chitchipapaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.8

斬新な脚本によるハイセンスなコメディーです。
何よりもGoogle本社を舞台にすることがチョー斬新で、そこで描かれている世界そのものも我々フツーのサラリーマンからすると想像を超えたオフィス環境で、これ
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ロスト・イン・スペース(1998年製作の映画)

3.0

昭和世代にはTVドラマシリーズが懐かしい『宇宙家族ロビンソン』のリメイク劇場版ということで楽しみにして観ましたが、やはり今から25年も前のSF映画なのでCG等の特撮技術も安っぽく、残念な結果で終わりま>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.1

出演俳優の豪華さから大きな期待を持って鑑賞しましたが、残念な結果で終わりました。
理由は、井上ひさしの原作の足元にも及ばない脚本の至らなさ(下手さ)につきます。登場人物とその登場場面の状況説明が不明瞭
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.1

この映画は評価がどうのこうのと言う前に観る者で好き嫌いが二分する作品ですね。
私は少なくとも好きではありません。理由は、まず主人公のキャラクターをどうしても受け入れることができない。嘘に嘘を塗り重ねて
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6

新種のウィルスによる世界的なパンデミックの恐怖を描いた作品で、似た映画にダスティン・ホフマン主演『アウトブレイク』を想起させます。
この作品が、新型コロナが世界中で猛威を奮う10年前に作られたとは信じ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

彗星の地球衝突による人類滅亡の危機を描いたSF映画かと思いきや、製作者側が訴えたかったのはアメリカの政治と物質文明への痛烈な皮肉です。
メリル・ストリープ演じる女性大統領は明らかにヒラリー・クリントン
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.3

アメリカでは一般的な“里親&養子縁組み”の悲喜こもごもを描いた作品で、範疇はコメディーとなっていますが、真面目なファミリードラマの印象の方が強いです。
残念ながら我々日本人には馴染みが薄いため、今一つ
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.1

一応サスペンスですが柄本明と余貴美子が揉み合う場面はほとんどコントで、死体が三体並んだ時は思わず笑ってしまいました。果たしてあの場面、笑いを取る演出だったのかしらん?そうでなくて真面目なシーンであった>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.2

多くの方のレビューにあるように、確かに洋画では『スタンド·バイ·ミー』のコンセプトに重なりますし、邦画では『少年時代』に同じ香りがします。
少年達のひと夏の冒険と友情と別れの物語。そして当作品には再会
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.1

マーティン·スコセッシ監督とレオナルド·デカプリオのコンビとなれば、一筋縄ではいかない映画であることは予想していましたが、いやはや3時間の苦行になりました。
まず主人公は善人ではないのでヒーロー感が感
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追憶(2017年製作の映画)

3.3

過去と現在のストーリーを往き来しながら、25年前のある事件と25年後に再会した3人の少年達が背負ってきた重すぎる記憶を伏線にしたサスペンス映画です。意外な結末は、読めませんでした!ネタバレ厳禁!!

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.1

大泉洋と柳楽優弥のダブル主演と言って良い程に二人の演技が素晴らしく、浅草の人情や温かさが滲み出た作品です。
脚本と監督を務めた劇団ひとりの才能にも驚かされましたし、何よりも今や“世界の北野”と称される
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峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.2

戊辰戦争の中の北越戦争に於ける長岡藩家老 河井継之助の活躍と最期を描いた作品で、歴史ファンとして大きな期待を持って鑑賞の機会を待ち望んでいました。
結果としては、史実の方がはるかに激烈ですし、河井継之
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

本や雑誌離れによって苦境に直面する出版業界を題材にしたのが新鮮で、逆転に次ぐ逆転に最後まで結末が予測不能でした。
しかし残念ながら出版業界自体が地味な業界なので、トリックのスケールが小ぶりで逆転劇の衝
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.4

冷凍冬眠、時空間移動、ヒト型アンドロイド等といったSFサイエンスフィクションの手法を上手く絡めたサスペンスで、日本映画としては観るに耐える作品です。
同じタイムトラベルでも当作品の特徴は、未来が近未来
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パリで一緒に(1963年製作の映画)

3.5

ウィリアム·ホールデンとオードリー·ヘプバーンというハリウッドの2大スターが最も輝いていた時代のお洒落な作品です。
パリを舞台に劇中劇の形式を取りながら、随所に軽妙な掛け合いが笑いを誘います。その笑い
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.9

シリーズ3作目ですが、単作として観ても十分通用する力作と言えます。
戦闘場面のスケール感や肉弾戦のアクションが前2作を凌駕していて、製作現場のスキルアップが見て取れます。
また“戦/いくさ”映画の醍醐
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.1

奇想天外な発想と優れた演出で映画ファンの度肝を抜いたターミネーター·シリーズも、もはやリメイクを繰り返しても新鮮さは何も感じません。
むしろこのシリーズが人類に警鐘を鳴らした人工知能の暴走が、既に今の
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

NHK BS-Premiumを録画しての鑑賞。全国的に熱中症警戒アラートが発令されている猛暑の午後に、一服の清涼剤のような清々しい作品を楽しむ事が出来ました。
物語はミュージシャンのサクセスストーリー
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.2

