スコティさんの映画レビュー・感想・評価

スコティ

スコティ

デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

3.8

アメリカの高校。代理教師として赴任したヘンリーは、荒んだ高校とはどういう所なのか知っていて、生徒に事件を起こさせなければ十分と思っていた。 熱意なんて始めからなかったヘンリーだったが、売春と路上生活を>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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なぜ大ヒットしたのか?
暴力によるトラウマは、人を鬼に変えてしまう、など。『PRESIDENT Online』斎藤環さん,佐藤優さんの対談記事

https://president.jp/art
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アダム&イヴ(2018年製作の映画)

4.7

雲海広がる山に建つ、古びた教会。

修道院で司祭見習いをする主人公の部屋にあるのは、現代アート風のキリストらしき肖像画。

街で出会った女性のアトリエには、宗教的な抽象絵画。

コンテンポラリーダンス
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ユアン・マクレガー 荒野の誘惑(2015年製作の映画)

4.9

素晴らしい!!
でも殆どの人には、オススメしません。

神よ、我に語りかけたまえ。
神の声を聴くためにイエス・キリストが辿った試練と同じく、砂漠に入って40日間の断食をして、エルサレムに向かうという旅
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アメイジング・ジャーニー 神の小屋より(2016年製作の映画)

4.6

神の小屋でのエピソード群と台詞が、特に素晴らしかったです。

緻密に計算された展開で(現代的でアメリカ的な着想で)、世俗的なものに対して、キリスト教が接点を回復していく。

慎重かつ丁寧に進めていこう
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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

3.7

Filmarksで低評価だったので後回しになっていました。 万人受けしない作品だと見てみると分かります。
でも、映画として全然悪くないと思いました、結構良かった。

救いのなさと物悲しさ、宗教ものを
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

4.6

『最高の花婿』の続編。
フランスで5人に1人は見たというほど大ヒットした前作。 引き続きのブラックユーモアは少々激しくなりつつ、感動要素も増していて、最強すぎる最強映画でした。

前作のときに周囲にオ
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.8

ジャケットに惹かれて鑑賞。
1930年代のパリと南フランスが舞台。

霊友会で生計を立てていた姉妹は、まだ幼さが残る妹が霊力をもち、美人で社交的な姉がイベントを切り盛りしていた。
降霊体験に惚れ込んだ
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モンスター・イン・パリ 響け!僕らの歌声(2011年製作の映画)

3.7

1910年大洪水のパリを舞台にしたアニメーションで、少しだけ『ノートルダムの鐘』のような雰囲気も。

見た目はノミ(実験中の薬品で巨大化したキャラクター)だけど、心は正直。歌も上手い。

子供から大人
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カラミティ・ジェーン(1953年製作の映画)

4.2

心がきれい。

子供から大人にまで、気軽に見てっと勧められる、純心映画。

ジャケットから避けてしまいそうだけど、軽いミュージカル調の西部劇で、西部劇といっても乙女チック。

男勝りの格好で、カーボー
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.9

あけましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いします。

好きな映画なのに感想は書いていなかった、J.D.サリンジャーの半生を描いた『ライ麦畑の反逆児』。
フォローさせてもらっている皆様の、
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

4.3

『プロヴァンスの休日』は、
夏休み×祖父母家×自然豊かな田舎×恋愛 = いい話 という、
この手の作品で期待する上をいってくれました。

(あらすじ) 両親の離婚と親の海外出張で、三人兄妹だけがパリ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.8

「新しいテクノロジーは世界を変えてきたが、その革命を主導したのは政治よりも技術者だ。あなたはそのテクノロジーに関して、一度でも投票したことがあるだろうか?」 (ユヴァルノアハラリ『21 Lessons>>続きを読む

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.6

チャイルド•グルーミング のモデルケースのような映画。
お子様がいる親御さんには、見てほしいと勧めたいです。

コメディ系の軽い作品なので、鑑賞しやすい。

天才には見えないキャリー。 なぜこの設定と
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.4

映画の見方に迷う…。

青春の恋愛ごっこを柔らかく魅せる、ふわふわとした空気感に、独特な光。
アリスと父の会話、二組のトランプ、海のピクニックなど、自然体の美しさが溢れていたし、何より圧巻だったがアリ
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MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリー映画で評価の高い、日系アメリカ人3世のスティーブン・オカザキ監督が、三船敏郎(世界のMIFUNE)を題材に制作したドキュメンタリー映画。

ハリウッドからみた日本映画への視点なので、気
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太秦ライムライト(2013年製作の映画)

3.8

フォローしている方々のレビューにて、良い意味で期待を裏切られる様子を拝読して、鑑賞。

衰退期にある京都時代劇に、俳優さんたちが愛心をかけているストーリー。 京都•右京区にある太秦(うずまさ)の撮影所
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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

