立集落の家族に、意を決して結婚報告に向かうゲイカ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

あの頃の少年がすっかり中年になり、二時間超の映画に耐えられなくなった膀胱を濾過した再生水のような映画だった。


とはいえ、私はニワカなのでアニメ特撮界のアベンジャーズによるロボットアニメめちゃくちゃ
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.9

cv.櫻井孝宏の妖精がcv.花澤香菜のネコチャンを拾ったけど、御用改めにきたcv.宮野真守がそのネコチャンを連れ去ったからさあタイヘン!!
今、櫻井孝宏と宮野真守の壮大なネコチャン争奪戦が始まるーーと
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銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

4.2

……のくせにカッコいいじゃねェかァァァァァァァ!!!
アクションてんこもりにしやがって! ここはハリウッドかっつーの。遠慮すんなもっと破壊(や)れ。
めちゃくちゃSFじゃないですか何やってんだ。
幼馴
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天外者(2020年製作の映画)

3.5

あさが来たでお馴染み(だったらしいが私は見ていない)五代さんの伝記。三浦春馬主演。
悪いところは何もないけどエピソードとエピソードが有機的に繋がらないというか、なんかいい語り方があったはず。本当に丁寧
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

4.3

北極圏のゴールドラッシュに湧くアメリカ。温暖な地で判事の犬として花よ蝶よと育てられていた大型犬のバックは、北極圏の犬ぞり需要のために誘拐され、アラスカへと売り飛ばされてしまう。

この時点で私、ええー
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

洋画同性愛ものは悲しい結末になりやすいし、結婚が決まっている彼女をモデルにした最高傑作が冒頭に出てくる映画とか地雷だろと身構えてたんですが、そういう人にこそ見て欲しい。

画家のマリアンヌは荒波に隔絶
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.5

魔女に狙われた少年はブードゥーの魔術師みたいなおばあちゃんと共に高級リゾートホテルに避難する。
しかしそのホテルに大挙してやってきたのはアン・ハサウェイ率いる美しき魔女集団、彼女達はこどもを動物に変え
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.9

メタフィクションギャグが好きだし、なんなら三国志をよく知らずに観たので私はめっちゃ笑ったけど、三国志ネタというより役者いじりネタなので、三国志にツッコんだギャグを求めていた人は大丈夫ですかね。まあ福田>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

MIU404のヒットの直後ということもあり、脚本家の名前やバディ萌えで売る記事も多いが、こちらの映画は原作付きということもあり、同じく社会派ミステリではあるがほぼコメディ要素のない硬派で実直なミステリ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

テレビアニメシリーズの続編になりますので、テレビシリーズふくめての感想になります(アニメも該当巻までのコミックスも見ていない知人が見に行ってまったく楽しめずに帰ってきてたけどそれはそう。本当にお勧めし>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

臨場感にあふれた映画だ。でも不謹慎な感想だが、ゲームのような臨場感だった。しかもアレだ。自分視点で戦場にいながら、FPSとかではない。マリオとかサスケとかだ!
ダンケルク推しの人にいいとは言われたけど
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.5

美しくて優しくて非の打ち所がない、しかし「世間は、君たちは、こういうのを望んでるんだろう」と虚無から反応をうかがわれているような気持ち悪さを感じる--これは「大伴恭一」という人間そのままのような映画だ>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

歴史的な建築物が残り観光客の多く訪れるインドの大都市、ムンバイ。
その駅と外国人観光客に人気のカフェ、そして路上で乱射事件が起こり、逃げ惑う人々はホテルに殺到する。
五つ星ホテルのホスピタリティで避難
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

4.5

アニメシリーズ三期の完結編ということで陰謀と不審と裏切りの薄暗いインテリ合戦の行方を確認しに視聴しました。
しかしこの完結編劇場版、実に良い意味で期待を裏切り度肝を抜く一本です。
のっけからのノナタワ
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

特に毒も鬱もない純然たるコメディのほうの三谷幸喜喜劇。
隙なく小ネタを詰め込んで劇場に笑いは絶えず、しかもしょうもない小ネタの乱打だと思っていたらそれらがするすると伏線として回収されていく手際はさすが
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ジョンくんが! 現代ニューヨークを! 馬で走る! ここは京都じゃないんだぜ!! NINJA RE BANG BANGの流れるスシ!
フグ! ネコに魚を与えるイタマエ!
「オマエハオレガコロス」! 室内
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