もしこの映画を宮崎駿作品と知らずに、一切の思い入れ無しに鑑賞したとしたら、果たしてスコア何点つけるだろうか?それを考えた結果の3.2です。
加点はひとえに作画の美しさ、繊細さ、動きある描写の素晴らしさ
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9デイズ(2002年製作の映画)

3.1

携帯型核爆弾を巡る武器商人とCIA、テロリストの三つ巴の争いを描いたスパイアクションモノですが、コメディアンのクリス·ロックが主役でもあるのでおのずから軽妙な語りが随所に笑いを誘います。
ダブル主演格
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.6

傭兵の活躍を描く『エクスペンダブルズ』シリーズ第3作目ですが、ベテランアクションスター陣の同窓会的ノリが楽しい娯楽作品に仕上がっています。
“ベテラン組”と“新人組”の意地の張り合いや、ベテラン同士の
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たくましき男たち(1955年製作の映画)

3.5

NHK BS-Premiumを録画しての鑑賞。
クラーク·ゲイブルが主役でロバート·ライアンが脇役を務めた西部劇です。一人の女性ジェーン·ラッセルを巡って恋敵となりますが、地位と金のあるロバート·ライ
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馬と呼ばれた男(1969年製作の映画)

3.2

BS12を録画しての鑑賞。ダスティン・ホフマン主演の『小さな巨人』とほぼ同じ時期に公開された西部劇ですが、この作品も先住民族インディアンの野蛮性を見直そうという1960年代アメリカ映画界の流れを汲むも>>続きを読む

⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

3.0

『山猫は眠らない』シリーズは毎回監督を替えながらも基本は外さずにスナイパーモノの王道を見せてくれてきましたが、シリーズ8作目の当作品はかなり路線を外れてしまいましたね。
まず敵役、ワルの黒幕が小者過ぎ
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山猫は眠らない6 裏切りの銃撃(2016年製作の映画)

3.4

『山猫は眠らない』シリーズは内容に連続性がなく一話完結なので、ランダムかつ気軽に観ることが出来ます。テレビ東京の午後ロードショーを録画しておいて、重厚な作品で疲れた後の“お口直し”に観るのに適当ですね>>続きを読む

小さな巨人(1970年製作の映画)

3.6

BS12を録画しての鑑賞。
一見すると西部劇ですが、内容は主人公(ダスティン·ホフマン)の数奇な人生を通じてアメリカ近代史に於けるインディアン虐殺の史実に正面から向き合った作品です。
西部開拓史の白人
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.7

TVK(テレビ神奈川)はたまにレアな映画を放映してくれますが、この作品もコマーシャリズムに立ち向かうような至って趣味性の高い映画です。最初は暴力的で刺激性のある映画かなと思ってかなり身構えて観始めまし>>続きを読む

限りなき追跡(1953年製作の映画)

3.2

正統派の西部劇ですが、ロック·ハドソン演じる主人公は期待した程強くはないです。
ストーリーも追跡と復讐ですが、追跡劇に主体があって、復讐としては胸がすく程の爽快感はありません。
やはり西部劇は派手なガ
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ナバロンの嵐(1978年製作の映画)

3.2

名作『ナバロンの要塞』の続編として何と17年も経ってからの企画なので、もはや柳の下のドジョウはとうに逃げてしまいましたね!
何を間違ったか戦争スペクタクル映画にコミカルな味付けを加えてしまった上に、配
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レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

3.8

NHK BS-Premiumを録画しての鑑賞。
アメリカ中西部の美しい自然を舞台にした人間ドラマ、家族愛の物語です。
政府の先住民政策に疑問を感じて騎兵隊を除隊した大尉(父親)とその三人の息子達の数奇
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.3

私にとって映画鑑賞は娯楽であり息抜きなので、基本的には楽しかったり悲しくなったり、笑ったり憤ったり、ハラハラしたりドキドキしたりしたいのです。そして、この作品はカンヌ国際映画祭で賞を取ったという事で、>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.6

ヤクザ組織に送り込まれた潜入捜査官のお話、と書けば洋画·邦画にお馴染みの設定ですが、この作品ではV6の岡田准一が演じているというのが一番のウリでしょう。
元アイドルグループ上がりと言えば木村拓哉も映画
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.7

ブロードウェイ·ミュージカルが原作のミュージカル映画ですが、伝説的黒人女性グループ“シュープリームス”とリードボーカルのダイアナ·ロスの実際のサクセスストーリーがベースとなっているだけに、なかなか見応>>続きを読む

散り椿(2018年製作の映画)

3.6

こういうテイストの日本映画(正統派時代劇)は大好きです。
この作品について言うならば、殿様の居ぬ間に私腹を肥やす上代家老と、その悪事を暴こうとする正義の剣術使いの争いが、緊迫感ある中で静かに進んでいき
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ライフ(2017年製作の映画)

3.5

宇宙船という閉鎖空間でのパニックを描いたエイリアンモノの王道ストーリーです。
そもそも未知の生命体に対する基本中の基本を無視した、無防備な研究者が招いた悲劇ですね。
映像作品としてはISS国際宇宙ステ
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