コイズミさんの映画レビュー・感想・評価

コイズミ

コイズミ

PARALLEL(2021年製作の映画)

2.0

過大評価。商業映画のコスプレをした自主映画。演出も編集も音楽使いも残酷度もテレビドラマ的。無価値

ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)

3.5

少女のアタマが吹き飛ぶ所でそれまでの不満(退屈さ)も全て吹き飛んだ。満足。ラストも叙情的でクソかっこいい

うまれる(2021年製作の映画)

1.5

THE熱演風演技の応酬。内容ともに如何にも映画祭ウケしそうなやつ。みんなこんなのに騙されちゃうんだ、ちょろいっすねーって感じ

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

悪くはないけど原作が良すぎた。綾野剛の狂児は思いのほか良かった

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.0

デビュー作『アンチヴァイラル』以降8年のブランクがあったブランドン自身の葛藤とアイデンティティの物語

毒娘(2024年製作の映画)

3.5

面白い。始まりはデカバサミを持ったちーちゃんの『屋敷女』的ホームインベージョンだが、いつしか真の毒は誰かを炙り出すラッキー・マッキー『ザ・ウーマン』(テオレマ系映画の変奏)へとフォルムチェンジ。内藤映>>続きを読む

許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.5

流産させる会に続く内藤式残酷教育映画。更なる洗練でコチラをも鋭くブッ刺しにかかる傑作。実録犯罪モノでありながら世界を敵に回した孤独な少年少女の美しきボーイミーツガールものとしても機能。ふたりが手を繋い>>続きを読む

二代目はクリスチャン(1985年製作の映画)

4.0

コミック的な軽ノリの前半から一転、血で血を洗う抗争(ガキもシャブ漬け)に発展する後半が強烈。

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.5

おもしろい。しとやかだけどド派手さも兼ね備えた良い映画。クライマックスのバトルとかかなり粗いけど映画の浪漫が詰まってた。スパイダーマンmeetsファイデス(+ターミネーター)なシスターフッドもの。好き

ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

3.0

まあまあ。カルフン×アジャだけあってアガる瞬間やゴアい描写はあるにはあるけど、95分ワン(ナイト)シチュエーションものにしては若干手数が少なく飽きる。社会派要素も(無駄に)強くこれだったら完全にジャン>>続きを読む

タッチ Miss Lonely Yesterday あれから君は…(1998年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白い。大学生になった達也と南の恋模様。謂わば濡れ場のないロマンポルノみたいな話(しかも達也はガソスタでバイトしている)。ファムファタールでNTR要素アリ。あまりにもやるせない。新田と西村に幸>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

4.5

パスカル・ロジェが監督人生の再起をかけて撮ったのがこれなのはカッコよすぎる。四大フレンチエクストリームの中で最も邪悪で病んだ一本。と同時に映画としての強度も圧倒的。究極のグランギニョル。組織のリーダー>>続きを読む

フロンティア(2007年製作の映画)

3.5

四大フレンチエクストリームの中では間違いなく最弱(前半がマジつまらん)なのだが、後半の巻き返しとこれぞフレンチスプラッターなヒロインの血の染まり方などが素晴らしく(美しすぎる!!!)、結果的には全然嫌>>続きを読む

ルルドの泉で(2009年製作の映画)

3.5

退屈だけど面白い。レア・セドゥの可愛さとラストのカラオケ(「Felicita」)とダンス(そしてラストカット!!)にやられる

犯る男(2015年製作の映画)

4.0

クリーチャー犬にファミコン式義足(ウィーンガチャン、ウィーンガチャン)。傑作

光る女(1987年製作の映画)

4.0

相米式オンリー・ゴッド。武藤敬司の野生味溢れる肉体美

ハサミ男(2004年製作の映画)

3.5

池田敏春快進の和製ジャッロ。傑作!と珍作!の狭間を蠢く何か。殺人シーンの呆気なさ(ネガポジ反転)にビビる。凄いものを観た。脚本協力の豪華さもヤバい(相米慎二、長谷川和彦)。

ラブホテル(1985年製作の映画)

5.0

35mm上映にて。泣いた。素晴らしすぎる。相米ベスト

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

素ン晴らしい。生存意欲が迸るクライマックスに激しく興奮。特にアレをアレする決断には思わず声を上げた

狂った触覚/激愛!ロリータ密猟(1985年製作の映画)

4.0

25歳の商業デビュー作で振り切れまくった爽やかな狂気。エネルギッシュな傑作。神をも恐れぬゲリラ撮影(新宿)も今作から健在

スモールワールド(2021年製作の映画)

4.0

流石はベガ。くそ面白い。闇に呑まれそうになる刑事の葛藤(ウォータースライダーのシーンが忘れがたい)

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.5

数十年後カルト化してそうな異端のアイドルホラー。突然のカラオケ映像的演出も、成功しているかどうかは別として試みは嫌いではない

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白い。激しいゴアから悪趣味な死体ギャグまで、見たいものがちゃんと見れる良い映画(何よりもコカインベアたんがかわいい)。大好き。レイ・リオッタ最後の勇姿を見届けよ

マーダー・セット・ピーセス(2004年製作の映画)

3.5

ネオナチのマッチョが女子供を容赦無くしばき回すだけの話。こんな内容に反して、(35ミリフィルムで撮られたという事も相まって)めちゃくちゃクールな作劇。赤ん坊が泣きながら殺された母親に擦り寄りに行くシー>>続きを読む

クリスマス・ブラッディ・クリスマス(2022年製作の映画)

4.5

ジョー・べゴス、今度は『悪魔のサンタクロース』を魔改造化。クソ傑作。薬物キメながら作ったとしか思えないやりたい放題さ

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.5

良かった。ケッチャム的なひと夏のドス黒青春譚。弾け散るミサンガが切ない

ヘル・レイザー(2022年製作の映画)

2.5

オープニングからマーベル映画か?ってくらい壮大な劇伴が流れるが、それ以外特に印象に残らない平凡リブート。そもそも尺2時間はなげー

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.0

映画自体はそこそこだが、ここぞという時にかかる音楽がチルすぎてダサい(テラハで流れてそうな曲)。

恐解釈 花咲か爺さん(2023年製作の映画)

1.0

ダメダメ。くっっっっそつまらん。日本の商業で本気のジャンル映画を撮るのはもう不可能なのかと絶望させられる。水ダウでザ・マミィ酒井に仕掛けた「プロポーズした彼女の実家がどんなにヤバくてももう引き返せない>>続きを読む

欲望に狂った愛獣たち(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ソープ嬢が無差別爆弾テロを起こす話。激烈に面白い。復讐すべき相手は明確なのに、この「無差別」という所にちゃんと意味がある。全編フィルム撮り(最高)と、みづなれいのアニメっぽいビジュアルやフォルムが90>>続きを読む

>|