摺り脚さんの映画レビュー・感想・評価

摺り脚

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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

 
 クライマックスまでダラダラしてて「ちょっと長くてだるいんですけどー」って思ってしまったけど、最後こうもアガるならそれも頷ける。


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 一作目がテンポも良いし色々まんべんなくバランス良い
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.0

 
 一家がどうなっていくか?、実際にあったことなので、知らないのであればネタバレしずに行くのがオススメ。
 エピソードが多すぎて休む暇なし。この一家を語るのに2時間は短すぎる。


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 (↓
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

 

 結局何より「ノーラン取りに来たな。」と思える“大物監督”へのキャリアに必要な通過儀礼。


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 やたらと豪華キャストだったね。あんま調べず行ったのでビックリ。
 中でもケイシーアフレ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

 
 今時の若者の生活感やそのあるあるなヌルさ(←知らんけど)、日本のジョンウィックと言われるのも納得のアクションシーンの鋭さ、その緩急が凄い。
 それとなく評価高いのは聴こえてたけど、それ以上だった
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.1

 
 「こんなもんでいいんだよ映画」も、ジェイクギレンホールなだけでなんか凄いイイもん見た気になる。


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 パトリックスウェッジ版は見てないけど80年代らしさをちゃんと残したリメイクに思える
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

2.4

 
 評判がよいのと、海外のヒット作のリメイクで物語の間違いなさ、平成ガメラやGMKくらいしか知らないけど金子監督への期待(ロマンポルノ出身の監督の謎の安心感)と、劇場終わっちゃう前に駆けつけたんです
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

 
 誇張したハンスジマー(本人だけど)笑。とにかく音が凄い。
 パート1で話がダラダラしてたのが一気に爆発。それにしてもバランスっつーもんがあろうに。
 チラチラとリンチ版への敬意も感じられていいね
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

 
 不死身にもほどがあるわっ。笑

 …という正しい楽しみ方。
 
 フルスイングで狙って大ファール打つみたいな、たまに会うこんな映画がすごく好きなんだけど、感想は…

「これ気に入ったなら『T-3
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.3

 
 善悪の基準がそもそも違うんだ。そんな独善こそが新しい神を産むのか?



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 グランブルーにニキータ、トドメはレオン(レオン本当に間違った評価されてて嫌い)。リュックベッソンの株を上げ
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

2.5

 
 シリーズ化してもいいんじゃない?
 
 他のネトフリオリジナルが酷いのが多いのと、女性主人公で「またか?」と懐疑的で期待もしなかったけど、シンプル構成と女性だらけではあるけど一番悪いヤツにも女性
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

2.4

 
 杉咲花の凄いのを“おかわり”したくて。

 それ以外、何も情報なしで望んだんですがちょっと乗り切れず。
 世の中にはいろんな人がいて、そんな人と人の交わりで起こる葛藤が描かれてて好きなタイプのテ
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.2

 
 シリーズ追いかけてきて正直パワーダウン感はあるよね?。比べると3より2、2より1が面白いんだけど、それでも充分面白い。
 名作とかそういうんじゃなく、今劇場で観られる“最高峰のプログラムピクチャ
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

1.8

 
 んーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん、「蛇足」
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

2.9

 
 「パート2がある映画はパート1が間違いない」説。
 始まってまもなく既視感、「ん?、これって『ユー…いやいやダメダメ!そういうこと考えちゃ。素直に楽しもう。(^^;;

 という物語のカラクリは
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.3


 スターチャイルドに成れない2001年宇宙の旅…か?
 コメディとか言われてたけどしっかりホラーでしっかりアリアスター。


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 相変わらず家族の話で“大きな力から逃れられない”話だね。
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

4.0

 
 物語の終わり方が濁されているけど、おそらく想像通りな結末で、それでも何故か最後“ホッコリ”してしまった。
 物語冒頭と最後のつながり(ていうか最初にオチ言っちゃってる)、会話なく画面で見せる話運
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.8

 
 古い映画だし上映時間長いし、タイトルの奇抜さや高倉健のステレオタイプなイメージが邪魔して本作が正しく評価されてないと思うの。
 “カルト映画”なんて言わせない、スリル満点、「あーこれどっかで見た
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

2.5

 
 鎮痛剤の過剰摂取…

 後味はそんな感じ。良いとか悪いとかじゃなく、気持ちよさに振り切って、結局見てるこっちも気持ちよくなっちゃって“アリ”になるのかな?。


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 ガンダムSEEDシリ
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機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界 HDリマスター(2006年製作の映画)

3.0

 
 考えが極端すぎてまともな人がまるでいない世界。
 ま、実際の歴史を振り返れば皮肉っちゃ皮肉だわ。


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 登場人物同士のボタンの掛け違いとか「そこ話せばいいのに」とか、こんなメチャクチャ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.1

