すがたるさんの映画レビュー・感想・評価

すがたる

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マンガをはみだした男 赤塚不二夫(2016年製作の映画)

3.8

関係者の証言中心のシンプル構成だけど、知られざる昭和史をひも解くような側面もあって興味深く見た。冨永監督のドキュメンタリーは『アトムの足音〜』もそうだけど、目の付け所がおもしろい。赤塚不二夫が徐々にパ>>続きを読む

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜(2008年製作の映画)

3.9

なるほど原作ではまだ仲間になっていないロビンとフランキーを映画版では加えているのか。あの凶暴ウサギ助けるくだりもその後に恩返しみたいなの漫画の方ではなかったかなあ。
ヒルルクの「人はいつ死ぬと思う?」
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

出てくるキャラクター5分の2ぐらい知らんかったけど、序盤はなんとなく読んでたからストーリーにはついていけた。闇堕ちした幼なじみをジャンプ的な努力・友情・勝利で救おうとするお話。普段は能天気なのに急に精>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.6

この数年のゴタゴタをあらためて振り返る感じですでに懐かしくもなる。今はさらにややこしくなってるよなあと思いながら。途中はさまれるサウスパーク風アニメとVシネマ風演出はなくてもよかったんじゃないかなあ…

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

エイミーえげつない。色んな真相は明かされるけど、本当のところ彼女がなに考えてるのか結局よくわからんのがこわい。見なきゃと思って、気づいたら8年経ってた。古びた感じがしない

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

この手のリベンジもの、最初はもうちょっと重いものをイメージしてたけど、二転三転しつつライトに飽きずに見られた。ただ、いかんせん敵役マックスのクズっぷりがはじめから露呈しすぎてる気もして、なんでそんなに>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

実際はもっとシビアな緊張感があったと思うが、映画としてはバディのかわいさで成立させてる。実際かわいいけど、吹替で見てるとちょっとあざとい感じも。それでも家族みんなでバディを助けようとするところはほろっ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ふむふむって感じで見た。謎の使用人出てきたあたりで一癖ふたくせあるなあっていう感じになってきて、後半はアイツが一番えげつないな…ってなる。
当然、黒人に対する偏見が物語の軸になってて、ホラーとしての怖
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放浪記(1962年製作の映画)

4.0

たぶん、森光子の出ていた舞台版にだいぶ倣ってるんだろうけど、貧乏に耐えて物書きとして生計を立てる苦労は映画のほうがより強調されてるような(舞台版はでんぐり返りの印象が強すぎて)。脚色した田中澄江の意向>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

4.0

戦後の大阪の風景は資料的価値あり。最後の女性にとっての幸福を説く場面は賛否両論あったそうな。落とし方としては巧い気がするし、でもまあ、こういう風に落ち着いてほしくなかったという気もわからないでもないし>>続きを読む

ROAD TO HiGH&LOW(2016年製作の映画)

3.6

週明け宝塚を見るので予習。もっとLDHばっかりなのかと思ってたら、結構いろんな俳優が出ていた。SWORDはそれぞれのグループの頭文字なのかなるほどー。窪田正孝演じるスモーキーがいい感じだったのと、何気>>続きを読む

チルソクの夏(2003年製作の映画)

3.8

さいきん釜山に関心があるので見た。上野樹里出ていると知らなかった。
ロミジュリ風の純愛ストーリー。ベタだけど、ここまでピュアで真っ直ぐだと胸がすく。日韓が微妙な関係にあった時期の作品で、日韓W杯後に公
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海の彼方(2016年製作の映画)

4.2

なんとなく見始めたけど、いいドキュメンタリー映画だった。台湾から沖縄へやってきたオバアを巡り、子どもや孫世代が自分たちのルーツのことを考える。(SEX MACHINEGUNSって「みかんの歌」しか知ら>>続きを読む

One Please(原題)(2014年製作の映画)

3.7

7分。痛い痛い…ってなる。アニメのショートフィルムはまだスプラッターでも見られるが実写だとさすがに目を細めちゃう

Who's hungry(原題)(2009年製作の映画)

3.8

5分。これはグロい。でも最後まで見ちゃう。白黒アニメでよかった

Moby & the Void Pacific Choir: Are You Lost in the World Like Me(原題)(2016年製作の映画)

3.7

3分。スマホ中毒の現代人風刺はありがちだけどカートゥーンっぽいタッチと合わせるとなかなかユニーク。ピカチュウ的なやつも出てきたけど、スティーブ・カッツのショートムービーってなんとなく日本の風土にあって>>続きを読む

Happiness(原題)(2017年製作の映画)

