三畳さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

4.4

wikiによると「原題は『女子大生 恥ずかしゼミナール』。また、シナリオ執筆時のタイトルは『産地直送 もぎたてのお尻』であった」どっちも最高のアイデアね!でも「ドレミファ娘の血は騒ぐ」にはかなわないか>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.2

これは「音楽」だ!このタイトルを冠するに相応しい!
音楽が「流れる」映画、音楽から人間がどうこうなる映画はたくさんあるけど、音楽が「鳴っている」ことをあらわす映画はあまりない。
そして音楽はただ「鳴ら
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

1.0

原作は絵がうまくて顔や仕草がリアルいる感じの人体をせっかく描いているのに
岡田准一、山本美月、柳楽優弥あたりの顔面の方が整いすぎて現実離れしていて、まさかの逆転現象が起きてる。リアルの方がリアリティが
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.9

最高、かっこいい、大往生だ~~~
一本の絶対に抜けない強いメッセージで串刺しにされたメタのマトリョーシカよ
これを見ている映画を見ているあなたが未来を作るのだ
幾多の戦争を駆け抜けながら味方どうしでや
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恋空(2007年製作の映画)

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昨日wowowでやってて初めて観た。
ケータイ小説ってどんなだっけ。本家サイトに行ってみた。

作者は「美嘉」さん、主人公と同じ名前
「実話を元に 作成しています」(原文ママ)とのこと。
正式タイトル
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未来の想い出 Last Christmas(1992年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

清水美沙のボサッと冴えないスタイルほんとかわいい!工藤静香は横顔が綺麗で声もかわいい!バブリー語録がいい!

森田芳光…家族ゲームしか知らないけどなんともいえないシュールさが好き、この時代特有のものな
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

坂本裕二は意地悪な人だね〜。
特に私を満足させたのはストリートビューのモザイク。
ちょっと人と違うものを好きな「特別なワタシタチ」も、引きで見ればこんなにもありふれた匿名の恋愛に過ぎないんだよ。

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ウィークエンド・シャッフル(1982年製作の映画)

3.8

元気いっぱい脱ぎ脱ぎモロ出ししていくので悩みが晴れるね!
でもそこはかとなく陰気。ギャグで押し流していくけど最初のラリってるか精神病みたいな人も怖いし、レイプされて子供の存在を忘れちゃう奥様も心配にな
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バットマン(1989年製作の映画)

3.0

なるほど~ この不敵な笑い声が「悲しい過去と病気のせいでした」って解釈出されたら確かに嫌な人もいるかも!

てか、またしても私は「ティムバートンと知らずに観始めて、あんま合わないな~と思ったらティムバ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

バットマンとかDCの文脈1ミリも知らないこれ単体での印象です!

先日「親ガチャ」というワードを批判してる人を批判してしまいました

フォロワーさんのフォロワー(30~40代)が「親ガチャって言うけど
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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いのすけは本能的に好戦的だから行動と思想が一致してて、
炭治郎は目的が明確で安定感があって、
でも善逸は臆病で本当は戦いたくないから、きさつ隊(PCで入力すると予測変換全く機能しないな!)でありながら
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エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

3.9

絵本「スノーマン」の作家さんが両親の半生を描いたアニメ!
世界大戦下大きな変化の中でも変わらない夫婦の絆、と書いたら気高い立派な姿が想定されるけど、むしろいつも不満たらたらだったり見栄っ張りだったり四
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インターンシップ(2013年製作の映画)

4.0

驚くことにGoogleのシステム開発の話は全く出てこなくて、むしろ営業とマネジメントの話だった。

私の営業歴は、社員に営業の実践研修をする立場を2年。本来ベテランの営業マンがやるはずの仕事。
私は営
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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私にとってエヴァは、アニメとは別に一人歩きするアニソン代表格の主題歌と、パチスロの看板と、まんだらけで見たフィギュアと、ネットミームであり、その存在感と後のカルチャーに派生する影響力は常に感じていたも>>続きを読む

人生、ブラボー!(2011年製作の映画)

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まず精子提供(ドナーやボランティアと呼ばれる)を必要とするのって、同性婚か、男性側に不妊理由がある夫婦だと思ってたから「育ての父親」は存在してるんじゃないの?→実際には結婚はしないけど自分の子供は産み>>続きを読む

抱擁のかけら(2009年製作の映画)

4.4

はじめはおっさん2人が若い美女をとりあうお話なのかと思って、あまり興味持てなかった。美女の性格に魅力というか中身を感じない。
でも、惹かれるちゃんとした根拠がない方がむしろ「愛」じゃなくて「恋」の魔力
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奇跡の人(1962年製作の映画)

4.4

子どもの頃テレビドラマのガラスの仮面でマヤが演じていたのに感動した記憶がうっすらある。けどそれをはるかに上回る感動があった…!

「目が見えないから」と教育を放棄し、何もできないヘレンを飼い犬のように
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Ray/レイ(2004年製作の映画)

3.8

6歳で視力を失う少年に、お母さんが「施される側ではなく自分の足で立て。誰にも盲人とは言わせるな」との方針のもと、転んでも助けない育て方をしてるのが締め付けられた。

そんな指導のおかげで、成人してから
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春琴抄(1976年製作の映画)

4.2

これはこれで👍

佐助の複雑な心境や、春琴のひねくれた傲慢さなど、映像で描ききれないところはばっさりカットして美化。
最小限のナレーションで、主演2人は与えられた役柄を誠実に一生懸命演じているように感
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.0

シンプルに、現実パートは延々とうるさく、虚構パートではあまりにも心を掴まれぶちアガる。

みんな口々に好き勝手自分の要望ばかり押し付けてくる。常に取り囲まれている。当の自分はスランプである。その重責は
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