OPクレジットでよそ見していたので、かなり終盤まで大河内伝次郎を森繁だと思ったまま視聴してしまった。
柔道で泥棒を退治するシーンでようやく気付く。
度を超えたお人好しと、それにたかる村人。
醜悪な構>>続きを読む
今思うと、死体のモノローグで始めるって凄いな。
それでいて締めがアレってのも。
70年前にこれとか『イブの総て』があるんだから、その再生産みたいな映画を未だに作って、あまつさえ有難がってる現状は飽き>>続きを読む
もっと良かった記憶があったけど、こんなもんだったっけ。
何十周もした結果、今丁度ダサいわ。
小林旭とは顔が似てるだけで、ドラマはウェット。
日活アクションとは似ても似つかず。
途中で犯人が分かるなんて、斬新な構成だな~と思ってたら、改悪しとるらしいな。
でも原作を知らんからか、結構楽しく見れた。
想い人の冤罪を晴らすために奔走するエラ・レインズが可愛すぎる。
そのせいか、>>続きを読む
トラック兄弟の日常モノと思いきや、一人の女の出現により物騒なノワールへ。
面白いけど、期待し過ぎたかな。
アイダ・ルピノはファム・ファタールというより勘違いクソ女。
ハンカチをグチュグチュ弄りながら>>続きを読む
踊るジム・キャリー、ガンズ歌謡、ラジコン作戦…
『ダイ・ハード』の同時期と思えぬ耄碌アクション。
…だったのに、ここからさほど期間を置かず数回目の全盛期を迎えるイーストウッドの異常性。
おもんなかった記憶だけありつつ再見。
もっとお気楽な内容だと思ってたけど、それなりにハードな展開だったんだな。
敵が誰だったか長年思い出せなかったが、こんな大味な奴ら覚えてられんわ。相棒役の女刑事も捨>>続きを読む
かつて『牛泥棒』に感銘を受けたというイーストウッド。
そのイーストウッドを主演に据えて、アメリカ凱旋映画として『奴らを高く吊るせ!』を撮ったテッド・ポスト。
テーマとしては前作に反旗を翻す形になってし>>続きを読む
ドン・シーゲル諸作を知った後だと「ま、シーゲルはこれぐらい面白くて当たり前かな」なんて小賢しい考えを持ってしまうが、いざ再見するとやはり止まらない。問答無用の面白さを放つ。
「ドン・シーゲルはシネス>>続きを読む
ロマコメとノワールが同時に進行する。
『サムシング・ワイルド』みたいな。
こういう、複数の面を持つ映画は好きだ。
画面では同時に複数の事が起こる。
(画面手前の2人が話してる背後で作業場が事故ってい>>続きを読む
教祖と信徒の話かと思いきや、相互依存のブロマンス…かと思いきや、いよいよ区分け不能な関係に進む2人の男。
肥えた娼婦を抱いてフィリップ・シーモア・ホフマンを反芻するホアキン・フェニックス。
もっと短>>続きを読む
主人公目線では事件の全貌が分からず五里霧中…
往年のハードボイルド映画をやりたいにしても、こうも冗長だと、ご自慢の70年代ムードもしまいに鼻についてくる。
(『リコリス・ピザ』も同じ)
この手法でナ>>続きを読む
世代でも何でもないがピンクレディーは日常的に聴いているので、作中流れる全ての曲にノレるのは大きい。
昭和末期にはとっくに死語となった”歌謡映画”だが、黄金期にはこういう楽しみ方をされていたのだろう。>>続きを読む
いにしえから脈々と続く『幽霊と未亡人』タイプの映画だが、男目線で描くと途端にしみったれてしまうもんだな。
とはいえ、こういう哀愁のある役はリチャード・ドレイファスにぴったりだし、オードリー・ヘプバーン>>続きを読む
銀座に生きる女の戦い。美麗な大映カラーで描かれる。
開店を取り仕切る山本富士子を車中から睨む京マチ子怖すぎ。
対して、嫌味を伝えるために誇張して京都弁を使う山本富士子も性格悪すぎ。
水商売モノだった>>続きを読む
MCU久々のヒット。
暴力的な芸風の監督に限って、動物を扱った映画を撮ると意外に良作だったりする。
流れを停滞させるギャグや”お使いイベント”の多さに辟易するところもあるが、ロケットの回想タイミング>>続きを読む
『陰謀のセオリー』みたいだな、と思ったらどっちもリチャード・ドナーか。
あれもそうだったが、大味な内容の割に長い。
スタローンは全然暗殺者に見えない。
アントニオ・バンデラスの殺し屋キャラも、そこまで>>続きを読む
バカ映画だとは聞いてたが、聞きしに勝る脳筋ぶり。
