すがたるさんの映画レビュー・感想・評価

すがたる

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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ディア・イングランド」(2024年製作の映画)

4.2

サッカーにはほとんど縁がないが、それでもついていけた。ハリー・ケインはじめ主要な人物は忠実にモノマネしてるらしく、むこうの観客からも笑い声が漏れていた。元ネタを知らないので、あとでYouTubeで見た>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.2

原作マンガはある程度読んでいるがこの辺のストーリーは忘れていた。途中に主要人物の回想がちょこちょこ入るが本編はほぼ一試合見せていて、スポーツの生中継みたいな感じ。スポーツアニメはどんどん作画の精度が上>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

二人の抱える生きづらさの描写に序盤からグッときた。特に上白石萌音演じる藤沢さん。これまで出会ってきた女性たちの辛さを思い返しながら自分に何ができただろうと考えたりした。山添くんが藤沢さんのチャリンコで>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.9

コナン映画見るの3本目。前回見た作品が2001年公開だったので、20年以上経って灰原さんもみんなと打ち解けてよかったなあと時の流れを感じてしまった(コナンたちの時間はそんなに進んでないと思うけど)。警>>続きを読む

名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.9

コナン映画見るの2本目。ツインタワーが舞台になってて公開が2001年、テロの起きる少し前。9.11の直後だったら公開も危ぶまれていたかもしれない。
少年探偵団たちの恋バナが初々しくてそれがちゃんとラス
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.9

コナン映画を見るのはこれがはじめて。他の劇場版に比べると若干シックな気がするのはホームズ取り巻く元ネタの世界が舞台になってるからかな。2002年公開なのに、バーチャル世界取り上げていてちょっと最近の流>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

見てるときはなんじゃこれと思っていたが、あとから振り返るとジワジワくる作品。自殺した母に胎児の脳を移植して育てるという、あらすじだけ抜き出すとかなりぶっ飛んだ設定。
原作からフランケンシュタインのオマ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

ずーっとぶつぶつ考えごとしてる殺し屋の話。カッコつけてるけど結構ポンコツなんだなこの主人公。デビッド・フィンチャーのなかでは単調な作品で、そこまで外してる感じもないけど、ちょっと退屈ではあった。あと、>>続きを読む

[リミット](2010年製作の映画)

3.8

ジッポも携帯もけっこう持つなあと思ったが、このアイデアでよく90分ちかく成立させたなあ。結末の曲が陽気すぎて、えぇぇ!ってなった。どこのお国でも自己責任論みたいなのあるんだな。
閉所恐怖症の人はムリな
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.3

2分サイクルのループもの。観る前はちゃんと成立するのかなーと思ったけど、とても良くできていた。貴船神社の雰囲気もいいし、ヨーロッパ企画のわちゃわちゃとした感じが映像にも生きている。雪景色も風情があって>>続きを読む

VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.6

VHSテープ黎明期というのはYouTubeが出てきたときになんとなく似ているな。ジャンクなものも良しとされ、パッケージ手描きにこだわったりとか、そこに美学を求めた人たちもいたことがよく分かった。とうぜ>>続きを読む

滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie(2020年製作の映画)

3.5

冒頭の少年は結局なんだったんだとか、異ジャンル盛り込みすぎでとっ散らかってるなあとか(変面とバレエの抱き合わせなど)、ツッコミどころ満載だけどSnowManのフィジカルもあって前半はまあまあ楽しめた。>>続きを読む

インフィニティ 無限ループ(2014年製作の映画)

3.6

ループものの流れで見てたのでエンタメ期待してたが、どっちかというとちょっと不気味な実験的ドラマだった。3人のキャストだけでチャレンジしてたのは試みとしては面白かったと思う。
次々に未来の自分たちが増え
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.1

ループものの作品の中では比較的初期だと思うけど、よくできてるなあ。王道ラブコメの枠に沿って自分だったら何をするかで思いつけることはたいがい盛り込んでいたと思う。ピアノとかあれだけの技術を修練するのにど>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」(2011年製作の映画)

4.1

フランケンシュタイン、原作を読んだことがなく、恥ずかしながら怪物くんに出てくるポップなやつの印象が強かった。(しかし改めて怪物くんのモンスターたちはオリジナルの恐れを見事に取り除いたんだなあ)ジョニー>>続きを読む

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

4.2

年末の旅行でコーンウォールづいているので何か見たいと思って選ぶ。ポートアイザックには行かなかったけど、似たような海沿いの町には行ったので、太っちょのカモメとか街並みとかに、親しみを覚える。
漁師たちが
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ナショナル・シアター・ライブ 2023 「オセロー」(2023年製作の映画)

4.1

ひさびさのNTL、年末年始見倒そうと思ったけどバタバタと忙しくてこれだけになるかも。
幕間トークでこの作品の方向性を話すから、後半は作り手の意図に沿ってこちらも見ることに。レイシズムに加えて、たしかに
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