 
 昨年枠で予想外に高評価だった『ヴァチクソ』やっと見れた。後追いのせいか良いじゃ〜ん。
 しかしこれヴァチカンに怒られないの?、大丈夫???。良かっただけにめちゃ心配。






 これはタイ
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機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場(2019年製作の映画)

2.2

 
 “ガンダム”という名に惑わされるけど、これはリアルロボ系ではなくスーパーロボットものだと類すれば腑に落ちる。


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 このテレビシリーズをみたのも数年前、映画の予習で記憶をディグるつも
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

 
 間違ってるんだけど合ってる、素直だが邪悪、利己と利他、抑圧と解放。
 人が人であるための真っ当さが理不尽な世の中を蹴り上げる。


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 声に出して劇場の真ん中で叫びたい監督No. 1「
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

2.7

 
 予告からの印象で完全に“ライド系映画”を期待してIMAX3D奮発したんだけど、そういうんじゃなかったのは残念(色々パクったけど何よりもアバター2からパクれよ)。
 それ以外の部分には期待してなか
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.6

 
 35mmフィルム上映にて。
 “アメリカンニューシネマ”と言われる中で本作が白眉なのは、お話がシンプルで解りやすいながらも読後にそれらしい無情さがたっぷり味わえることか?。あとイーストウッドがカ
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野球どアホウ未亡人(2023年製作の映画)

2.7


 「いや、野球ってそういうんじゃないと思う(笑)」
 …という褒め言葉。


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 他にもそろそろ終わっちゃう劇場に行きたい映画はいっぱいあるけど、個人的にちょっと疲れちゃってて映画は観たい
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ブルービートル(2023年製作の映画)

4.0

 
 わーお。くそエモい。

 色々と「ん?」と思う瞬間はあったが、こういうのの積み上げがDCUを強くすると思う。この家族の勢いに吹っ飛ばされた。
 MCUでMsマーベルでやったことのメヒコ版に見えて
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ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)

3.5


 トニスコ映画ではあるし、時系列的には『トップガン』の次がコレで。遠い記憶では三作中これが一番面白かったとかすかに印象があったので再見に期待!

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 年またぎ、(青春白書じゃないほうの)ビバヒ
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市子(2023年製作の映画)

4.5


 今年見ておかないといけない映画が年末最後にきた。こんなん年間ベストじゃん、ずるい。
 最後に繰り返される冒頭のシーンが最初とまったく違うものに見えて、その“普通”に涙が出てくる。
そして北くんの「
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

4.0

 
 新作の予告が先日見たばかりの『フュリオサ』の予告並みにアガッたので、本編楽しみに予習がてら再見。

 元々こっちより『48時間』派で、あっちは細かいことまでよく覚えてるんだけど、このシリーズはち
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終わらない週末(2023年製作の映画)

1.7

 
 映画館で「あれ?本編始まった?」…と思ったら高級時計のCMだった、みたいな時の感触。


 …(ネタバレ)



 フリとオチがあるとするなら、フリがデカすぎて「さぞかし凄いオチがくるんだろう」
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機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

4.0

 
 細かいディテールの変更と追加作画の良さ、それと本作ならではの劇伴。
 TVシリーズ擦りまくった後だからこそ、これはこれでアリなんだなぁ。


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 最近通勤時間がやたら長くなって、毎日片道
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

 
 あんまり人が入ってないみたいだけど、そんな悪くない、しっかり楽しんだ。
 話こそ小さいけど。エンドゲームの裏にあったキャンマの悲哀が見れたし、そこからの回復、チームアップしていく盛り上がり、カマ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.6

 
 リドリースコットが描く誇張ない“リアルサイバーシティ日本(ザ湯気w)”、そして外国人監督でありながら松田優作映画であり高倉健映画が融合。何から何まで行き届いてて、これは見ないと…
 「オヤブンガ
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

2.6

 
 「あれ?、お前誰だっけ?」…、ここまでくると初出のキャラクターですら登場する度に一旦思ってしまう。
 以前の作品思い出しながら脳内でパズル組み立てるような。


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 前作の感想にも書いた
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.0

 
 むちゃくちゃ手に汗。

 このアイデアだけでよくここまでやったとは思うし後半の工夫も予想外だったけど、「やはりこのくらいか。」とも。もう一つカタルシスが欲しかった。
 しかし特筆すべきは物語じゃ
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理想郷(2022年製作の映画)

3.7

 
 この物語がこう終わることは不完全燃焼だけど、本質は事件そのものでなくて中で描かれる人の“心”の話で。
 それに加えてスッキリ終わらないことでこそ土産を貰って帰れるという良作(パンフ買っちゃった)
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