chitchipapaさんの映画レビュー・感想・評価

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ナイルの宝石(1985年製作の映画)

2.8

題名から所謂トレジャーハンターものかと思い観始めたが、どうも以前観たことがあるようだと思い出したものの、一向にストーリーは思い出せない。観続けていたものの、余りのつまらなさに耐えきれずとうとう途中で観>>続きを読む

西部魂(1941年製作の映画)

3.3

1941年公開の西部劇としては珍しいテクニカラー作品で、西部ならではの美しい風景を楽しむことができます。
西部劇におけるお決まりの舞台設定は、例えば鉄道敷設や砂金堀り、カウボーイによる牛追いや幌馬車隊
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.1

この映画を娯楽作品として論じるならば、夫と6人の子供を残して死んだ母親の遺志を実現するために、何千キロも旅をしてその思いを遂げた感動物語ということになりますが、そんな単純な話として片付けてはいけません>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

3.9

渋い!この一言に尽きる作品です。カラー映画ながらモノトーンに近い描写を追求して、陰影のある画が否応にも緊張感を高めていきます。
開始の場面、真横から光が当たり顔半分だけが映ったドロンのアップを観ただけ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

この映画に対して批判的な意見は有り得ないでしょう。フレディ・マーキュリーとクィーンの再現ドラマなので、彼の劇烈な人生とロックバンドとして伝説的な成功をおさめたストーリーに、観る者誰もが体の震えを抑える>>続きを読む

昼下りの情事(1957年製作の映画)

3.9

何と平和で毒気のない映画でしょう!これぞ娯楽としての映画ですね。巨匠ビリー・ワイルダーのテイストがいかんなく発揮されていて、週末の午後にステイホームを決め込んで、モノクロに合わせて部屋のカーテンを閉め>>続きを読む

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.4

ロマンチックコメディーの範疇に入るものの、今日のイギリスに広まる社会問題への皮肉も含んでいて、観ていてストーリーがどのような結末に向かうのか予測不能な面白さがありました。一方、トムの正体は途中からおよ>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.7

イヴ・モンタン主演の1953年公開、元祖『恐怖の報酬』は子供の頃TVの洋画劇場で観たことを覚えていますが、ロイ・シャイダー主演の1977年版は初めて観ました。
元祖版はモノクロでしたが、今回はカラー化
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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

3.5

自立した女性の悪戦苦闘した挙げ句のサクセスストーリーでも、イタリア映画はアメリカ映画とは一味も二味も違っていて、一見すると全然成功していないようで、でもラストでは皆が集って楽しそうに食卓を囲んでいて、>>続きを読む

山猫は眠らない(1992年製作の映画)

3.4

戦争モノ、それもジャングルを舞台にした海兵隊員の活躍というお馴染みのストーリーを想像して余り期待せずに見始めましたが、ところがドッコイ意外と面白く、最後まで引き込まれながら観てしまいました。
何故だろ
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刑事マディガン(1967年製作の映画)

3.0

1960年代後半の刑事モノとしては当作品が1967年公開で、この翌年にはスティーブ・マックィーン主演の『ブリット』が公開されていて、嫌が上でも比較してしまいます。やはりマックィーンとウィドマークでは役>>続きを読む

7つの贈り物(2008年製作の映画)

3.0

ストーリーに触れるとネタバレになってしまうのでコメントには最大限の注意が必要な作品です。
原作が書かれていないのでオリジナル脚本なのでしょうか?そうであるならば、監督や脚本家はラストで驚愕の真実を示し
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ラスト・ベガス(2013年製作の映画)

3.6

ハリウッドの超ベテラン男優4人が、老体に鞭打ってラスベガスでバカ騒ぎを起こす、何とも味わい深いコメディードラマです。
自宅ではいつ死んでもおかしくないくらいに生気のない老後を送っている老人が、昔の悪ガ
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ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.4

ベニス、イタリアアルプス、ロサンゼルスと都市を移動しながらカーチェイスや金庫破りなど、オーソドックスなアクション映画の王道を楽しむことができます。
但しアクションのレベルとしてはド派手さはなく、比較的
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ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.6

ビクトリア女王を演じたジュディ・デンチの演技が素晴らしく、孤高で孤独な女王の心の内面深くが観ているものに伝わってきます。
死んだ魚のように生気が無かった女王の目が、あのインド人の使者(後に従者)に出会
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七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.5

相当前(30年以上?)に観たのは間違いなくて、それを何故だか突然思い出しました。
ストーリーは殆んど思い出せませんが、薬師丸ひろ子『セーラー服と機関銃』のラストシーンに繋がったあの名シーンだけは鮮明に
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.8

1957年から60年に掛けて米ソ冷戦が最も緊張状態にあった頃の実話であるだけに、観ていて非常に緊迫した臨場感を味わうことが出来る映画です。
U2偵察機のソ連領土内での撃墜とパイロット解放のニュースなど
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

あのマシンガン・トークの主人公が、何と監督・脚本・主演の三役をこなしたロベルト・ベニーニ本人だとは驚きでした。悲惨な収容所内の描写でさえ、不謹慎と思いつつ、つい笑いが漏れてしまうギリギリまで研ぎ澄まさ>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.1

