ホント、キャプラの映画は夢の中にいるみたいに美しい。特にラストシーンのほろ苦さといったら…。
普通に面白い。ブルースの曲がいい。執拗に漂うタランティーノ感。車を追いかけてくるのは、「激突!」を思わせた。
とにかく好きすぎる。冬の猿でも思ったけど、ヴェルヌイユの撮る部屋はとっても面白い。家具や、小物、置物がすごく身近に感じられる。こぢんまりとした空間で一緒に同じ空気を吸ってる感じで、居心地がいい。
今現在、狂気を表出するとしたら、これくらいが限界だろうか。自分としては、どうしてもう一つ抜けきらないのか、と思う。結局、余りにも「普通」なのだ。