すがたるさんの映画レビュー・感想・評価

すがたる

すがたる

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.8

この手の実写はライオンキングしかり難しいところがあるなあとは思う。フランダーやセバスチャンがリアルすぎる。ギリ不気味の谷を回避してる感じはあるけど、それでも違和感は残る。
アリエルは違和感なく見る。『
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逆転裁判(2011年製作の映画)

-

過去に見たようなので記録。いかんせんシリアスでもうちょっとポップでもいいのでは。間宵も大人しすぎてなんだかと思ったような。

變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて(1996年製作の映画)

3.9

VHSで。昔みた記憶があるのだがだいぶ忘れていた。内容はベタで胸がすく。変面ってそれっぽいやつは日本でもやってるけど秘伝の奥義なんだなー。面の人格が乗り移ってしまう迷信があるとか、この当時は国民党がひ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

私はこの感じ好き。ポニョを映画館で見たときの高揚感を思い出した。ジブリ作品のキャラクターはあの動物だか人間だかよく分かんないうにょうにょ〜ってしてる形態の時が好き。似たような生き物がもぞもぞしてるのも>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

物語のなかでも言ってるけど、これまでのループものに自覚的で、作り手側のスタンスが分かりやすい。サブタイトルがその通りすぎるっちゃすぎるのだが。お仕事現場の悲喜こもごも、つい共感しちゃう。マキタスポーツ>>続きを読む

ハロー!ブランニューワールド(2020年製作の映画)

4.2

これ、ちゃんとフィルマに登録されてるんだなあ。あさぎーにょ氏のYouTube動画「もう無理。限界。逃げ出したい。」
日常的なルーティンをみせるYouTubeという媒体を上手に使ってるし、それがまたYo
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.7

この手の映画をほとんど見たことがないことに気づき、人に薦められたので見てみた。冒頭から、ある程度結末は分かるので意外性はない。サクサク見られる。
不治の病に侵されたまみずのやりたかったことを代行する同
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.3

物心ついたときからなじみのあるゲームだからそりゃ胸熱にもなる。
特に横スクロールで見せる場面がすばらしい。マリオルイージの兄弟愛と闘うピーチ姫もいい感じ。でもなんといっても音楽で、マリオブラザーズ、マ
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ビデオゲーム THE MOVIE(2014年製作の映画)

3.6

『セガ vs 任天堂』に比べると、歴史をザッと追った感じが強くて、やや単調かなあ。アタリショックとかモータルコンバットの暴力描写とか、ゲーム史で押さえとくべき出来事は分かった。アクション系ゲームの話が>>続きを読む

セガvs.任天堂 Console Wars(2020年製作の映画)

3.8

前半はセガ視点、後半はややニンテンドー視点で進む。ジェネシスがメガドライブであることに途中から気づく。アメリカではそんなにニンテンドーこき下ろしたCM作ってたのかー、知らなかった。途中に挟まれるビデオ>>続きを読む

のび太の結婚前夜(1999年製作の映画)

3.8

しずかちゃんパパの語りはグッとくるなあ。のび太はあいかわらず抜けたところがあるが、この作品では妙にカッコつけてる節がある。たしかしずかちゃんが結婚しようと思ったきっかけって、雪山で遭難したときにポンコ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

すべてPCの画面上で行われるパターンは『アンフレンデッド』もそうだったっかなあ。旧式のWindowsから始まる冒頭場面とか、飽きさせないように手を替え品を替え、見せ方も変わっていく。セキュリティコード>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.9

実にバカバカしくて冒頭のオナラ噴射の勢いでそのまま突っ走ったみたいなストーリー(正確には腐敗したガスか)ダニエル・ラドクリフも、本当は魔法使いの優等生じゃなくて、こういうやばい映画の方が好みなのかなあ>>続きを読む

ブリングリング(2013年製作の映画)

3.7

サクッと見られる。可もなく不可もなくで、たいして印象には残らないかなあ。特に意外な展開とかはなくオシャレな雰囲気がふわ〜っと続く感じ。エマワトソンが優等生じゃないのと、セレブたちが本人役で出てくる。で>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

中華系の家族が経営するごちゃごちゃしたコインランドリーという設定がまずよい。うんざりする経費の申告わかる〜。気弱な夫や母娘の確執は『私ときどきレッサーパンダ』を思い出す。
マルチバース=宇宙で結びつけ
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ゲーリーじいさんのチェス(1997年製作の映画)

4.0

寄る年波には勝てまへん、でも生きてたらいいこともあるもんで、ヒッヒッヒッ…っていう感じ。個人的に思い出ぶかいショートムービー

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

見終わった後、街の環境音がぐっと身近になる。ストーリー自体はたんたんとしているけれど、ケイコと彼女をとりまく人たちの関係が繊細に描かれていてよかった。

マンガをはみだした男 赤塚不二夫(2016年製作の映画)

