chitchipapaさんの映画レビュー・感想・評価

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決斗!一対三(1952年製作の映画)

3.6

1時間30分弱のコンパクトな作品ですが、それなりに正統な西部劇です。 NHKのBSプレミアムはたまに掘り出し物的なレアな作品を放映してくれるので、有り難いですね。
西部史に名高いお尋ね者の半生を、その
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.8

1980年代のイングランド北部の炭鉱町を舞台に、痴ほう症気味の祖母、炭鉱労働者の父と兄との家族4人で住む11歳の少年の青春を描いた味のある作品です。
彼が父兄の反対を受けながらも打ち込んだのがバレエ。
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.4

1983年公開当時には社会から大きな共感を得たのでしょう。アカデミー賞はじめ数多くの受賞実績がそれを物語っていますが、2021年の今観てみると私的には共鳴できる部分がありません。
親子、家族であっても
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.4

やはり第一作目が大ヒットした秀作であればある程、次作はその呪縛に縛られてスベってしまうものですね。
まずミュージカルに拘り過ぎています。無理ムリ歌の場面を挿入しているために、ストーリー展開が間延びして
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スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.4

『スター・トレック』新シリーズの第二作目で、登場人物含めて前作からの流れを引き継いでいるのでストーリーは分かりやすいです。
むしろ第一作目の熟考されたストーリーに比べると、戦闘場面が多く、画で観客を引
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.0

リメイク作品とは言いながら今時珍しい本格西部劇で、古くからの西部劇ファンをも唸らせる程の素晴らしい出来栄えに驚いたというのが第一印象です。
ラッセル・クロウがこれ程アウトローが似合うとは意外(ジャベー
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.6

実在の石油王の物語かと思いきや、ポール・トーマス・アンダーソン監督自身のオリジナル脚本による作品でありました。確かに余りに壮絶な人生であり、衝撃的なラストに至っては、これが史実ならば「神はとんでもない>>続きを読む

スター・トレック(2009年製作の映画)

3.5

このところSFスペースアドヴェンチャー系の映画を観ていないので、U-NEXTで探したもののめぼしい作品が無く、食わず嫌いで観てこなかった『2009年版 スター・トレック』を観てみることにしました。
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ラ・ブーム(1980年製作の映画)

3.3

年頃の一人娘を持つ親にとっては身につまされるストーリーですね・・・と思いつつ、夫婦関係のピンチだって他人事じゃない!という声も聞こえてきそうです。
まあ、フランスという国は“ジュテーム”を一日に何度も
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フリー・ウィリー2(1995年製作の映画)

3.4

第一作に続いてノースウエストコーストの映像美を楽しめる海洋ドラマです。登場人物も代わらないので、夫々がちゃんと歳をとって、ある人は太り、ある人はシワが増え、主人公の少年は素直で逞しいハンサムボーイに育>>続きを読む

フリー・ウィリー(1993年製作の映画)

3.6

「ネタ切れの時は子供か動物を使えばそれなりにウケる」とはCM業界の定石ですが、この作品も家族から引き離された男の子とシャチの感動物語で、それなりに楽しめました。
どこの港町が舞台なのか、そしてあの美し
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.8

脚本家の三谷幸喜が映画監督に初デビューした記念すべきコメディー作品。彼の笑いの泉はこの映画を皮切りに止めどなく噴出していくことになります。
それにしても、そうそうたる役者さん達が参加していて、三谷ワー
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シー・オブ・ラブ(1989年製作の映画)

3.7

アル・パチーノ主演で未見の作品ということでクリップしていたものの、Filmarksでの評価が決して高くないので、「機会があればいつか観よう」程度に考えていました。
それがたまたま、つい先日NHKの映画
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.9

先日、アメリカの元国務長官コリン・パウレル氏が亡くなりました。彼は生前、国連でサダム・フセインのイラクに大量破壊兵器が隠されているとの演説を行なったことを一生の不覚だと深く悔いていました。彼自身もネオ>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

3.6

「墓に布団は掛けられず」8年前に夫を戦争で亡くした未亡人が、実の子供達以上に義理の父母をいたわって世話をするという孝徳心は、今や失われてしまった価値観ですね。
しかしその一方で、時代が変わり家族のかた
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.3

まず『アメリカン・ビューティ』という題名のトリックに見事に引っ掛かりました。こう言う意味の題名だったのか!
そして観賞が進むほどに、この先いったいどうなっちゃうの?!
終わってみれば、「その意味はいつ
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東京家族(2012年製作の映画)

3.6

山田洋次が昭和の巨匠小津安次郎監督に敬意を込めてメガホンを取ったリメイク作品です。原作は白黒映画で、笠智衆の物静かで若干背中が曲がった老父の演技が今でも目に浮かびます。
当作品では橋爪功がその父親役を
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リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

3.8

巨匠ジョン・フォード監督とジョン・ウェインの名コンビによるお馴染みの西部劇と思いきや、主役はジェイムズ・スチュアートでした。
しかも彼の役は暴力やガンファイトに否定的なリベラルな若手弁護士で、典型的な
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妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