コーンウォールからロンドンにやってきたファッション専門学校生。60年代ロンドンのおしゃれな感じが憧れとともに描かれる。
トーマシンやアニャたち華のある俳優にくわえ、ソーホーの街の雰囲気やテンポがいいの
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

エディハド機内にて。ポップな寓話。フェミニズムの教科書的に見ることもできる。バービー作っている会社の重役たちがみんな男性だったりするところとか皮肉が効いている。
マイケル・セラ好きなので個人的にはアラ
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Mummies(原題)(2023年製作の映画)

3.8

エディハド機内にて。ジャンルがディズニーになってたけどたぶん違う。絵のタッチとか歌入れてくるところは多少似ていたけれども。日本で公開されるかよく分からんので英語で見る。ストーリーは王道だから英語でもな>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.9

カジモドはおそらく気弱に描かれていて彫像と喋っているところとか引きこもりのオタクにも見える。フロローがめちゃ悪なんだがいまいち逆らえない理由が分からなかったりもする。エスメラルダそりゃモテるよね。ディ>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.8

この手の実写はライオンキングしかり難しいところがあるなあとは思う。フランダーやセバスチャンがリアルすぎる。ギリ不気味の谷を回避してる感じはあるけど、それでも違和感は残る。
アリエルは違和感なく見る。『
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逆転裁判(2011年製作の映画)

-

過去に見たようなので記録。いかんせんシリアスでもうちょっとポップでもいいのでは。間宵も大人しすぎてなんだかと思ったような。

變臉(へんめん)/この櫂に手をそえて(1996年製作の映画)

3.9

VHSで。昔みた記憶があるのだがだいぶ忘れていた。内容はベタで胸がすく。変面ってそれっぽいやつは日本でもやってるけど秘伝の奥義なんだなー。面の人格が乗り移ってしまう迷信があるとか、この当時は国民党がひ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

私はこの感じ好き。ポニョを映画館で見たときの高揚感を思い出した。ジブリ作品のキャラクターはあの動物だか人間だかよく分かんないうにょうにょ〜ってしてる形態の時が好き。似たような生き物がもぞもぞしてるのも>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

物語のなかでも言ってるけど、これまでのループものに自覚的で、作り手側のスタンスが分かりやすい。サブタイトルがその通りすぎるっちゃすぎるのだが。お仕事現場の悲喜こもごも、つい共感しちゃう。マキタスポーツ>>続きを読む

ハロー!ブランニューワールド(2020年製作の映画)

4.2

これ、ちゃんとフィルマに登録されてるんだなあ。あさぎーにょ氏のYouTube動画「もう無理。限界。逃げ出したい。」
日常的なルーティンをみせるYouTubeという媒体を上手に使ってるし、それがまたYo
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.7

この手の映画をほとんど見たことがないことに気づき、人に薦められたので見てみた。冒頭から、ある程度結末は分かるので意外性はない。サクサク見られる。
不治の病に侵されたまみずのやりたかったことを代行する同
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.3

物心ついたときからなじみのあるゲームだからそりゃ胸熱にもなる。
特に横スクロールで見せる場面がすばらしい。マリオルイージの兄弟愛と闘うピーチ姫もいい感じ。でもなんといっても音楽で、マリオブラザーズ、マ
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ビデオゲーム THE MOVIE(2014年製作の映画)

3.6

『セガ vs 任天堂』に比べると、歴史をザッと追った感じが強くて、やや単調かなあ。アタリショックとかモータルコンバットの暴力描写とか、ゲーム史で押さえとくべき出来事は分かった。アクション系ゲームの話が>>続きを読む

セガvs.任天堂 Console Wars(2020年製作の映画)

3.8

前半はセガ視点、後半はややニンテンドー視点で進む。ジェネシスがメガドライブであることに途中から気づく。アメリカではそんなにニンテンドーこき下ろしたCM作ってたのかー、知らなかった。途中に挟まれるビデオ>>続きを読む

のび太の結婚前夜(1999年製作の映画)

3.8

しずかちゃんパパの語りはグッとくるなあ。のび太はあいかわらず抜けたところがあるが、この作品では妙にカッコつけてる節がある。たしかしずかちゃんが結婚しようと思ったきっかけって、雪山で遭難したときにポンコ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

すべてPCの画面上で行われるパターンは『アンフレンデッド』もそうだったっかなあ。旧式のWindowsから始まる冒頭場面とか、飽きさせないように手を替え品を替え、見せ方も変わっていく。セキュリティコード>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.9

実にバカバカしくて冒頭のオナラ噴射の勢いでそのまま突っ走ったみたいなストーリー(正確には腐敗したガスか)ダニエル・ラドクリフも、本当は魔法使いの優等生じゃなくて、こういうやばい映画の方が好みなのかなあ>>続きを読む

ブリングリング(2013年製作の映画)

3.7

サクッと見られる。可もなく不可もなくで、たいして印象には残らないかなあ。特に意外な展開とかはなくオシャレな雰囲気がふわ〜っと続く感じ。エマワトソンが優等生じゃないのと、セレブたちが本人役で出てくる。で>>続きを読む

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