3.8

シュールであまり観たことのない斬新さ。柔らかで温かなテイストで、ブラック感もある。
ストーリーは、列車に身投げする人間を轢いてしまう鉄道運転士の視点で、彼らにとっては宿命ともいえる「事故」と共生してい
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.7

予告編だけでも感動していた映画で、どこまでが史実なのかと思いながら観ていても、描かれていたハリエット•タブマンは尊敬します。

『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督が制作したドラマ 『地下鉄道~
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アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール(2018年製作の映画)

4.0

アルバムの全世界売上枚数は9000万枚を超えるという、イタリア人で盲目のテノール歌手•アンドレア・ボチェッリ。
彼のために作られた「コン・テ・パルティロ」は、後に一部変更されて「time to say
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.3

ピアノコンクールに挑む4名が、それぞれの思いを胸に、悩み、励まし合い…という物語。

砂浜のシーンとか、とっても好き。
降り続ける雨の音、自然が生み出す最たる音楽、尊い静寂の波紋。その静寂を破ってしま
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.7

イランの名監督ジャファル・パナヒが、反体制的との理由で20年間の映画制作が禁止された。なので、映画ではなくドキュメンタリーを撮っているのだと言っても、危険な撮影であることに変わりはない。
見る側は、ト
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

パレスチナ・ガザ地区にある一軒の美容室が舞台。
本作について、Newsweekの記事で書かれていました。

https://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2018/06
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華氏451(1966年製作の映画)

4.5

焚書する昇火士 (消防士は消火ではなく本を焼くのが仕事になった "無知の平等" が実現された世界)の視点から、濃厚な2時間で描いた問題作。
原作小説を読んだ方も、鑑賞してほしいと思う映画。

映画制作
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

5.0

やっと観れた完全版。ショートver.は何度も鑑賞していて大好きな作品ですが、完全版は更にもっと良かったです。

DVDで鑑賞したので、撮影の様子や再編談などの特典映像もありました。

私はこの倍くらい
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.4

良い意味で、とんでもない映画を見てしまいました。
こういう系統の映画、本当は苦手なのですが、俳優さんに期待が高かったこととフォロワーさんの良いレビューが多かったので。結果、すごく見てよかったです。 凄
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不能犯(2018年製作の映画)

3.9

「悪魔って、もとは天使なんだよ」

"虚無" と "絶望しない才能" の対立。

生存権の否定と肯定 という、社会的なテーマとしても読み解けて面白かったです。


(以下、結末ネタバレ含み、どういう意
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

一緒に観る人と、良いポイントではなく、嫌な事の許容範囲みたいなことも語り合えるような箇所が多い映画。

色々感想は多いけれど、やっぱり趣里さんの迫真の演技すごかったです。

私は、努力の量や仕事で評価
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.5

殺されそうになったら、相手の小指を外に逸らせて折るというのは、護身術として聞いたことがある。そんなインパクトでバシッと始めに掴まれて、エンディングまでサクサク〜と気付いたら見てしまった。

無口に俯い
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

5.0

天井と窓、レトロな装飾具に、真っ先に目を奪われました。

大林宣彦監督 "映像の魔術師" 全開な傑作!
世界観にどっぷり浸かり、放心状態……。もう本当に最高でした。

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.5

追体験型の映画。
学生たちのサマーキャンプが行われていたウトヤ島で、72分間、540発の銃声が響くテロが起きた。
その72分間はワンカットで映像化している。

実際に、2011年7月22日に起きたノル
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.5

ホットコーヒーが冷めてしまうまでの僅かな時間、過去に戻れる。

タイムトラベルのルールは、実際に一度起きたことは変えられない。
その珍しい設定により描き出したテーマが、うんうん、なるほど、となる設定勝
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ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.2

ダウントニアン(ダウントンアビーの熱狂的ファン)を自称できるほどではないけれど、ドラマ版からのファン。

キャラクターひとりひとりに、犬に至るまで、ドラマのその後が見れたのが嬉しかったです。

でも
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ビタースウィート(2002年製作の映画)

3.5

親友、恋、家族、学校。 今いる世界が世の中の全てのように思えて、限界まで自分を追い込んでしまって崩れていく。
人によっては、ひたすらリアルな10代の感じ。


「ビタースウィート」という邦題で、チョコ
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.2

NYアッパーイーストサイドにある五つ星、カーライルホテルのドキュメンタリー。

トプカプ宮殿のインテリアを模したカフェがあり、「へぇ」となる。勿論トプカプ宮殿内で飲食は出来ないので、試行が面白い。
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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.5

実話をもとにした、サラッと楽しく観れるストーリー。

期待通りの優しい作品でした。
ロンドンで開発されずに残っていた廃病院の敷地で、自給自足の自由な生き方は、これはこれで素敵に映ります。絵がキレイで、
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