敵が全員直情的で馬鹿だったり、スタローンがいち救援隊員のスペックを無視し過ぎだったりと粗は多いが、思ったより楽しめた。
この監督のアクションはいつも印>>続きを読む
「ヤクザ」と「忠臣蔵」は近親的な題材なんだから正統派に作れそうだが、珍作になってしまっている。
高倉健が浅野なのか。贅沢な使い方だこと。
高倉健が獄中で暗殺されたという電報を、ユニフォーム姿で知らされ>>続きを読む
幼少期に観たつもりでいたが、記憶にあるシーンがひとつもなかった。
どうやら『2』の方だったらしい。
意外と本格的なバトルはかなり後半にならないと始まらないんだな。
大人が初見するには、童心を必要とす>>続きを読む
「記憶を封じた伝説の女殺し屋」というよくある内容だが、とにかくアクションがド派手かつノンストップ。
ジーナ・デイヴィスがサミュエル・L・ジャクソンと建物から飛び降りて、落下中に着地点の氷を銃撃で割って>>続きを読む
元金庫破りが老刑事の司令で窃盗団へ潜入…
フランスのケイパー映画風味で、犯罪の工程がセリフ無しで丁寧に描かれる骨太スタイル。
一味の中では、鍵師の佐久間良子が印象的。
よくいるお色気担当ではなく、凄>>続きを読む
シリーズ4作目。
血気盛んな若侍として松方弘樹が登場。
どうせ十兵衛に薫陶を受けるのは目に見えていて、まあパターンではある。
シリーズ初期よりも喜劇調は抑えめとはいえ、相変わらず忍者や超人が跋扈して>>続きを読む
五味康祐原作ではないものの、東映としては一応『柳生武芸帳シリーズ』3作目として扱っているらしい。
番外編であるためか、はたまた同年『用心棒』の影響を受けてか、前2作よりリアリズム重視。
(アホみたいな>>続きを読む
シリーズ2作目。
1作目にも増してコメディチック。
山城新伍が家光を演じていて、らしからぬ賢君ぶりを発揮していて違和感。
女忍者など登場するが全くハードな展開にはならず、相変わらず陽性な時代劇。
ク>>続きを読む
シリーズ末期の凄惨な作劇しか知らなかったが、初期はこんな感じなんか。
勧善懲悪で牧歌的なチャンバラ映画で、忍者描写もキッズ番組のソレ。
近衛十四郎が糸吊りによる跳躍を見せるが、滞空時間が長すぎてもは>>続きを読む
クソ物件に振り回される同棲カップルのコメディ。
80年代らしい煩さはあるが良遍。
シェリー・ロングって知らん女優だったが、リアクションが可愛くて魅力的。
ただでさえ007に何の思い入れもないのに、そのハズシなんて面白くもなんともない。
このおもんなさで130分超えというのも腹立つ。
『ワイルド・パーティー』でも観てたほうが良い。
学生時代に観たきり。
美麗な映像で再見したおかげか、昔より面白く感じた。
(正直、ヒロインの顛末しか覚えてなかった)
夜のイメージが強かったが、むしろ殆ど真昼の場面だったのが意外。
だだっ広いアメリ>>続きを読む
どんでん返しを足し算していくスタイル。
普段『ワイルドシングス』みたいな映画をコケにしてる以上これも貶すべきだが、キャストと演出が良いので贔屓してしまう。
とはいえvs渥美清がピークで、以降は陳腐に思>>続きを読む
ちゃんと観るのは初めて。
ポワチエ的な英雄像とも、ブラックスプロイテーション的なアンチヒーローとも違う、80年代アクションにアジャストした黒人主人公。
昔は軽薄だと嫌っていた80〜90年代アクションだ>>続きを読む
修学旅行で泊まったホテルで、これが地上波放送されていた。
イケてる男子は女子の部屋へ繰り出し、イケてない組はこの映画を観ていた。
俺は後者だったので、ずっと良い印象のない映画だったが、あらためて観ると>>続きを読む
久々に観たが、所謂SF映画の名作に比べてヒューマンドラマの要素がかなり強い。
そういうところも含めて良い映画だった。
"Hokkaido-Island"描写もご愛嬌。
世代でもなんでもないが、何故か10代の頃に見てしまい、ジョディ・フォスターの可愛さに衝撃を受けた。
当時『パニックルーム』が公開されていた頃で、ふた世代ぐらい上の大物女優としか思ってなかっただけに、ギ>>続きを読む
昔観たときは退屈だったが、「京都の景観を味わう」という技を年相応に覚えたので楽しめた。
捨てられた姉と生き別れた妹の再会。
市川雷蔵の映画でよくある設定だが、岩下志麻も雷蔵よろしく二役で演じている。>>続きを読む