とても爽やかな青春群像を描いていて、それが実話であることが尚更素晴らしい。父親と息子の葛藤という普遍的なテーマを伏線として、教師と生徒の関係や斜陽産業の炭鉱労働者達など、時代背景やエピソードを上手く絡>>続きを読む

黒い画集 ある遭難(1961年製作の映画)

3.7

山岳遭難を題材にした松本清張のサスペンス小説の映画化。白黒作品でも充分に美しい北アルプスの山並みが描かれていますが、出来ることならば今日の画像処理技術を駆使してフルカラー化で観てみたい作品です。或いは>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

何と言っても草剪剛の演技力に脱帽です。この難しい役をこれ程自然に演じられる役者は他に思い付きません。勿論オカマを面白おかしく演じる役者は何人もいるでしょうが、この作品の凪沙はトランスジェンダーなので外>>続きを読む

戦う幌馬車(1967年製作の映画)

3.4

まず邦題の『戦う幌馬車』はいただけませんね。確かにガトリン銃を載せた装甲馬車はストーリー上で重要なファクターではありますが、“The war wagon”に中途半端に拘ったセンスない邦題で、それだけで>>続きを読む

いまを生きる(1989年製作の映画)

3.8

ロビン・ウィリアムスが演じる英語講師キーリングは、権威や体制、既成概念とは真逆の人としての自立、学生一人ひとりが個性を生かして“今を生きる” ことの大切さを教える破天荒な講師です。
しかしそれに共感し
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ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年製作の映画)

3.0

このところ重たいテーマの社会派ドラマ鑑賞が続いたので、気楽に観られるB級アクション映画としてBS-TBSで録画しておいた当作品を観ました。
期待していた程度の正にB級戦争アクション映画でしたが、第二次
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.1

ララ・ランドのエマ・ストーンが彼女の個性を遺憾なく発揮して、自立したアメリカ女性を演じています。
1960年代の南部アメリカの人種差別問題という非常に重たいテーマでありながら、笑いの要素も織り込んで誰
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.1

アル・パチーノのドスの効いた恫喝にあの青年のみならず観ている観客もビビってしまう程に、盲目の退役情報将校を演じた彼の演技力に圧倒されます。
ラストの査問委員会の場面は先日亡くなったショーン・コネリー主
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ルーム(2015年製作の映画)

4.5

ジャンルはサスペンスということですが、観始めるとそれは映画を観ているという感覚ではなく、実際に自分もその同じ空間に居るかのような臨場感の中に入ってしまいます。事件の悲惨さもさることながら、出演者達の質>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

メリル・ストリープとアン・ハサウェイの二大女優の共演ですが、メリル・ストリープの圧倒的な存在感が際立っていますね。
映画を見るまでは『プラダを着た悪魔』とはてっきりメリル・ストリープのことかと思ってい
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慕情(1955年製作の映画)

3.2

いつか観たい、観なければとずっと思っていた不朽の名作がNHK BS-Premiumで放送されたので録画して秋の夜長に観賞しました。昨今の香港情勢に心を痛めていたので、このタイミングでの放映にNHKの矜>>続きを読む

ボーダー(1981年製作の映画)

3.4

メキシコとの国境(ボーダー)の町、テキサス州エルパソで毎日のように繰り返される国境警備隊による不法移民取り締りはまさにイタチゴッコ。この映画で描かれているのはトランプ大統領がメキシコ国境に壁を造らせた>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

3.4

放浪のカメラマンを捜し出す為に主人公がグリーンランドからアイスランド、更にはアフガニスタンと地球の果てを冒険する場面は、美しい映像とそこで出会うローカルの人々との絡みが素朴で味わいがある。
一方で都会
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.2

残念ながら新生『猿の惑星』3部作シリーズの最終章となる当作品は、前二作に大きく引き離される駄作に終わりました。その理由は明白で、シーザー含めて猿達が捕らわれ強制労働を強いられた後半のストーリーは猿を人>>続きを読む

オーストラリア(2008年製作の映画)

4.0

太平洋戦争開戦当時のオーストラリアを舞台に、“同化”という名目の白人による先住民アボリジニー迫害の歴史を直視した社会派アドベンチャー映画です。
まず何よりも、赤い大陸オーストラリアの最北部ノーザンテリ
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ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)

3.0

そこそこ低俗なラブコメディーで、あのアクションスター メル・ギブソンが笑いを取ろうと精一杯演技しているのが涙ぐましく、確かに失笑含めて笑わしてはくれる。
しかし2000年公開のこの作品の随所で交わされ
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ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.6

保健所による保護犬の刹処分を題材にした人間ドラマであるが、観る者が愛犬家か否かで見方や評価が当然分かれるでしょう。3年半前に14年間一緒に過ごした柴犬を看取った私は、愛犬との思い出をオーバーラップさせ>>続きを読む

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

3.5

人間の凶暴性や破壊力を描いたら右に出るものが居ない巨匠サム・ペキンパー監督が撮るとこうなるのかという西部劇。公開された1969年当時ではラストの銃撃戦の激しさが話題になりましたが、今日見返してみると時>>続きを読む

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