3.9

4分。なんだこれキモいなあと思ってるニンゲン様も似たようなもんだぜって暗に言ってる。途中夢見てカートゥーンっぽくなるところとか皮肉が効いてる

Man(原題)(2012年製作の映画)

3.8

4分。なんだこれグロいな〜と思ったらちゃんと社会風刺になってる

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.9

俺たちに明日はないとごっちゃになる。どっちも強盗だしなあ。ジョージロイヒルとこの主演俳優ふたりはスティングでもお馴染み。金的、俺泳げないと言うサンダンス、ボリビアの田舎っぷりが笑える。舞台は1890年>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

デヴィッド・リンチはこの映画とストレイトストーリーしか見たことがないので、あんまりカルト映画のイメージなかったりする。かつて実在したジョゼフ・メリックをモデルにした物語。あくまで内面の姿を形式化した演>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

パーキンソン病は身内にもいるので、見ながら若干悩ましいところもあり。どの程度実話なんだろう、タイル黒く塗ったら問題解決するところとか、ああいうディティールはなかなかよいな。今では当事者でない人が演じる>>続きを読む

ブラックフィッシュ(2013年製作の映画)

3.9

『水族館の文化史』という本のなかで知って、早速見てみることに。実際に起こったシャチ調教師の死亡事故が題材になっている。これから水族館に行っても複雑な気持ちになってしまうかもなあ。
シーワールドのトップ
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ドレッサー(1983年製作の映画)

3.8

派手さはないけれど渋い味わいがある。ひと昔まえはああいう老俳優、日本にもけっこうたくさんいた気がする。自分が老年を迎えるときのことをぼんやり考えた。第二次世界大戦中の劇場が舞台。開演前に空襲警報。それ>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.9

能楽草創期に活躍したけど、ほとんど記録に残っていない犬王という猿楽師と盲目の琵琶法師・友魚の物語。犬王の時代には向こうを張る存在として観阿弥と世阿弥がいて、犬王たちはいわばそのカウンターとして大衆から>>続きを読む

バスタブとブロードウェイ: もうひとつのミュージカル世界/ブロードウェイとバスタブ(2018年製作の映画)

4.2

面白いドキュメンタリーだった。好事家のコメディ作家スティーブがハマった企業ミュージカル。ほとんど知られていないけど、調べれば調べるほど実は素晴らしい世界が広がっている。
ミュージカル史の勉強にもなるし
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.1

タイトルと戦争映画のイメージで、なんとなく敬遠していたところがあったけど見てよかった。コンラッドの小説が原作だからか重厚感がある。
前半は米兵のチャラさ、後半はカーツ王国の異様さ。ベクトルは違えどどち
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

はじめはもう少し目を覆いたくなる描写があるのかと思ったが、そういう場面は意図的に描かないようにしている。徹底的に復讐行為そのものを見せる韓国映画ともちょっと違うなあ。まずニーナが最後まで登場しないし、>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.9

いよいよDisney+にも手を出してしまった。いつもは字幕派だけど、これは吹替でも違和感なし。
メイメイのお母さん、思春期の子にそれは止めたってとついつい言いたくなってしまう。レッサーパンダのもふもふ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.3

涙腺刺激される。ストーリーはどちらかというとベタな感じもするけど、ろう者と聴者がともにいる家族のこまやかなやり取りに最初から引き込まれた。下ネタはやや多め、でもユーモアとして笑えるっちゃ笑える。最近の>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.3

他者との分かり合えなさや折り合いのつけ方をこんなに分かりやすく面白く描いた作品はなかなかないのでは。もっと早く見ればよかった!

帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)

3.8

帝銀事件のことちゃんと知らなかった。どことなくサリン事件彷彿とさせる。晩年熊井啓監督が日本の黒い夜で松本サリン取り上げた理由が分かった気がした。
なんだか泥臭くて(記者も刑事も男ばっかり)エネルギッシ
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にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

4.0

『飢餓海峡』に続いてやっぱり左幸子すごい。父親との関係、裏社会のあれこれの描き方がなかなか。逞しいといってよいのか、一方で彼女たちが生きてきた時代のことも考えさせられる。この時代の映画って静止画のコマ>>続きを読む

飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.2

3時間長いなあと見る前は思ったけど評価が高いのは納得。重厚さは最近の韓国映画の骨太さにも通じているような。左幸子演じる八重が犬飼の爪まさぐって悶えてる場面がなんとも。事実を元にした2つの事件、イタコと>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

例のカンニング事件で思うところもあって見る。ザッツカンニングみたいなコメディ映画かと思ったらなかなかシリアスで見応えがあった。全世界一律のテスト実施も難しいものがあるよなあ。
タイのスクールカーストっ
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