すがたるさんの映画レビュー・感想・評価

すがたる

すがたる

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.9

よく分かんないといえば分かんない。後からあの場面おもしろかったなあって思い出せるところは結構ある。
最初のカクテルパーティ効果が破綻していくところとか、謎のズームとかクロスフェードとか中盤の唐突なタイ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ウナギの肝串をつまみに見てたけど、やっぱ食いながら見るもんではなかったなあ。世界一美味いのは神戸牛と言っててそんなにブランドとして確立してるのかあと妙なところで関心してしまった。娘の彼氏こそ派手にやっ>>続きを読む

フローズン(2010年製作の映画)

3.6

密室系のバリエーション。高所で寒い。リフト乗ったら一度は想像しちゃうシチュエーション。手数は限られるが、俳優さん三人のパニくってる感じがなかなか良かった。狼も凍傷もコワイコワイ

骨を掘る男(2024年製作の映画)

4.0

沖縄慰霊の日に桜坂劇場で。40年以上沖縄戦戦没者の遺骨を収集し続けている具志堅隆松さんのドキュメンタリー映画。
タイトルはものものしいけど、静かに、時にユーモアを交えながら掘り続ける具志堅さんのふるま
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

目に見えない舞台裏を想像させるとか、現実を想起させる終盤とかは、とても演劇的な感じがした。その仕掛けは分からなくもないが、全体的に冗長でもったいぶりすぎな気もする。ネガポジ反転の場面については後から振>>続きを読む

ヒロイン失格(2015年製作の映画)

3.6

もはや高校生なんて大昔の出来事でなかば時代劇のような気分で見た。自分にもこんな時代あったのかなかったのか、いや、ここまで面倒くさいのはなかった気がするけど、まあ煩わしいのが恋愛なんでしょうなー
山崎賢
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.1

函館行きたくなる。しっかり聖地巡礼できる話だった。新一や蘭にそっくりの人が多いもんで初めて海外映画みるときに人物まちがえちゃう感じを思い出した。
謎ときは一回見ただけでは頭が追いつかなかったがテンポの
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恋空(2007年製作の映画)

3.6

ガッキーと三浦春馬の爽やかさでだいぶ中和されてるが、内容はかなりのヤンキーギャル話やった。交際して初っ端に関係もっちゃうし図書館で子ども作っちゃうしで、なかなか向こう見ずなカップルだなあと思ってしまっ>>続きを読む

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.8

こういう詐欺師はいまの世の中にもいるけれど、はたしてアンリ・ヴェルドゥは時代が生んだ悲劇の人物なのだろうか。前半は比較的コミカル、世界恐慌とヒトラーの台頭から雰囲気も変わってくる。最後に社会的なメッセ>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.2

前半は環境映画かと思うぐらいたんたんと自然の風景とまき割りの映像が続き、ちょっとうとうとしてしまう。でも、この時間のおかげで作品の時間に徐々に体がチューニングされていく。野山に生きる暮らしは東出某氏を>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.2

あらためて見てぐっときてしまった。しんちゃん達がバス乗ってカーチェイスっぽいことする場面はカートゥーン映画みたいで面白かった。しんちゃんがボロボロになりながら階段を駆け上がるところでじーんとしてしまう>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

原作は子どもの頃ちらちら見てた気がするけどこの作品とキャッツアイはちょっと大人むけのアニメで遠い存在だったなあ。ストーリーはよく知らなかったけど冴羽獠のモッコリスケベと2枚目キャラの使い分けは子どもな>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

原爆開発と赤狩りのエピソードが並行して展開する。カラーとモノクロの使い分けが最初分からず、ん? 今と昔を分けてる? と思ったけど登場人物視点で分けてたみたい。ちょっとややこしい。
予習しておいた方が分
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ナショナル・シアター・ライブ 2024 「ディア・イングランド」(2024年製作の映画)

4.2

サッカーにはほとんど縁がないが、それでもついていけた。ハリー・ケインはじめ主要な人物は忠実にモノマネしてるらしく、むこうの観客からも笑い声が漏れていた。元ネタを知らないので、あとでYouTubeで見た>>続きを読む

ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.2

原作マンガはある程度読んでいるがこの辺のストーリーは忘れていた。途中に主要人物の回想がちょこちょこ入るが本編はほぼ一試合見せていて、スポーツの生中継みたいな感じ。スポーツアニメはどんどん作画の精度が上>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

二人の抱える生きづらさの描写に序盤からグッときた。特に上白石萌音演じる藤沢さん。これまで出会ってきた女性たちの辛さを思い返しながら自分に何ができただろうと考えたりした。山添くんが藤沢さんのチャリンコで>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.9

コナン映画見るの3本目。前回見た作品が2001年公開だったので、20年以上経って灰原さんもみんなと打ち解けてよかったなあと時の流れを感じてしまった(コナンたちの時間はそんなに進んでないと思うけど)。警>>続きを読む

名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.9

コナン映画見るの2本目。ツインタワーが舞台になってて公開が2001年、テロの起きる少し前。9.11の直後だったら公開も危ぶまれていたかもしれない。
少年探偵団たちの恋バナが初々しくてそれがちゃんとラス
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.9