3.4

三世代同居の平田家を巡る騒動を描いた山田洋次監督『家族はつらいよ』三部作の最終章ですが、この回では長男夫婦の危機を中心に家族の周囲に波紋が拡がっていきます。
きっかけとなったのが笹野高史演じる空き巣の
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

3.4

2016年、17年、18年と3年連続で制作・公開された山田洋次監督による『家族はつらいよ』三部作の第二作目です。
周造(橋爪功)を頂点⁉とした平田家の面々と小料理屋のママ役風吹ジュンはシリーズ共通です
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.5

小津安次郎監査が描いた昭和の家族を、山田洋次監督が平成に置き換えて面白可笑しく描いています。
このような家族ドラマを女性脚本家(例えば橋田壽賀子)が描くと、もっとドロドロネチネチとしたストーリーになる
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

アルカイダが実行支配していたイラクに4度も赴任した伝説の狙撃主の史実に基づく話であり、クリント・イーストウッド監督による緊迫感溢れる戦場の描写に、最後まで息が詰まるようでした。
戦争を決して美化する訳
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

1700年代初頭のイングランド王室を舞台にした歴史ドラマで、コメディー色を前面に出しながらも決して抱腹絶倒の笑いを取るものではありません。
基本的に史実をベースにしているので、描かれているブラック・ユ
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.5

未観賞のトム・クルーズ主演作品ということで、どんな映画なのか全く事前知識ない状態で観始めましたが、観ている方も主人公に負けずに戸惑いと疑心暗鬼、混乱に陥りました。
観終わった後に色々調べてみて、う~む
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

3.7

当作品のリメイク版であるトム・クルーズ主演『バニラ・スカイ』を先に観て、是非オリジナル作品を観てみたくなって間を置かずに観賞しました。
こちらの方が構成がシンプルで解り易く、やっとこれで全てスッキリ!
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.3

所謂“美女と野獣”的なストーリーかと思いきや、早々に相思相愛であることを確かめ合ってしまうというイージーな展開。世間的には“高嶺の花”、棲む世界が異なる二人の筈が、当人どうしが求め合っているなら行き着>>続きを読む

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.7

イギリスの歴史に興味がある者にとってはなかなか見応えがある映画です。
カトリックの教義により離婚が認められていないイングランドで、よりによって国王自らが王妃を棄てて側室と結婚するためにイングランド国教
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

「ベトナム戦争を巡ってアメリカの歴代の大統領が国民を欺き、勝ち目が無いと分かっていながら多くの若者を戦地に送り出してきた」という国家機密を暴いた、マスコミの良心をスリリングに描いた作品です。
全て史実
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プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.3

アン・ハサウェイ演じるサンフランシスコの高校生が、実はヨーロッパの小国のプリンセスでしたという正にシンデレラストーリーですが、コメディタッチが強すぎて若干「スベったな!」との印象を抱いてしまいます。>>続きを読む

マラソン マン(1976年製作の映画)

3.0

名優ダスティン・ホフマンにしてはB級のサスペンス映画に引っ張り出されたものだと、同情票で3点台に乗せました。
題材はナチスの残党を暴くという系統で、フレデリック・フォーサイス原作の『オデッサ・ファイル
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無法松の一生(1943年製作の映画)

3.5

日本映画史とりわけ昭和の映画遺産の上位に評される名作として余りに名高い作品を、今回はNHK BS-Premiumのデジタル・リマスター版で観賞しました。
前評判を受けての先入観に完全に洗脳されてしまっ
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.5

NHK BS-Premium録画での観賞でしたが、まず何よりも南富良野の冬景色がとても美しかった。夕陽に赤く染まる北の大地と、そこをひたむきに走るディーゼルカーを美しく切り取るカメラワークは、映画ファ>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.6

怖い映画です。ヘタなスリラーよりおぞましい、悪魔のような人間の姿を見せつけられます。しかもその描写が全てブラック・ユーモアというのは、まさにブラック=暗黒そのもの!
BIGボスが急死した後の後継争いを
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アパッチ砦(1948年製作の映画)

3.5

西部劇の巨匠ジョン・フォード監督お馴染みのユタ州モニュメント・バレーを舞台にした、騎兵隊とアパッチインディアンとの衝突を描いた作品です。モノクロ映画でありながら、全編に亘りモニュメント・バレーやコロラ>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.7

上映時間2時間35分、重苦しい空気感と息が詰まるような緊張感を持続しながら観ました。
人間に起こり得る悲劇と恐怖と怒りと矛盾が描かれていますが、これらが全て史実であるということが何よりも恐ろしいことで
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.4

テレビで大ヒットしたシリーズの劇場番ですが、コロナ禍による公開制約や伊藤健太郎の不祥事などケチが付いてしまいましたね。内容はテレビドラマ同様に楽しいものでしたが、劇場に出向くまでもなくテレビ観賞で充分>>続きを読む

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