劇場公開からのネット配信も早く、中には見放題サービスに入ってから見ることも少なくない昨今、気に入った映画のプレゼンもいかに劇場で観る方が迫力があり素晴らしい音響にこだわり素晴らしいかという方向性になり>>続きを読む

ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.9

インド映画ヒップホップ青春映画。
と聞いて、妙に陽気でモブが踊りまくってラップをするのかなみたいな面白い感じを想像して行ったのですが、そのインド映画の歌って踊るダイナミックな映像の作り方を駆使してスラ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

うん。解釈違いです。
既存のキャラに社会問題を語らせるのも大概にしなさい。

しかしこれが「ジョーカー」の作らせたプロパガンダ映画だと妄想したらどうだろう。今も本物のジョーカーはホラで撒き散らした世界
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.1

繊細で美しい画に、しっかりと臨場感を支え悪目立ちのしない音響、そして「悲しい」ではない感情で涙があふれる、いつものヴァイオレットエヴァーガーデンでした。

でありながら、電話の時代の到来を予感させる景
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

京都の膨大な歴史データをヴァーチャル空間に保存しいつでもアクセスできる事業――の、データの中の僕。そこに恋人を失った「10年後の現実の僕」がアクセスしてくる。
甘酸っぱいラブコメかと思いきや、好きな女
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.7

欝のない三谷幸喜みたいな時代劇風コメディ、お疲れの仕事帰りでもふらりと見て爆笑できる安心のギャグ映画です。
超高速参勤交代とかが好きな人とかにオススメ。

星野源の本好き引きこもりと賢くて強い女のラブ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

まず冒頭数十分の坊ノ岬戦のVFXと演出がとにかく素晴らしく、ハリウッドばりの圧巻なので、昨今の邦画戦争シーンはゆるふわお涙頂戴ばっかりだからなーと思っている人はぜひ騙されたと思って見てください。
細密
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.1

すっっっ ごい 壮大な猫映画を観た……!!

もはや字幕とか吹き替えとかそんな話以前にライオンが人間の言葉をしゃべってることに違和感を感じるレベルのリアルネコチャンなので、ぜひぜひライオン語版ライ
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.9

ダイナーが……少女漫画!? 人の感想を見て動揺していましたが、確かに少女漫画でした。
とにかく可愛い玉城ティナ。挟むのは夜神月役者二人の顔の良いドS。殺し屋だけのダイナーというか、顔の良いゲスしか入れ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.1

青空、雨、光、水ーー天候と空を描かせたら新海監督の右に出るものはいない。老女が「若い子は本当に美しい四季を知らなくて可哀想ねぇ」とつぶやくとき、画面では美しく陽に照らされるビル群の中に主人公の少年がた>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

生まれた場所は母親も逃げ出した田舎で、同級生はみんな都会の大学に進学してキラキラ、自分はといえば足の悪い父親と牧場のたくさんの牛や羊たちを置いてはどこへも行けない鬱屈した日々。
そこに外国人の男が手伝
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.7

しばらく普通の生活を学ぶために殺しを禁じられた殺し屋が、ゴミ処理場に拉致された知人を救出するために非武器の日用品を利用して殺さないように戦う!
というとんちの効いたドッタンバッタンを期待していたのです
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空母いぶき(2019年製作の映画)

3.7

シン・ゴジラの「総理ご決断を!」が大好きな人にはたまらない会議室政治劇と、
ガンガン向かってくるミサイルや魚雷を前にして冷静に判断し連絡を取り合う艦「隊」戦と、感情論ではなく戦略としての人命尊重が存分
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プロメア(2019年製作の映画)

4.0

状況が飲み込めないままいきなり始まる独特の熱いバトルに、最初は「あ、ついていけなかったらどうしよう」と思いましたが心配無用。
火消しをモチーフにした激アツロボットバトル、熱血セリフの応酬、熱いキャラク
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.3

ハリウッド版GODZILLAシリーズ前作で、仲睦まじい夫婦怪獣ムートーのわが子への愛は、同じく子を守るべく奮闘する主人公夫妻のドラマパートに暗喩された。
ゴジラの領分を侵し倒される悪役怪獣と人間とに何
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