コイズミさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

雪の断章 情熱(1985年製作の映画)

4.0

バイクのニケツで仰け反りながら「夏の扉」を歌い上げる斉藤由貴の画は良すぎるし、オープニングの超絶長回しにも目眩がした(やり過ぎだけど)。その他のシーンやショットにもアイドル映画らしからぬ異様さとイビツ>>続きを読む

アパートメント:143(2011年製作の映画)

3.0

脚本ロドリゴ・コルテスだけに一筋縄ではいかない面白さ。リアリティーとケレン味の塩梅が絶妙

みんな死んだ(2020年製作の映画)

5.0

“グロリア”で紡がれる大地獄絵図。期待以上の超傑作。イグレシアが『CLIMAX』を撮ったかのような激ヤバ案件

プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.5

嫌い。ヴィルヌーヴ的メタファー構造と洒落臭い希望のさし方にもはやうんざりとしてくる。あと映倫はカニバリズム描写に過敏すぎる。あの程度でボカシつけんな!

ハッピー・クリスマス(2014年製作の映画)

3.0

大したことない話を、(一見)大したことない演出で魅せるウマさ。ジョー・スワンバーグの実息であるジュード・スワンバーグの演技(?)が凄い。まだ赤ちゃんなんだけど、もはや赤さんといった貫禄。

ディスコード -DISCORD-(2012年製作の映画)

3.5

ジャンルの変容も見事だが、恐怖の対象であったはずの心霊現象がラストには“救い”となる所に一番舌を巻いた。

星に願いを(2019年製作の映画)

4.0

悪意と暴力の渦の果てに見えたのは、とても優しく希望に溢れるものだった

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

3.5

脚本が先行しすぎて展開に若干のもたつきを感じるが、それ以上に捨てがたい魅力であふれていた。冒頭から『オーディション』級に痛いワイヤーギコギコシーン(ボカシあり)が炸裂。しかしそこから『悪魔を見た』のよ>>続きを読む

私というパズル(2020年製作の映画)

3.5

単なるメタファーとして機能していた物が、ある瞬間から「実態」を帯び始めた所に深い感動とカタルシスが生まれる

アクエリアス(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

つまんないしかったるいし心底どうでもいい映画だった。こんな長尺に耐えた結果が白蟻オチとかマジで割に合わなすぎる

V/H/S シンドローム(2013年製作の映画)

4.0

テン年代きっての狂悪POVシリーズの原点。相変わらずどのエピソードも表現への妥協が一切ない本気度。中でもタイ・ウェストの監督した"Second Honeymoon"が超お気に入り。細かい所まで行き届い>>続きを読む

YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

4.5

毒々しいゴアと“病みー”でブラックな笑いに満ち満ちた壮絶な88分。ここまで振り切られるともはや笑い飛ばすことすら出来ない、圧巻のオーバーヒートっぷり。こんなのをクリスマスにレンタル開始させた業者も悪意>>続きを読む

PORTALS ポータルズ(2019年製作の映画)

1.5

この四監督の中ではやはりティモ・ジャヤントだけが突出して上手い。唯一いいものを作ってやろうという気概を感じた。リアム・オドネル、お前はもう映画撮らなくていいよ

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

2.5

エクスプロイテーションな題材を真面目に丁寧に撮っている、故に全く好みじゃなかった

悪魔は見ていた(2019年製作の映画)

3.0

『P2』の韓国リメイク。現代的な問題や事件までも孕んだ中々に練られた脚本ではある。が、この展開にするなら画的なゴアは一つでも欲しかった。殴る刺す だけでは劇中の顧客達はきっと満足しないはずだ

タイム・ダイレイション-死のベッド-(2016年製作の映画)

3.5

ベッドから降りたら即死亡というシンプル且つ大胆な設定に加えてSF要素までも搭載しているというハイスペックさ。ゴア描写も色とりどりで随所に飽きさせない工夫がなされている

アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

5.0

最高。スローモーションで人体がブツ切りになった瞬間興奮のあまり射精した。300点

ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

破綻スレスレなオチに最初はかなり戸惑ったが、主人公の設定が「空想虚言症」だという事を踏まえればあの展開(語り口)にも合点がいく。

ロッジ 白い惨劇(2019年製作の映画)

