このレビューはネタバレを含みます
犯罪者が家族にいたら、一族郎党全員犯罪者、みたいな考えって日本独特なのかな。
ちょっと中世っぽい。
親が犯罪者だからって子供は関係ないと思うけれど、実際の世間様はそうは思ってくれない。この映画を観て犯>>続きを読む
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池松壮亮演じるミナミ/ひろしだけ3年づつ前後した本人が出てくる、という演出。音楽、特にジャズを突き詰める事が、過去・現在・未来の自分と向き合う事とつながっているようで、表現としては好きな表現なんだけど>>続きを読む
ノーランの初長編作品。エンドロールによるとノーラン本人が撮影も担当してるようで、手ブレとか画的に稚拙なところもあるんだけど、それも物語にリアリティを与える結果になっている。荒削りだけど、ノーラン作品の>>続きを読む
スラムダンクは昔から好きだが、まさかのアニメ映画・井上雅彦が監督って!面白いに決まってる訳だけど、予想以上だった。
原作が良かったので鑑賞。
この作品の新垣結衣はもっと評価されるべき。心を閉ざしてる、社会に溶け込めない空気をすごく丁寧に演じていた。
原作に描かれてた緻密な心理描写が映画だとなかなか表現しにくいのかな>>続きを読む
サスペンスホラー。佐久間大介が良かった。snowmanを知らないし、初めて映画で観たけれど、俳優業をもっとやったら良いと思う。アイドルで終わるのはもったいない。
現代版「羅生門」。是枝監督の作品の子供たちは本当にいつも良い。最後の終わり方は良かったけど、全編通していつもの是枝作品とちょっと違う印象があった。理由は脚本かな。
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「魂の番」はきっと世界のどこかにいる。年齢も国籍も性別も関係ない。そして、その相手とは、血縁などという「呪い」とは全然別の絆で繋がっている。
心が動かされて自分でもびっくりするほど涙が出たけど、涙を人>>続きを読む
中学生の時に始めて鑑賞。当時は小田切みきの天真爛漫ぶりにツボって、小田切みきのマネがマイブームになるほどだった。志村喬の芝居がすごすぎて、圧倒され、強烈な印象が残った。
渡邉が無欠勤で勤めた年月と同じ>>続きを読む
子どもの頃、玉置浩二ファンの母親に連れられて鑑賞。玉置浩二にセリフを喋らせない事で、怖さを引き出すと同時に、玉置浩二の芝居がうまいかどうか判断させないという技。よく思いついたな。
家族という不条理な存在の根本を突くために、こんな怖い映画作るアリ・アスターはやっぱりすごい。血縁関係とは時として結束に、時として呪いになる。親、その親、さらにその親がいなければ、自分という個体は存在し>>続きを読む
最後に生き残った少年が被害者全員の名前を言うシーンは、被害者の方々に対する監督の強い思いが込められていた。
当日の社会情勢や、時代にかかわらず起こりえる災害時の狂気、色々な意味での人間の恐ろしさなどが>>続きを読む
2も面白かった!2でダレないのはすごい。アクション映画、別に好きじゃないんだけど、このシリーズは大好き。
3もぜひお願いします。
「花束みたいな恋をした」いじり、絶妙でツボった。
俳優陣、軒並み素晴ら>>続きを読む
タイプが違う作品なので単純に比較できないが、「秒速5センチメートル」をなかなか超えない。
バービーランドは女性が権力を握るピンク色の世界。ある日標準バービーの身体に異変が起きて、原因を探るためバービーが現実世界に来てみたら、そこは男性が権力を握る世界だった。
現実世界への皮肉を込めての色々>>続きを読む
時代に関係なく紡がれる家族の物語。紀子の表情がずっと仮面のように感じられたが、義母が家に泊まりに来た時、義母の危篤の電話を受けた時、そして最後の義父との会話の時と、徐々に紀子の表情が本物になっていく様>>続きを読む
今の時代にこんなすれ違いがあるか、とか、中年の恋愛はちょっと、なんて野暮な考えは一切無用。カウリスマキの世界に酔いしれる81分。ここまでブレないカウリスマキはやっぱりすごい。
デートでデッド・ドント・>>続きを読む
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サマンサの指輪のエピソードが大好き。共感しかない。
私も欲しい指輪はプレゼントじゃなくて自分で手に入れたい。
プレゼントしたいと思ってくれる気持ちは嬉しいしそこに愛を感じるけど、自分で獲得したものと与>>続きを読む
何年も前に観て、元々大好きな映画だけど、おいしい映画祭の35mmフィルム上映で久しぶりに観ました。
私はまた映画に救われた。
今回の映画体験は一生忘れない。
ありがとうございました。
期待してた以上だった。
才能ある人がめちゃくちゃ努力して、そこに運も重なってやっとたどり着ける世界。こんなにかっこよくて熱い映画はそうそう無いです。
ウェス・アンダーソンの世界にどっぷり浸かる100分。スカヨハが相変わらず良い。宇宙人の造形がシュールなのに、妙に映画に馴染んでるのはさすが。
こういう映画が観たいんだよー!!っていう映画。めちゃくちゃ面白かった。
アクション映画好きじゃないけど、この映画は大好き。
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物語の序盤、主人公の日常→仕事仲間の病気とその煽りでの失職、仕事が見つからずplan75を申し込む、までは丁寧に主人公や高齢者たちの心理・現実を描いていて良かったんだけど、後半がイマイチ。ストーリーに>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。長い映画なんだけど、時間を感じさせないほど無駄が一切無い。うん?ってなる描写があっても、考える隙を与えないくらいすごい力で突き進む。パワーで押し切ってる感じなんだけど、途中で心>>続きを読む
今から約20年前にあった実際の事件の映画化。硬派な内容だけど、エンタメとして楽しめる要素もあり、法廷のシーンはリアルで臨場感があった。渡辺いっけいのきょどりっぷりと詰める吹越満は、未見の人にはぜひ見て>>続きを読む
タイムループ物だけど、会社内の同じ部屋でほぼ話が展開する小さな物語。なのにすごく面白い。最後はちょっと良い話に着地して、ちゃんと伏線も回収される。社畜感がリアル。
主演の円井わんが魅力的。マキタスポー>>続きを読む
fukaseは本気で俳優やったら良いと思う。この役があってた、というのはあると思うけど、想像以上に良かった。
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佐藤健、すっごい良かった。
他の俳優陣もとっても良いんだけど…
事件の真相って部分に関して、現作あるようなのでしょうがないと思うが、清原果耶演じるかんちゃん(若い普通の女の子)が普通の体格のおっさん2>>続きを読む
本当に良い映画。
モダンスイマーズの『だからビリーは東京で』鑑賞後、ずーっと後を引きまくってたので、この映画を観て魂に養分を注ぎまくった。
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2年前エベレストを目指して行方不明となった登山家の兄を、ネパールから届いた絵葉書を頼りに探す妹の物語。
栗城史多さんの最後のエベレスト登山に同行した監督とカメラマンが制作した映画で、栗城さんへの想い>>続きを読む
そういえば、子供のころって、現実の世界とは別に自分だけの世界があって、その境目があやふやだったなー、と思い出した。
自分ルールで話すから、悪気はまったくなかったけど、思った事をそのまま言葉にして、しょ>>続きを読む
小松菜奈が大変なことになってる。見目麗しくおババの私でも惚れるレベルな上に、芝居が素晴らしくて何度も泣かせにくる。
こういう映画では、「はい、ここ泣く所!」みたいな押し寄せる厚かましいお涙頂戴に興ざめ>>続きを読む