chitchipapaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

chitchipapa

chitchipapa

映画(1984)
ドラマ(2)
アニメ(0)

スパルタカス(1960年製作の映画)

3.8

NHK BS-Premiumを録画したものの、3時間を超える長尺になかなか気乗りせずに放置していたのを、ようやく観念して鑑賞しました。
予想していたよりも見応えあって良いじゃないですか!
あのスタンリ
>>続きを読む

S.W.A.T. アンダーシージ(2017年製作の映画)

2.9

スコーピオン氏が“怪物”からどんどん普通の“良い人”になっていくお話⁉️
それとSWATの隊長さん、何度も気を失っていましたが、観ていて「さっさと目を覚ませや!」ってイライラさせられました···
まあ
>>続きを読む

マーヴェリック(1994年製作の映画)

3.2

西部劇タッチのギャンブラー&ペテン師モノで、コメディーの味付けが濃いですね。主演のメル·ギブソン以外にも、彼と良い絡みを見せるジュディ·フォスター、後半に登場して流石の存在感を示すジェームズ·コバーン>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

3.4

葛藤や問題を抱える3人の警察官の三人三様の日常や勤務状況が息の詰まるような映像で描かれていきますが、最後の最後に一つの現場で交錯して予想外の結末を迎えます。でも、かなり無理やりの交錯、遭遇でした。
3
>>続きを読む

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.3

BS12を録画しての鑑賞。バッド·ボーイズシリーズの面白さは、二人の主役ウィル·スミスとマーティン·ローレンスの喋りと絡みにつきますが、アクションが際限無く派手になればなる程本来の二人の絡みの面白さが>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.1

ようやく意を決して伝説的な映画『カッコウの巣···』を観ました。精神病院の非人道性を描いた作品は数多くあって、いずれも感動的なのですが心にドスンと重く響くので、あの鬼才ジャック·ニコルソンが主演を務め>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.8

ジャズファンを唸らせる作品でありながら、ジャズが判らなくても映像作品としても素晴らしい映画ですね。
しかしジャズには様々なジャンルがあるので、描かれていたように鬼教師の要求に1音1リズムずらさずに叩き
>>続きを読む

西部無法伝(1971年製作の映画)

3.6

『西部無法伝』という邦題から西部劇お馴染みの鉄道強盗かおたずね者のガンマンかと思いきや、1860年前後のアメリカ中西部を舞台にしたペテン師コンビの物語。しかもそのコンビが白人と黒人というところが至って>>続きを読む

モ’・ベター・ブルース(1990年製作の映画)

3.5

映画ファンにとってもジャズファンにとっても、この映画は“一粒で二度美味しい作品”ですね。ジャズの、クールでありながらホット、ブルージーでありながらファンキーな様々な表情を、演奏(音楽)と映像(映画)の>>続きを読む

幸福のスイッチ(2006年製作の映画)

3.2

何事にも尖っていた上野樹里が最後には丸くなった、というだけのお話し?
途中、悠長な展開についウトウトしましたが、それでもストーリーは外さずに理解できる程の至ってシンプルなお話しです。

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

3.2

ウィレム・デフォーくらいしか名の知れた俳優が登場しないB級ホラー映画。少なくとも映画館でお金を払って観る価値はないですね。或いは若いカップルが肝だめしのノリでデートで観るのには良いかも···多少恋愛モ>>続きを読む

暴力脱獄(1967年製作の映画)

3.6

刑務所からの脱走を描いた作品はアメリカ映画には沢山あります。基本的には、どの作品も奇抜なアイデアやアクロバティックな身のこなしで鉄壁の防御を誇る刑務所を見事に抜け出し、非情な所長や暴力的な看守を出し抜>>続きを読む

13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.2

史実に基づく話だけに緊迫感はありました。一方、言葉が通じない国で誰が味方で誰が敵か判らない混乱の中の攻防戦が展開されますが、判らないのは敵味方だけでなく、観ている私達には特殊部隊員の顔の区別が付きませ>>続きを読む

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.7

英国初の女性首相サッチャーの人生を描いた映画という事で、皆がよく知っているだけに「ストーリーに新鮮味なく、映画としてはどうなの?」という疑心暗鬼で観始めましたが、さすがアカデミー賞を受賞しただけあって>>続きを読む

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.8

原作のコミックやアニメ版『沈黙の艦隊』の予見ない者としてのコメントです。
海戦モノの戦争映画の中でも潜水艦が舞台となった映画には、古くはロバート·ミッチャム艦長の『眼下の敵』、ショーン·コネリーのラミ
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

新しいけど懐かしいゴジラです。懐かしくも新しいゴジラとも言えますね。怪獣映画という範疇に止まらず、海戦スペクタクル、社会派人間ドラマでもあります。
さすが『三丁目の夕日』の山崎貴監督が撮るゴジラはこれ
>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.5

子供の頃、何歳だったかは覚えていないが家の白黒テレビで観た記憶。近々最新作『ゴシラ -1.0』を劇場で鑑賞するに当たって、このオリジナル·ゴシラを“大人の視点”で見直したいと思っています。新旧対比が楽>>続きを読む

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

3.2

巨匠ハワード·ホークス監督の伝説的コメディー映画であり、『赤ちゃん教育』という邦題が何とも映画に似つかわしくない題名なので身構えて鑑賞しましたが、期待していた内容とは大きく乖離していました。
ユーモア
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.0

