suminoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

気が合うって楽しいなと思い出させてくれる作品。
人との気不味さがドラマのきっかけだと思っている。緊張からの開放次第で笑いになったり、怒りになったり。坂元作品はそのテンポがおもしろい。

前半は「モテキ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

「呪いの作られ方」を観た気がした。
演出はパステルカラーを用いたポップさと、グロい描写がないのが印象的。
それに対して恨みや怒りの演技が凄まじく、演技ありきの作品になっている。
体良く生きている男がど
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

ガラリと変わる驚きと、境界線が奇妙になくなっていく様が綺麗だった。
エドガー・ライトの音楽の使い方はやっぱり最高。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

学校の視聴覚室で観せた方がいい映画。
子供はマーケティングの影響を受けやすい。
学生の頃は、ヘッドフォンやイヤホンで音楽聴いているのがカッコいいと思い込んでいた。
ロックに影響されてからは、より大きな
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

2時間半もあるけど、飽きることなく見れた。
冒頭に流れるフロッギング・モリーがかっこいい。一時期夢中になったアイリッシュバンドだ。
駆け引きのシーンは、緊張感があって面白かった。
最後が尻すぼみなのは
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

ここ数年観た邦画の中でトップに入る作品だった。
最初は主人公の軽い失敗にも笑えたけど、なれた頃には笑えなくさせられている。
「金と時間を使って、犯罪者の問題を考えさせられているのはなぜなんだ。」と一瞬
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

カッコいいカットがバシバシ決まって、見ていて気持ち良かった。
劇中劇を使って追体験させる仕掛けは面白い。
ディレクター作業をあれに置き換えるアイデアにはドキドキした。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

バトルシーンが多いのはいいサービスだった。
でも、剣での戦いとオーケストラだったのが単調に感じられ、キングスマンの良い所が無くなったと思った。

王様になれ(2019年製作の映画)

3.7

ラストのセリフがめちゃくちゃ良かった。
pillowsはずっと好きだったけど、2014年辺りから離れてしまっていた。
知らないことが色々描かれていて、また興味が湧いた。
コロナ禍でライブハウスにも行か
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.8

緻密なストーリーと仕掛けは最高だった。
主人公と共に気付かされる体験が出来た気がする。
ただ、序盤の捲し立てるような演出には、急かされているようで好きじゃない。
作品の時間が102分と少ない事に関係あ
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劇場版 フリクリ オルタナ(2018年製作の映画)

3.5

17歳の心の叫びがpillowsの曲でMV化されたという感じ。
最近打ち込みばかり聴いていたけど、やっぱりバンドサウンドはかっこいいな。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

見ている途中で気付いた。スリー・ビルボードに出演している女優だと。
強い信念を持つ様が、演技から伝わってくる。
セリフ少なく淡々と。好きなタイプの映画だった。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

楽しいコンテンツばかりでおもしろかった。

・アメリカンミュージックの戦闘シーン
・ゲーム内を体験しているような演出

ある願いやアンサーが散りばめられているが、現実はFPSが流行している。過激で刺激
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

凄いものを見た。冒頭は作り込まれた環境に、違和感のあるストップモーションだと感じたが、最後は完全に没頭できた。
展開と演出がおもしろくて、新鮮だった。

スチームパンクな世界観で、GANTZやジョジョ
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.8

昔お勧めされたのを思い出したため。
辛く苦しい映像の連続だが、目を背けられない展開だった。
自由への渇望が孤独を凌駕するのか。
雄の生存本能を掻き立てられる作品だった。
主人公の肉体変化が凄まじく、リ
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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

3.7

エウレカ好きにはいい作品だったと思う。
冒頭のTIGERTRUCKでは色んな感情で自然と涙が出た。
最高潮はバレエ・メカニックのシーンで、音楽と映像のシンクロが凄く、気持ち良かった。観終わった後もやく
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

任侠映画はアウトレイジしか観たことなかったが、かなりおもしろかった。
最初はよくあるバディ物で、ハードコアこち亀なのかと思っていたけど、終盤の盛り上がりが凄いし風呂敷の畳み方が見事でスカッとした。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

事前に知っていたあらすじ通りの事が、そのまま忠実に映像化された印象だった。
何かのドキュメントで知ったのが、ある地域に若者達が集まり特殊なコミューンを形成して生活しているという事実は覚えていた。
そう
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.8

かなり前に夏秋を観たけど、クリップしそびれていた。
恐ろしいほど手間の掛かる生活の一部をポップに切り取ってテンポ良く見せていくのが大好き。中でも小豆と焼き芋のシーンがいい。

音楽もミニマルテクノが合
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

この作品を見る前と後では、映画鑑賞の仕方がガラリと変わってしまった。そんな大きな影響を与える作品に出会えたのはラッキーだと思う。
シーンに合わせた抑揚とテンポが完璧な音楽がこの世には存在し、名作たらし
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.7

バトルシーンが多くて驚いた。かなり動いて爆発も見物だった。
ダークファンタジーなのに、心に訴え掛けてくる描写のせいで、残酷なシーンから目を背むけることができない。
作者の意図がアニメの演出にも現れてい
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

冒頭の戦闘シーンで思わず泣けた。
コロナがまん延しだしてから1度も遊びに出ていないこと。友達とも1度も会わず、会社でも極力直接の会話を避けるために距離をとっていること。孤独な日々を耐えてきたご褒美に思
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.0

セリフが少く、ゆっくりと流れる時間を楽しむ作品。最初は退屈、途中で「一体何を観せられているんだ」となったが、後半徐々に変化が出ておもしろくなる。
不思議な映画だった。

天気の子(2019年製作の映画)

4.2

圧倒的映像美を堪能できた。今までの作品は光の描写が好きだったが、今回の水の描写は凄かった。
のびのびと疾走するシーンの滑らかな動きは最先端の技術が詰まってて、不思議な感覚に陥った。
人の心が動く瞬間に
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人生の特等席(2012年製作の映画)

4.0

頑固なオヤジと娘の話。不器用ながらも通じ合おうとする様が良かった。
いけすかないやつが恥をかく流れは毎度分かりやすくてスカッとする。恋人の態度は強引で笑ってしまったけど、最後は晴れやかな気持ちになれる
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

5.0

この映画は自分の中でカンフル剤的な作品。前向きになりたい時に観ている。
行動を変えることで意識を変え、習慣にしていくことで人生を楽しもうと思える。
単調化している日常に変化を起こしたくなる。
ズーイー
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