みみさんの映画レビュー・感想・評価

みみ

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

5.0

コミックの方にはまり、すっかりねずこちゃんのファンになった私。

映画の前のアニメーションも、コミックをそのまま再現していて、戦闘シーンが丁寧に描かれていて、より理解が深まる感じがあったので、
もちろ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.4

言葉にすると、どうも安っぽくなってしまい、自分の語彙力のなさが明るみに。
でも、とにかく音楽が素晴らしい。そして、脚本も。

ジャックが語る、音楽への思いも、的を得ていて、とても本質的だと感じた。
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氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

3.8

コロナの外出自粛をうけ、大好きな映画館アップリンクを応援する気持ちも込めて、60本オンライン配信を購入。

過去のスケーティングの映像も交えられている。いまの華やかで、ドラマチックなフィギュアスケート
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

効率重視の社会で、人が人らしく生きられなくなっていく、その哀しさを描いた作品。

セブの思春期の微妙なこころの動き、時折見せる優しさがとてもリアリティーをもって感じられた。
日本では母親が子どもに関わ
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

残酷な場面は一切抜き。でも、静かに気持ちが動いて、揺らいでいる姿が丁寧に描かれた作品だと思う。
アマンダが、とっても健気で、でもたくましくて、かわいい。

切なさと、強さと合わさった期待のある明るさを
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モデル 雅子 を追う旅(2019年製作の映画)

3.5

雅子さんのクリアな存在感が印象的。

パートナーを失い、後をたどるようなドキュメンタリーは、悲しみというより、愛情を感じる。

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

オープニングから、とっても昭和な雰囲気を感じた。エンディングまで、昭和な香りがあったように思う。

佑さんは、ひょうひょうとしていて、ぬるっとしている。
瀧内さんは、自然体で、女性から見ても媚びがなく
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ビルエヴァンス、彼の初期のトリオの音楽ばかり聴いていた学生時代があったので、生涯について興味があった。

関係者のインタビュー、本人のコメントも挟みながらの展開。

音楽は、やはりうっとりするくらいに
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

モノクロながら、映像が抜群に美しい。

床のタイルを掃除しているスタートのショットから、思わず見とれてしまった。そんなシーンが最初だけでなく、随所にあらわれていて、引き込まれる。

国の情勢も背景にあ
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エマの瞳(2017年製作の映画)

3.8

いわゆる恋愛ものだけど、
セリフが非常に洗練されていて、軽やかさを感じる。

スマホが、忙しさの象徴のように出てくる。自分も、今のこのスマホ社会に違和感があるけど、それをさりげなく描いている。

隙間
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

やっと見られました。伏線まで本当に絶妙で、視点が変わるときの大きな変化が面白かった!笑った~
妥協しないで突き進む感じがまた、いい。業界のあるあるを一蹴する流れが最後まで貫かれていて、一刀両断的にスッ
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フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

3.9

手仕事が好きだという彼女のセンス溢れるおうち、ねこ、ピアノ。演奏以外のプライベートが全面に描かれていて、親近感も感じた。間に含まれるピアノの演奏がまた、静かに響いて心地よかった。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

のほほんとしているかと思ったら、途中から流れがかわり、しっかり現実に向き合わなくてはならない状況に。でも、希望が感じられる。あまりに衝撃的で、もう一度見たい映画であるのに、まだ、見られない感じがある。>>続きを読む

まぼろし(2001年製作の映画)

4.0

フランソワオゾン監督が、スイッチインタビューに出演したのをみて、以前これは観たかった映画だったと思いだし、観賞。

愛する人に再び会えないという現実に、受け入れがたさと、疑いや、失望、その他の入り交じ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.1

主人公の男の子の声が、私にはあまりフィットせず。
いわゆる、こうしちゃダメでしょ?的な教育番組要素が強く、観ていてちょっと窮屈な感じを受けた。

ストーリーも、細かな短編要素でもあり、物足りなさを感じ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.6

いきなり思春期に自分もタイムスリップしたような感覚。どのキャストも、普段いるいる!というリアルさ。自分もこのキャストの誰かに重なる。

石田くんの見る世界が、顔にバッテンマークなのは、とても象徴的でも
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劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018年製作の映画)

3.5

息子と観賞。子どもの映画だし、ポケモンよくわからないし、退屈しないかと思っていたけれど、大人もそれなりに楽しかった。

調布のシアタス利用が今回初めて。家から近いので、移動に時間がかからないのと、座席
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心と体と(2017年製作の映画)