3.8

関係者の証言中心のシンプル構成だけど、知られざる昭和史をひも解くような側面もあって興味深く見た。冨永監督のドキュメンタリーは『アトムの足音〜』もそうだけど、目の付け所がおもしろい。赤塚不二夫が徐々にパ>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜(2008年製作の映画)

3.9

なるほど原作ではまだ仲間になっていないロビンとフランキーを映画版では加えているのか。あの凶暴ウサギ助けるくだりもその後に恩返しみたいなの漫画の方ではなかったかなあ。
ヒルルクの「人はいつ死ぬと思う?」
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

出てくるキャラクター5分の2ぐらい知らんかったけど、序盤はなんとなく読んでたからストーリーにはついていけた。闇堕ちした幼なじみをジャンプ的な努力・友情・勝利で救おうとするお話。普段は能天気なのに急に精>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.6

この数年のゴタゴタをあらためて振り返る感じですでに懐かしくもなる。今はさらにややこしくなってるよなあと思いながら。途中はさまれるサウスパーク風アニメとVシネマ風演出はなくてもよかったんじゃないかなあ…

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

エイミーえげつない。色んな真相は明かされるけど、本当のところ彼女がなに考えてるのか結局よくわからんのがこわい。見なきゃと思って、気づいたら8年経ってた。古びた感じがしない

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

この手のリベンジもの、最初はもうちょっと重いものをイメージしてたけど、二転三転しつつライトに飽きずに見られた。ただ、いかんせん敵役マックスのクズっぷりがはじめから露呈しすぎてる気もして、なんでそんなに>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

実際はもっとシビアな緊張感があったと思うが、映画としてはバディのかわいさで成立させてる。実際かわいいけど、吹替で見てるとちょっとあざとい感じも。それでも家族みんなでバディを助けようとするところはほろっ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ふむふむって感じで見た。謎の使用人出てきたあたりで一癖ふたくせあるなあっていう感じになってきて、後半はアイツが一番えげつないな…ってなる。
当然、黒人に対する偏見が物語の軸になってて、ホラーとしての怖
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放浪記(1962年製作の映画)

4.0

たぶん、森光子の出ていた舞台版にだいぶ倣ってるんだろうけど、貧乏に耐えて物書きとして生計を立てる苦労は映画のほうがより強調されてるような(舞台版はでんぐり返りの印象が強すぎて)。脚色した田中澄江の意向>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

4.0

戦後の大阪の風景は資料的価値あり。最後の女性にとっての幸福を説く場面は賛否両論あったそうな。落とし方としては巧い気がするし、でもまあ、こういう風に落ち着いてほしくなかったという気もわからないでもないし>>続きを読む

ROAD TO HiGH&LOW(2016年製作の映画)

3.6

週明け宝塚を見るので予習。もっとLDHばっかりなのかと思ってたら、結構いろんな俳優が出ていた。SWORDはそれぞれのグループの頭文字なのかなるほどー。窪田正孝演じるスモーキーがいい感じだったのと、何気>>続きを読む

チルソクの夏(2003年製作の映画)

3.8

さいきん釜山に関心があるので見た。上野樹里出ていると知らなかった。
ロミジュリ風の純愛ストーリー。ベタだけど、ここまでピュアで真っ直ぐだと胸がすく。日韓が微妙な関係にあった時期の作品で、日韓W杯後に公
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海の彼方(2016年製作の映画)

4.2

なんとなく見始めたけど、いいドキュメンタリー映画だった。台湾から沖縄へやってきたオバアを巡り、子どもや孫世代が自分たちのルーツのことを考える。(SEX MACHINEGUNSって「みかんの歌」しか知ら>>続きを読む

One Please(原題)(2014年製作の映画)

3.7

7分。痛い痛い…ってなる。アニメのショートフィルムはまだスプラッターでも見られるが実写だとさすがに目を細めちゃう

Who's hungry(原題)(2009年製作の映画)

3.8

5分。これはグロい。でも最後まで見ちゃう。白黒アニメでよかった

Moby & the Void Pacific Choir: Are You Lost in the World Like Me(原題)(2016年製作の映画)

3.7

3分。スマホ中毒の現代人風刺はありがちだけどカートゥーンっぽいタッチと合わせるとなかなかユニーク。ピカチュウ的なやつも出てきたけど、スティーブ・カッツのショートムービーってなんとなく日本の風土にあって>>続きを読む

Happiness(原題)(2017年製作の映画)

3.9

4分。なんだこれキモいなあと思ってるニンゲン様も似たようなもんだぜって暗に言ってる。途中夢見てカートゥーンっぽくなるところとか皮肉が効いてる

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