チェンコさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

トラブル・ウィズ・ユー(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

全編通してコメディなんだろうけど、ジョークが見ていて「これボケで良いの?」って感じでわかりづらい。

「冤罪で懲役喰らって帰ってきたら何してもいい」というスタンスの男がいて、これを許容する女刑事。
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

1.5

なんというか、脚本が設定に即してないというかなんか違和感の凄い作品だった。

はっきり書かれてなかったけど、少年はAIを止めることは出来ないってことでいいのか?
AIと機械の線引きが曖昧というか、なん
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.7

とりあえずこれ、作画やばくない?
ずっと「すげー」って思いながら見てました。
とにかく作画がすごい。

で、ストーリーですが大味すぎる。
いや、子供が見るならこれくらいで良い!

この作品は難しいこと
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.6

熊の獣害が注目される、まさにこの時ってタイミングで公開となった作品。

パニックものとしてなんとも説明しにくいけど、ちゃんとしてる。
しっかりコメディ要素も入りつつストーリーを邪魔する内容じゃないし、
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

今回のコンセプトは「悪即斬」って感じで、なんせ積極的。
グダグダ、ウダウダやってない。
すごくテンポが良いから回収パートに入った時に時計見て「え、こんなに時間経ってんの!?もう終わりじゃん。」ってなっ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

おもしろくないとは言わんが飽きる。
前半の日本パートとかもストーリー自体にはなんの影響もなく、全カットで良いんじゃないかと。
弓を使った殺陣が斬新だなくらいの感想しかなかった。

相変わらずストーリー
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.0

安藤サクラ「怪演」って感じ。
安藤サクラが中心にいるからこんなにも楽しめたんだと思う。
そして、その脇を固める役者らも見事でした。

物語が大きく広がるのに対して、いくつかやっつけ感のある片付けはある
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

陰鬱とした題材と作風ではあるものの2時間超とは思えないほど集中して見れた。
全く飽きは感じなかったし、映画としてとても良作。構成が上手いんだろう。
子供以外なら男女問わずそこそこ観れる映画ではないかと
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

1.5

いやーめちゃくちゃ寝落ちした。

設定が凝ってあるというか、セリフでたくさん説明するんだけど、文字の量が多すぎて、次から次へと文字が浮かび消えていく。
読めるのは読めるけど、演技から得る情報と文字から
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

面白いけど、それよりも「上手く作ったな」という印象が強く残る映画。
物語のわかりやすさにしても、予算的な面にしても凄く上手いと思う。
派手な展開はなく、淡々と緩いボールだけで緩急をつけるようなテクニッ
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Gメン(2023年製作の映画)

3.8

看板とおりの内容で、対象年齢15歳未満感がすごいけど、逆に思春期の少年たちはこういうの直視できないだろうなとも思う。

主役をはじめ、男優陣が軸ではあるものの個人的に最も輝いていたのは松岡美優で、その
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.8

普通にめちゃ良い話だった。
なんとなくこの二重世界の構造は凄く幸せな仕組みというか、大切な人を亡くした人には救いになるような気がする。

深く考えると「なんで?」ってなるところは多そうだけど、とりあえ
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戦場でワルツを(2008年製作の映画)

2.0

へー。

くらいの感じ。
監督自身なのか題材の兵士がいるのか知らんがインタビュー形式で話が進んでいき、そこにアニメがあてられている。
物珍しさはあるが、その紛争について知らないからこの監督の意見につい
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狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年製作の映画)

3.0

なんか思ってたより普通。
そもそも何を期待してたんだって言われたらそれまでなんだろうけど、マ・ドンソクなんだからさ。ぶっ飛んでて欲しかったのよ。
開始15分くらいは「こいつ何かやらかすぞ」感あったんだ
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アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

2.5

人生における「余裕」の大切さを感じた。
ただそれは本作の狙ったところではないような気もする。
妻の急逝、娘の結婚その他もろもろありつつ支援を続けるンドゥグ君の存在。
これがオチで効かせて来るんだろうな
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.7

とりあえず見終わってまず思ったのは「こりゃ3もあるな…」だった笑
そして、3やるなら見に行っちゃうだろうなぁ…

仕上がりとしては1作目と同様にパニックものにありがちな「アホばっかりか」ってなる進行で
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

なかなかに骨太で見応えがあった。
とりあえず、ジャンル一応「ホラー」かなとは思うけど、「アクションじゃない。サスペンスじゃない。ドラマ、ファンタジー…もちょっと違うかな。」的な消去法でホラーって感じで
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春に散る(2023年製作の映画)

2.5

誰が主役なのか。軸がブレブレでなんともストーリーに厚みがなかった。

ボクシング主体のストーリーなのに佐藤浩一にしろ、横浜流星にしろ、ライバルにしろ誰にもボクシングに賭ける動機とかそういうのが全くって
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.7

