すがたるさんの映画レビュー・感想・評価

すがたる

すがたる

東京物語(1953年製作の映画)

4.2

なんとなくもう少しほっこりする話かと思ってた。まあテンポゆったりだし、戦後日本の日常といえばそうなんだけど、上京したお父さんお母さんが露骨にたらい回しにされてて可哀想になる。杉村春子演じる志づが特にド>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.2

おもしれー。もっと早く見るべきだった。佐清がマスクしてる時点でだいたい話の予想はつくけどそれでも見られる安心感。キャストがいちいちカッコいいし、市川崑監督の撮り方がすばらしい。
途中ギョッとなる場面も
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

3.9

そうだ、角川映画を見ようと思い。テーマ曲は知ってるけど、あとは遠い昔に小説版読んだくらいでその記憶もおぼろげだった。
銀ちゃんもヤスも泥くさいなあ。あの大階段の迫力が映像でも十分伝わってきてよかった。
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チップス先生さようなら(1939年製作の映画)

3.8

まずこのタイトルだし、齢80を超えるチップス先生が子どもたちから慕われている冒頭場面からちょっとじーんと来てしまった。なかなかこういう風に歳とれないよなこのご時世…

若きチッピング先生をからかう悪ガ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.1

人の意識に潜り込んでく感じが楽しい。オズワルドの漫才「明晰夢」を思い出してしまった

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

しゅるしゅる時間逆行する映像が楽しい。最初は身構えてたけどこの手の時系列組み替えるやつは結構好きかもしれない。バックで走るカーチェイスちょっと滑稽で笑ってしまった

オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)

3.5

原作が長編小説だから難しいかもしれないが、それぞれの登場人物を把握するのが大変だった。どうも盛り上がりに欠けるというか、衝撃的なはずのシーンもあっさり終わって、あれ?ってなったところもある。
オリバー
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8

ジェーン・オースティン原作の映画は『いつか晴れた日に』に続いて2作目だけど、こちらの方がそれぞれのキャラが立っていた気がする。ダーシーのそりゃ誤解されるよと思える無愛想さが良かった。空気読めないコリン>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.9

公開当初から鬱映画だと聞かされ続けてだいたい結末も知っていた。改めて見ると、たしかに衝撃的な場面はあるけど、最初からまじで酷い奴はビルぐらいなんだよな。こう運命に抗えないという意味では、非常に大きな構>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.1

公開当初は殴り合うだけの映画だと思っていた。20年以上経ってようやく見る。
予想以上にイカれた話だった。後半は入り組んでておもしろい。そっか、9.11以前に作られたんだなぁ。たしかに予見させるようなと
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祈り 幻に長崎を想う刻(とき)(2020年製作の映画)

3.6

舞台の上演も難しい田中千禾夫の戯曲を映像化したのは素晴らしい。でも、原作のもってる詩的な豊かさは弱くなってしまったかなあ。

戦後12年目という時代のことを考える。今だったら3.11を振り返るときの感
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

チェーホフ作品は好きでよく読むけど、こんなに最初から最後までワーニャ伯父さんとは思わなかった。

多言語演劇、韓国出身のドラマトゥルグも交えて滞在製作とか今風だなー。なんとなく平田オリザ以降の演劇のイ
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

情に溢れているし、妄想にさいなまれることもほとんどない。今敏作品でこんなにホッコリするとは。それもキヨコのなせる技?
銀ちゃんの自転車カーチェイス笑ってしまった。ミユキ演じる岡本綾が良くて、いい役者さ
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.6

わけあってハイキューずっと読んでいる。頭がジャンプ脳(努力! 友情! 勝利!)になってるけど、そういえばこの作品はちゃんと見てなかった。

原作はマンガのためのマンガ、神木隆之介は高校生役が似合う。佐
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セッション(2014年製作の映画)

3.6

鬼教官みてると中学のときのブラスバンドを思い出すんだよなあ。どこもこういうじとーっとしたスパルタあるんだなあとモヤモヤした。

これをあんまり音楽に対する狂気とは思いたくない。『アマデウス』ぐらいぶっ
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

何気に見てなかった夏アニメ。この数ヶ月ループもの色々見てきたけど、遡行する方法もいろいろですねえ。これはシンプルに飛んでごろごろ転がってループ。能動的にループを選ぶという意味ではアバウトタイムと同じタ>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

ラップ中心のミュージカル、ラテン気質でノリがいい。移民の問題はアメリカのミュージカル語る上で避けて通れないけど、それをまたアップデートしてる感じ。若い世代に焦点が当てられていて良かった。一方で、祖父母>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.1

ラブストーリーなのかなーと思ったらループものの手法を使った人生ドラマだった。前髪パッツンのメアリーがかわいい。

始まってすぐにルールは明かされるし分かりやすいけど、過去に戻る前の地点とは行き来可能で
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.1