4.0

冷淡なショットの奥に潜む悪夢的イメージの連鎖。展開や描写に大きな派手さはないが、観終わってからもジリジリと精神を蝕むような厭さだけが残る凄まじい殺傷力。ペテンから本物が誕生してしまう恐怖(と快感)。傑>>続きを読む

ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018年製作の映画)

3.0

途中までは良かったんだけどタイトルのその先のエピソード(ビッグフットを殺しあた後)が完全に蛇足。そういったテイストは全く求めてない

ブラッド・ブレイド(2019年製作の映画)

3.5

ザラーが脚本書いたんじゃないかと思うほど渋さとゴアに溢れている。特にラストの銃声からの産声(一つの命が尽き、新たな生命が芽生える)の表現はモロにザラーっぽい。
最近のゾンビ映画にありがちな“余計な”コ
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デッドナイト(2017年製作の映画)

3.5

ここまでの惨劇を引き起こしといてラストに予見される未来がめっちゃしょうもなくて笑った(でもよくよく考えるとあのオチは世界の破滅への第一歩なのかも.....!)。とまあ、色々と舌足らずな部分はあるけれど>>続きを読む

劇場版 アキハバラ電脳組 2011年の夏休み(1999年製作の映画)

5.0

超絶。少女たちの中で唯一アニマ・ムンディではない北浦和うずら(テレビ版でもほとんど出番がなかった)をサブヒロイン的ポジションに置いたことで、劇場版ならではのセンチメンタルさとエモさを確立。結果的にテレ>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

4.5

『#生きている』の上位互換。過酷な状況下で力を合わせてサバイブするという内容に対しての説得力の高さはもちろん、ドローンやネットの使い方までも今作の方が数段上手。エンドロールの部分で補完されるとある粋な>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.0

平坦で退屈。さっきまで喋ってた人間が目の前で砕け散ってゆく(ただの肉塊になる)表現とかをもっと見せてほしかった

エビデンス -第6地区-(2011年製作の映画)

3.0

とにかく一切の説明がなされないまま、グワングワンにぶん回された映像だけで語る(魅せる)豪快さに圧倒された。特にラスト20分からの展開が壮絶。完全に乗ったもん勝ちなPOVライドショー

アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

3.5

ただの動画や記録映像の繋ぎ合わせが「映画」(演出されたもの)としか思えないほど映画的に作用してしまう魔術。油田の俯瞰シーンがめちゃくちゃこわい

ザ・デア-理由なき監禁-(2019年製作の映画)

1.5

邦題テキトーすぎるでしょ。普通に理由あるやんけ(だから良いとは言ってない)

モンスター・パーティ(2018年製作の映画)

4.0

ゴア満載で画ヂカラ抜群。展開にツイストも効いてて超面白い。殺人狂からクリーチャー的要素(ミッキー!)まで様々な年代のホラーをミクスチャーした楽しい快作

サイコパス-連続殺人犯たちの夜-(2017年製作の映画)

3.0

中盤までのアプローチは悪くない(というかかなり良い)のに後半に連れてバカどもがどーでもいい話をただひたすらくっちゃべってるだけという大問題が発生(群像劇的な構成もこの題材ではあまり効果的とは思えない)>>続きを読む

スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

2.5

メキシカンマフィアに『デビルズ・リジェクト』の続編作れって脅されて無理やり作ったとしか思えないぐらい面白くないし続編としての存在意義が分からなかった。蛇足の極み。なんなんだこれは

プリベンジ(2016年製作の映画)

2.5

面白い要素はふんだんに用意されているもののそれらが内容と全く噛み合っていない。やるならもっと過剰に振り切るべきだ、こんなのじゃ全然足りない

シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.5

多少の出オチ感は否めないが、それでもやはり画作りと音使いが異常。まだまだ発展途上ながら物凄い才能である事が十分に感じられる

ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録(2012年製作の映画)

3.5

そこら中に血と肉片がぶち撒かれるハイパワーな快作。冒頭の一人称視点から絶品