胸きゅん監督3大巨匠の1人、新庄毅彦監督の映画を初めて観る。王道とはこういうものだという、ブレない精神で撮っているのだろう。キャラにそれぞれ難ありだったし、馬村が白濱亜嵐?というのもあったけど、原作に>>続きを読む
福原聡子(蒼井優)の話し方の統一感の無さが、奇妙なスパイスだったのが印象的だった。聡子が憲兵隊に船から降ろされて、尋問を受けながら映画を観るシーン。聡子の顔が拍子抜けの表情から、ゆっくりと笑顔になって>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
タイトル通り各国巡りますが、そんなところに時間は割かず。全体的にサラーっと終わる映画です。M(テッサ・トンプソン)の身体能力と知力と野生の勘が欲しい。T(リーアム・ニーソン)が最後乗っ取られたところは>>続きを読む
一方的に切り取るカメラの暴力性を訴えつつ、そこが主軸ではない。あなたたちが見ているこのドキュメンタリーでさえ、カメラを向けられて、都合の良いように切り取られているかもしれないんですよ、と。そこに則る形>>続きを読む
各々宗教や言語の違いなど、断絶が幾度となく出てくるのに対して、マヘシュに言語聴覚障害があるという設定は斬新であり重要だと思う。「つらいことはみんなある」という台詞通り、各々不幸なことが降りかかるのだが>>続きを読む
患者のその日の体調、気分に寄り添っていないように見えて、実はかなり敏感に観察している医師の姿勢は、何度見ても感動してしまうプロの業である。小堀ドクターは特段そう見えて、落ち込んでいる人を「元気出さない>>続きを読む
日本で普及されているシリーズの影響か分からないが、プーさんってもっと可愛らしくて、いつもみんなと仲良し!100エーカーの森大好き!みたいなイメージを持っていた。実際のプーさんは始終薄汚れていて、色んな>>続きを読む
ドラマ10年分の総括という形で、中身が詰まりすぎて画面がいつも忙しい状態だった。ただ、ドラマ時代から追いかけてきた人にとってはとても満足できるエンディングだったと思う。新田真剣佑の、涙を我慢する演技が>>続きを読む
リーアム・ニーソンの渋ボイス×ブラッドリー・クーパーのセクシースマイルが観たい方は是非。戦車がぶっ飛ぶ、船が沈没、コンテナ粉々など、期待したシーンが盛り沢山で、後味ゼロで楽しめる。何も考えたくない日に>>続きを読む
映画の始まりは、妻の葬儀のシーンからである。強い嫌悪感の表情で、いかにも気難しそうな男・ウォルト(クリント・イーストウッド)が向ける視線の先には、明らかに気が合わなそうな息子家族たちが、暇を持て余した>>続きを読む
作品の舞台はメキシコ。心に傷を負った男・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は、友人の紹介でピタ・ラモス(ダコタ・ファニング)のボディーガードとして雇われる。アルコール依存から抜け出せず、心を閉ざしてい>>続きを読む
『エド・ウッド』のような実話をもとにした作品もしっかり撮れるんだな…と感心する気持ちもありつつ。
マーガレット(エイミー・アダムス)の感情がいまいち読み取れない演技だった。喜怒哀楽の感情にいつも「困っ>>続きを読む
街の模型、序盤であっけらかんと死んで幽霊になる夫婦、孤独な女の子の行く末など、ティム・バートンらしい楽しい作風だと思う。序盤の作品は監督の意向が強く出やすくて、見ていて面白い。
ビートル・ジュースの字>>続きを読む
序盤、トラブルに巻き込まれた姉を探しに来た妹、ジョーン・ワイルダー(キャスリン・ターナー)が死ぬほど雨に打たれて泥だらけになり過ぎているところを見ると、やはりゼメキスはコメディを撮るのが上手いなぁと感>>続きを読む
カルト宗教、ナチス、政治などが絡む話の割にはまとまっていて、ドキュメンタリーではなく映画として観ることが出来た。セットも細かく、史実に似せているところもあるが、主張しすぎない程度。画面に感動させる、と>>続きを読む
ジミー、ショーン、デイヴの3人の少年が、子ども時代のトラウマを抱え、隠しつつ、それぞれ大人になる。ジミーの娘・ケイティが殺害され、それは単純な理由なのだが、疑惑に疑惑を重ね、閉鎖的な街の中で事件は思わ>>続きを読む
グレンデルが激しく殺戮を犯すシーンには、今までにないくらいの迫力があり、しかもグレンデル自身の醜さが際立っていて、物語の中で印象付けることに成功している。しかし、『クリスマス・キャロル』で感じたような>>続きを読む
地主の死体が腐敗してか、気味悪く描かれていたのが印象的。それを更に証拠隠滅を図って車ごと爆破させてしまうのだから、モラルのかけらもないが、これぞロバート・ゼメキス!と拳をあげてしまう。終盤、夥しい数の>>続きを読む