コナン映画を見るのはこれがはじめて。他の劇場版に比べると若干シックな気がするのはホームズ取り巻く元ネタの世界が舞台になってるからかな。2002年公開なのに、バーチャル世界取り上げていてちょっと最近の流>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

見てるときはなんじゃこれと思っていたが、あとから振り返るとジワジワくる作品。自殺した母に胎児の脳を移植して育てるという、あらすじだけ抜き出すとかなりぶっ飛んだ設定。
原作からフランケンシュタインのオマ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

ずーっとぶつぶつ考えごとしてる殺し屋の話。カッコつけてるけど結構ポンコツなんだなこの主人公。デビッド・フィンチャーのなかでは単調な作品で、そこまで外してる感じもないけど、ちょっと退屈ではあった。あと、>>続きを読む

[リミット](2010年製作の映画)

3.8

ジッポも携帯もけっこう持つなあと思ったが、このアイデアでよく90分ちかく成立させたなあ。結末の曲が陽気すぎて、えぇぇ!ってなった。どこのお国でも自己責任論みたいなのあるんだな。
閉所恐怖症の人はムリな
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.3

2分サイクルのループもの。観る前はちゃんと成立するのかなーと思ったけど、とても良くできていた。貴船神社の雰囲気もいいし、ヨーロッパ企画のわちゃわちゃとした感じが映像にも生きている。雪景色も風情があって>>続きを読む

VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.6

VHSテープ黎明期というのはYouTubeが出てきたときになんとなく似ているな。ジャンクなものも良しとされ、パッケージ手描きにこだわったりとか、そこに美学を求めた人たちもいたことがよく分かった。とうぜ>>続きを読む

滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie(2020年製作の映画)

3.5

冒頭の少年は結局なんだったんだとか、異ジャンル盛り込みすぎでとっ散らかってるなあとか(変面とバレエの抱き合わせなど)、ツッコミどころ満載だけどSnowManのフィジカルもあって前半はまあまあ楽しめた。>>続きを読む

インフィニティ 無限ループ(2014年製作の映画)

3.6

ループものの流れで見てたのでエンタメ期待してたが、どっちかというとちょっと不気味な実験的ドラマだった。3人のキャストだけでチャレンジしてたのは試みとしては面白かったと思う。
次々に未来の自分たちが増え
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.1

ループものの作品の中では比較的初期だと思うけど、よくできてるなあ。王道ラブコメの枠に沿って自分だったら何をするかで思いつけることはたいがい盛り込んでいたと思う。ピアノとかあれだけの技術を修練するのにど>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」(2011年製作の映画)

4.1

フランケンシュタイン、原作を読んだことがなく、恥ずかしながら怪物くんに出てくるポップなやつの印象が強かった。(しかし改めて怪物くんのモンスターたちはオリジナルの恐れを見事に取り除いたんだなあ)ジョニー>>続きを読む

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めて(2019年製作の映画)

4.2

年末の旅行でコーンウォールづいているので何か見たいと思って選ぶ。ポートアイザックには行かなかったけど、似たような海沿いの町には行ったので、太っちょのカモメとか街並みとかに、親しみを覚える。
漁師たちが
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ナショナル・シアター・ライブ 2023 「オセロー」(2023年製作の映画)

4.1

ひさびさのNTL、年末年始見倒そうと思ったけどバタバタと忙しくてこれだけになるかも。
幕間トークでこの作品の方向性を話すから、後半は作り手の意図に沿ってこちらも見ることに。レイシズムに加えて、たしかに
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

コーンウォールからロンドンにやってきたファッション専門学校生。60年代ロンドンのおしゃれな感じが憧れとともに描かれる。
トーマシンやアニャたち華のある俳優にくわえ、ソーホーの街の雰囲気やテンポがいいの
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

エディハド機内にて。ポップな寓話。フェミニズムの教科書的に見ることもできる。バービー作っている会社の重役たちがみんな男性だったりするところとか皮肉が効いている。
マイケル・セラ好きなので個人的にはアラ
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Mummies(原題)(2023年製作の映画)

3.8

エディハド機内にて。ジャンルがディズニーになってたけどたぶん違う。絵のタッチとか歌入れてくるところは多少似ていたけれども。日本で公開されるかよく分からんので英語で見る。ストーリーは王道だから英語でもな>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.9

カジモドはおそらく気弱に描かれていて彫像と喋っているところとか引きこもりのオタクにも見える。フロローがめちゃ悪なんだがいまいち逆らえない理由が分からなかったりもする。エスメラルダそりゃモテるよね。ディ>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.8

この手の実写はライオンキングしかり難しいところがあるなあとは思う。フランダーやセバスチャンがリアルすぎる。ギリ不気味の谷を回避してる感じはあるけど、それでも違和感は残る。
アリエルは違和感なく見る。『
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逆転裁判(2011年製作の映画)

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過去に見たようなので記録。いかんせんシリアスでもうちょっとポップでもいいのでは。間宵も大人しすぎてなんだかと思ったような。