sunaさんの映画レビュー・感想・評価

suna

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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地球は動いている ので 物事も私も変化していく

「たまたま隣の席に座ってただけなので」
会社のユニフォーム、挨拶、どら焼き
エンドロールと定点カメラ

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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私が映画に求めているのは苦痛*なのかもしれない

*虚構の中で提供される(この物語はフィクションです)、属人的な(作り手のエゴや執着に根を持つ)、美しい(絵面的な意味で)苦痛

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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あらゆる方角に伸び縮みして忘れがたく変な形になったひとつの夜

11ぴきのねこ(1980年製作の映画)

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とらねこたいしょう、管理職の苦悩と汗の輝き
「一生おおきな魚を捕まえた夢を見ていようよ」

(2021年製作の映画)

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肉体、頭、四肢
隠部に生えた手
婚約解消

骨や肉に対する(わたしたちだれもがもつ)じっとりとした目つき

オオカミの家(2018年製作の映画)

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それぞれに名前と
尊厳を与えた

アチャモ、グレイシア、プリン

小鳥 聖母 オオカミの声 子守唄

肉体の回転の軋みが耐えがたいほど悍ましく、真実で美しい

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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人生に集中している、取り消し線
「世界に集中している」

澄んだ頭の中が瞳から透けて見えるようだ

友だちの木、寡黙、笑顔の可憐さ
紫色のスカイツリー、紫色の部屋

漂白されたトイレ、生活
モノクロの
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火の鳥 エデンの花(2023年製作の映画)

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みんな地球に帰りたかったんだね 魂が泣いているよ

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.5

20年たった今も、彼女たちはあなたを呼んでいる

"彼女たち"の物語
ブレンダに相談が必要よね

アウトレイジ(2010年製作の映画)

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タイトル出るとこ良すぎる
画がきれい、緑が綺麗
國村隼の食事シーンの演技
加瀬亮やっぱ好き

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

犬の名前は?
チャップリンよ
ワン!

ラジオから流れるウクライナへの軍事侵攻のニュースと、壊れないようにそっと抱きかかえる日常

ふたりにとって必要な駒を進める 揶揄やメタは無い

(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

俺は光秀が死んだことさえ分かれば、首なんてどうだっていいんだよ!

このタイミングで北野武の映画を観たことで、私の人生の進行方向は少し変化した

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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両の目を働かせればそこにいるのが視えてくる
「明るい未来」にはまだ距離がある

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

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すみっコぐらし:社会から疎外されたものたちの相互扶助コミュニティの場 また、そこで営まれる生活の記録

メモ:資本主義の死骸への哀悼と抱擁
杉田俊介(Twitter:sssugita)ツイートより
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福田村事件(2023年製作の映画)

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この作品があくまでバリエーションのひとつになってくれ

SEPTEMBER1923

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

嘘みたいな宇宙人でてきた
カメラにポーズとってくれてLOVE

You can't wake up, if you don't fall asleep.
目覚めたければ眠れ

劇中劇でカットされたシー
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.5

男女も年代も問わない、性愛に限定されない、社会的ラベリングもない、一対一のあらゆる愛(包括概念)

あれは何?
あれは本屋さんだよ
あれは?
あれは居心地のいい喫茶店
この家にあるこれは何?
縁側だよ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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もうこういうのでボロ泣きしちゃうね

エンバーは文字通り己の鏡としてウェイドに出逢い、異質な要素(エレメント)に触れ、自らの内部への浸水を許し、自分=オリジナルの個人としての意志と輪郭を手に入れたんだ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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グロテスクとエゴイズムを叩きつけられて、かなり嫌で良かった

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

まばゆい太陽の下で、happinessとdepressionが皮膚の内側に閉じ込められていた

正直全然分からなかったけど、ダンスシーンには心を貫かれたし、エンドロールで隣の人はけっこう泣いていた
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幻滅(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2時間あまりの与太を経て裏主人公ドランがついに姿を現したところで思わずニッコリ
王冠まで被せられて見世物(spectacle)役を果たした「主人公リュシアン」は、この物語りにおいても"お飾り"だったっ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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癒しを求めて観に行ったら予想外に消耗した

雨、ブラインド、海底、エッセイ、汗と肉
People are amazing.
People are bullshit.

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

すべては自己防衛のための遠慮や低姿勢でその場をしのぐFAKEコミュニケーション仕草はもういい加減やめて、エゴイスティックな存在として相手の内部に位置を占めることの重荷を、わたしは認め引き受けなければな>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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目の前の現実風景を骨格化する
同時多元の汎用式をつくる
I LOVE YOUで分岐する宇宙
すべての言い間違い、空想、挫折がどこかで救われている
あらゆるifが等価に均された灰色の地平で、選択肢のデッ
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対峙(2021年製作の映画)

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修復的司法
相手の席に代わりに座る
ノイズ、綻び、外に出ていく言葉

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

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「骨まるごと」を経験する前と後で、すべてが変わる
体臭、皮、血と肉、骨 他人の体

血が渇くときサリーの隣にいた

RRR(2022年製作の映画)

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3時間ずっとウケてた
クライマックス級の血の衝動を時速120km超えで延々と大放出してるみたいな映画

Rise, Roar, Revolt

1920年 インド
蜂起と咆哮と反乱と

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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必要なことだけを話して、あとは黙っている
BGMは鳴らない
雑踏のノイズと静寂

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

息子といっしょに家具動かしてベッド引き出すシーン好き、もう一回やって!って思いながら観てた
満席の劇場でひたすら彼女の生活と対峙した3時間

メモ
こまめな消灯/点灯
舞台転換とスポットライト

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