さむさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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劇場版 火の魚(2009年製作の映画)

5.0

後悔。それは人間だけに与えられた人生の味わい方。様々な料理を食した後の、晩年に供される焦がし砂糖のデザートのようなものだと思っている。
『火の魚』原田芳雄の命を搾りきった作品。後悔のない人生はない。天
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双生児 GEMINI(1999年製作の映画)

4.0

本木雅弘のA⇔B。終盤のA´。本木雅弘の中には少なくとも3人の人格が存在した。眉のない人間の顔はなぜここまで不気味なのか。

悲夢(ヒム)(2008年製作の映画)

5.0

胡蝶。邯鄲の夢。
映像ひとつひとつの色彩が美しすぎる。まるで絵画。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

5.0

「タンゴに間違いはないよ、そこが人生と違うところさ。」

これ以上の名台詞に いまだかつて出会ったことがない。

イヌゴエ(2005年製作の映画)

4.5

イヌゴエといえば今では綾野剛バージョンが有名になってしまったけど、こちらのイヌゴエもおすすめ。ストーリーが本当によくできている。主演の山本浩司、村上淳、犬の声役の遠藤憲一がとてもいい。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.0

この頃のオダギリジョーも、観ておく価値がある。

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

5.0

老いも若きも少年も。

登場人物が皆、死を背負い切れず孤独に寂しく健気に儚く生きている感じがいい。

Life ライフ(2006年製作の映画)

5.0

夭逝した泉政行と綾野剛のシーンがよい。諸行無常が世の常であることは十分にわかっているつもりだが、この映画を観ると永遠に変わらないものがこの世のどこかにあったらいいのに。そう思わせてくれる映画。