あくまでも個人的な好き嫌いの問題です。世代によっては共感を得るのかもしれませんが、私的にはお金を払って映画館で観るレベルの映画とは思えませんでした。「観終わった時に題名の意味を知ることができる」それだ>>続きを読む

脱出(1944年製作の映画)

3.6

1940年代のハンフリー·ボガート作品を比較したくて、昨日の『マルタの鷹』に続けて当作品を鑑賞しましたが、Filmarksでの評点通りにこちらの方が数段良かったです。
理由はストーリーがシンプルで敵味
>>続きを読む

マルタの鷹(1941年製作の映画)

3.2

ハードボイルドの代名詞“ハンフリー·ボガート”主演の探偵映画ということでかなり期待して鑑賞しましたが、ちょっとガッカリの結果でした。
秘宝“マルタの鷹”を巡るサスペンスという構想は悪くないのですが、1
>>続きを読む

太陽は動かない(2020年製作の映画)

3.2

この監督は日本版ミッション·インポッシブルが撮りたかったのか?!残念ながら藤原竜也はトム·クルーズには成れなかったというだけのお話し。それと韓流スターに下手な日本語を喋らせるのも、聞く方は辟易しますね>>続きを読む

地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)

3.5

不思議な感覚を味わうことができる映画です。父親と息子の反駁は映画でも普遍的なテーマですが、父親の不倫と主人公の不倫の関係性に意外なオチがありましたね。
どこまで原作に沿った内容であったのか浅田次郎の小
>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.6

な、な、なんと!クリント·イーストウッド92歳にして主演まで張った監督作品ですが、なかなか味のあるロードムービーです。腰が曲がって、歩みもトボトボの老カウボーイの姿は、演技ではなく素のイーストウッドな>>続きを読む

マーベリックの黄金(1971年製作の映画)

3.0

あまり観る機会の無いレアな西部劇をNHK BS-Premiumではたまに放映しますね。当作品もその類いで、珍しさ故に観ましたが、残念ながらそれ以上の観る意味はなかったです。
ストーリーの粗雑さ、敵味方
>>続きを読む

ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

3.4

BS-Premiumを録画しての鑑賞。
TVアニメでお馴染み『アルプスの少女ハイジ』の実写版で、安心して見ていられるストーリーです。全く毒っ気のないお話しなので、小学校の教育現場でも活用できますね。
>>続きを読む

ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.5

“秀逸”とまではいかないが、そこそこ引き込まれるレベルのサスペンス映画です。
英国の元首相のスキャンダルなのでしょうが、それが殺人が行われる程の大スクープなのかが今一つパッとしないまま、“死人に口無し
>>続きを読む

忠臣蔵(1958年製作の映画)

3.3

8/1放送のBS12を録画したものの、どう考えても真夏に忠臣蔵は合わないので10月中旬の今日まで鑑賞を引き延ばしてきました。
長谷川一夫の大石内蔵助は1958年公開の当作品の他に、1964年のNHK大
>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

岩井俊二監督のオリジナル脚本とのことですが、一見恋愛小説を原作としたようなストーリーです。観る人夫々でしょうが、私的には若干取って付けたようなわざとらしさを感じました。
俳優としては学生時代の神木隆之
>>続きを読む

ショウ・ボート(1951年製作の映画)

3.3

1951年公開作品ですが描いているのはまだ奴隷制度が生きていた時代の南部アメリカ。ミシシッピ河を蒸気船が往き来して、綿花畑では黒人達が花摘をさせられています。
ショーボートの上で賑やかに華やかに繰り広
>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

3.8

もっと古い映画かと思っていましたが、2013年公開とは意外とまだ新しい映画ですね。もはや今の時代、何かを調べたい時にはスマホで何でも簡単に調べられるようになって、辞書を引くという習慣が廃れてしまってい>>続きを読む

ブラック・ビューティー/黒馬物語(1994年製作の映画)

3.6

よくTVコマーシャルの世界で、「ネタ切れなら子供か動物を使えば外さない」と言われますが、映画の世界でも“動物モノ”は普遍的に良い物語が多いですね。
この作品は馬が主人公であり、馬の視点·言葉でその出生
>>続きを読む

恐怖の岬/ケープ・フィアー(1962年製作の映画)

3.8

マーティン·スコセッシ監督のリメイク作品を観て以来、オリジナル『恐怖の岬』の鑑賞機会を待っていましたが、ようやく観ることが出来ました。
いや~怖かった!
1962年の作品でカラーが可能なのに敢えてモノ
>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.4

遠藤周作の原作を読んでいたので、果たして奇才マーティン·スコセッシ監督がこの難しいテーマをどう描くのかに興味がありました。
まずキリシタン弾圧の過酷さ残虐性は、歴史で学んでいたので日本人の私には想定内
>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

3.4

シリーズ1作目で感じたワクワク感や戦闘場面での凝った演出も、2作目では新鮮味がなくなり陳腐化してしまいます。この手の傭兵ソルジャーモノは倒す相手の手強さや邪悪さが強ければ強い程、勧善懲悪の痛快さや爽快>>続きを読む

マグノリア(1999年製作の映画)

3.4

著名映画祭での受賞歴も含め評価の高い作品でありますが、観る人で好き嫌いは別れると思います。
映画をロジカルに論じたがる人にとっては格好の評論対象でしょう。一方、映画を娯楽の対象でよいと思っている人には
>>続きを読む