うる星やつらの枠組を借りた押井守作品。ループものの先駆けらしく、うる星らしからぬ不穏なムードが最初から漂ってる。この年ってドラえもんは魔界大冒険やってたし、メジャーなアニメも実験してみたい時期だったの>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見やすい。代筆する中で愛について考えるプロセスがいい。ポールがちょうどいい感じのおバカで見ててクスッとなる。『シラノドベルジュラック』も頭をよぎる。

「愛は厄介。おぞましくて利己的。それに大胆」

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

テーマ曲が耳について離れない。タランティーノはキルビル以来かなあ。ノーしゃべりタランティーノのCMがわかる人って今どれぐらいいるんだろ。
時系列がバラバラになってる手法で有名。でも最後にカチッとハマる
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

夜中に一人で見るもんじゃなかった。ミッドサマーと同じく後味悪いホラー。ほとんど自宅で展開される設定は逃げようがなくて嫌だなあ。虫もきつい。
最後はなんでもありな感じで、ちょっと笑えてしまう。母親悪ノリ
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.6

パニック映画の先駆けらしいが、恐怖を煽るような音楽もなくて、今の感覚でみるとけっこう地味に見える。ロビンやベルら、何気ない脇役がときどき有能になるのはこの手の映画のおもしろいところ。
冒頭30分ぐらい
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ループもの週間。あらためてホラー耐性高くない自分に気づく。ヒッてなっちゃう。
やな感じの主人公が改心するだけで終わんないところが良かった。もうひと展開の仕方が分かりやすい。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

ループもの何となく見たくなって手を出す。冒頭からエロネタなので見る人選ぶかも。この手の話は後から行動の意味が分かったりするのが面白いなー(サラが妹にささやいた言葉とか)
2人のヘンテコなダンスが良かっ
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今度は愛妻家(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

中谷まゆみ原作の舞台も見たけど、やっぱり舞台向けなのか、映像で見ると演技がわざとらしく感じる。でも舞台で見るとこれは映像向けなんじゃないかと感じたりするので扱いが難しい。
『俺の家の話』を思い出してし
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卒業(1967年製作の映画)

3.9

サウンドオブサイレンスと最後の結婚式は知ってたけど、それ以外はあんまりよく知らなかった。最後どうなるか分かってるのに、それでもぐいぐい見られちゃう不思議。こんなイカれた話だったのね。じとっとした倦怠感>>続きを読む

アンネの日記(1959年製作の映画)

3.7

3時間たっぷり。良くも悪くもアメリカナイズされているところはあって、ちょっと軽め。見やすいといえば見やすいけれど。
序盤は閉鎖的空間でそれぞれが水飲みてぇタバコ吸いてぇと文句言ってる。子どもに慣れてる
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レインマン(1988年製作の映画)

3.9

しみじみいい映画。ダスティンホフマンがうまい。30年以上前に作られた映画で、まだ自閉症に対する理解もそれほどだったと思うけど、爪楊枝246本、飛行機に乗れない、テレビ裁判をどうしても見ないといけない等>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.9

スターウォーズ、実はちゃんと見てなかったので一作目から。(エピソード6だけは親に連れられて映画館で見た記憶あり)キャラクターが強いので、すぐ愛着がわく。C-3POとR2-D2の名コンビはお馴染みだけど>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.9

派手な作品ではないけれど良作。リンコさんはもちろん、カイくんの切実さに涙腺が緩んでしまった。108の編み物を燃やす場面も印象的。

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.8

RPGの世界観だなーと思ったけど、こっちが元よね。指輪の力すごすぎる。
前半、ナズグルが追っかけてくるところ怖い。旅の仲間従えていよいよ始まるぞーと思ったけど、それぞれのキャラクターに愛着がいまいち湧
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ヘタレ男の逆襲(2013年製作の映画)

3.2

もうすぐネトフリの配信終わるけど、誰もレビューしてない。ネトフリのあらすじもだいぶ違う。

(ネトフリ)
何もかも上手くいかない男がデートをしていると、相手の女性が突然誘拐されてしまった。自分は不幸な
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PERFECT BLUE パーフェクト ブルー(1998年製作の映画)

3.8

インターネット黎明期で懐かしい気持ちにもなる。偶像が主人公を侵食していく感じがこわい。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

序盤でファーンが「ホームレスじゃなくてハウスレスよ」と自分のことを言うけど、つまるところやっぱり戻るべきホームとは何かという話だったような。
フランシス・マクドーマンドは荒野を車で走る画が似合うな。『
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.9

出口の見えないアメリカの状況をタイムリープの手法で描いた作品。ワンちゃんに会える日が来ますよう。

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