感想としてまとめるのは難しい。
死生観を題材とした物語だけど、それぞれの役者さんがしっかりと役割を果たしていて、重さを感じない。

見終わった後、理由づけは出来ないんだけどなんだかとても居心地の良さを
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

3.7

ちゃんと?ふざけてて面白かった。
たぶんナチス支持者でもない限りはそこまで嫌悪感なくこのおふざけを楽しめると思う。
というか、ヒトラーの目元に傷跡をつけてあったりとかしてもう似せるつもりすらないだろっ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.3

まごうことなき鳥山明の作品!って感じがたまらん。
映像化したクリエイター達が鳥山明へ尊敬の念を抱いているのを感じる。

「弱者救済」という視点。メカへの興味と愛。隠し味というには多すぎるワクワク感。
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127時間(2010年製作の映画)

3.5

いやー無理だ…
面白くないとはいわんが、これは無理だー。見るに耐えない。

ストーリー性はほぼないのに飽きないように上手いこと作ってる。
しかし、そんなことは関係なくこれは無理…

あ”ー!ってなる。

バービー(2023年製作の映画)

3.5

いやー評価が凄く難しい1本だと思った。

「バカ」というオブラートの中に「差別」「固定概念」「自己顕示」だったりとか凄まじく味の濃い食材をかなり粗めに切って詰め込んだような内容だった。

設定だったり
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

3.8

ベタでコテコテな家族ドラマ。
でも、たまにはこういうの見たくなる。

それなりの年齢の父と娘の話だし必然的に話の山も小さいのだけれど上手く話の切れ目をなくしていて常に話が転がり続ける。
CMを挟まなき
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

1.5

「普通ってなんだ」
「周りと同じにはなりたくない」
なんて言いながら制服のように周りと同じコートを着て、似たバイクに乗り、群れてクスリに手を出す。雑用程度の仕事もまともに出来ないのに自己評価はやたら高
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.8

いかにもバカリズムらしい作風というか、コント感がある。
そして、そのコントはブツ切りのように見えながらも、それぞれがどこかに紐付いていて、ラストに向けて少しずつその紐がほどけて明確になってくる。

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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.0

字幕で鑑賞。
結論として思ったのは日本語吹き替えで見るべきだったと思う。

ベタなラブコメ感はシティーハンターっぽくて良い。
ただ、そこに加わるフランス感があまりにもマッチしているというか、霜降り肉を
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

2.0

セリフが少なすぎる…
ボクシングシーンもそう多くはない。
主人公の内心を淡々と探る。
そういうタイプの映画。

正直、めちゃくちゃ眠かった。

警官の血(2022年製作の映画)

3.0

トンデモ警察モノ。原作未読。

日本の元警察キャリアが原作を書いているとのことですが、なぜか韓国で映画化された結果、日本の感覚からしたらメチャクチャとしか言いようのない世界観になっていた。
そもそも原
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

トム・クルーズは裏切らないなぁ。
ちゃんとミッションインポッシブルしてる。

緊張感のある潜水艦から始まり、ほぼずっとアクション。
パート2へ繋ぐためのストーリー重視な展開とかホントちょっと。
しっか
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

いやいやいや。
レイトショーだったけど、観客の誰一人として照明点灯とともに席立ててなかった。
そのくらい情報の咀嚼に時間がかかる「なにを見たんだろう感」があったと思う。

その上でこの作品を消化するた
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大名倒産(2023年製作の映画)

2.5

2時間ドラマでやれたんじゃない?
くらいの小粒感。
嫌いではないけど、映画館で見るほどのシーンもないし、集中してみないといけないほどの仕掛けもないと思う。
むしろ、回収パートの仕掛けチョロすぎてちょっ
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ある男(2022年製作の映画)

3.6

2時間スルッと観れてしまうから面白くないことはないんだけど、話の仕掛けというか山になるところが小さすぎた。

安藤サクラ、柄本明の演技力はやっばさすがって感じですわ。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

観てるときは、「ん?」ってなったけど、作品の説明に自伝って書いてあるのを読んで納得。

結構、ストレートに差別が題材。
そんな中でのラストですよね。
「これが現実なんだ」と偽善や体裁を吹き飛ばしてくる
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

まずは結論からシンプルに。
おもしろい!

でも、後半は特にベタな展開が多くてちょっと飽きる。
それでもね、ラストは盛り上げてくるのよ…
これは観ねば!ってなる。

さすがだわ。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

話題にもなってたし、ちょっと期待値が高すぎた。

90分でかつ子供向けってこともあり着火の速さは凄い。
「いつになったら物語が転がり始めるんだ?」なんて思う間もなくストーリーの本編へ。
そこからトント
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