三畳さんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ほら男爵の冒険(1961年製作の映画)

4.7

どの表現も斬新に写る。どのシーンも楽しいよ。憎めないチープさ。まず、右足と左足の足跡を交互に写すのが同じ写真なことに笑ったり。挙げるときりがないんだけど。赤い煙が上がる激しめの一騎打ちのシーンでもトイ>>続きを読む

影の軍隊(1969年製作の映画)

3.5

画面暗すぎて惚れ惚れする。
内容も暗いとわかってて借りたくせにずっとこれが続くのかって思っちゃうと集中力が途切れたが最後 誰が誰と混同したり政治が頭に入ってこなかったり。

荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

4.6

なんで飲む人って周りのひとにも飲むことを強要してくるの?謎。
ああいう狂った酒場のコミュニティとの温度差ってなんか中央線沿いで既視感がある。
酔って混乱してる表現がカメラがぐるぐる回ったり短いカットバ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

自分で自分の血を何度も流して過去の傷を洗おうとするのかも。

ごく短期間の、ごく一面しか描かれていないのが(へたに全員の物語に触れて"描ききった"とするよりも)、良かった。

ラップだったり、タコとサ
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バダック 砂漠の少年(1992年製作の映画)

5.0

まっすぐな目をした子供たちのハードボイルド!
父が死に、売られた幼い兄妹が離れ離れに。ひたすら妹を探す兄の物語。
売人を探し、大胆に鍵を壊し、金を盗み、有刺鉄線を持ち上げて夜中に国境を越えるのもすべて
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ウェイキング・ライフ(2001年製作の映画)

2.5

アニメぎゅるぎゅる動いて開始1分でよそ見してた。会話が全てだから分からなくなって日本語吹き替えにして流し見にしたらまだマシだった。よほど哲学を求めてる時期じゃないと無理かも。

愛おしき隣人(2007年製作の映画)

3.0

北欧の大好きな明るい夜と暗い店内が観れてよかった!

くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

4.7

最高、なんて美しい世界、ネズミの国かわいすぎる、セレスティーヌのちょこまかした世話焼き姿いじらしい、音楽がめちゃすごい!!

冒頭でレオンの家にセレスティーヌが出て逃げ回る躍動感からもしやこのアニメは
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狂気のクロニクル(1964年製作の映画)

4.0

この画像だけでも素敵ないろいろが伝わってくると思うが本編もだいたいその通り。新聞から切り抜いたみたいな絵がつつつつーと動く。黒い国と白い国の優勢劣勢風向き読んでマントを裏返し。サンリオキャラみたいにキ>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.1

原作見てなきゃまず見ない部類の映画だろーなと思ってて、見てもやっぱりそうだった。なんか、綾瀬はるかとか広瀬すずとか今売れてる女優が演じようとする"明るいおばかな女の子"像がしぐさや表情作りが皆同じな気>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.1

砂漠にちょいスチームパンクっぽい宇宙船や観覧車の鉄骨などの物々が、錆びた金属のこすれる音が楽しい!
帰還の旅は歯がゆいけどいろんな乗り物やどうやって使うの?っていうときめきアイテムが登場する。
スター
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青い夢の女(2000年製作の映画)

4.3

画面が好きすぎて(部屋の引きの画とかかっこよすぎていちいち一時停止したい)、始まってすぐに☆5かもと思ったけど、あいにく心が動かされるような展開はほとんどなかった。
芸術的サスペンス、ではなくて、撮り
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白河夜船(2015年製作の映画)

3.5

この恋をどうしたいって話じゃなくて、深い淋しさをただ描いてること、それが2人の間で共鳴するからやみつきになってるような感じ。

確かめてみると原作でも
【わかっていることは、この恋が淋しさに支えられて
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

たくさん伏線を仕込んであって満腹感がある!

ジャケットからしてもっとお下劣バカコメディかと思って避けてたんだけど、観てみたら結構ヒューマンで、真ん中地点まで行ったところでまさかのミステリー?え、そう
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前世紀探険/前世紀探検隊(1954年製作の映画)

4.8

冒険の旅に出るまでの準備とか設定は全部すっ飛ばして「前世紀に行ってみることにした」、
着いて感動もなく「まずは服を着よう」、
マンモスや恐竜を発見してもキャーキャー言わずに冷静に生物学的観察や記録をす
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.4

レトロなオートメーションやインテリアに振り回されて滑稽だな。
昔の最先端とされ融通がきかないゆえに笑いを生んでしまうロボットを見てるような気分。

奥行きやモノできちんと関係性が構成されたおしゃれな画
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.5

カーラジオがオールディーズに乗せてドライバーや女の子の心情を説明する気まずさ。

レンタルディスクが終盤飛び飛びで、
最も緊張感高まるはずのチキンレースと、
肝心のブロンド女が電話ボックスにかけてきた
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巴里の屋根の下(1930年製作の映画)

3.5

扉の中と外で音量が変わったり、あえて台詞を聞こえなくしたり、汽車の音で緊迫感出したりと面白い!

女は数週間後には新たな別の男に行ってると思う。

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

4.8

前半はとっても説明的なのに、肝心の”アニメ専用地域”の捉え方がよくわからないまま。一気にドープに飛び込むところほんと気持ちいい。
実写パートも不安の残る好きな質感。

最後の最後でやっと少しテーマが解
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