4.1

映像が、シンプルで、鹿の映像がきれい。

無駄がない片付いた空間と、この映画のもつ静けさと、ちょっとヘンテコな彼女が、妙なコントラストがある。彼女はアンドロイドか?と思ってしまうほどの機械ぽさと滑稽さ
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淵に立つ(2016年製作の映画)

3.0

みた後味最悪だけど、それも映画の醍醐味とするなら、バッチリ狙い通りだと思う。

本音を語らず、ずるずるいることも氣持ちが悪くて、それぞれの人物の中途半端さが、不気味さが、見事に感じられる。
氣持ち悪い
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

パルムドール受賞前から、氣になっていた映画。たくさんの人に見てもらいたいと思いながら、静かにひっそりと劇場で見たかった氣持ちもある。是枝監督と、リリィフランキーさん、樹木希林さんと聞いて、絶対みようと>>続きを読む

ちいさな哲学者たち(2010年製作の映画)

3.5

就学前の子ども達の哲学の時間を、三年に渡って追いかけた、ドキュメンタリー。

月日を追う毎に、それぞれの子ども達が雄弁にテーマについて話すようになっていく姿を見ると、可能性がたくさん潜んでいるのだと感
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夜明け前 呉秀三と無名の精神障害者の100年(2017年製作の映画)

4.0

作業療法の礎を築いた、といつも聞いていた呉秀三。

彼が今の精神科病院の様子を見たら、なんと言うのかな?結局、自宅監置から、病院監禁になっただけ。何のかわりもないように感じられる。

監督のトークショ
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.5

これは私のかなりツボな映画。
母性について描かれている。

母はこうあるべきに押し潰されそうになる実の母。子宮を失い、恋人の子どもを誘拐しつつも我が子のようにケアする女性。

妊娠が発覚する主人公。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

ピュアさが心に染み入る。

障害や、性欲、人種、種を越える愛、残酷さなど、社会的に罪をおかすこと、いろんなタブーが描かれているけど、包み隠さず、そのまま映している。それが、すごく自然に受け取れた。
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.4

もう一度見たい映画は何度もみたい。そして、また、見たい映画をみられることは意外に少なかったりもする。

この映画の田中みんさんの佇まいが凛としていて、カッコいい。全部を自分として引き受ける、ってこうい
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その砂の行方(2017年製作の映画)

4.0

神野さん、って本当に色気のある女性だと思う。同じ女性でありながら、彼女の存在に惹き付けられる。

音声ガイドをのせての上映は、本編映画 光 をより際立たせてくれている。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.1

学生のとき、担当の先生から教えてもらった映画。

ディカプリオの自閉症の演技が素晴らしかった。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

温かい家庭って、性別とか、血のつながりとか、関係ないって、改めて感じた。

キャストそれぞれに、とても魅力的。

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

3.5

突飛な流れのようでもあって、

咀嚼に少し時間が必要かもしれない。

でも、彼女のような、一人で空想して、現実が見えなくなること、どうにもおさえられない衝動に走ること、女性として誰かに受け止めて欲しい
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

押さえ目の、静かな演技がむしろ、繊細で、切なさが増幅する感じだった。

時代設定が80年代ということもあり、スマホや、パソコンが出てこないこともあり、そのままの人と人とのやり取りがみられる。今となって
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.2

下高井戸シネマにて観賞。

無骨な感じのエバレットととぼけながらもしっかりしているモードの夫婦のお話。いつの間にか、相手を思いやる関係に変化していくプロセスは、温かな気持ちになる。切ないのと、彼女の発
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

楽曲が とても私の好み。シネマシティの極音上映でか観賞。

些細な選択が、人生の流れを変える、そんなテーマを感じた。切なさもありつつ、自分の大事にしたいこと、それは、何なのか、問われているよう。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

ほぼ真ん前の席に久しぶりに座り観賞。吹き替えの歌が素晴らしいとラジオで聴いて思ったので、吹き替え盤を見る。極音の立川にて。

アニメーションの立体感、色の美しさに圧倒された。人物の姿は絵としては、私の
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

4.1

片付けの私の火付け役の映画。見るたびに、物とのつきあい方を改めて考える。

永遠に見えるようなことにも、変わらずに永遠はないのだというメッセージも含め、豊かさは何かを示してくれている。
全部のものを倉
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