ビートルズがアメリカに来て、どうにかして一目みたいと女子3人が奮闘するドタバタコメディ。後のロバート・ゼメキス作品を見ているだけあって、当初からこういうことをやりたかったんだなと野望を垣間見ることが出>>続きを読む
前半、隣家である心理学者の家を覗いていた主人公・クレアの精神状態が不安定になるところを見て思わず笑ってしまったのだが、あれは黒沢清監督『クリーピー 偽りの隣人』に通ずるところがある。隣人を覗き、自身の>>続きを読む
クリストファー・ノーラン監督の話題作、きちんと映画館にて観賞。同監督の『インターステラー』も映画館で観賞した。前作観賞後、4次元だか5次元だか釈然としない設定が出てきたり、展開が多すぎたりとあまり良い>>続きを読む
単なるSF映画かと思いきや、「宗教」「政治」「権力」などを語るに十分な内容の作品であった。ドラムリンの執拗な嫌がらせを含めて言えば「女性差別」も入るのかもしれない。
何度も背景にゆっくりと映る大きな塔>>続きを読む
幼少期の記憶とはかけ離れた、奇抜な映像体験として塗り替えられた。ピンクの象がフワフワと行進しては消えていく様は、64分の本作品の中で割と長めに描かれている。
母親と離されて、ポロポロと涙を流すダンボに>>続きを読む
トム・ハンクスの声は耳障りの良い声なのだと改めて認識。歌も聴いていて心地よいし、何よりスクルージの役までやってのけるのだから、引き出しの多い俳優なのは間違いない。
始終、飛び出す絵本を見ている気持ちで>>続きを読む
どういう技法で撮影しているのか全く分からない程高度な技術を駆使して、尚且つ綿密に計算して作ったんだろうと想像出来る作品。小さなキャラクターの影まできちんと並走しているのだから、ロバート・ゼメキス監督の>>続きを読む
スウェーデン北部のラップランドという場所で育った主人公エレ・マリヤが、サーミ人として差別された物語。1930年代、スウェーデンはほとんど移民がおらず、多人種は珍しく、サーミ人は「保護」という形で差別さ>>続きを読む
個人的に、ロバート・ゼメキス監督の作品で一番好みであると言っても過言ではない。奥さん(姉)・マデリーンと、元カノ(妹)・ヘレンが殺し合い(※既に2人とも死亡状態)をするシーンなど、ブラックユーモアに溢>>続きを読む
冒頭の飛行機のシーンは印象的。目を伏せたくなるような惨劇ではあるのに、不思議と後味は悪くない。
救いの手のように現れるヤク売人のジョン・ウッドマンが、画に馴染んではいないがかなり面白みがあって良かった>>続きを読む
守銭奴のスクルージが、クリスマスの夜の出来事を境に人が変わったように優しくなる。貧しい人には優しく。教訓を伝えるべく、3人の精霊が「過去」「現在」「未来」を見せていく物語。
なんて怖い教訓なんでしょう>>続きを読む
前作との繋ぎを失敗なく綿密に作っていて、ロバート・ゼメキス監督の完璧主義を感じる。
今回は2015年、未来の映像が出てきて見ているだけで楽しかった。ビフの持ってきたスポーツ年鑑を焼き捨てるという、素人>>続きを読む
時間も時間なので、かなり覚悟が必要だろうと思い、スピルバーグ監督のリストの最後に取っておいた作品。
無慈悲に殺されるシーンの積み重ねは、どう足掻いてもつらいものとして残った。建築家リーダーの女、怪我を>>続きを読む
全てを破壊するのかと思わせるようなシーンが多くて思わず笑ってしまう。特にペンキ工場に車で突っ込み、色とりどりの飛沫が映るシーンは最早綺麗だなと感心してしまうほど。監督自身の破壊衝動があるのではないかと>>続きを読む
モーションキャプチャという制作方法のアニメを初めて見たので何とも言い難いが、これはいわゆる3D?平面のアニメと何が違うんだろう。中盤あたりの追走劇はアニメでしか表現できないようなシーンで目が追えないぐ>>続きを読む
フランシス・フォード・コッポラ監督の映画初鑑賞。初めて観る映画にしてはハードルが高すぎた…が、最後まで頑張って見終えました。
前半と後半で流れがまるで違っていて、特に後半は理解に苦しんだ。罪のないベト>>続きを読む
『クリーピー 偽りの隣人』『ダゲレオタイプの女』など、私の大好きな黒沢清監督の新作。早速映画館で鑑賞。
今回も私好みの面白い作品となっており、大変満足である。序盤の血塗ろの女子高生の映し方を見て、これ>>続きを読む
『グレイズ・アナトミー』全シリーズ追いかけているので、パトリック・デンプシー出演の映画も追いかけてみました。笑
見始めて驚き、オーウェン(ケヴィン・マクキッド)がいる!なんと豪華なオマケだろうか。全グ>>続きを読む